水道が凍結する温度は意外に高い?こんな条件なら要注意!

2021.4.30

水道が凍結する温度は意外に高い?こんな条件なら要注意!

水道の凍結には気温がすべての原因だとお考えの方は多いのではないでしょうか。気温は水や水道管が凍結する要因のひとつですが、ほかにも設置場所や風など凍結しやすい条件があります。また凍結してしまったときには家庭で対処できる方法があり、そのときにも注意点があります。

今回は水道管が凍結する気温と対処方法、また水道管が破裂したときの対処方法についてご紹介します。

水道が凍結する気温とは?気温だけじゃない凍結させやすい条件

水道が凍結する気温は何度くらいといわれているのでしょうか。
氷ができるのは0度といわれていますが、水道管が凍結してしまうのはマイナス3~4度をいわれています。マイナス3度くらいから凍結してしまうリスクが高まり、マイナス4度くらいには完全に凍結してしまうといわれています。

気温の変化によって凍結してしまう水道管ですが、気温以外の条件によっても凍結してしまう可能性が高まります。

・水道管や蛇口が屋外にでている
・北風で風当たりが強いところに水道管が設置されている

このような場合は気温以上に水道管に影響を与えるということが多くなっています。体感温度というものがありますが、風があるというときにはその気温以上に寒いと感じるときがあります。それと同様で水道管にも、気温以上に低い温度で影響をあたえていることがあります。
水道が凍結する気温とは?気温だけじゃない凍結させやすい条件

水道を凍結させないための「水抜き栓」とは

水道管の凍結には気温が大きく関係していますが、凍結してしまう条件として水道管のなかに水が入っているからということが挙げられます。水は0度で氷になってしまうので、水道管の温度が0度以下になると内部の水が凍ってしまいます。

そこで内部の水を抜く「水抜き作業」をおこなうことが必要となります。水抜きの方法には大きく2種類あります。

▼電動式水抜き栓の水抜き

電動水抜き栓はボタンを押すだけで水道管の水抜きができるものです。住宅にあらかじめ設置されている場合があり、そのようなときはキッチンや洗面所などの水回りに操作パネルが設置されています。説明書にそって操作しましょう。近年は水抜きと湯抜きを同時におこなうことのできるものも登場しています。

▼ハンドル式水抜き栓の水抜き

ハンドル式水抜き栓の場合は大きく2つの手順をする必要があります。水抜き栓を締めることと、水道の蛇口を開閉して水を出すことです。

まず水抜き栓を締めます。建物によって形状や場所が異なるものの基本的な構造は同じです。床にふたがあり、そこにハンドルがある場合はふたを開けてハンドルを上にあげると回すことができます。

また壁に設置されている場合や床下点検口をあけてその下にある場合があります。赤いハンドルがある場合は湯抜き栓となっており、多くの場合は時計回りで閉めて、反時計回りで開けることができます。

また賃貸住宅は水道メーターや電気メーターなどが入っている玄関横の部分に水抜き栓が入っています。

次に水道の蛇口を冷・温ともに開閉します。内部に溜まっている水を完全に外に出すために必要な作業となっています。水がちょろちょろとして次第に出なくなるまで、蛇口を開けたり閉めたりを繰り返します。結果、水道管内部の水を完全に外に出すことができます。
水道を凍結させないための「水抜き栓」とは

もし凍結したら?家庭でできる対処法

水道が凍結し気温も低いという状況で、わたしたちにできる対処方法はあるのでしょうか。

▼蛇口はひねらないように

凍結している状態で無理やりひねると破損してしまう危険があります。また水道の部品のゴムパッキンは凍結した状態では破れやすく、破損してしまう可能性が高くなっています。破損してしまうと水漏れの原因となるので、凍結した状態で蛇口をひねるのはやめましょう。

▼タオルを巻きぬるま湯をかける

凍結を解決する方法として有効なのが温めて溶かすということです。熱湯をかけたほうが早いとお考え方もいらっしゃるかもしれませんが、急激な温度変化によって水道管が破裂してしまう可能性が高く、非常に危険です。
またタオルを巻いてぬるま湯をかけることによって徐々に水道管や蛇口を温めることができます。くれぐれも慎重に行い、急激に解凍することは避けなくてはいけません。

▼カイロや保温材、ドライヤーも使用して

凍結部分がピンポイントの場合はカイロが効果的です。温度が高い場合はタオルや布をあいだに挟むと水道管の破損の予防につながります。またカイロが家にないというときはドライヤーでも効果があります。

また水道をすぐに使用しないというときは、解けるまで待つことも必要です。早朝は気温が低くて凍りやすいかもしれませんが、日中気温があがるというときはお昼頃には解けていることもあります。
もし凍結したら?家庭でできる対処法

水道管が破裂!まずは何をあるべき?水道料金や修理費用について

水道管の凍結で気温も原因のひとつとなっているとき、凍結したあげくに破裂してしまうということもあります。また対処方法をあやまって水道管に負担がかかり破裂するということもあります。

水道管が破裂したというときは、まず応急処置が必要となります。応急処置としてタオルやテープを巻くことが必要となります。また水道管が破裂してしまったというときは、賃貸住宅にお住まいの場合、下の階に被害を与えてしまう可能性もあるため確実に事態を収めることが大切です。

水道管が破裂してしまったというときは業者に連絡をいれると安心です。また費用は水道管が屋内の場合、2万円~となっています。屋根裏や壁のなかという場合はさらに料金がかかる場合があります。

また水道管が破裂した場合には水があふれて水道料金が高くなってしまう場合があります。そのようなときには減免制度が適用されることがあるので、確認するといいかもしれません。

まとめ

水道の凍結には気温が深く関係しています。しかし気温以上に風などが影響をあたえている場合があるので設置場所によって凍結しやすい場合があります。凍結した際には適切な対処方法で、解決しましょう。またお困りの際は業者に相談するといいかもしれません。

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