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修理が必要なセメント瓦の症状とは?屋根リフォームで安全な住宅に

更新日:2021-04-30

修理が必要なセメント瓦の症状とは?屋根リフォームで安全な住宅に

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

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日本の住宅の屋根材として、未だ根強い人気をもっている「瓦」。黒光りする美しい瓦の敷き詰められた屋根は、日本人の原風景として馴染みの深いものです。

そんな瓦の種類の中に、戦後から爆発的に普及した「セメント瓦」というものがあります。比較的安い値段で入手できますが、耐久性が低く寿命が短いというデメリットも持ち合わせているのです。

もしもご自宅の屋根をとくにメンテナンスをされていないなら、セメント瓦がそろそろ寿命を迎える時期かもしれません。セメント瓦の修理とリフォームについて、確認してみましょう。

セメント瓦ってどんな屋根?

セメント瓦とは、その名の通りセメントを固めて作った瓦の一種です。瓦といえば焼き物、つまり陶器製のものが代表とされています。セメント瓦は陶器の瓦よりも量産に向いているため、かつての新築ブームによって足りなくなった瓦を安定供給するために生み出されました。

本項では、セメント瓦の基礎知識として、特徴と構造、メリットとデメリットをまとめておきます。

セメント瓦の特徴と構造

昔ながらの陶器製の瓦とセメント瓦との大きな違いとしてまず挙げられるのは、その材質と作り方です。粘土を焼き締めて作った陶器瓦と異なり、セメント瓦はセメントと砂を混ぜて水で固めたものなので、焼き上げ処理をしていません。

焼き締められた陶器は水を弾きますが、セメントには防水性がないため、別で水をはじくための塗装がほどこされています。塗装によって色のバリエーションが豊かという点も、セメント瓦の特徴といえるでしょう。

セメント瓦のメリット

セメント瓦最大のメリットは、焼き上げが必要ないため大量生産をしやすく、価格が安いことです。また、陶器瓦と同様に火に強く、分厚いため音を遮る効果に優れています。

セメント瓦のデメリット

セメント瓦のデメリットとしては、陶器瓦ほどの耐久性がなく、寿命が短いという点が挙げられます。陶器の瓦が適切にメンテナンスすれば100年近く保つのに対し、セメント瓦の寿命は20年から30年程度です。

また塗装によって防水性を確保しているため、塗装が剥がれてしまうと水がしみ込み、劣化しやすくなってしまいます。塗装は10年程度が寿命とされているため、瓦の葺き替えとは別に10年周期で塗装の塗りなおしが必要になります。

加えて、セメントは陶器よりも熱を通しやすい性質があるので、陶器瓦よりも保温性が低いという点もデメリットです。陶器瓦に比べると、夏は暑く冬は寒くなりやすい傾向にあります。

セメント瓦ってどんな屋根?

こんな症状があれば修理が必要

セメント瓦は陶器の瓦よりも耐久性が低く、寿命が短いとされています。また防水性を保つためには、塗装が維持されている必要があるのです。ほとんどメンテナンスフリーな陶器瓦に比べると、セメント瓦はこまめにメンテナンスをしなければなりません。

セメント瓦を長く使うためには、ちょっとした劣化のきざしを見逃さずに、すぐにメンテナンスをおこなえるようにしておくことが重要です。そこで、セメント瓦の修理が必要になる目安として、どんな症状が出たらメンテナンスをすべきかを以下にまとめてみました。

色あせ

セメント瓦の防水性のキモとなる塗装は、日差しや雨などによって少しずつすり減っていきます。セメント瓦の表面から鮮やかさが失われ、色が薄くくすんでいく「色あせ」を発見したら、そろそろ塗装をしなおすべきかもしれません。

色褪せと同様、セメント瓦の表面に「ざらつき」が見られる場合も、塗装が剥がれ始めている兆候といえます。

塗装のはがれ

塗装が完全にはがれて下のセメントが見えているようであれば、すぐにメンテナンスをおこなうべきです。はがれた塗装の下にコケや藻が生えてしまっている場合、セメント瓦に水がしみ込んで劣化してしまっている可能性があります。

コケや藻の生えたセメントはもろく崩れやすくなっているため、塗装の塗りなおしよりも瓦を新しいものに葺き替えたほうがよいかもしれません。

瓦のずれ

屋根の上に並べられたセメント瓦がずれている場合、それは瓦のさらに下地が劣化し、ゆがんてしまっている兆候です。瓦は隙間なく並べられることで、はじめて屋根の保護という役目を果たせます。ずれた瓦は早急に直しておかないと、雨漏りなど大きな被害の原因となるかもしれません。

瓦の割れ

瓦のずれと同様に、瓦が破損してしまっていたり、亀裂が入っていると、そこから雨水が入り込む原因となります。雨漏りは家財を汚すだけでなく、木材を腐らせ家自体の寿命を縮めるため、すぐにでもメンテナンスをすべきでしょう。

こんな症状があれば修理が必要

原因によっては火災保険で補償される

セメント瓦の修理は個人でもおこなうことができます。しかし、屋根の上という高い場所での作業には危険がともない、また瓦を隙間なく敷き詰めるには高度な技術が必要になるため、屋根工事の専門業者に依頼するのが無難かもしれません。

業者に依頼して屋根を修理する場合、やはり気になるのは費用の面ではないでしょうか。たしかに屋根の修理にかかる費用は決して安くはありません。ですが、セメント瓦が破損した原因によっては、火災保険による補償を受けられる可能性があるのです。

火災保険のなかには、台風などで瓦が破損した場合に修理費用を補償してくれる「風災補償」を特約として設けているものがあります。瓦の破損原因が経年劣化などではなく、台風や強風によるものであるなら、風災補償の適用を受けられるかもしれません。

ご自宅の火災保険を確認してみて、風災補償が設けられているか調べておくことをおすすめします。

補助金制度を利用して軽量屋根材にリフォームしよう

日本に住んでいる人にとって、もっとも恐るべき災害といえば、「地震」ではないでしょうか。陶器瓦やセメント瓦を屋根に使っている場合、ご自宅の耐震性にはとくに気を付けておかなければなりません。

基本的に、家は重心が高い位置にあるほど、地震の影響を強く受けます。重量のあるセメント瓦の屋根は重心が屋根の近くになりやすく、地震によって被害を受けやすいといえるでしょう。

ご自宅の耐震性に不安がある場合は、ガルバリウム鋼板などのセメント瓦より軽量な屋根材にリフォームしておくのもひとつの手段です。屋根が軽ければ、揺れの影響を抑えられるかもしれません。

地域によっては、「耐震工事」をおこなう家に自治体が費用の一部を補助金として負担してくれる制度があります。耐震性の向上を目的とした軽量屋根材へのリフォーム工事は耐震工事にあたるため、補助金制度の恩恵を受けられるかもしれません。

どういった工事に対してどのくらいの割合で補助金が支払われ、どのような手続きをする必要があるのかは、自治体によって大きく異なります。

お住まいの自治体に補助金制度があるのかどうかなど、一度役所に確認しておくのがよいでしょう。

補助金制度を利用して軽量屋根材にリフォームしよう

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まとめ

セメント瓦は、セメントと砂を混ぜて固めたコンクリート製の瓦のことです。一般的な陶器の瓦よりも価格を安く抑えられることがメリットですが、陶器より耐久性が低く寿命が短いというデメリットもあります。

また、セメント瓦の防水性は塗装によって確保されているため、塗装がはがれてしまうと劣化が早まってしまうことにも注意しておくべきです。大抵の場合、塗装はセメント瓦自体の寿命よりも早くはがれてしまうため、定期的なメンテナンスは必須となります。

セメント瓦には重量があるため、地震の影響を強く受けてしまうかもしれません。お住まいの耐震性が気になる場合は、セメント瓦をもっと軽い屋根材に葺き替える、耐震リフォーム工事をおこなうのがオススメです。

自治体によっては耐震改修工事に補助金を出してくれるところもあるため、お住まいの自治体に補助金制度があるかどうか、一度確認してみてはいかがでしょうか。

屋根工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「屋根工事」をご覧ください。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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