生活110番ニュース 外壁・屋根

このエントリーをはてなブックマークに追加

【屋根の葺き替え】 DIYは危険!部分的な修理ならできることも

投稿日:2019-06-27 更新日:2020-07-16

屋根の葺き替えをDIYするのは危険!失敗の可能性も。作業内容をご紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

屋根の葺き替えは難しく危険がともなうため、プロである業者に任せるべき作業です。しかし、部分的な修理ならDIYで修理できることもあります。

葺き替えは足場を組んだり、瓦だけでなく下地も取り換えたりします。そのため、専門的な知識や道具がないと、完璧に修理することは難しいです。しかし、壊れた瓦だけを取り換えたり、瓦のヒビを修復したりする程度なら、十分注意すればDIYで修理できるでしょう。

屋根の葺き替えを検討している方のために、この記事では、業者の料金や工期について解説していきます。また、費用を抑えるために最小限の修理にとどめようという方は、この記事でご紹介するDIYでの修理方法を参考にしてみてください。

屋根の葺き替えはDIYでなく業者に任せたほうがよい理由

屋根の葺き替えをDIYするのは危険!失敗の可能性も。作業内容をご紹介

屋根の葺き替えは危険がともなったり、高度な技術が求められたりするという理由から、DIYでなく業者に依頼したほうがよい作業です。具体的に、どんな危険がともなうのか、どんな技術が求められるのか解説していきます。

理由1:屋根の葺き替え作業には危険がともなう

屋根の葺き替えは、屋根に登る高所作業となります。屋根の上は、思った以上に傾斜があり、滑りやすいといわれています。そのため、高所作業に不慣れな方が屋根の上にあがるのは、業者の方に比べると危険度がさらに高くなるのです。

また、業者が施工をおこなうときは安全面をしっかり確保しています。たとえば、屋根まで届く足場を組んだり、作業者は滑り止め付きの安全靴を着用していたりします。ほかにも、ヘルメットや命綱の装着など、十分な安全対策をおこなっているのです。

しかし、高所作業に慣れていない方の場合、安定した足場の確保も難しく、安全面が不十分になることが考えられます。そのため、屋根の葺き替えをおこなうのなら、業者に依頼するほうが安心だといえるでしょう。

理由2:葺き替えには専門的な知識が必要

屋根の葺き替えは既存の屋根材を撤去し、下地や垂木などの確認や補修、新しい屋根材の設置など、さまざまな工程があります。しかも、それぞれの作業には専門的な知識も必要になります。

例として、下地の取り換えと、棟や軒の処理について簡単にご紹介しましょう。

下地の取り換え
屋根の葺き替えをおこなうときは基本的に、下地の交換もおこないます。下地は雨漏りなどを防ぐために重要な役割をしており、正しく施工できなければすぐに問題が起きてしまうのです。

適切な下地になっておらず、浸透した雨水が柱などにしみ込んでいくと、腐食してしまい家屋の倒壊につながるおそれもあります。

端などの処理
屋根には「棟」と「軒」という部分があります。棟とは三角屋根の頂点部分で、一般的には金属製のものが使用されています。棟は強固に固定されているため、取り外しをおこなうときは、危険がともないます。また、屋根にあわせた角度に加工する必要もあるため、熟練した技術も必要になるのです。

軒とは軒先の部分で、破風板や雨どいがとりつけられている部分です。この部分に設置する金属板は、屋根の形状にあわせて、加工する必要があります。

このように、屋根の葺き替えは危険なだけでなく、大変難しい作業だといえます。そのため、もしDIYで屋根の葺き替えをしたとしても、施工が不十分であれば再び雨漏りなどが発生してしまうかもしれません。さらに、DIYを失敗して業者に依頼していたら、費用も余計にかかってしまいます。屋根の葺き替えはDIYでなく、業者に依頼するのが安心・安全です。

屋根の葺き替え工事を業者に依頼する際の工事方法や費用

屋根の葺き替えは大がかりなリフォームであるため、いくら費用がかかるのか不安に感じるでしょう。費用の相場、工事期間、料金を左右する2つのポイントについてみていきましょう。

かかる費用・期間

屋根の葺き替えにかかる費用は、屋根の面積や屋根材の種類などによって大きく変動します。しかし、参考として、30坪程度の家であれば120万円~200万円程度が相場となっているそうです。必要な工期は1週間~2週間程度であることが多いです。

実際の料金を知りたい方は、業者に現地調査・現地見積りをしてもらう必要があります。その際には、作業開始後に発生する料金がないかを確認しましょう。また、手間はかかりますが、複数の業者から相見積りをとることで適正料金が把握しやすくなります。

屋根材の種類も検討しよう

屋根の葺き替えにかかる費用は、屋根材によっても大きく変わってきます。じつは、屋根の葺き替えは現在と違う種類の屋根材に変えられるということをご存じでしょうか。

葺き替え時期の長さや性能など、それぞれ異なる特徴があるので、この際に検討してみるのもよいでしょう。代表的な屋根材を簡単にご紹介していきます。

瓦屋根
瓦屋根は耐久性が高く、耐用年数は30年~50年程度といわれています。瓦屋根にはいくつか種類がありますが、和瓦は重いものが比較的多く、建物の耐震性を低下させることがあります。瓦屋根を選択する際には、軽いタイプのものがおすすめです。

スレート屋根
スレート屋根の耐用年数は10年~35年程度と、瓦屋根に比べると短くなります。しかし、軽い屋根材であるため耐震性に影響しにくく、葺き替え工事の料金も安い傾向があります。

トタン屋根
トタン屋根は鉄素材の薄い屋根板であるため、耐用年数は長くて20年程度といわれています。軽くて安価というメリットはありますが、錆びやすかったり破損しやすかったりというデメリットがあるため、最近の住宅での使用は減少傾向にあるようです。

ガルバリウム鋼板屋根
鋼板素材のガルバリウム鋼板屋根は軽量で耐震性を損ねない屋根材です。さらに、錆びにくく、防水性が高いのが特徴です。耐用年数は20年~40年程度といわれています。

費用を抑えるなら葺き替え以外の選択肢も

屋根の葺き替えには、高額な費用がかかります。そこで、費用を抑えたい場合には、葺き替え以外の選択肢を検討してみるのもよいでしょう。葺き替え以外の選択肢とは、「カバー工法」という方法で屋根をリフォームすることです。

葺き替えとカバー工法の違いは、古い屋根材を残すかどうかです。葺き替えでは、古い屋根材や下地を撤去し、新しい屋根材や下地に交換します。しかし、カバー工法では古い屋根材を撤去せずに、その上に新しい屋根材をのせてしまうのです。

カバー工法は、葺き替えに比べて工事費用が安い傾向にあるため、屋根の全面的なリフォームをする際には、葺き替えに並ぶ選択肢となります。しかし、古い屋根材の種類や、新しく採用する屋根材の種類などによってはカバー工法ができない場合もあるので、業者との打ち合わせで確認する必要があります。

また、一部の瓦屋根の破損、汚れ、塗装のはがれ程度であれば、DIYで補修することもできるかもしれません。のちほど「葺き替えではなく部分的なDIY修理で留めるという選択肢もある」で具体的な手順をご紹介していくので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

業者を選ぶ際のポイント

屋根の葺き替え工事を依頼する業者を選ぶ際に重要となるポイントを、3つご紹介します。

・現地調査をしっかりしてくれる業者かどうか
・業者が損害保険に加入しているか
・複数の業者から相見積りをとる

それぞれのポイントについて解説していきます。

現地調査をしっかりしてくれる業者かどうか
屋根の葺き替えは、工事前の現地調査がとても重要です。実際に屋根に登って調査することで、屋根の状態や面積を把握でき、きちんとした見積りを作成できるのです。

そのため、現地調査がなかったり、現地調査に来ても屋根に登って調査しなかったりする場合には注意が必要です。あとになって追加の作業や料金が発生することがあるかもしれません。業者を選ぶ際には、現地調査をしっかりしてくれる業者を選ぶと安心です。

業者が損害保険に加入しているか
屋根の葺き替えは、足場を組んだり大量の資材を運搬したりと、大がかりな工事となります。そのため、足場が崩れたり資材を落としたりして人やものを傷つけてしまう危険性も考えられます。

そのような事故が起きたときに、業者が「請負業者賠償責任保険」に加入してれば、賠償金などの支払いがスムーズになりやすいでしょう。

請負業者賠償責任保険とは、工事をおこなう業者が作業中に事故を起こした際、その損害賠償金の支払いなどを補償する保険です。保険の内容によって違いはありますが、工事中に通行人にケガを負わせてしまったり、現場の所有者のものを壊してしまったりした際に適用となることが多くなっています。

信頼できる業者であっても作業中に事故が起こる可能性はゼロではないので、業者が「請負業者賠償責任保険」に加入しているかを確認するようにしましょう。

複数の業者から相見積りをとる
屋根の葺き替え工事は高額の費用がかかります。そのため、ひとつの業者ではなく、少なくとも3つくらいの業者から相見積りをとり、慎重に検討することをおすすめします。相見積りをとる際には、価格の安さだけでなく、工事の内容や明細などをしっかり確認しましょう。

見積りをみて、「この作業は本当に必要なの?」「これはなんでこんなに高いの?」という疑問があれば、納得できるまで業者に説明を求めてみましょう。そうすることで、工事に必要なことや適正価格がみえてきます。

このように、屋根の葺き替え工事を依頼する業者を選ぶ際に重要となるポイントを3つご紹介してきました。弊社は屋根の葺き替え工事をおこなう業者を紹介するサービスを展開しているので、業者選びの際には、ぜひご連絡ください。

葺き替えではなく部分的なDIY修理で留めるという選択肢もある

今回は屋根の葺き替えをせず、部分的なDIY修理で留めておこうと考えている方のために、ここでは瓦屋根の一部を補修する方法を紹介していきます。

しかし、屋根に登って作業することは大きな危険をともないます。屋根から落下すると命に関わる事故となることもあるかもしれません。DIYで屋根の修理をする際には、危険性についてよく理解して、事故を防ぐための対策をおこないましょう。

まずは安全の確保

屋根にあがって修理をおこなうため、まずは安全の確保がとても大切です。ヘルメットや落下防止のための命綱、滑り止めが付いている靴などを準備しておきましょう。DIYであっても、可能な限り足場の設置をおすすめします。また、瓦は割れやすいため、屋根の上での移動には十分注意してください。

【1】瓦の取り換え方法

瓦を交換するときには、交換に必要なもの以外を割ることのないように、注意してください。交換したい瓦の上に重なっている瓦を軽く持ち上げます。持ち上げたら、交換する瓦を引き出します。そして、引き出した場所へ新しい瓦を差し込めば交換終了です。

ここで注意していただきたいのが、差し込む前に下地に破損がないか確認することです。それは、下地が破損していると、瓦を交換しても雨漏りが発生するおそれがあるからです。下地が破損している場合は、破損個所を修復して雨漏りが起きないようにしておきましょう。

ここで紹介した交換方法は、既存の瓦と同じ形のものを用意できた場合に限ります。違う形の瓦と交換する場合、差し込んだ際に隙間ができることもあるため、細かな寸法調整が必要となります。

【2】瓦のヒビを補修する方法

ヒビのはいった瓦を修理するときは、ホコリなどをきれいにふき取っておきましょう。瓦をきれいにできたら、ヒビがはいっている瓦を取り換えるときと同様に引き出します。

引き出した瓦をしっかり密着させて、瓦用の接着パテで固定させましょう。固定させたとき、割れ目からはみ出ているパテは凸凹になることがあるので、しっかりふき取るようにしてください。

瓦をきれいにすることができたら、瓦の交換のときと同様に下地の確認をおこなって、修復の有無を確認してください。最後に、修復した瓦の裏側にアルミで同様の形状をつくります。つくったアルミを瓦の下に置くことで、パテが乾くまでの支えになります。

【3】屋根の汚れを洗い流す方法

住宅の屋根は、外にむき出しになっており、雨風にさらされています。そのため、見た目以上に汚れているものです。屋根の汚れは、高圧洗浄機を使うと効果的に落とすことができます。
高圧洗浄機はしつこい苔などをきれいに落としてくれます。ですが、使用時に気をつけることは、苔のある場所で移動しないことです。苔は、とても滑りやすく危険です。そのため、歩くときは苔のない場所を歩いて滑らないようにしましょう。

屋根の掃除は、屋根の補修の前にもやっておくとよい作業です。屋根が汚い状態でヒビやはがれなどをDIYしようとしても、満足のいく補修はできないでしょう。補修をする前に、まずは汚れを落とすところからはじめることをおすすめします。

【4】屋根の塗装方法

屋根は、年数が経過するごとに塗装がはげてきます。塗装がはげると、日差しのよく当たる部分は劣化が進みやすくなるのです。そのため、塗装がはげてきた場合、塗装し直すことで外見がよくなりますし、屋根の劣化防止にもつながります。

塗装をするときは、2~3回にわけて塗るとよりきれいにしあがり、耐久性もあがるでしょう。

【5】雨どいの補修方法

屋根自体には問題がなく、雨どいだけが破損しているようなら、葺き替える必要はなくDIYで補修することができます。ただ、高所作業であることには変わりないので、安全対策には十分注意してください。

雨どいの補修は、防水テープやパテ、コーキングなどを使ってできます。小さなヒビやはがれであれば、これらで補修できるでしょう。場合によっては、破損部分のパーツを新しいものに交換することで補修できるようです。

DIY修理の場合もこんなサインがあれば葺き替えリフォームがおすすめ

今回は屋根の葺き替えをせず部分的なDIY修理で留めておこうという方も、屋根にこんな症状が複数見当たれば、早めに葺き替え工事することをおすすめします。

・2階の天井や屋根裏で雨漏りしている
・屋根が全体的に色あせている
・屋根全体にカビやコケが発生している
・金属素材の屋根が全体的に錆びている
・瓦・スレートのズレが何か所も起きている

このような症状を複数発見した場合、屋根の劣化がかなり進んでいると考えられます。業者に調査してもらい、葺き替えが必要であれば早めに工事をおこなうようにしましょう。

屋根の葺き替えをDIYするのは危険!失敗の可能性も。作業内容をご紹介

まとめ

屋根の葺き替えは専門的な知識や技術がないと完璧に修理するのは難しく、さらに大きな危険をともなうため、業者に任せるのが一般的です。屋根の葺き替え工事には大きな費用がかかりますが、屋根の面積や屋根材の種類などによって料金は大きく変動します。

そのため、しっかり現地調査をしてくれる業者を複数候補としてあげ、相見積りをとることをおすすめします。工事の内容や金額についてよく検討し、信頼できる業者を選んでください。

いっぽう、費用を抑えるために葺き替え工事ではなく、最小限の修理をDIYでおこなうという選択肢もあります。万全の安全対策がとれることは前提になりますが、小さなひび割れやはがれであれば、接着剤・パテ・コーキングなどを使って補修できるかもしれません。DIYで屋根を修理する際には、落下事故にそなえ、しっかり安全対策をおこうようにしてください。

弊社は、屋根の葺き替え工事をおこなっている業者をご紹介させていただきます。24時間365日ご相談を受け付けているので、ぜひご連絡ください。

(この記事は2020年7月16日に加筆・修正しています)

屋根工事はプロに相談
【生活110番】は国内最大級の暮らしの「困った」を解決する業者情報検索サイトです。
140ジャンルを超える生活トラブルを解決するプロたちを掲載しています。
生活のお困りごとは、なんでもご相談ください。
屋根工事はプロに相談
【生活110番】は国内最大級の暮らしの「困った」を解決する業者情報検索サイトです。
140ジャンルを超える生活トラブルを解決する
プロたちを掲載しています。
生活のお困りごとは、
なんでもご相談ください。
この記事を書いた人
編集者:ともき
古いアパートで雨漏りの被害に悩まされたこともあり、家の外壁や屋根には人一倍注意を払うようになった。注意ポイントなどがしっかり伝わるよう心掛けている。

記事の内容はいかがだったでしょうか?この記事がお役に立ちましたら、下の星ボタンで評価してください。
4投票,  平均評価値:1.8

最新記事

施行事例ブログ

おすすめの記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
2020-07-16 18:03:52
https://www.seikatsu110.jp/roof/ro_roof/148868/
外壁・屋根
屋根の葺き替えは難しく危険がともなうため、プロである業者に任せるべき作業です。しかし、部分的な修理ならDIYで修理できることもあります。葺き替えは足場を組んだり、瓦だけでなく下地も取り換えたりします。そのため、専門的な知識や道具がないと、完璧に修理することは難しいです。しかし、壊れた瓦だけを取り換えたり、瓦のヒビを修復したりする程度なら、十分注意すればDIYで修理できるでしょう。屋根の葺き替えを検討して...
シェアリングテクノロジー株式会社

この記事のキーワード

外壁・屋根 屋根工事

屋根工事のお問い合わせ・ご相談はこちら

屋根工事についてご相談・ご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

お名前必須
お名前を正しく入力してください
電話番号必須
電話番号を正しく入力してください
相談したい内容 任意

利用規約プライバシーポリシーに同意の上ご利用ください。

※ご相談内容を確認後、弊社運営スタッフより折り返しお電話させていただきます。

生活110番とは?

「生活110番」編集部の田中です。生活110番は、電気工事から害虫駆除、カギ開けやペット葬儀まで、140ジャンル以上の暮らしのお困りごとに対応します。私たちはこの「生活110番」を通じ、皆さまのお困りごとをスピーディに、安心の品質と価格で、解決するお手伝いをしています。

生活トラブルに見舞われた時は、私たち「生活110番」におまかせください!