雨樋修理の費用はどれくらい?症状別の費用相場や内訳について解説

2021.4.30

雨樋修理の費用はどれくらい?症状別の費用相場や内訳について解説

家の劣化は知らない間に進んでいるかもしれません。とくに、雨樋は劣化したら家の外壁が傷んでしまうこともあります。そのため早めに修理したいものです。

しかし、雨樋が劣化や破損をしていて、修理や部品交換を行いたいけど、費用がどのくらいかかるのか心配ですよね。雨樋は劣化部分や破損部分によって、費用が変動してきます。今回は雨樋の修理費用相場や内訳についてご紹介いたします。

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雨樋の基礎知識

雨樋の修理費用を知る前に、雨樋の役割や、雨樋に使用されている材質などを知っておくことも重要です。

雨樋の役割

雨樋の役割は屋根や屋上に溜まっている雨水を、外壁を通すことなく排水に流す役割があります。雨樋を破損したまま放置してしまった場合、屋上に雨水が溜まってしまい、雨漏りの原因になってしまうことがあります。

形状の種類

雨樋の形状は大きく3つに分けることができます。

【半円型】
昔から使用されている形状です。パイプを半分に切った形をしており、住宅でよく使用されている形状です。

【角型】
家の形状に合わせて角形を使用するかたも増えました。半円型に比べて、水量を多く流すことができるのが特徴です。

【特殊型】
雪の多い地域によく使用されている雨樋の形です。屋上に積もった雪を落とす際に、雨樋を破損させないような形状になっています。価格は半円型と角形に比べると高めの価格になっています。

材質の種類

雨樋の材質は建物のデザインによって変わるため、さまざまな種類があります。

【塩化ビニール】
軽い材質で扱いやすく価格も安く設置できるのが人気です。しかし、台風などの自然災害の際に破損しやすいというデメリットがあります。

【ガルバリウム鋼板】
人気の金属素材です。サビにくく、耐久性があり、加工がしやすいことで使用されるようになりました。

【アルミ】【ステンレス】
アルミと同様に雨水による劣化やサビが発生しにくいです。しかし価格が高価なため、あまり普及されていません。

雨樋の基礎知識

【症状別】雨樋修理の費用相場

雨樋修理の費用相場はそれぞれ違ってきます。雨樋の破損状況や敷地の面積によって価格が変動しますので、依頼をする際は事前に確認をしましょう。

・詰まりが発生している
雨樋にゴミや枯れ葉が溜まってしまい、パイプ詰まりが発生している場合は、早めに取り除くことが必要です。雨樋の清掃費用の相場は、約5千円から3万円となっています。

・傾斜に異常がある
傾斜に異常があり、雨水が漏れてしまっている場合は修理が必要です。雨樋の交換や修理は約1万円です。専門業者に修理を依頼する際は、どの場所に異常があるかを細かく説明しましょう。

・支持金具が外れている
つなぎ目の金具が緩かったり、金具本体が劣化によって外れてしまっている場合は交換することが必要です。傾斜同様に雨樋修理費用が約1万円となっています。素材によって部品の価格が変わるため、どの素材を使用しているかを確認しておくことが必要です。

・つなぎ目に隙間がある
雨樋のつなぎ目に隙間がある場合は、その隙間から雨水が流れてしまうおそれがあります。そこから建物自体の劣化につながってしまうため、早めに修理をしましょう。修理相場は約5千円から2万円となっています。

・全体的に劣化している
雨樋全体に劣化が生じている場合は、全て部品交換を行うよりも全体を交換したほうが安い場合もあります。費用は約10万から60万円です。敷地の広さや素材によって価格が変動するため、どのように交換するのかを業者と相談して決めることをおすすめします。

【症状別】雨樋修理の費用相場

雨樋修理の費用に含まれるもの

雨樋の修理費用に含まれるものは、作業費用と部品費用だけでなく、撤去費用や足場設置費用など、さまざまな費用が含まれることがあります。

・雨樋の撤去費用
劣化や破損した雨樋の撤去費用相場は約3万円からとなっています。一部を修理した際や部品交換のみであれば費用は抑えられるかもしれません。

・金具の設置費用
劣化した金具を取り付けるための費用です。安い金具だと約1000円からできますが、雨樋に使用している素材によっては高価格になる場合があります。

・雨樋の設置費用
雨樋を設置するための費用です。約1万円から3万円となっていますが、敷地面積の広さか建物の階数によっても金額が変動します。

・足場の設置費用
雨樋を設置するために使用する、足場の設置費用です。一般的に1㎡で700円から1,000円が相場です。2階建ての場合は、建物全体を覆うように足場を組むと約10万円から20万円の費用が発生します。1階だけの場合は足場を組む必要がない場合もあるため、業者にあらかじめ確認をすることが必要です。

・廃材処分の費用
劣化や破損した雨樋を処分する費用です。約1万円が相場ですが、無料で廃材処分をしてくれる業者もあります。地域や業者によって処分費用が異なります。

・諸経費
雨樋の交換や修理にかかったものが諸経費として発生します。駐車場代や現場管理費用なども諸経費に含まれる場合があります。

雨戸修理の費用を安く抑えるには

雨樋の全体を修理する際は、高額な費用が発生してしまいます。そんな雨樋修理の高額費用を抑える方法として、2つの方法をご紹介いたします。

外壁工事と一緒に行う

外壁工事や屋根の工事を行う予定の場合、雨樋工事を一緒に依頼をすることによって、雨樋修理費用が安くなることがあります。足場を組む作業が1度で済み、足場の料金がかからないためです。雨樋修理の費用を抑えたい場合は業者に確認しておきましょう。

火災保険を利用する

火災保険は建物が火災にあった場合に適用ができるだけでなく、自然災害でも適用できることがあります。台風や地震によって、雨樋が破損してしまった場合、火災保険を利用して修理することができます。加入している火災保険の内容を確認して、活用してください。

雨戸修理の費用を安く抑えるには

DIYで節約することはできるのか

自分で雨樋工事作業をすることは可能です。ホームセンターで部品を購入することで雨樋修理費用を抑えることができます。
しかし、雨樋は高所に設置されている場合があるため危険が伴います。もし自分で雨樋の修理作業を行う場合は、必ず2名以上の体制で足場を確認して行うことが必要です。

雨樋はメーカーの保証がついている場合もあり、自分で修理や交換作業を行うと、雨樋保証の適用外になる可能性もあります。あらかじめメーカー保証がついているのかも確認しておきましょう。

また雨樋は種類や部品がたくさんあるため、修理や交換に失敗してしまうと、雨水の被害が大きくなる可能性もあります。自分で作業が困難な場合は無理をせず、プロの専門業者に依頼をして修理や交換をしてもらうことをおすすめします。

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まとめ

雨樋の修理費用は、雨樋全体や部品交換のみなどで価格が変わってきます。そのため、あらかじめどのような費用が発生してしまうのかを確認しておくことが大切です。

雨樋工事費用は、外壁工事や屋上工事を一緒に依頼をすることで、雨樋工事を安く抑えることもできます。また、台風や地震などの自然災害で雨樋が破損してしまった場合は、火災保険が適用できる場合もありますのでぜひ活用しましょう。

雨樋の作業は自分でも作業ができますが、高所のため危険が伴います。無理をせず、専門業者に依頼をして修理や交換をしてもらいましょう。

屋根工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「屋根工事」をご覧ください。

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