引越しで大型家具だけ・家電のみ送りたい！費用相場と限界まで料金を安くするコツ

荷物が家具だけ！種類別引越し費用相場目安

大型家具のみを引越しする際、家具の種類別に「運べるプラン」と「費用の目安」をまとめました。

※それぞれ東京都内、通常期での配送料金目安となります
※各表の料金相場はあくまで目安で実際の見積もり金額とは異なる場合があります

ベッドだけ引越しする料金

	適用	料金相場目安
引越し業者の専用プラン	〇	8,000円～
単身パック	×	–
らくらく家財宅急便	〇	15,050円～
赤帽	〇	4,500‬円～

※シングルベッド

大型家具の代表格ともいえるベッドを引越しで運搬する際、基本的に解体・組立て作業が必要となります。

そのため、上記料金目安に加えてオプション料金で5,000～10,000円程度かかるものとお考え下さい。

また、マットレスも同時に運ぶ場合は引越し業者の利用をおすすめします。

ヤマトのような小口配送だと別途料金となってしまうので、チャーター式もしくは混載便での輸送だと安く済む可能性が高いのです。

▼ベッドの引越し料金については次の記事で詳しくまとめています。

▼ベッドを単身パックで運ぶ方法については次の記事で詳しくまとめています。

▼マットレスの引越しについては次の記事で詳しくまとめています。

ベッドの引越しは解体と組み立てが必要か要確認

引越しでベッドを運搬する場合、

ベッドのサイズやタイプを事前に確認しておきましょう。

というのも、分解可能のベッドもしくは折りたたみ可能のベッドなど、コンパクトになるベッドであれば安く引越しができる「日通の単身パック」の利用も可能となります。

ちなみに、日通の単身パックを利用して折りたたみベッドを運搬する際の料金は次の通り。

距離	料金
東京⇒東京	18,000円
東京⇒神奈川県	19,000円
東京⇒群馬県	18,000円

※単身パックS（通常期）の料金

分解・組立が必要になるベッドの場合、別途オプション料金がかかると言及しましたが、その中でも特に厄介なのが「IKEA（イケア）」のベッド。

IKEAの家具は基本的に「組立・解体」をしない前提で作られています。

仮に再度組立み直す場合、プラモデルを組み立てるかのごとく複雑な工程が必要となるため、引越し業者では「補償対象外（組立て後のベッドに不具合があっても責任を負いません）」となっているケースがほとんど。

つまりIKEAのベッドを持っていきたい場合は以下の2択になります。

ただ、「IKEAのベッドも組立OK（補償もします）」という引越し業者も存在します。

使用しているベッドがIKEAの場合、依頼したい業者に組立・分解までお願いできるのか（補償対象なのか）事前に確認しておくとよさそうです。

とにかく、引越しでベッドを運ぶ場合「ベッドを運びやすいサイズに解体できるか」の確認が必須だと言えます。

▼洗濯機だけの引越しについては次の記事で詳しくまとめています。

▼洗濯機の水抜きについては次の記事で詳しくまとめています。

▼洗濯機の設置については次の記事で詳しくまとめています。

洗濯機の取り外し・取り付けが必要かで見積もりが変わる

洗濯機の取り外し・取り付け作業は、引越し業者に依頼せず自分で行うことも可能です。

この場合は単純に「洗濯機の運搬費用」しかかからないため、取り外し・取り付け作業代はかかりません。

とはいえ、洗濯機の取り付けを素人が行うと、水漏れや故障のトラブルを起こしてしまう可能性もあります。
下の階に水漏れが起きたら、損害賠償などのトラブルにもなりかねません…

そのため、やはり引越し業者に依頼する方法が確実でおすすめです。

引越し業者に洗濯機の「取り外し・取り付け」の作業を依頼する場合、業者によって料金が異なるので、必ず見積もりをもらって比較しておくことが重要。

ちなみにヤマトに洗濯機の取り付け・取り外しを依頼した場合の料金は以下の通り。

洗濯機種類	作業内容	料金
全自動洗濯機	取り外し	1,500円
	取り付け	3,000円
ドラム式洗濯機	取り外し	3,000円
	取り付け	7,500円

洗濯機の取り外し・取り付け工事も一緒に依頼する場合、その分見積もり料金がプラスになるという事を頭に入れておきましょう。

大型家具の梱包方法は基本必要なし

引越しの際に

と疑問に思う人もいる事でしょう。

結論から言うと、

コンテナBOXを利用する「単身パック」で家具を運搬する場合も、家具1点だけを運んでくれるヤマトの「らくらく家財宅急便」を利用する場合でも、大型家具の梱包は業者が行ってくれます。

自分で梱包する必要があるのは「自力引越し」をする場合に限る、と思っておいて問題ないでしょう。

もし自分で大型家具を梱包する場合、購入した際のダンボールが残っていればそれに入れるのがベスト。
ダンボールが残っていない場合は、タオルケットや毛布などで家財を包んで、さらにガムテープや紐で固定しましょう。

家電についているコンセント類は外したあと、家電本体にガムテープで貼り付けておけば後々行方不明にならずにスムーズに設置することができますよ！

自分で大型家具を梱包する場合、特に気をつけて欲しいのが「洗濯機」と「冷蔵庫」の2点。

重さもある上に、サイズも大きいので梱包には少し工夫が必要です。

冷蔵庫・洗濯機の梱包方法

冷蔵庫や洗濯機を梱包する場合、ベストな方法としては「毛布やタオルケットで全体を包んだあと、さらにダンボールで梱包する」という方法。

柔らかい布で全体を包んだあと、スーパーなどで無料で手に入るダンボールを何枚か貼り合わせて梱包するか、巻きダンボールを購入して梱包しましょう。
忘れがちな、底面や天井面も忘れずに梱包を。

そして一番重要な点として……

冷蔵庫や洗濯機は横にすることを前提に作られていません。

冷蔵庫を万が一横にすると、冷凍機オイルが冷却システム内に入り込み故障の原因となるんです。
洗濯機も同様に、横倒しにすることで洗濯機の回転軸や金属棒がずれて故障する危険性が非常に高いといえます。

冷蔵庫や洗濯機を運ぶ場合は1人で行おうとせず、ケガや故障防止の意味でも必ず大人2人以上で慎重に運びだすようにしましょう。

運搬中に家具や部屋にキズが付いた場合の補償

大型家具や家電の引越しで不安なのは、やはり

この2点ではないでしょうか。

運搬時、業者に養生（壁を保護材でカバーすること）は行ってもらえるものの、落下や衝突などのトラブルでのキズや破損を完全に予防できるわけではありません。

もし、引越し作業中に家具や壁にキズがついた場合は業者側に賠償責任があり、運送業者貨物賠償責任保険にもとづいて補償を受けることができます。

ただ、補償を受けるためにはきちんと業者側の過失を証明しなくてはなりません。

家具や壁についたキズが「作業前からあったものだ！」と主張されてしまっては、事実はどうあれ責任の所在がハッキリとせず、最悪泣き寝入りということも。

引越し作業前にキズが無かったことの証拠として、家具や搬入経路の写真を撮って残しておくことが一番の対策になりますが、壁や家具をいちいち写真に残すのも大変ですよね。

せめて、引越しが済んだらすぐに壁や家具・家電の状態の確認をし、できる限り早く申し出るようにしましょう。

引越し作業日から時間が経てば経つほど、作業後にこちらの過失で付いたキズだと思われてしまって補償が受けづらくなります。
引越し作業で付いた家具の破損や壁のキズには可能な限り早く気付いて、引越し当日、遅くとも翌日には申し出ることが理想ですね。

引越し前に大型家具・家電を減らしたい場合の処分方法

引越しを機に「大型家具・家電を処分したい！」という人も多いはず。

不要な家具家電は極力処分して、持って行く荷物を少なくすればその分引越し代を安くすることができますよね。

大型家具・家電の処分方法は主に次の3つ。

それぞれについて詳しく解説します！

状態の良い家具・家電はリサイクルショップで売却できるかも

状態の良い家具や家電であれば、リサイクルショップで売る方法がおすすめ。

思わぬ高値がつくこともあるので、何かと物入りな引越しでは嬉しいですよね。

大型家具は、そもそもリサイクルショップに持っていくのが大変ですが、大手リサイクルショップ（ハードオフ、トレジャーファクトリー、買取大国など）では無料出張買取を行っています。

とりあえず査定だけしてもらって、料金に納得できなければ別の方法を検討することもできますよね。

不用品回収業者に回収してもらう

処分したい家具・家電が何点かある場合は、まとめて不用品回収業者に回収してもらう、という方法もあります。

基本的にはどんな家具・家電も回収してもらう事が可能で、家電リサイクル法対象の家電（エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫）も回収可能です。
※リサイクル料金は別途支払う必要があります。

「いくらで回収してもらえるのか？」という点ですが、要見積もりになるため実際に処分する荷物を業者に見てもらう必要があります。

不用品回収業者は数多く存在しますし、料金設定も各社でかなり異なるため、複数社から見積もりをもらって比較しておくとよいでしょう。

最悪引越し業者に回収してもらう

引越しの見積もりの際に「不用な家具家電も一緒に回収お願いします」と伝えるのが、一番手っ取り早くてカンタンです。

別で不用品回収業者を探す手間もありませんし、リサイクルショップに売りに行く必要もないため、最も効率よく処分することができます。

大手の引越し業者で、不用品回収を行っている引越し業者をピックアップしてみました。

引越し業者に不用品回収を依頼した場合、もちろん「回収料金」は別途必要となります。

「引越し料金+回収料金」で安い見積もりをもらうためには、複数の業者の料金を比較して、その中で一番安い業者に依頼することになります。

複数社からまとめて見積もりをもらうなら、提携業者の多い「引越し侍」の一括見積もりサービスの利用がおすすめ！

「作業内容」の項目内にある“不用品の処分”にチェックを入れれば、不用品回収をしてくれる業者の料金を簡単に比較することができます！

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大型家具や家電のみ引越し業者に依頼した人の口コミ評判

実際に、大型家具や家電のみを引越し業者にお願いした人たちの口コミ評判を紹介します。

ベッドや冷蔵庫など大きい家具家電だけ引っ越す人は珍しくありません。
中にはピアノの引越しを依頼する人も。

ちなみに電子ピアノは家電として引越し業者に運搬してもらえますよ。

▼電子ピアノの引越しを安くする方法や注意点はこちらの記事で解説しています。
引越し先でも電子ピアノ演奏を楽しみたい人はぜひ参考にしてください。

まとめ

引越しで大型家具や家電のみを運んでもらえるプランは数多くあります。

「大型家具の引越しで安い業者はここ！」とズバリ結論を出したい所ですが、住居環境・距離・家具の種類によって料金が異なるため、結局のところ各社の見積もりを比較しなくては分かりません。

ただ、いちいち引越し業者の見積もりを依頼して比較するのは大変かと思います。
当記事で紹介した、引越しプランからまとめて見積もりの比較ができる、インターネットの無料見積もりサービスを利用してみるのはいかがでしょうか。

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また、引越しでは家具や家電のみを運搬する場合、大きな荷物なだけあって引越し作業が難しくなることが見込まれます。
費用だけではなく、家財や壁のキズなど、万が一のトラブルの対策を可能な範囲内でしておくことが大切です。