【洗濯機・台所】排水ホースの交換方法を解説!日頃のお手入れ方法も

2021.4.30

【洗濯機・台所】排水ホースの交換方法を解説!日頃のお手入れ方法も

洗濯機や台所は、毎日のように使う生活に欠かせない設備です。しかし、排水ホースまで掃除をおこなう方は少ないのではないでしょうか。長年使用している排水ホースは、劣化が進みトラブルの原因となるおそれがあるため、交換を検討してもいいかもしれません。

排水ホースを交換する場合は、洗濯機やシンクなどの設備にあうものを選び、正しい手順で作業しましょう。排水ホースにはさまざまな種類があります。せっかく新しいものに交換していても、サイズや取り付け方が間違っていれば水漏れなどのトラブルが発生する原因になるのです。

排水ホースを選ぶ際に注目すべき点や交換に必要なもの、詳しい手順をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

チェック!排水ホース交換のサイン

大量の水漏れやホースが切れているなど、明らかなトラブルが起こっている場合は、早急に排水ホースの交換をおこなう必要があります。排水ホースが洗濯機に付いているものなら【洗濯機の排水ホース交換方法】、台所にあるものなら【台所の排水ホース交換方法】を参考にして、交換してみましょう。

一方、大きなトラブルが発生しているわけではなく、「そろそろ交換したほうがいいのかな?」と迷っている場合は、交換の目安を確認するのがおすすめです。以下に提示する3つの交換のサインに該当するかどうか、一度チェックしてみましょう。

排水ホースの交換DIY【洗濯機・台所】ホースの選び方と交換方法

水漏れ

排水ホースが劣化して、亀裂が入ったり穴があいてしまったりすると、水漏れが発生します。傷んでいる部分が小さいと気付きにくいかもしれませんが、放っておくと周りのものが水浸しになってしまうおそれがあります。

排水ホースをよく見て、接続部分がゆるんでいるなどの不具合がない場合は、すぐにホースを交換しましょう。

寿命

簡単に破損はしなくても、長年同じものを使い続けていれば、排水ホースは劣化します。定期的に掃除をするなどのメンテナンスをしていない場合は、2~3年で交換するのがおすすめです。

また、メンテナンスをしていたとしても少しずつ劣化は進むので、5~7年以上使い続けている排水ホースは早めに交換しておきましょう。

悪臭とつまり

排水ホースには汚水もよく流れるため、長く使用しているとホース内にゴミが蓄積されます。そして、排水口から悪臭がしたりホースがつまって水の流れが悪くなったりするトラブルが発生するのです。

軽度であれば掃除で解決できるかもしれませんが、こびり付いて取れない汚れがあったり、何度もつまりを繰り返したりする場合は、排水ホースの交換をおすすめします。

洗濯機の排水ホース交換方法

洗濯機の排水ホースを交換するときは、差込口の直径とホースの長さを確認しましょう。サイズさえ把握していれば、ホームセンターや通販などで購入できます。

直径は元のものと同じサイズ、長さは接続したときに少し余裕ができるくらいのものを購入してください。ほかに必要な道具や詳しい手順は以下にご紹介します。

準備するもの

洗濯機の排水ホースは2つのパターンがあります。ホースクリップという金具の付いたものと、接着剤で固定されているものです。ホースのタイプによって必要な道具も異なるので、ホースをよく確認して、以下のものを準備しましょう。

【ホースクリップタイプ】

  • ハサミ
  • ビニールテープ
  • 結束バンド
  • ドライバー

【接着剤タイプ】

  • ハサミ
  • ドライヤー
  • 接着剤

交換手順(ホースクリップ)

まずはホースクリップが付いているタイプの交換方法からご紹介します。

(1)ホースを取り外す
接続されているホースクリップをゆるめて外します。ホースクリップに金具が付いている場合は、ドライバーでゆるめてください。なお、排水口側の先端は、エルボと呼ばれるパーツで排水口とつながっています。引っ張れば抜けるパーツなので、エルボも一緒に外しておきましょう。

(2)新しいホースの長さを調整する
メーカーから取り寄せるなどしてこれまで使用していたものとまったく同じものが購入できればそのまま取り付けられます。しかし、ホームセンターなどで購入してカットする必要がある場合は、古いホースの長さにあわせて調整してください。

(3)ホースを取り付ける
先に、新しいホースを洗濯機に取り付けます。ホースクリップがゆるまないように固定してください。そして、反対側にエルボをつなぎ、ホースクリップで固定します。接続部分にビニールテープを巻いて、さらに上から結束バンドを巻くと、より水漏れ防止の効果が高まります。

交換手順(接着剤)

接着剤で固定されているタイプを使用されている方は、以下の手順で交換をおこないましょう。

(1)ホースを取り外す
基本的には、引っ張ったりひねったりして取り外すのですが、外れない場合はドライヤーなどで接続部分を温めてから引き抜いてみましょう。

(2)接着剤を取り除く
洗濯機に接着剤が残っている場合は、ドライヤーで温めて取り除いてください。温めても取り除けないものは、サンドペーパーなどで削り落としましょう。

(3)新しいホースの長さを調整する
ホースクリップタイプ同様、メーカーからではなく、ホームセンターなどで購入したものの場合は、長さがあわないことがあります。純正品でないものは、ハサミで切って古いホースにあわせて長さの調整をしましょう。

(4)ホースを取り付ける
排水ホースに接着剤を塗って取り付けます。さらに、ホースクリップを購入して上から取り付ければよりしっかりと固定されるので、水漏れ防止としておすすめです。

台所の排水ホース交換方法

台所の排水ホースも、差込口の直径やホースの長さを確認する必要があります。さらに、種類もひとつではないので、以下の3つのうちどれが使われているか確認して、適切なものを購入しましょう。

・ネジ式
最も一般的なタイプで、シンク下に簡単に取り付けられます。シンクの直径によってサイズは異なるので、よく確認してください。

・差込式
ホースの直径が少し小さく、先が広がった形をしています。広がった部分にはメモリが付いていて、シンクの排水口の大きさにあわせて使用できます。ただし、接続部分がゆるみやすいため、定期的にゆるみがないかの確認が必要です。

・Y字式
飲食店などで見られる、二層式のシンクに使われるホースです。ホースによって長さが異なるので、排水口までの距離を確認して購入する必要があります。

排水ホースの交換DIY【洗濯機・台所】ホースの選び方と交換方法

準備するもの

接続部分がネジで固定されている場合は、ドライバーが必要です。また、ホース内の水がこぼれることがあるため、バケツと雑巾を用意しておくことをおすすめします。

交換手順

シンク下の収納スペースには、なにもない状態が望ましいです。置いてあるものは事前に別の場所に移動させておきましょう。

(1)床にあるプレートを外す
ホースはシンクから床下につながっているので、接続部分にあたる床のプレートを外してください。金具で固定されている場合は、ドライバーを使用して外しましょう。

(2)ホースの防臭キャップとホースを外す
プレートの下の部分には、下水からくる悪臭を防ぐための防臭キャップが付いています。防臭キャップを取り外すと、ホースが塩ビ管に差し込まれているが見えるので、引き上げて取り外しましょう。

(3)シンクとの接続部分を外す
シンクから水がこぼれることがあるため、バケツを置いてください。ネジ式ホースは左回りで取り外すことができます。

(4)新しいホースを取り付ける
ホースを外したときと、逆の順番で取り付けてください。防臭キャップが劣化していたら、このときに一緒に交換しましょう。最後に、水を流して漏れているところがないか確認したら完了です。

汚れを防ぐお手入れ方法

台所の排水ホースは、シンク下に収納されているものがあったり、1日に何度も使用したりするため、定期的に掃除をするのは困難です。

しかし、洗濯機の排水ホースであれば、少し外して掃除をするのも難しくありません。以下の手順でホース内の掃除をおこない、汚れの蓄積によるつまりや悪臭を防止しましょう。

【お手入れ方法】
(1)排水口側からホースを外す
(2)コップに入れた水をホースに流し込む
(3)ホースの口にラップを巻いて輪ゴムでしっかりとめる
(4)ホースのなかの水をゆするようにして内部の汚れを落とす
(5)ラップを外したらバケツにホースの水を捨ててもとに戻す

排水ホースの交換費用

排水ホースを自分で交換する場合は、新しいホースや工具の購入費用がかかります。ホースは、メーカーやサイズなどによって値段が異なりますが、1,500円前後で購入できるものが多いです。

ドライバーも値段はものによって大きく異なります。ネジの大きさを見て、サイズのあうものを購入しましょう。

また、業者に部品交換を依頼することもできますが、排水ホースの交換にいくらと明確に提示している業者はほとんどありません。費用が気になる場合は一度業者に相談して見積りをとる必要があります。

業者に依頼するときのポイント

排水ホースの交換で済むような簡単なトラブルであれば、自分で解決が可能です。しかし、他にも経年劣化が気になる部分があるなど、水回りの設備で気になる点がある場合は、業者に確認してもらうことをおすすめします。

排水ホースの交換を依頼するついでと考えれば、相談しやすいという方もいるかもしれないので、この機会に点検依頼をしてみましょう。その際、業者選びにはポイントが2つあります。以下の点に注目して依頼先を探しましょう。

  • 問い合わせの対応が丁寧
  • 費用の内訳が明確に記載されている

困っていることや修理内容の問い合わせの時点で、最適な修理方法を提案してくれる業者なら、水漏れ修理の経験や知識があると考えられます。さらに、不明点の内容に説明をしてくれるかどうかもあわせてチェックしておくと、より安心です。

また、見積りの内容が明確に記載されていれば、あとになって内容のわからないような作業費用を追加されるといったトラブルも避けられます。疑問点があれば早めに確認して納得のいく説明を受けましょう。

排水ホースの交換DIY【洗濯機・台所】ホースの選び方と交換方法

まとめ

排水ホースは、水漏れ・寿命・つまりなど、さまざまなことが原因で交換が必要になります。その際、ホースのサイズや種類を確認し、ご紹介した手順にしたがって作業をおこなえば、自分でトラブルを解決可能です。

ただし、洗濯機や台所は日常的に使用する設備なので、交換作業に不備があってはいけません。作業後の水漏れなどがないように、業者への依頼も検討してみましょう。

なお、洗濯機の排水ホースは定期的に内部の汚れを落とせば、悪臭やつまりを防ぐことができます。時間のあるときに掃除も実践してみてください。

また、経年劣化によってトラブルが発生するのは、排水ホースだけではありません。蛇口やシャワーホースなどに不具合が生じることもあるのです。

水回りの設備は、雑に修理をおこなうと水漏れなどのトラブルにつながるおそれがあります。長年使用している設備や部品がいくつもある場合は、業者に修理や交換を依頼しましょう。

業者を探す際には、弊社にご相談いただければ、迅速に対応可能な業者をご紹介いたします。相見積りの依頼も歓迎です。お気軽にお電話ください。

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