大分県の屋根工事事情

瓦の葺き直し、屋根塗装といった屋根のリフォームをされる際、何を重要視していますか。もちろん、見た目にこだわる方は多いでしょう。新しく施された瓦、塗装によって汚れやサビなどが見えなくなった屋根は家の雰囲気も変えてくれます。しかし、見た目だけではなく、屋根材の性質を活かすのも重要でしょう。瓦、金属、ストレートといった屋根材がありますが、それぞれ異なった性質を持っています。瓦は耐久性、遮音性、断熱性に優れています。金属性のガルバニウム鋼板はトタン板よりもサビにくく、酸性雨や公害の影響が心配される地域でも使用することができます。また、ストレートは軽くて耐候性、耐震性に優れていることから、広く普及している屋根材です。日本は地域によって、気候の特徴が異なりますので、住んでいる地域の気候に合わせて屋根材を選ぶことで、より優れた家にすることができるでしょう。九州の北東部にある大分県は、山地が多く、平地が少ない地形の特色を持っています。そして、変化に富んだ地形や自然が大分県の美しい景色を生み出しているとも言えます。気候の特徴としては、県全体的に温暖で自然災害が比較的少ないほうではありますが、西・中・南部の山地地方は山岳性気候に属していて冬季には気温がかなり低くなります。また、降水量が多く、梅雨の時期には豪雨が降りやすいです。降水量の多い西・中・南部の地域では、耐候性に優れている屋根材としてストレートがおすすめです。しかし、屋根材のズレや割れによって雨漏りが発生することがありますので、定期的なメンテナンスを心がけてください。また、雨が少なく冬の積雪もほとんどない大分県北部では、屋根のリフォームの際、気候を考える必要はないと思われるかもしれません。しかし、海に面していることもあり塩害が心配されますので、海岸地域に適しているガルバニウム鋼板を選ぶことも良いでしょう。