私たちが必ず入るのがお風呂です。浴室は一人の空間で、温かくてまさに憩いの場所ではないでしょうか。
しかし、「なんだか水はけが悪い……」と感じることもあるかもしれません。もしかしたらそれは、浴室の防水加工が寿命を迎えているのかもしれません。浴室の防水の効果は、浴室の状態を見ることで補修が必要かがわかります。
今回このコラムでは、浴室の防水や、防水補修が必要なサインについてご紹介していきます。
目次
浴室には2つの種類がある
私たちが普段から利用しているお風呂は、浴室の防水性や特徴によって違います。浴室は、主に2種類の物に分けられます。浴室の防水効果の寿命に気が付くには、浴室の防水性や特徴について理解しておくことも重要です。
在来工法浴室
昔から日本で行われているお風呂場の建築方法が用いられています。在来工法浴室には、下地に防水をほどこし、その上からタイルなどの装飾を貼って仕上げています。
この方法だとどんなデザインにすることもできます。しかし、工事期間はかかってくるため事前に確認をしましょう。
また、タイルなどの装飾を貼り付けていくので、月日がたつとどうしても剥がれてきてしまいます。浴槽のメンテナンスはできるだけ早く行いましょう。
ユニットバス
最近になって開発された浴室で、工事期間が在来工法浴室よりも早いことがメリットの一つです。マンションなどの集合住宅では、ほとんどがユニットバスではないでしょうか。
また、ユニットバスは在来工法浴室よりも防水性が高く、水漏れにも強いです。掃除がしやすいこともあり、最近ではユニットバスを選ぶ家庭が増えてきました。しかし、在来工法浴室とは違い、バスタブの形が決まっている場合がほとんどです。
浴室の防水にはどんな種類がある?
浴室に違いがあるように、浴室の防水にも大きく分けて3つの種類があります。
・シート防水
防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける工法です。厚みが薄く、価格が比較的安価です。シートシート状の合成ゴムのと、塩化ビニールの素材があります。
・FRP防水
FRPとは強度が高く、耐久性に優れたガラス繊維を応用したものです。耐久性がある防水層で、直接露出防水として加工ができます。硬化が早く、1~2日で施工が完了します。膨脹や圧縮も起きにくいため、浴室の防水に一番使われています。
・ウレタン塗膜防水
ウレタン防水は、液体のウレタンを浴室に塗ることで防水性を上げることができます。下地形状になじみやすく、水密性が高い連続被膜が得られます。ウレタンは不定形なので、どのような形のバスタブでも対応ができ、重さが軽量でもあります。材料を塗るだけなので、防水が簡単にすることができます。
浴室の防水の補修が必要になるタイミングとは
浴室から、防水が必要なタイミングを読み取ることができます。早急に補修を行うためには、浴室の防水補修が必要なサインを知っておくことも重要です。
亀裂が入っている
浴室の壁に使われるタイルや床に亀裂が入っていたら、補修を行いましょう。亀裂は放っておくとさらに広がり、悪循環を起こします。壁面の掃除などを行い、亀裂を事前に把握しておくことが大切になってきます。
ユニットバスでは、主にFRPで加工されていますが、耐久性がある代わりに傷が目立ちやすいです。劣化が進むと、傷からヒビ割れにつながってしまうため注意が必要です。
床が剥がれている
床が剥がれると、床材がくすんでしまい、汚れも溜まりやすくなってしまいます。床が剥がれているときには、床の一部の修繕よりも全体を新しくしてしまう方が早くおすすめです。
穴が開いている
サビやカビが浸食すると穴があいてしまうこともあります。ひどいときには、家の構造にまで関係してきます。一見ぽつぽつとした穴ですので、見逃しやすいですが、気がついたら早急に修復しましょう。
また、浴室防水の寿命は約10~15年が一般的です。そのため、浴室の防水が薄れてくるとこのような被害を招きます。浴室の防水にはなるべく早めに気付くことが大切です。
浴室防水工事にかかる期間の目安と費用の相場
浴室の工事にかかってくる相場は、工事の種類によって変わってきます。
・ウレタン防水……約4,500円~7,000円
・シート防水……約4,000円~7,500円
・FRP……約5,000円~7,000円
工事する種類に費用も違えば工事期間も変わってきます。材料を塗りつけるタイプの物なら時間がかかり、シートをかぶせるだけなら早く終わります。
あくまで目安にはなりますが、施工にはだいたい2~3日くらいかかる場合が多いです。しかし、ウレタン防水の場合は1週間程かかる場合もあります。浴室の防水を行いたい場合は日数も確認することが重要です。
まとめ
浴室には在来工法浴室とユニットバスがあり、それぞれ浴室の作り方に違いがあります。浴室の防水の仕方は、それぞれに特徴があるためご自分の家庭の浴室にあった防水加工をしましょう。
浴室の補修は、事前にタイミングを知らせてくれます。亀裂や穴だったりと原因はさまざまですが、気がついたら放置せず修繕しましょう。
浴室の寿命は10~15年ですので、その前から修繕のタイミングに気がついておくことも大切です。
浴室防水工事にかかる費用や工事期間はさまざまです。浴室の防水がきになったときは一度業者相談してみるのもおすすめです。
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