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簡単にはできないピアノ移動!ピアノの移動は危険と隣り合わせ?

投稿日:2017-08-31 更新日:2019-03-22

簡単にはできないピアノ移動!ピアノの移動は危険と隣り合わせ?

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

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趣味や習いごととして、あるいは家族から譲り受けるなどして、家にピアノをお持ちの方は多いのではないでしょうか。引越しや部屋の模様替えの際に頭を悩ませがちなのが、大きくて場所をとるピアノをどうするかです。

脚にキャスターのついたピアノもありますから、そのまま引きずったり複数人で持ち上げたりして移動させたくなるでしょう。しかし、安易にピアノを移動させるのはおすすめできません。デリケートなつくりになっているピアノは、移動させるだけで音が狂ってしまう可能性があるのです。

本コラムでは、ピアノの移動を専門のプロに任せたほうがよい理由と、業者に依頼する際の注意点や相場などをあわせて解説していきます。

ピアノはとてもデリケート!移動は専門のプロに頼むのが無難

一般にピアノとして扱われている楽器には、大まかに分けて「電子ピアノ(エレクトーン)」、「アップライトピアノ」、「グランドピアノ」の3つの種類があります。このうちアップライトピアノとグランドピアノの移動には、十分な知識と技術が必要です。

以下に、ピアノの移動を安易におこなうことができない理由をまとめました。

ピアノは非常にデリケートな「弦楽器」

電気を使ってスピーカーから音を出す電子ピアノを除いて、ピアノは鍵盤に連動してハンマーが弦を叩き音律を奏でる「弦楽器」と呼ばれるカテゴリの楽器です。かなりざっくりとした分け方になりますが、ヴァイオリンやギターの仲間ともいえます。

弦楽器に共通する特徴としてまず挙げられるのが、音質を左右する弦の部分が非常にデリケートに出来ていることです。

弦は90kgにもなる強い力でピンと張られているため、ちょっとした衝撃や振動などで簡単に切断されてしまったり、張り方がゆがんでしまいます。

弦が切れてしまえば当然音は鳴らなくなりますし、弦の張る力(張力・テンション)がわずかに変わるだけでも音階は大きく乱れることがあります。安易にピアノを動かすと、それだけで音の出方が狂ってしまうかもしれないのです。

そのため、ピアノを移動させるには、「ピアノの動かし方」を熟知した作業者が必要になります。また狂ってしまった音階をもとに戻す調律作業をおこなう必要も出てくるので、やはり素人が安易に動かすべきではありません。

さらにピアノは鍵盤のフタやぺダル、大きく開いた「屋根」など動かせる部位が多いことも特徴です。ピアノを移動させる際にこれらの可動部位をしっかり固定しておかないと、手を挟んでしまったり、勢いよく閉じて破損してしまうといったトラブルも起こりうるのです。

ピアノは大きくて重たい「重量物」

当然といえば当然ですが、ピアノは大きくて重たい楽器です。比較的小型なアップライトピアノであっても約200kg(大人3人分)の重量があります。安易に持ち上げて動かせば、壁や柱にぶつかって破損させてしまったり、人にぶつかってケガを負わせてしまうかもしれません。

ぶつかるだけならともかく、万が一ピアノの下敷きになってしまうようなことがあれば命にかかわる大ケガにつながるおそれもあります。重量物を安全に運ぶには、専門のプロの力を借りるのが無難といえるでしょう。

ピアノは中古でも30万円以上が相場と「高価」

ピアノは適切にメンテナンスすれば何十年単位で使うことのできる楽器なので、新品を購入する機会は少ないかもしれません。家族などから譲り受けることもあるでしょう。そのためあまり意識していない方もいますが、ピアノは非常に高価な楽器です。

もちろんメーカーによって価格は大きく変動しますが、中古ピアノは小型なアップライトピアノで約30万円~、大型なグランドピアノであれば約70万円~600万円の高値がつきます。

将来ピアノを売却することがあれば、当然状態のよいものの方が高額で買い取ってもらえます。破損のリスクを減らし、資産としての価値を保つためにも、プロにピアノの移動を依頼するのがよいといえるでしょう。

ピアノを運べるのは「決まった人数のみ」

安全にピアノを移動させるなら、大人数で力を合わせて運べばよいと思われるかもしれません。しかしピアノを運べる人数は決まっています。より正確にいうと、決まった人数でしか運べないようにピアノ自体が設計されているのです。

ピアノを運ぶことのできる人数は、大抵の場合アップライトピアノで2人、グランドピアノで3人だとされています。

重量物を持ち上げるということは持ち上げる部位に全重量の何分の1かが、かかり続けているということです。鍵盤などとくにデリケートで弱い部位に重量の負担がかかれば、ゆがんだり破損してしまうおそれがあります。

そのためピアノには持ち上げられる部位が設計段階で決まっています。その場所の数がすなわちピアノを運ぶことのできる人数というわけです。このことから大勢でピアノを一気に持ち上げることはできず、ピアノ移動のノウハウを持った限られた人数で運ぶ必要があります。

簡単にはできないピアノ移動!ピアノの移動は危険と隣り合わせ?

キャスター付きなら押して移動させられる?ピアノの安定性について

市販されているピアノの多くには、脚の部分にキャスターがついていてピアノを移動させられるようになっています。そのため、個人でもピアノを押して運ぶことができるように見えるかもしれません。

しかし、キャスターだけでピアノを移動させることも避けたほうがよいとされています。

まず、ピアノを押して動かすのには大変な労力がかかります。前述の通りピアノは小さい物でも200kg近い重量があり、いかにキャスターがついているといっても相当な力で押さないと動きません。米袋を20袋積んだ台車を押して動かすことをイメージすると、わかりやすいのではないでしょうか。

そして、ピアノを「押す」という行為自体がそもそも危険です。ピアノは200~600kgの重量をたった3~4本の脚とキャスターで支えているため、接地面にはかなりの負荷がかかっています。

ちょっとした起伏にひっかかったり、キャスターがうまく動かないまま押し続けると、脚部の負担が限界を突破してキャスターが壊れたり、脚が折れてしまうかもしれません。ピアノだけでなく、床に傷がついてしまう可能性も考慮しておくべきでしょう。

また、ピアノは細い脚で大きな本体を支えているという構造上、重心が高い位置にあります。そのためピアノは不安定で倒れやすく、不用意にピアノを押せば、ピアノ自体の破損だけでなく作業している人が下敷きになってしまうおそれもあるのです。

こうした理由からキャスター付きのピアノであっても、安易に動かさないほうがよいとされてています。ピアノを移動させる場合はできるだけ実績のノウハウのある引越しや運送のプロに任せるようにしましょう。

ピアノの移動を業者に頼む際に、確認すべきポイント

ピアノの移動は複数人で重量物を運ぶ大掛かりな作業になります。業者に移動を依頼する場合は、以下のようなことを事前に確認しておくようにしましょう。

通路の確保

ピアノをどこから運びどこへ設置するのかが重要です。階段が使えるのか、エレベーターがあるのか、一戸建てなのかマンションなのかなど、搬出ルートの確保が必要です。また人力で運べないときはクレーン車などを使用するときもあるので、ルートの確保は必須です。

調律

ピアノはとても繊細な楽器です。そのため移動した後には調律を行うとよいといわれています。業者によっては調律のサービスを行っているところもあるのであわせて頼んでみてもいいかもしれません。

作業当日の天候

木材や樹脂と金属の弦を精密に組み合わせて作られているピアノは、湿気や直射日光に大きく影響を受けます。できるだけ雨の日は避け、素材の劣化を防ぐためにも移動した後は直射日光があたる部屋を避けるようにしましょう。

ピアノの移動にかかる料金の相場とは?

ピアノの移動を業者に依頼した場合、どれくらいの料金がかかるのでしょうか。以下に、主な3種類のピアノごとの移動費用の相場をまとめました。

電子ピアノ

電子ピアノは、ヤマハ製の「エレクトーン」をはじめとした、弦楽器ではなく電子制御で音を鳴らす家庭用の安価なピアノ(オルガン)です。弦を使うピアノに比べると小型で、弦を使っていないので動かしても音階が狂わないという利点があります。

通常の家電と同じように移動でき、移動後の調律も必要ないため、移動費用は比較的安く済む傾向にあります。搬出から搬入設置まであわせて、1~3万円程度が相場です。

アップライトピアノ

アップライトピアノは、弦を縦方向に張ることで横幅をおさえコンパクトな構造にした小型のピアノのことです。弦を叩いて音を出す、弦楽器としての「ピアノ」の中では、アップライトピアノは安価な部類に入ります。

サイズが小さいので分解せずそのまま運び出すことができ、作業者の数も2人で済むため、後に触れるグランドピアノより移動費用をおおむね安く済ませられます。ただし、弦楽器なので移動後の調律が必要になるケースがあることは考えておきましょう。

移動費用の相場は2~4万円ほどだとされています。

グランドピアノ

グランドピアノは、弦が横方向に張られている大型のピアノです。いわゆる「学校にある音楽室のピアノ」を想像するとわかりやすいかもしれません。グランドピアノは総じて横幅が広く、そのままではドアを通すことができないため、分解して移動させるのが一般的です。

そのため、移動費用に加えて分解と組み立てにかかる工賃が追加で発生します。また分解して組立てれば当然調律もし直しになるため、移動したあとピアノを弾くためには調律作業もセットでおこなわなければなりません。

グランドピアノの移動には3人必要になることも費用に大きく影響します。分解、運送、組み立て、調律までおこなって、大体3~7万円程度が相場になるそうです。

移動に重機が必要になるケースも

ピアノのサイズ次第では、運送するにあたってクレーン車などの重機が必要になることもあります。重機を駆り出すことになれば機材費用も追加で発生するため、一概にこの値段でピアノの移動ができると断言することは難しいです。

ピアノの移動を業者に頼む場合は必ず事前に費用の見積もりをとり、できれば複数の業者から見積もりを出してもらうようにしましょう。

まとめ

ピアノは重量があり、重心が高く不安定なので、キャスター付きのものであっても安易に動かすことはさけるべきです。高価でデリケートな楽器であるピアノの移動は、運送のノウハウをもった専門のプロに任せるのが無難といえるでしょう。

ピアノの移動費用は、ピアノの種類や大きさ、移動距離や必要機材などによって大きく変動します。プロに依頼する場合は複数の業者に見積もりをとるようにすると、移動費用を安く抑えやすいためおすすめです。

ピアノ運送を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ピアノ運送」をご覧ください。

(この記事は2018年11月02日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
編集者:ともき
古いアパートで雨漏りの被害に悩まされたこともあり、家の外壁や屋根には人一倍注意を払うようになった。注意ポイントなどがしっかり伝わるよう心掛けている。

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2019-03-22 13:00:07
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