水道が凍結しても対処方法を知っていれば大丈夫!安心の方法とは
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冷え込みの強い日、「朝起きて歯磨きをしようと思ったら、水道水が出ない!」そのような経験はありませんか?これは寒い冬に水道管が凍結してしまうことで、水道水が出なくなってしまうことが原因となって起こります。
水道が使用できないと、いろいろなことができなくなってしまいますので、とても困ります。朝早くなので業者への依頼も難しいかもしれません。自分で対処できることはあるのでしょうか?ここでは、水道管の凍結の対処方法についてご紹介していきます。
水道管が凍結したら対処でNGなのは
水道管が凍結してしまうと、日常生活に支障をきたします。飲料水として飲んだり、料理に使用したりするのももちろんですが、トイレを流すこともお風呂に入ることもできなくなってしまいます。
そのようなことから、すぐに対処して水道管の凍結を溶かしたいと思う方が多いと思います。しかし、水道管の凍結の対処はその方法を間違えてしまうと深刻な問題につながってしまうことがあります。
水道管が凍ってしまった場合、やってはいけないことは以下のようなことです。
・水道管の凍っている部分に、直接熱湯をかける
・無理に蛇口をひねる
これらのことをしてしまうと、水道管にダメージを与えて水道管の損傷や破裂を起こしてしまうことがあります。絶対に行わないようにしましょう。また、水が出ないからといって蛇口を閉めることを忘れてしまうと、溶けて使用できるようになった際に水が出しっぱなしになってしまうので気をつけましょう。
水道管が凍ってしまった場合、自分でできる対処法は限られてきます。
すぐに水をだすための方法4選!
自分で水道管の凍結の対処をする方法としては、以下の4つの対処方法があります。
凍結した部分をタオルなどで覆ってぬるま湯をかける
先述のように、熱湯を水道管へ直接かけてしまうと水道管にダメージを与えてしまいます。そのため、直接お湯がかからないように水道管をタオルなどで覆い、ぬるま湯をかけることで徐々に熱を伝えるようにします。
凍結した部分にカイロなどを当てる
カイロなどの保温材を、水道管の凍結した部分に当てておくという方法です。カイロなどを当てると、一定の時間熱を与え続けることができます。そのため、ゆっくりと溶かしていくことができます。カイロが熱すぎる場合は、水道管に直接当たらないようにタオルなどを被せておきましょう。
ドライヤーを凍結した部分に当てる
ドライヤーを当て続けることで、継続的に熱を与え続けることも有効な方法です。この場合も、距離をある程度離すなどして高温になりすぎないように注意しましょう。
放置しておく
水道管の凍結は朝起こることが多いです。放置しておけば気温が上がってきて、自然に溶けていきます。すぐに使う必要がないのであれば、この方法が一番いい方法です。水道管にダメージを与えてしまうリスクがありません。
水道が凍結すると破裂の危険?気を付けるべきなのは
水道管は凍結すると破裂してしまうことがあります。水は凍ると体積が増えるためです。水道管の面積は限られていますので、氷になって体積が増えると内部から力が掛かります。
その状態でさらに急激な温度の変化が起こると、水道管は温度の変化に耐えられず破裂してしまう危険性が高まります。水道管凍結の対処をする際に、直接熱湯をかけるのがNGなのはこのためです。
水道管が凍結してしまうことが多い北国では、多くの予防策がとられています。その対策は以下のようになっています。
・水道管の中に溜まっている水を抜く。(水抜き)
・水道管のむき出しになった部分を発泡スチロールの保温材などで保温する。
・メーターボックスの蓋が鉄製の場合は、そちらにも発泡スチロールの保温材などを入れておく。
寒冷地以外では、水抜きまではしなくてもいいかもしれません。水道管がむき出しになっている部分がある場合は、保温材で保温しておくといいでしょう。
もし、破裂していたらどこへ連絡すべき?解決方法
もし、水道管が破裂してしまった場合は水を止めることができなくなります。その場合は焦らずに、まず止水栓を閉めましょう。水道管の破裂は個人で修理することができません。業者に修理の依頼をしましょう。
水道管凍結の対処をした後、溶けて使用できるようになったら一旦すべての蛇口を閉めましょう。その状態で水道メーターが動いているなら、どこかから水が漏れていることになります。その場合も、業者に修理の依頼をしましょう。
まとめ
水道管が凍結してしまうと、水道管が破裂してしまうリスクがあります。自分で水道管の凍結の対処をする場合、急激な温度変化で水道管が破裂してしまわないように、細心の注意を払って行いましょう。もし使用する予定がないなら、溶けるまで放置しておくのが一番いいです。
水道管が破裂したり、漏水している場合は自分で修理することができません。必ず水道業者に修理の依頼をするようにしましょう。
※対応エリアや加盟店によって変わります