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アスベスト(石綿)が原因かも?危険な因果関係と病気について

2017-09-04

アスベスト(石綿)が原因かも?危険な因果関係と病気について

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

ニュースなどで取り上げられることがあるアスベストですが、詳しく知らない方も多いかと思います。日本では2006年9月1日に施行された改正労働安全衛生法施行令により、アスベスト及びアスベストを重量の0.1%を超えて含有するすべての物の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されました。しかし、私たちが生活している身の回りにはたくさんのアスベストが使用されているものがあります。アスベストとは何か、またどんなところに使用されていたかご紹介していきます。

アスベスト(石綿)とは

アスベストとは別名「石綿」とも言われている天然の鉱物繊維です。繊維一本一本は、目に見えないくらいの細長いものです。熱や摩擦はもちろん、酸やアルカリなどにも強く、変化しにくい特徴を持っています。

アスベストが丈夫であることから、保温や断熱材などの建材や自動車のブレーキパッドなどの摩擦材、ガスケットなどのシール断熱材といった様々な製品に使用されていました。そのため、法によって規制された現在でもアスベストが使用されている建物などはたくさん残っています。
アスベスト(石綿)とは
commons.wikimedia.org

世界でも問題視されるアスベスト

日本だけでなく世界でもアスベストの使用は広く認められていましたが健康被害との関係性が科学的に解明されていくにしたがって使用や規制をする国が増えていきました。

日本においても早い段階で健康被害を指摘していましたが、2005年頃に健康被害をマスコミに取り上げられ、社会問題となったことから規制が本格化しました。

アスベスト(石綿)が使用されている場所

アスベストは用途が3000種と言われるほど多く、様々な場所で使用されていました。石綿工業品と建材製品に分けられ、その8割以上は建材製品と言われています。

建材製品は、1955年ごろから使用し始め、ビルなどの高層化や鉄骨建造物の普及により、軽量耐火被覆材として、1960年代に多く使用されてきました。耐火性はもちろん、断熱性や防音性や絶縁性にも優れ、安価であったことから形態を変え、色々な用途で使用されてきました。

昭和の建築物に注意して

アスベストは目で判断することはできませんが、使用されていた建物に特徴があります。
アスベストを含んだ建材が使用されている可能性が高い建物は、昭和に建てられた鉄筋コンクリートのビル、一般住宅、役場や学校などの公共施設、総合病院などの民間施設、倉庫や工場です。一見ばらばらに感じられますがこれらに共通しているのは、どれも昭和に建てられた鉄筋コンクリートの建物であるということです。

今は専門業者が除去していますが、安全が確保されたかどうかは目で判断することができないため、古い建物には近づかないことが一番です。

昭和の建築物に注意して

健康にどのような影響を与えるか

アスベストはケイ酸塩鉱物の一種で、それ自体に毒性があるわけではなく、有害性はその形状と性質にあります。
アスベストは非常に細い繊維の集合体です。アスベストは一見綿のように見えますが、繊維の1本1本には弾力はなく、非常にもろく折れやすい性質を持っているため、軽い衝撃を与えただけで繊維が粉々に砕け散り、目に見えないほど微細なほこりとなって舞い散ります。

空気中に微細なアスベスト繊維(アスベスト粉塵)が放出されると、消滅することなく、長時間空気中を飛びます。飛んでいるアスベストを、呼吸することによって知らない間に吸い込んでしまうのです。大きな束状のアスベストは鼻腔などでひっかかり取り除かれますが、微細なものは、肺胞にまで入り込み沈着していきます。
 健康にどのような影響を与えるか

すぐに健康被害として表に出ないアスベスト

アスベスト繊維は丈夫で変化しにくいといわれています。そのため体内に蓄積されたアスベストが肺の組織に刺さると、約20年から40年の潜伏期間を経てから、肺ガンや中皮腫の病気を引き起こす可能性が高いと懸念されているのです。体内へ取り込まれてもすぐには表に出てこないことから「静かな時限爆弾」ともいわれているようです。

健康に被害が出た場合の支援制度について

労災保険

石綿による健康被害に関しては、労働者が業務上の事由で石綿を吸入したことが原因で石綿に関連した疾病にかかった場合には、労災保険の給付を受けられます。しかし、その労災保険の給付をうけるためには、業務災害として労働基準監督署長から認定を受ければなりません。

労災保険が適用できない場合の救済法

しかし労災保険は、石綿にかかわる仕事をしていた人のみに適応される制度なので、家族や石綿製品の製造工場の近くに住んでいたために石綿に関わる病気を患ってしまった場合には適応外となってしまいます。そのように労災保険を適応できない石綿による健康被害者を救済できる制度として「石綿健康被害救済制度」があり、労災保険の適応から外されても以下の2つが適応される可能性があります。

▼「特別遺族給付金」
対象者が亡くなってしまっている場合に遺族に支給されます。

▼「救済給付」
石綿に関する仕事に就労していたわけではなくても、石綿による健康疾患だと認定された場合に支給されます。では、どのような健康障害が石綿による可能性が高いものなのか見ていきましょう。

アスベスト(石綿)による健康被害で救済給付の対象となる「指定疾病」は、アスベスト(石綿)を吸入することにより発症した下記の4種類です。

(1)中皮腫
(2)肺がん
(3)著しい呼吸機能障害を伴う石綿肺
(4)著しい呼吸機能障害を伴うびまん性胸膜肥厚

給付の対象となるのかどうかは医療機関での診察結果をもとに申請してみなければわかりません。そうであっても石綿による影響が少しでも懸念される場合、まずは労働監督局に相談してみるとよいでしょう。審査には時間がかかるため、早い決断が大切です。
健康に被害が出た場合の支援制度について

まとめ

アスベストの治療法はないので、古い建物を避け、自分で対策しなければいけないにも関わらず、時代が進むにつれて、アスベストを知らない子供が増えてくるでしょう。しかし、アスベストの建物はすぐになくなるわけではありませんので、これからも気をつけていく必要があるといえます。
アスベストを知らない子供が大人になれば将来、アスベストの健康被害が沢山でるのではないかと心配されています。現状の健康がアスベストと少しでも関係があるように思えた方や気になった方、また近くに古い建物があり不安な方は、一度「生活110番」へ相談してみてはいかがでしょうか。健康被害が出る前に石綿を取り除くことが大切です。早めの行動が自分自身の健康だけでなく、大切な家族や知り合いを守ってくれるかもしれません。

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2017-09-04 15:52:54
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