徳島県の解体工事事情

ある調査によれば、徳島県にはおよそ6万戸もの空き家があるそうです。他県と比べると全国40位以降で絶対数は少ないようですが、それでも誰も住んでいない住宅がそれほどまであると考えると、皆さんも少し怖く感じるのではないでしょうか。中には所有者不明の空き家もあるようですが、空き家となっているのを知りながら放置をしているようでしたら、少しでも早く解体工事をして撤去されることを強くお勧めします。空き家を放置していて利点など一つもないからです。まず廃墟となった空き家は虫や動物の格好の棲み家となるでしょう。雨風が凌げ、家の状態がよければ断熱性もあって冬でも暖かく過ごせます。そこでは繁殖が繰り返され、最初はわずかな数だった生き物が大量に発生することに…。つまり空き家の放置は、害虫や害獣に快適な住まい提供をしていることと同義なのです。そこに住んでいない所有者には痛くも痒くもないことかもしれませんが、空き家を取り囲んでいる地域の住民にとっては、精神的にも衛生的にも大きな影響を与えるものです。空き家所有者は一刻も早く放置をやめ、解体工事を行なうようにしましょう。解体工事で更地にすることは、問題解消になるだけではなく、一般に土地の評価額を上げることにもなり、所有者にとっても良い話のはずです。空き家が6万戸もある徳島県では、所有者一人ひとりの空き家に対する考えの転換が求められます。