メンブレン防水は住宅に効果的？メンブレン防水の特徴を詳しくご紹介

「メンブレン防水」という言葉をご存知でしょうか。きっと多くの方には聞きなじみのない言葉だと思います。
メンブレン防水とは防水工法の一種で、住宅に防水加工をする際によく使用されます。
防水加工は日々劣化するので、防水効果が薄くなったら再施工が必要です。

そうはいっても、実際にどのような工法なのかわからないとなかなか施工に踏み切れない方も多いでしょう。
そこで今回はメンブレン防水についてまとめてみました。

無料で電話相談する!

0120-447-110

24時間365日・日本全国受付対応！お気軽にご相談ください

通話無料

0120-447-110

メールで相談する

防水工事は「メンブレン防水」と「シーリング防水」に分けられる！

防水工事には大きく分けて2種類あります。
それが「メンブレン防水」と「シーリング防水」です。ここではそれらについて説明していきます。

メンブレン防水とは

メンブレン防水とは「薄い防水層で屋根や屋上などの広い面積を全面的に覆う防水工法」のことをいいます。
メンブレンは「膜」や「薄い皮膚」という意味の言葉です。
防水層を膜や皮膚と想像すると、イメージしやすいかもしれません。

シーリング防水とは

シーリング防水とは「素材の隙間や周囲などにシーリング材を充填し、防水・気密性を高める工法」のことをいいます。
シーリング材は合成樹脂や合成ゴムなどをペースト状にしたものを主に使用します。
外壁や窓枠にも利用されていて、タイルの間のプニプニした部分というと、ピンとくる方もいるかもしれません。

通常「防水工事」といったらどちらを指す？

シーリング防水は、外壁や窓枠などに使われる技術を屋上にも応用したものです。
一般的に防水工事というとメンブレン防水のことを指すほうが多いでしょう。

では、そんなメンブレン防水のほうはいったいどのような材料が使われているのでしょうか。

メンブレン防水にはどのような材料が使われる？

メンブレン防水には複数の工法があり、その工法によって使われる材料はさまざまです。
具体的にどのような材料が使われるのか、以下にまとめました。

・塩化ビニール樹脂や合成ゴムなどの高分子材料
・アクリル、ウレタン、クロロプレンゴム、ゴムアスファルト系の材料
・合成繊維不織布にアスファルトを含めたもの

これらのものが多くは使われています。
多少業者で使われている素材が変化する恐れがありますので、依頼する前に質問して特徴を把握しておくのもいいでしょう。

メンブレン防水の特徴①：シート防水

シート防水は、塩化ビニール樹脂や合成ゴムをシート状にして、屋上に敷き詰めるメンブレン防水の施工方法です。

・シート自体に着色がされているため、さまざまな色合いがある
・施工後に上を歩くことができる
・気候に変化に強い(耐候性がある)
・施工地域による制約が少ない
・施工が比較的容易
・下からの突起物や外部からの衝撃に弱い
・複雑な形状をした部位の施工が困難
　　　　　　
　　　　　　

メンブレン防水の特徴②：塗膜防水

塗膜防水はウレタンやゴムアスファルト、強化プラスチックなどといった液状の塗膜防水材を塗り重ねていくメンブレン防水の施工方法です。

・複雑な形状をしていても施工が容易
・出来上がった防水層に継ぎ目がない
・外部からの衝撃に強く、施工後は上を歩くことに適している(強化プラスチック等)
・防水層の厚さの確保が困難
・下からの突起物があると、その部分から欠陥がでやすい
・外部からの衝撃に弱い(ウレタン等)
・施工時に天候の影響を受けやすい
・定期的な表面の塗り直しが必要

メンブレン防水の特徴③：アスファルト防水

アスファルト防水とは、合成繊維不織布にアスファルトを含ませたシートを屋上の床に貼っていくというメンブレン防水の施工方法です。

・細かい要求レベルに応じた防水性能を持たせることが可能
・住居の種類や部位に応じた適切な防水層を作ることができる
・耐用年数がほかの施工法に比べて長い
・施工の際に周囲への配慮が必要
・複雑な形状の施工が困難

シーリング防水の工事が必要となる場合とは

上記のようなメンブレン防水がある一方で、シーリング防水工事が必要となるのはどのような場合でしょうか。
それは、住居の外壁などにどうしても隙間ができてしまう場合です。

外壁の防水加工にそんな住居の規模から見たらちょっとした、だけど放置はしておけない隙間はシーリング防水を施工するのがおすすめです。

イメージとしては、メンブレン防水は屋上の床を主にカバーし、周囲の外壁などをシーリング防水でカバーしていくと考えるとよいかもしれません。

まとめ

防水加工の劣化は、ある日突然起こることではなく、日を追うごとに徐々に進行していきます。
施工しなおすタイミングが分かりづらいかもしれません。
そういったときには、防水工事のプロに相談してみると、施工時期、施工方法について教えてくれるでしょう。

住宅に合った最適な防水加工ができれば、これまでの暮らしがグッと快適になるはずです。

防水工事を依頼できる業者や料金

　　
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「防水工事」をご覧ください。