三重県の伐採事情

日本最大の半島である紀伊半島の東側にある三重県は、海と山の豊富な自然に恵まれていることから農業・漁業が盛んな県です。また、県北中部においては、中京工業地帯でもあり、自動販売機の生産量が全国で最も多いです。しかし、四大公害病の一つである四日市喘息の原因となる石油化学コンビナートがあり、法整備や汚染防止技術の向上によって大気の状態を良くするための対策がとられている一面もあります。農業・漁業・工業の面で栄えている三重県ですが、南北に長く、長い海岸線を持ち、山岳地帯や盆地など実に多彩な地形を持つため、地域によって気候が異なるのが特徴でもあります。県全体的には、温暖な気候をしており、山間部以外においては、積雪も少なく冬は乾燥した晴天、夏には雨が多くみられます。内陸部では気温差が激しいですし、南部になるおと全国有数の多雨地帯となっています。 三重県で多く見られる庭木は「サツキ」です。三重サツキと命名されている種類があるほど、三重県はサツキを特産物として、生産量を増やしていることが影響を与えていることが伺えます。春には色鮮やかな花を咲かせて、夏は濃い緑色の葉、冬には紅葉が楽しめるうえに、和風・洋風どちらの住宅にもよく映えます。更に、サツキは大変丈夫なため、環境や気候への耐性が強いです。地域によって気候が異なり、大気汚染も心配されている三重県でも育てやすいことが人気の理由でもあります。見た目がツツジによく似ていることもあり、混同されがちではありますが、ツツジというのは、サツキを含めたヤマツツジ、レンゲツツジなどシャクナゲよりも葉が薄くて、枝が細い落葉または、常緑のツツジ属の総称です。サツキは、関東以西の本州及び屋久島に隔離して分布しています。自然な環境のなかでは、日当たりがよく、増水すると植物自体が水没してしまうような川沿いに生えているのが特徴です。個人で育てる場合には、盆栽として使用されるイメージが強い種類ではありますが、大きくなりすぎず、花の色や形が多種多様であることから、庭木や生垣、公園や大規模施設での植栽など様々な用途に利用されています。病害虫にも強い性質を持っていて、枝の数が多く、芽吹きも良いため、剪定を行う際に伸び始めた枝も一緒に刈り込んで、好きな形に整えることができます。また、庭をよりキレイに保ち、風通しを良くして庭木や他の植物の生長を促すためには、庭木の根元近くから伐採する場合もあります。