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家を守る陰の功労者!雨樋をキレイにして家の寿命を伸ばそう!

2018-09-27

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屋根の端についている、雨水を流すための溝、「雨樋(あまどい)」。雨樋はなかなか目にとまりにくい場所にあるので、普段あまり気にしていないという方も多いことでしょう。

しかし、実際のところ雨樋は家を雨水から守る重要な役割を担っています。雨樋がしっかり機能しているかどうかで、家の寿命に大きな影響が出るかもしれないのです。

本コラムでは、雨漏りトラブルの原因にもなりやすい雨樋の故障のメカニズムと、自分でできるメンテナンスの方法をご紹介します。大切なお住まいを陰から支えてくれる雨樋をいたわって、家を長持ちさせましょう。

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雨樋はなぜ詰まりやすいのか

雨樋とは、屋根の斜面の下端、いわゆる「軒」の部分に取り付けられた排水経路のことです。お住まいの屋根を見上げてみてください。屋根の外周をぐるりと囲むパイプが走っていれば、それが雨樋です。

雨樋は屋根に落ちた雨水を受け止めて、地上へと流す役割をもっています。しかし、屋根の上に落ちるのは雨水だけではありませんよね。たとえば落ち葉や小枝、舞い上がった砂や埃など、空気中を漂うゴミもまた、屋根の上に落下します。

雨樋は、そうした雨以外の落下物も全て受け止めてくれます。しかし、固形物は雨水のようにたやすく流れてはくれません。とくに量の多い落ち葉は雨樋の内側に張り付いて、積もっていきます。

すると、本来スムーズに流れるはずの雨水も、積もった落ち葉やゴミにせき止められて、うまく排水されなくなってしまいます。「雨樋の詰まり」というトラブルは、このようにして発生するわけです。

家の近くに植木や公園、山林などがある場合、とくに落ち葉が原因の雨樋の詰まりがよく起こります。雨樋が詰まりやすい場合は、家の周辺の環境を確認してみると原因が特定しやすいかもしれません。

また、落ち葉やゴミだけでなく、雨樋を詰まらせる原因はほかにもあります。
たとえば鳥が雨樋の上や排水口に巣を作ってしまった場合。あるいは、地上へ排水するパイプからネズミなどの小動物が入り込んで、そこで死んでしまっている場合があります。ほかにも、強風で雨樋が歪んで、水が流れていくために必要なパイプの傾きが変わってしまうことで詰まりが発生することがあります。

雨樋を詰まらせる原因は多岐にわたります。何が水の流れをせき止めているのかを知ることが、雨樋修理の第一歩となるのです。

      

雨樋を放置してしまうと

そこかしこに雨樋を詰まらせる原因が転がっているため、雨樋は家のなかでもとくに故障の起きやすい部分だといえます。詰まってしまった雨樋を放置していると、どのようなトラブルにつながるのでしょうか。

雨樋の役割は、屋根から地上にかけてのスムーズな排水経路を確保することです。つまり、雨水の流れをコントロールして、水によるさまざまな被害を防ぐことが雨樋のもっとも重要な効果といるでしょう。

雨樋が詰まったまま放っておくと、雨水がもたらすダメージが家の各所を直撃することになります。以下に、考えられる雨水による被害をまとめておきました。

庭が水びたしになる

雨樋を流れる水は、地上につながる「竪樋(たてとい)」と呼ばれるパイプを通ってすみやかに排出されます。ほとんどの住宅は、庭の一部に排水口が設けられていて、そこから水を敷地の外へ吐き出す構造です。そのため、一般的に竪樋は庭の排水溝に直通する形で取り付けられています。

つまり、屋根に降った分の雨水は、本来庭を濡らすことなく敷地から出ていくはずなのです。

しかし雨樋が詰まり、竪樋にうまく水が流れ込まないと、雨樋から雨水があふれ出してそこかしこから大量の水が庭に降り注いでしまいます。すると、庭自体の水はけが追い付かなくなり、庭が洪水状態になってしまうのです。

結果、雨が上がったあといつまでたっても庭に水溜まりができていたり、泥跳ねで壁が汚れたりといった被害にまでつながります。

壁の雨漏りの原因になる

雨樋からあふれ出した水は、軒を伝って壁を濡らしてしまいます。本来屋根によって雨から守られている部分の壁まで雨水にさらされ続け、過剰な水分は壁材が腐ってしまう原因となります。
また、壁に経年劣化などで亀裂が入っていると、そこから水が家の中に入り込む雨漏りにつながることもあります。

雨樋自体が破損する

雨樋が詰まり、いつまでも水が排出されないと、水の重みで雨樋がゆがんだり、留め具が外れて落下するといった破損につながるケースがあります。雨樋のほとんどはプラスチックや薄いステンレスでできているため、大量の水を長い間支え続けることができないのです。

基礎の部分に湿気がこもり、シロアリが発生しやすくなる

雨樋の詰まりによって庭が水浸しになると、床下の通風口から水が逆流して、家の基礎(土台)にまで浸水することがあります。庭に起こった小規模な洪水が、床下浸水を引き起こしてしまうのです。

基礎の部分に水が入り込むと、こもった湿気が床板を腐らせる原因となります。さらに、湿った木材を好むシロアリを呼び寄せることになってしまうかもしれません。

このように、一見地味な部位に思える雨樋ですが、家を守るうえで非常に重要な役割をもった存在です。雨樋の詰まりは、めぐりめぐって建材の腐食やシロアリ被害といった、重大なトラブルの原因になるかもしれません。

取り返しのつかない事態におちいってしまうまえに、お住まいの雨樋の状態をチェックして、詰まりの原因を取り除いておきましょう。

      

雨樋の掃除方法!

雨樋の詰まりを防ぐ一番の方法は、定期的な「掃除」が必要です。雨樋に溜まったゴミを除去して、水がスムーズに流れていくようにする方法をご紹介します。

掃除を始めるまえに、まずは簡単に雨樋の構造を確認しておきましょう。雨樋は大きくわけて、「軒樋(のきどい)」、「竪樋」、「集水器」の3つの部位で構成されています。

屋根の端に取り付けられていて、屋根の上を流れ落ちた雨水を受け止める部分が「軒樋」。軒樋を流れた雨水を竪樋に集める部分が「集水器」。そして、集水器が集めた水を地上へ排出する垂直方向のパイプが「竪樋」です。

3つの部位はそれぞれ適した掃除の方法が異なるため、部位ごとに手順を確認していきましょう。

①軒樋の掃除

軒樋は屋根に直接つながっているため、屋根に落ちたゴミがもっとも溜まりやすい部分です。軒樋は高い位置にあるため、掃除の際ははしごを用意しておきましょう。

軒樋は半分に割ったパイプのような形状なので、異物があればすぐに見つけられます。積もっている落ち葉やゴミは、軍手なりトングなりをつかえば取り除くことは簡単です。目に見える異物を除去したら、最後にホースで屋根に水をかけて、水が滞りなく集水器まで流れていくか動作確認をしておきましょう。

②集水器の掃除

軒樋に流した水がうまく竪樋を通っていかない場合、集水器に詰まりが生じている可能性があります。掃除の手順は軒樋と同様に、はしごをかけて見える範囲の異物を取り除いていきましょう。
集水器の中にゴミのひっかかりやすい突起があったら、ヤスリなどで削りとってしまうことも有効です。

③竪樋の掃除

雨樋掃除の最難関といえるのが、竪樋の掃除です。竪樋はパイプ状になっているため、どこかに詰まりが生じていても、外からでは何が詰まっているのか、どこに詰まっているのかがまったく判別できません。そこで、竪樋掃除に便利な掃除グッズの作り方をご紹介します。

まずは長い針金と、使い捨てのタオルを用意しましょう。針金は竪樋の全長よりも長く、手で曲げると形が戻らない程度の硬さのあるものを選んでください。

使い古しのタオルを丸めて、竪樋の直径にギリギリ収まる程度の大きさのボールを作ります。針金の先端にタオルボールをくくり付ければ、即席竪樋掃除グッズの完成です。

掃除グッズができたら、竪樋の上部にある曲がった部分の継ぎ目を外します。これで、竪樋は一本の直線パイプになりました。次に、パイプの上端から作った掃除道具の針金部分を差し込んでいきます。

竪樋の内部に異物があれば、差し込んだ針金がつっかえるような手ごたえがあるはずです。そのときは針金を前後左右に動かして、針金が貫通できる隙間を手探りで探してみましょう。異物を針金が貫通したら、竪樋の下端から針金の先端が顔を出すまでどんどん差し込んでいきます。

竪樋を針金が縦断し、下端から針金が出てくればこちらのものです。あとは顔を出した針金を一気に引っ張りましょう。針金の尻についたボールが、竪樋の中の異物を引っかけて一緒に引きずりだしてくれます。

この作業を2回ほど繰り返せば、竪樋の掃除は完了です。竪樋をもとの継ぎ目にはめ直して、軒樋と同様に水を流して動作確認をしましょう。屋根から地上までスムーズに水が流れるようになれば、雨樋は完全にきれいになった証拠です。

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補修は自分でもできるのか

雨樋の故障がゴミの詰まりではなく破損によるものの場合、必要なメンテナンスは掃除ではなく補修になります。破損した部品を交換し、亀裂を塞がなければなりません。破損の状態によっては、雨樋自体を交換する必要も出てくるでしょう。

雨樋の補修は、DIYでおこなうことが可能です。雨樋そのものはホームセンターや建材店などで取り扱いがありますし、簡単な破損であればダクトテープやパテで十分に補修できます。替えの雨樋を用意できるなら、自分で交換工事をやってみてもよいかもしれません。

以下に、雨樋の修理が必要なケースと自分で補修する方法をご紹介します。

①軒樋が歪んでいる場合

軒樋の中を水がスムーズに流れるには、ある程度の傾斜が必要です。軒樋が雨風や溜まった水の重さでゆがんでしまうと、傾斜が変わってしまい、軒樋から集水器にうまく水が流れなくなってしまうことがあります。

軒樋の傾斜を改善するには、軒樋を支えている「支持具(しじぐ)」と呼ばれる金具を調節しましょう。多少強引ではありますが、支持具は金具なので手で力を加えればある程度曲がります。上方向に曲げれば、その分だけ軒樋が持ち上がるというわけですね。

そこで、集水器の方へ向けて軒樋が傾くように、支持具を一ヵ所曲げてみましょう。軒樋10mにつき3~5cm程度支持具を曲げれば、水がスムーズに流れる傾斜をつけることができます。

②雨樋の継ぎ目が外れている場合

軒樋と集水器、集水器と竪樋、あるいは4枚屋根の場合は軒樋と軒樋を繋ぐ部分には、「継手」と呼ばれる継ぎ目の部品がつかわれています。この継手が外れていたり、破損していたりすると、そこから雨水が漏れ出す原因となるため、修理が必要です。

もっとも確実な継手の修理は、新しい継手に交換することです。もしも交換部品が用意できない場合は、ダクトテープやパテをつかって破損した部分を埋め、継手を繋ぎなおしましょう。

③雨樋自体が経年劣化している場合

雨樋は長期の雨風に耐える頑丈さをもっていますが、それでも20年程度で寿命を迎えてしまいます。雨樋がボロボロになっていたり、穴が空いている場合、経年劣化が起こっていると考えてよいでしょう。

テープやパテをつかえばある程度の穴は埋めることができますが、前述のとおり雨樋はお住まいの寿命に直結する部位です。できることなら新品の雨樋に交換することをおすすめします。雨樋を交換する際は、傾斜をつけることを忘れないようにしましょう。

雨樋の全交換は、重量物を屋根のところまで上げ下げすることになる危険な作業です。交換工事は雨樋修理のプロに依頼するのが無難かもしれません。

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雨樋をより効果的につかうためには

雨樋の効果を十分に発揮し、家の寿命を伸ばすには、雨樋の詰まりを予防することが何より重要です。雨樋はとにかく詰まりの起きやすい部分なので、あらかじめ詰まりにくいよう工夫をほどこしておきましょう。

雨樋の詰まり対策としては、「落ち葉除けネット」や「落ち葉除けシート」といった商品が市販されています。それぞれの特徴について解説しておきます。

落ち葉除けネット

落ち葉除けネットは、雨樋の詰まり予防の定番グッズです。原理は単純で、軒樋の上にあらかじめネットをかぶせておくことで、屋根から滑り落ちてくる落ち葉やゴミをネットでせき止めて、軒樋に入らないようにできます。

軒樋にかぶせる方式のほかに、丸めたネットを軒樋の上においておくだけの簡単な方式もあるため、お住まいの状況や対策に取れる時間にあわせてつかうネットを選べるという点も魅力です。

安価なものが多く、お手軽に詰まり予防ができる利点はありますが、あまりにも大量の落ち葉がネットの上に溜まってしまうと、本来ネットを通過して軒樋に入るはずの雨水も一緒にせき止められてしまうという点はデメリットかもしれません。

落ち葉除けシート

落ち葉除けシートは、「ネット自体に落ち葉が溜まる」というネット特有の弱点を克服した詰まり予防グッズです。シートには無数の突起がつけられていて、突起同士の隙間を雨水が通って軒樋に流れ込みます。

落ち葉は突起の隙間を通れず、シートから弾かれてそのまま地面に落下するため、シート上にも落ち葉は溜まりません。またネットの隙間を通れる砂埃に対してもシートは有効です。

修繕費用はどれくらいかかる?

雨樋が経年劣化し、全交換が必要になった場合、工事にかかる費用の相場は15万~50万円程度になるといわれています。相場に幅が大きいのは、住宅の規模や屋根の形状によって、交換する雨樋の長さも大きく異なるためです。

さらに、建てられてから年数の経過した住宅の場合、たとえ破損している雨樋が全体の一部であっても、全ての雨樋の交換が必要になるケースがあります。
異なる型式の雨樋を繋げてつかうことは原則できないため、同じ型式の雨樋が生産停止になっていると交換用の部品が調達できないかもしれないのです。

上記のように、雨樋の修理にかかる費用は決して安くはありません。しかし、雨樋が破損した状況によっては、修理工事に保険が適用できる可能性があります。

たとえば、強風や積雪によって雨樋が破損してしまった場合、火災保険の「風災補償」や「雪災補償」の適用範囲内になるかもしれません。保険が効けば、修理費用の一部や全額を保険会社が負担してくれることになるため、修理に着手しやすくなります。

お住まいの火災保険にどのような補償がついているのかは、保険の契約書や保険会社のウェブサイトなどで確認できます。もしも雨樋の交換を検討されている場合は、まず保険の確認をしておきましょう。

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まとめ

雨樋は、屋根に降り注ぐ雨水をコントロールし、住宅にもたらすさまざまな水の被害を防いでくれる非常に重要な部位です。雨樋に詰まりが生じていると、不便なだけでなく、建材の腐食やシロアリの発生といった重大なトラブルにつながる可能性があります。

普段気に留めることはあまりないかもしれませんが、雨樋の状態が住宅の寿命を左右するといっても過言ではありません。定期的に掃除をおこなって詰まりを取り除き、雨水がスムーズに排出されるようにしておきましょう。

雨樋の交換工事は安い出費ではありませんが、故障の原因によっては保険の適用が受けられる場合があります。壊れた雨樋は決してそのままにしておかず、安く修理できる方法を探してみましょう。

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