福井県の解体工事事情

近年その数を増やし社会問題にもなっている「空き家」。全国には何と820万戸もの空き家があると言われています。空き家は何が問題か。いくつか挙げてみましょう。一つは安全性です。月日を経るごとに確実に劣化していく空き家。住人がいない住宅というのはその劣化スピードが非常に早く、いつ崩れてもおかしくないような状態になっているものも少なくありません。特に福井県は県全域が豪雪地帯であり、30cmも積もれば1ｍ2当たり100kg近い荷重が掛かることになりますので、雪の重みに耐えられず突然倒壊することも十分考えられます。崩落に巻き込まれて怪我をすることもあり非常に危険です。また空き家は放火のターゲットになりやすいということもあるので火災も心配です。故意ではなくとも虫眼鏡の原理で、溜まった雨水と太陽光だけでも火災が発生することもあり得ます。もう一つ大きいのは衛生の問題。空き家は不法投棄になりがちで、通常回収の難しい大きな不用品、処分に費用がかかる不用品が捨てられ、知らないうちにごみ屋敷となってしまうことも…。そんな不衛生な場所では害虫・害獣と呼ばれているゴキブリ、シロアリやネズミなど、様々な不快生物が大量発生してしまいます。このような空き家は他人事では済まず、隣接する住居者のみならず、周辺地域全てに大きく影響を与える脅威と言って良いでしょう。福井県は全国的には空き家率は低めですが、それでも約4万戸もの空き家があると言われています。空き家をそのままとしている所有者は、地域のことにも配慮して、福井県内の解体工事業者に依頼して少しでも早く解体・撤去するようにしましょう。解体して更地とした方が土地の評価が上がる場合もあります。