三重県の屋根工事事情

三重県南部には日本でも有数の雨量の多い地域になります。南からの湿った空気が紀伊山地に巻き上げられることで、雨雲が発生しやすく、尾鷲市などの麓の地域に大量の雨をもたらすのです。このことから、三重県の特に南部においては、雨による屋根のリフォームの依頼が多い傾向にあります。平成25年における三重県の住宅総数は約700,000棟になります。このうち、持ち家は約500,000棟になり、三重県の多くの住居は持家になるでしょう。この持ち家の屋根の建材として、耐水性の高い瓦屋根が現在人気になっています。上記の通り、三重県は雨量が多い地域になりますので、雨によって屋根が傷み、スレートや金属の屋根の場合、小まめな屋根塗装が必要になります。瓦屋根の場合、漆喰の傷みや瓦自体の傷みに注意すれば、比較的長い期間、屋根の雨対策を行わなくても良くなるケースが多くなるのです。しかし、現在では防災の意識から、瓦屋根のリフォームをする住居も増えています。というのも、東海・東南海・南海地震への対策として、屋根の軽量化を進める動きが活発になっているのです。現在の瓦の種類の中には、軽量の素材を用いた「防災瓦」という瓦も登場しており、雨量の多い地域の中で地震への対策を行う際に、この防災瓦に屋根のリフォームをする住居が増えてきているのです。もちろん、防災瓦は瓦としての重要な機能である、防水効果や耐久性が高い側面を持っていますので、この三重県では人気の種類になっているのです。住居の瓦屋根のリフォームの目安として、瓦の割れや漆喰の剥がれなどが挙げられるかと思います。三重県は暴風雨も比較的多い地域になりますので、この雨風によって瓦や漆喰が傷んでしまうケースもあるでしょう。この傷んだ瓦や漆喰は、放置することで、次の暴風雨の際に住居にダメージを与えてしまうこともありますので、屋根は小まめに点検を行うことが重要ではないでしょうか。もちろん、屋根の点検方法や屋根のリフォームをご家庭で行うのは難しいかと思います。屋根の困り事は屋根業者に相談することが、屋根や住居を守るために大切になるのではないでしょうか。