引越しをする時、犬や猫などを飼っている方は、かごなどに入れて一緒に引越しをするかたがほとんどではないでしょうか。しかし、熱帯魚や金魚などはどのように引越しを行うのでしょうか。
そこで今回は、水槽の引越しの方法や注意点などをご紹介していきます。
水槽の引越し方法はなにがある?
水槽の引越しは、引越し業者が対応してくれない場合もあるようです。事前に業者に問い合わせて確認する必要があります。
引越し業者が水槽の引越しに対応していない場合には、「自分で運ぶ」か「専門の業者に依頼する」かのどちらかになります。
水槽が大きい場合や引越しの距離が長い場合には専門の業者に依頼する方が安心かもしれません。
水槽の引越し-運ぶ準備
熱帯魚や金魚など水槽に住んでいる魚たちにも、引越しの1ヶ月ほど前から必要な準備があります。1ヶ月前から、魚たちが新しい水に慣れるようにしましょう。引越しの後の水槽の新しい水は、魚たちにとっては大きなストレスとなり、体調を崩す原因にもなってしまいます。あらかじめ新しい水に慣らしておくと、ストレスを軽減させることができます。水槽の引越しが1ヶ月後まで迫ってきたら毎週水換えを行い、少しずつ水に慣れさせる作業を行いましょう。
引っ越しの1週間前後になったら、魚たちを常温に慣らす作業を行いましょう。水槽の引越しの時は、ヒーターなどによる水温管理ができないため、この作業を行っていないと急激な温度変化で最悪魚が死んでしまうこともあります。引越しの1週間前くらいからヒーターやクーラーなどの出力を下げ、徐々に水温を常温に近づけましょう。
引越しが2~3日に迫ってきたら、魚たちを絶食させましょう。しかし、突然絶食させるのではありません。2~3日かけて少しずつ魚にあげるエサの量を減らして前日には絶食させましょう。水槽の引越し作業中は、水槽よりも狭いビニール袋などに梱包されるでしょう。このような狭い環境では、魚たちがした糞による著しい水質の悪化が考えられます。この作業を行うことで、魚たちが移動中に糞をして水質を悪化させることを防げるのです。
専門の業者に依頼をせずに自分で水槽の引越しを行う場合には、次のものを準備する必要があります。
・丈夫なビニール袋
・酸素スプレー(運搬時間が1時間以上かかる場合)
・輪ゴム
・緩衝剤(ない場合は丸めたタオルなどで代用可)
・ポリタンク
・クーラーボックス(発泡スチロールなどでも可)
・【夏】保冷剤
・【冬】使い捨てカイロ
新居に到着したら、水槽の立ち上げをすぐに行う必要があります。いつも水槽のお手入れに使用している道具も必要となるので、水槽の引越しの当日にすぐ使用できるよう、他の引越し荷物と一緒にしないようにしましょう。
水槽の引越し-注意点
もしも水槽の引越しのときに金魚と熱帯魚の両方を運ぶ時は、必ず金魚と熱帯魚を別にしましょう。なぜなら、金魚が熱帯魚を食べてしまうおそれがあるからです。たとえ短距離の引越しでも必ず別々に運ぶことをおすすめします。
引越しで水槽を運ぶときは、水槽内が乾燥しないように配慮する必要があるでしょう。また、水槽に一緒に入っている水草も乾燥しないように注意するがあります。
水槽の引越し-引越し後の設置方法
新居へ水槽の引越しが到着したら、水槽の立ち上げを行います。この時にもとの水槽の水を利用しましょう。魚たちを運搬するときに一緒にポリタンクなどに入れて運びましょう。それが難しい場合などは熱帯魚ショップなどで分けてもらう方法もあるようです。
熱帯魚や海水魚を水槽に放流する前に、魚が入っているビニール袋を水槽に浮かべ、水温をあわせましょう。水槽に熱帯魚や海水魚を放流したとしても、ストレスで弱っていることも多いため、水槽の引越しを行った当日はエサを与えることを控えた方がよいでしょう。
その後も、熱帯魚や海水魚が元気を取り戻すまで、エサの量を少なくすることをおすすめします。
熱帯魚や金魚などの運びかた
水槽の引越しのときは熱帯魚や金魚の運び方にも注意点があります。
水槽の半分ほどの水をくみ、保存しておきましょう。この水は、引っ越し先で水槽を立ち上げるときに使用します。水槽の水は時間が経つと減っていくため、そのときにくんでおいた水槽の水が入ったビニール袋に魚たちを入れます
運搬時間が1時間以上になる場合には、魚たちを入れたビニール袋から空気を抜いてから酸素スプレーで酸素入れるといいでしょう。運搬の時間が1時間に満たない場合は、酸素スプレーで酸素を入れる必要はありませんが、水を多めに入れておくことをおすすめします。
ビニール袋の口を輪ゴムなどでしっかりと閉じたら、万が一ビニール袋が破れても大丈夫なように、さらにビニール袋へ入れて二重にすると安心できるでしょう。
ビニール袋へ魚たちを入れたあと、緩衝材などの衝撃を和らげる物で包み、発泡スチロールの箱やクーラーボックスの中に詰めましょう。引っ越す季節が夏ならタオルで包んだ保冷材などを入れて水温を下げ、冬ならタオルで包んだ使い捨てカイロなどで温めることで水温の調節をするようにしましょう。
魚を飼育している水槽が金魚鉢のような小さなもので、移動時間が数十分程度の短時間の場合、携帯用エアレーションなどを利用して魚を水槽に入れたまま運ぶこともできるでしょう。この場合には、運んでいる最中に水がこぼれたりしないよう、十分注意しましょう。
まとめ
水槽の引越しは、他のペットとの引越し以上に大変かと思います。きちんと計画を立て、当日スムーズな運搬ができるように心がけるとよいかと思います。
もし困ったことや不安なことがあれば、迷わず専門の業者に依頼する方がよいかもしれません。生き物に対して事故やトラブルが発生してしまったら大変です。取り返しのつかない事態に陥ってしまうかもしれません。
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