引越しの不用品はどう処分すべき?おすすめの買取業者・引越し業者と費用相場

2021.4.30

引越しの不用品はどう処分すべき?おすすめの買取業者・引越し業者と費用相場

引越しの荷物が多いと、引越し料金はどうしても高くなってしまいます。
安く引越しをするためには不用品をあらかじめ処分しておき、必要な荷物だけを持っていくというのが鉄則です。
そうは言っても、不用品ってどのタイミングでどうやって処分したらいいかわからないですよね。

引越し当日に不用品を持っていかなくてもいいように、処分する方法を事前に知っておけば余計な引越し料金を払わなくていいばかりか、荷造りもスムーズに進めることができます。

そこで今回は引越しの際に出る不用品の処分方法と、処分にかかる相場料金について紹介します。

引越しの不用品を処分する方法はなにがある?

不用品の処分方法は大きく分けて「売る」「捨てる」「譲る」となります。

その中でも具体的にどうやって処分すべきか、おすすめの方法を6つご紹介します。

リサイクルショップで売る

状態がいいものであれば、リサイクルショップでは基本的に何でも買い取ってもらうことができます。

重たいものや量が多い場合は、出張買取りで自宅まで出向いてくれるリサイクル業者もあるので便利です。

あまりにも古いものや汚れが目立つものは、価格が付かずに買い取ってもらえない場合もありますが、そのまま無料で引き取ってもらえることも多いので実質タダで不用品を処分することができます。

ただしリサイクルショップで売る場合は、高い値段が付くことは期待しないようにしましょう。

オークションサイト・フリマアプリで売る

オークションサイトやフリマアプリのメリットは、自分の希望する値段を付けられるという点です。

オークションサイトに限っては、思っている以上の値段がつくこともあります。

それとは逆に必ず売れるという保証はなく、売れ残ってしまうリスクもあります。
その場合は結局新居まで不用品を持っていかなくてはいけない…という事も考えられます。

オークションサイトやフリマアプリの利用を考えている人は、ゆとりのあるスケジュールで売りに出すことと、適正な価格を付けるということが必要になってきます。

友人、知人に譲る

譲れる友人や知人がいるのであれば、譲ってあげましょう。
一人暮らしを始める友人などいれば、むしろ喜ばれるかもしれません。

自家用車に乗らない大きな家具などを譲る場合は、ヤマトの家財宅配サービスなどを利用して配送するのがおすすめです。

自治体に粗大ゴミとして処分依頼する

粗大ゴミの回収ルールは自治体によってさまざまです。

回収してほしい品目によって料金が変わってくるので、お住まいの市区町村役場で処分料金を確認しておきましょう。

粗大ゴミを処分できる日程は、あらかじめ年間スケジュールで決まっていることが多いようです。

粗大ゴミの処分日を逃さないように、早めに収集日を確認しておきましょう。

不用品回収業者に処分してもらう

電話1本するだけで回収業者が自宅まで不用品を回収しに来てくれ、事前に料金が知りたい場合は、見積もりを依頼することもできます。

不用品回収業は個人で行っている業者も多く、一般廃棄物収集運搬許可を受けずに営業している場合もあります。

あまりにも安い見積もりを提示される場合は、この許可を受けていない業者の可能性がありますので、複数社から見積もりをもらって料金が適正であるか確認しておくことをおすすめします。

引越し業者に回収してもらう

不用品の処分、買い取りをしてくれる引越し業者も多く、引越しのタイミングで一緒に任せてしまうのが手っ取り早くておすすめです。

引越し業者に依頼すれば、不用品を処分する業者を別で探す手間も省けますし、作業も1日で全て完了するので時間も無駄になりません。

エリアによっては対応していない引越し業者もあるので、自分のエリアが対象かどうか事前に確認しておくとよいでしょう。

引越しの不用品の処分方法

不用品回収を行っている引越し業者

引越し業者 引取り 買取り
サカイ引越センター △(エリアによって異なる)
アリさんマークの引越社 △(リサイクル家電のみ) ×
アーク引越センター △(リサイクル家電のみ) ×
アート引越センター △(リサイクル家電のみ) ×
日通  ×
アップル引越センター

※各社公式HPの掲載情報、電話調査の結果に基づく

サカイ引越センター

ダンボールに不用品を入れて送り返すだけで、不用品を買い取ってもらうことができます。

ダンボールサイズは小・中・大・特大と4種類あるので荷物量に合わせて選べるのも嬉しいですよね。

買取サービスの利用手順

  1. サカイ引越センターの買取専用番号(0120-93-2089)に電話
  2. 希望するダンボールサイズ、住所などを指定
  3. 自宅に宅配キット(ダンボール・送り状・申込書など)が届きます
  4. ダンボールに荷物(不用品)を詰めてサカイ宛に郵送(着払い)
  5. 査定後に指定の口座にお金が振り込まれます

24時間365日受付可能で、離島を含む全国どこでもこのサービスを利用することができます。

テレビや洗濯機などの家電リサイクル対象の電化製品は、リサイクル料金+運搬料(条件によって異なります)を支払えば引き取ってもらうことが可能。

リサイクル家電以外の家具や大きな荷物も引き取ってくれますが、対象エリアが限られていますので、事前に引き取り可能か確認をしておきましょう。

ちなみに、不用品の処分は無料ではありませんので要注意。
(引き取り商品によって料金は変わります)

アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社では、家電リサイクル法対象家電(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)のみ引取りが可能で、リサイクル料金+運搬料を支払うことで引き取ってもらうことができます。

それ以外の不用品は引取りも買取も行っていません。

アリさんマークの引越社は、引越し業界で初めて「家電リサイクル券」の取り扱いを始めており、引越しの見積もりの際に「リサイクル家電を処分したい」と申し出るだけでリサイクル券の発行手続きを行ってくれます。

通常は自分で郵便局にリサイクル券をもらいにいく必要がありますが、アリさんに任せればリサイクル券の発行から処分まで一括して行ってくれるので非常にありがたいサービスです。

アーク引越センター

家電リサイクル対象品目は当日でも引取り可能ですが、それ以外の不用品に関しては一切回収を行っていません。

リサイクル家電を処分したい場合は、引越し当日に申し出ても対応してもらえます。

アート引越センター

アート引越センターでも家電リサイクル対象品目のみ引取り可能です。
それ以外の不用品回収や買取は行っていませんが、リサイクル業者の紹介をしてもらうことができます。

紹介してもらったリサイクル業者とのやりとりは直接自分で行うことになりますが、お住まいのエリアのおすすめ業者を紹介してもらえるのは嬉しいですよね。

日通

家電リサイクル対象の電化製品を引き取ってもらえるのはもちろん、いらなくなったタンスや机などの粗大ゴミも引き取ってもらうことができます。

粗大ゴミの回収は、対象エリアが限られているので事前に相談が必要です。
また、無料での引取りではないので料金についても事前に確認しておくとよいでしょう。

アップル引越センター

アップル引越センターは引越し業者では珍しくリサイクル業者と提携をしています。
そのため不用品を回収してくれるのはもちろん「買取」も行っているのが特徴です。

ただし全てのものを買い取ってもらえる訳ではなく、値段がつかないようなものは有料での回収となる場合もあります。

アップル引越センターは首都圏を中心に営業している引越し業者なので、首都圏以外の引越しを検討している場合は利用ができないのでそこだけは注意が必要です。

引越しの不要品処分のタイミング

不用品の処分は、引越しの訪問見積もりを受ける前に行っておくのがベストです。
つまり引越しが決まったと同時に不用品を選別して、処分し始める必要があります。

訪問見積もりでは実際の荷物量を見に来る訳ですから、そこに不用品があったら料金を余計に計上されてしまうことになります。

そうは言っても訪問見積もりまでに全ての不用品を処分するのは不可能だと思います。
せめて不要なものだけキチンと把握しておき、訪問見積もりの際に「この荷物は当日までに処分します」と言えるようにしておきましょう。

引越しの不要品処分・買取・回収のタイミング

引越しの不用品を処分する費用相場

引越しの不用品処分費用相場

家電リサイクル対象商品の処分費用

品目 料金(税抜)
冷蔵庫 3,400円~(170リットル以下)
4,300円~(170リットル以上)
洗濯機 2300円~
液晶テレビ 2,915円~(15型以下)
3,415円~(16型以上)
ブラウン管テレビ 1,200円~(15型以下)
2,200円~(16型以上)
エアコン 900円~

※参考:一般財団法人家電製品協会

上記のリサイクル料金に収集・運搬料金が加算されます。
収集・運搬料金は国で定められている訳ではなく、収集場所までの距離や家電メーカー、依頼する業者によって異なります。

家電量販店に回収依頼した場合の運搬料金目安は2,300円~2,500円程度、地域の小売店に依頼した場は,2500円~3,000円程度が相場です。

運搬料金の詳細が知りたい方は、依頼する業者に直接問い合わせて確認しましょう。

不用品回収業者に依頼した場合の処分費用

品目 料金
電子レンジ 約980円
電子ピアノ 約2,980円
プリンター 約980円
ソファ 約1,480円
たんす 約980円
食器棚 約1,980円
ベッド 約4,000円
タイヤ 約980円
軽トラック1台分 約25,000円

※不用品回収業者の見積もり料金例

不用品回収業者の中には軽トラック単位で料金を設定している所もあるようです。

不用品の数が多い人は、1点ずつ依頼するよりも軽トラックを利用した方がお得に処分することができるかもしれませんね。

自治体の粗大ごみとして処分する場合の費用

名古屋市を例に挙げて、粗大ゴミの料金を一部ご紹介します。

料金 品目
250円 炊飯器
じゅうたん
照明器具
布団
扇風機
マットレス
ラジカセ
スーツケース
カラーボックス
掃除機
500円 オーディオ機器
ガスコンロ
ストーブ
ホットカーペット
鏡台
1,000円 オルガン
アコーディオンカーテン
マッサージ機
健康器具
テーブル
電子レンジ
1,500円 電子オルガン
ベッド
たんす(高さ120cm以上または幅90cm以上)
書棚(高さ120cm以上または幅90cm以上)

粗大ゴミは自治体によって料金設定も異なり、捨て方のルールも異なります。

お住まいの市区町村のホームページにも料金や処分ルールの記載があるはずなので事前に確認しておきましょう。

引越し業者に不用品処分を依頼した場合の処分費用

アップル引越センターに不用品回収を依頼した場合の相場料金は次の通りです。

品目 料金
カラーボックス(小) 500円
本棚(小) 2,500円
ソファ(小) 3,000円
折りたたみベッド 2,000円
ビデオデッキ 500円
炊飯器 1,000円
テーブル(こたつ、ガラス含む) 1,000円
鏡(姿見) 500円
ノートパソコン 1000円
物干竿 500円
ウォシュレット 2000円

自治体の粗大ゴミで出すよりは少し割高な印象です。

ですが、引越し業者に依頼すれば回収業者を別で探す手間も省けますし、ゴミ収集場所まで自分で運搬しなくても引越し業者が全て運び出してくれるので非常に楽です。

引越し当日に「やっぱりこれは処分しておきたい」というものが増えた場合など、急な処分品でもすぐに対応してもらえるところも便利ですよね。

まとめ

引越しの不用品処分方法で困ったら、かけられる時間と予算に応じて処分方法を検討するとよいでしょう。

たとえば時間にゆとりがあるなら、オークションサイトやフリマアプリを利用して売ってしまうのがおすすめですし、時間にゆとりが無く多少お金を払ってでもいいから処分したいのであれば、引越し業者にまとめて依頼してしまうのがおすすめです。

新生活を気持ちよくスタートを切るためには、不用品の処分をギリギリまで延ばさずに早めに不要なものを選別して、計画的に処分をしましょう。

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