結局、安い引越し業者ってどこ?一番安い料金プランの選び方
引越し業者を決めるなら、誰だって安いところが良いはずです。
ただ先に断っておくと、どの引越し業者が1番安い見積もりを出すかは、利用者の「希望日」「距離」「荷物」次第です。
各引越し業者が、希望した日に依頼された荷物量を指定された距離まで運べるトラックが出せるかどうかによって見積もりは変動します。
つまり、その日その日で、その人その人で、引越し業者の見積もりは変わるんですね。
そのため、あなたの引越し条件に対して出された見積もりを比較してみないことには「一番安い引越し業者」が分からないということになります。
「あなたの条件で一番安い業者」を見つけるためには無料見積もりサービスが相性が良いです。というのも、あなたの引越し条件を1度入力するだけで各社の見積もり比較ができ、一番安い引越し業者が分かります。
…とはいえ、確かに安い見積もりが出やすいと評判の引越し業者は存在します。
結局、見積もりの比較が一番大切ですが比較するからには、ある程度引越し業者をピックアップする必要がありますね。
当記事では「業者選び」の観点で、出来る限り安い料金で引越しするためのコツをまとめています。
目次
安い引越し業者:サカイ引越センター
パンダのマークやお米プレゼントでお馴染みの引越のサカイ、引越しを検討している方なら大体候補に入る程有名な引越し業者ではないでしょうか。
数ある大手の中で安い引越し業者として挙げるならサカイが該当しますね。
というのも、まずサカイの営業スタイルが他社と比べてやや特殊な傾向があり、相見積もりとの相性がとても良いことにあります。
他社とサカイを訪問見積もりに呼んでみると、他社の出した見積もり金額からさらに底値を提案し、即決での契約にこだわる傾向があるのです。要は値下げを積極的に行ってくれる引越し業者ということです。
これはサカイ以外の業者でも該当するのですが、サカイの「引越取扱件数」が平成26年より毎年連続業界No1である実績を考えると、契約に対し他社以上に強いこだわりがあるのは言うまでもありませんよね。
ただし、この値下げが起こりやすいのはサカイ1社に依頼したときではなく他社との見積もり比較をしているとき限定。
サカイ1社で検討している場合でも多少の値引きはあるかと思いますが、競合他社がいない状態では、営業マンにとって契約に至るまでの難易度が低く、値下げ幅は小さくなる印象です。
サカイに引越しを依頼した人のからアンケート調査を行ったところ、次の結果になりました。
他に見積もりを依頼した業者 | サカイの見積もり平均値 |
---|---|
なし(サカイ1社) | 68,622円 |
2社 | 38,800円 |
3社以上 | 38,000円 |
※弊社で実施したアンケートで5~2月/単身者/15km以内(同区市内)の回答データより平均値を算出したもの
おおよそで条件を揃えたデータでも、比較をしたラインから見積もりに大きな開きがあるのが分かると思います。
ただし、値下げは即決との引き換えになるため、サカイの料金を安くしやすくするためには次のポイントを踏まえて見積もりを取る必要があります。
- 比較する3社以上の中にサカイを含める
- 訪問見積もりに呼ぶ順番はサカイを最後にする
安い引越し業者の選び方
引越し業者にもそれぞれ特徴があり、それぞれ得意分野が違うことが見積もりの安さに影響します。
引越し条件とはおおよそ誰でも、
- 単身(荷物が少ない)
- 家族(荷物が多い)
- 近距離(県内や市内)
- 遠距離(県外や他地方)
といったように分かれ、これらが大体の引越し条件として挙がります。
そして各引越し業者が、上記それぞれの引越し条件での運送を得意としているか?が業者側でのコストカットに繋がり、プラン料金の安さに影響しているわけですね。
つまり、例えばあなたの引越しが「同県内の単身引越し」であれば、その条件を得意とする引越し業者のプランで検討すれば安い見積もりが出やすいということです。
単身が安い引越し業者
単身者の引越しを得意とする業者は、少量の荷物の運送プランを強みとしている傾向があります。
単身パックを用意している業者はもちろん、家具だけの引越しプランがある引越し業者などが挙がります。
単身パックなら1ボックス、単身プランなら軽トラック1台、といったように積める荷物量の下限が低ければ低い程、安くなりやすいと考えて良いでしょう。
ボックス輸送なら大型トラック内に他の利用者のボックスも同時に運送でき、軽トラックなら燃料費、ドライバー兼作業員として1名程度で作業をこなせる荷物量で済むことが多いので人件費の削減もできていますよね。
また、家具だけの引越しプランは、そのまま家具しかない場合のケースの他にも「ベッド+ダンボール5箱だけ」といったような単身者の荷物量のときに安さを発揮するプランです。
ベッドのような、依頼しなければどうにもならない大物の荷物だけをプランで運んでもらいます。
そして近距離ならダンボールをマイカーやレンタカーで運んでしまう、長距離ならばダンボールを郵送で送ってしまう、などの工夫ができれば引越し料金はかなり安くなるはずです。
単身パックがある業者例
- 日通
- クロネコヤマト
- サカイ引越センター
家具のみ運送プランがある業者例
- クロネコヤマト
- アーク引越センター
- キタザワ引越センター
家族が安い引越し業者
どうしても料金が高くなってしまいがちな家族の引越しでは、不用品回収、ダンボール提供といったサービス、家電に伴うオプションなどが安い業者を選ぶことをおすすめします。
2人家族であれば、やや荷物が多い単身者として扱われ、単身プランの利用ができるかもしれません。
ただ、3人家族以上からだと、荷物量がどうしても多くなってしまうためトラックサイズも大型となり、比較的高い見積もりが出てしまいます。
こればかりは、荷物自体を減らしたり、大量に必要となるダンボール費用を浮かせたりといった面で工夫するしかありません。
そのため、リサイクル品や不用品の買取りに力を入れている(買取品目が多い)業者や、大量のダンボールの提供を無料で行ってくれるような業者選びが候補に上がりますね。
買取サービスがある業者例
- ハート引越センター
- クロネコヤマト
- アップル引越センター
ダンボール提供が無料の業者例
- サカイ引越センター
- アート引越センター
- アリさんマークの引越社
- ハート引越センター
近距離が安い引越し業者
近距離の引越しでは、赤帽や中小(地域密着型)引越し業者も視野に入れることをおすすめします。
まず赤帽が近距離だと安いというのはその料金システムが要因で、走行距離20kmを超えた時点から最低料金にどんどん料金が乗っていく仕組みとなっています。
そのため長距離だとかなりの高額になることが見込まれますが、15kmの同区市内程度の近距離であれば、1万円弱という最低料金での引越しができる可能性が高いです。
ただ、赤帽は「軽トラ+ドライバー1名」で1セットの超低コスト運送であるため、荷物に重い家具や家電があったりすると、スタッフ1名での運搬が難しいので、増員(追加料金)の必要があったり、利用者が手伝う必要も出てきます。
また、近距離であれば県内の地域密着型の中小引越し業者も安い見積もりが出やすくおすすめです。
というのも、トラック走行エリアを県内に限定している分、1トラックで他の引越し依頼と同時に捌けることもあり、輸送コスト・人件費共に大きく削減できていると考えられるからです。
また、そもそも宣伝コストもカットしていて、その分だけ大手よりも安く見積もりが出る可能性が高いです。
市内区内の近距離であればある程度自分で運んで依頼する荷物を減らすこともできるうえ、そもそも各社のプラン自体が安い傾向にあります。
ただ下限は1万円以下から上限は5、6万円といった大きな料金幅がでることも多いため、必ず赤帽・中小・大手と見積もりの比較をしておきましょう。
長距離が安い引越し業者
長距離の引越しでは大手、それも物流系の引越し業者の利用をおすすめします。
大手引越し業者と一口にいっても、引越し事業専門の業者であったり、物流事業と兼業でサービス展開している業者がいたりと多種多様です。
後者の物流系の引越し業者は、全国に輸送ネットワークを持っているにとどまらず、陸送では大型トラック輸送から貨物列車によるコンテナ輸送、海運では船便であったりと、とにかく輸送手段が豊富です。
長距離の同時輸送など比較的規模の大きい引越しに対応したプランを確立できており、その分コストパフォーマンスも良いプランが提供されています。
引越し先が遠距離になるほど見積もりは高額になるものですが、専用輸送プランがある引越し業者などを候補に入れることで比較的安い見積もりが出ると考えても良いでしょう。
物流系引越し業者例
- 日通
- 福山通運
- 西濃運輸
長距離プランがある引越し業者例
- アリさんマークの引越社
まとめ:自分の条件下で一番安い引越し業者を選ぶ方法
引越し業者は本当にたくさんいて、単身、家族それぞれの荷物量、近・長距離それぞれが安いプランがある引越し業者がいたりと多種多様です。
それぞれでの条件を得意としている=コストカットが実現できている=安い引越し業者、という観点での紹介でした。
しかし、引越しでは料金の見積もりが一律ではなく、自分の条件での見積もり金額を比較しないことには本当に安い引越し業者を見つけることはできません。
ただ、逆に見積もりの比較さえするだけで、条件に対して安い引越し業者がカンタンに見つかります。
一度の条件入力で、対応できるプランのある引越し業者の見積もり比較が一括でできてしまう無料サービスが便利です。
あれやこれやと考えても、具体的な見積もりは出ません。当記事で紹介した引越し業者からの見積もり比較ができる一括見積もりサービスの利用をおすすめします。