日常的に使用するキッチンシンクは、清潔にしておきたい場所です。しかし「生ゴミなどの処理もきちんとやっているのに、シンクの周りから悪臭がする」ということもあるでしょう。その悪臭の原因は、シンク下の排水口にあるかもしれません。シンク下は、防臭キャップというグッズを使うことで、悪臭を解決させることが可能です。
この記事では、シンク下の悪臭の原因や、防臭キャップの取り付け方などを解説します。原因や防臭キャップの取り付け方を知って、シンクの悪臭を解消しましょう。
目次
シンク下からの悪臭には防臭キャップが効果的
防臭キャップは、小さな円の形をしたアイテムです。シンク下には、防臭キャップが効果的なのです。
防臭キャップが効果的な理由
防臭キャップは、下水の異臭を遮断してくれたり、虫などの侵入も防いでくれたりする便利なものです。取り付けるだけで、シンク下の悪臭を防ぐことができるので、悪臭に悩んでいる方は、試してみるとよいです。
ホームセンターなどでも、数百円~1,000円ほどで、手軽に購入できます。取り付けも、むずかしいものではないので、自分で取り付け作業をすることが可能です。
防臭キャップは消耗品
防臭キャップは、劣化してくると効果がなくなってしまい、悪臭などが発生してしまうおそれがあります。消耗品ですので、効果がなくなってきたら買い替えるようにしましょう。
また防臭キャップには、樹脂タイプと金属タイプがあります。金属タイプは樹脂タイプと違って扱い方がむずかしいです。金属タイプの交換を検討する場合は、無理をせず、業者に依頼しましょう。
防臭キャップの取り付け方法
シンク下には、防臭キャップを使えば悪臭を防ぐことが可能です。防臭キャップの取り付け方をみていきます。
適した防臭キャップを準備する
まずは、適した防臭キャップの準備をしましょう。サイズが違っていると、防臭キャップの効果が見込めません。パイプのサイズに合った、防臭キャップを選ぶようにしましょう。
塩ビ管から排水ホースを取り出す
排水ホースが取り付けられているプラスチックの蓋を取り外すと、塩ビ管というビニールパイプがあります。塩ビ管から、ゆっくり排水ホースを取り外していきましょう。バケツや雑巾などを用意して、水漏れなどにも注意します。
防臭キャップを取り付ける
シンク下の排水管側に、防臭キャップを取り付けていきます。隙間ができないように、しっかり取り付けていきましょう。外れてしまったり隙間があったりすると、その部分から悪臭が発生してしまいます。サイズの確認は事前にしっかりおこないましょう。
排水ホースを防臭キャップに差し込む
排水ホースを防臭キャップに差し込んでいきます。隙間ができないように、正しく取り付けていきましょう。取り付けた後は、排水ホースを塩ビ管内に戻し、取り外したプラスチックの蓋を元の位置に戻します。
防臭キャップでも悪臭がなくならないときは?
シンク下に、防臭キャップを使っても、悪臭がなくならないときは、ほかに原因があると考えられます。ほかに挙げられる原因をみていきます。
ゴミ受けが汚れていないか確認
ゴミ受けに、ゴミがたまっていないか確認してみましょう。ゴミがたまっていると、悪臭の原因になります。ゴミ受けにネットを付けている場合は、ネットの交換のみで、ゴミ受けの掃除をしないなんてことも多くあります。ゴミ受けを触ったときにヌルヌルしていると、汚れが付着している状態なので、キレイに掃除をしましょう。
パイプクリーナーを使っている
パイプクリーナーなどの洗浄剤は、下水の悪臭対策にはおすすめできません。パイプクリーナーは、排水管の掃除に活用されていますが、つまりや雑菌の繁殖を抑えるものなので、下水からの悪臭には効果的ではないです。一時的に、悪臭はなくなりますが、再度、悪臭に悩まされる可能性が高いです。
排水トラップの状態を確認
シンクの下には、排水トラップという下水の臭いが上がってこないようにする構造が設けられています。古い建物では、排水口を覆っている椀(わん)が取り付けられていない場合があり、それが原因で悪臭がシンクまで上がってきてしまうことがあります。
椀が付いていない場合は、ホームセンターなどで購入しましょう。ワンは、下水の悪臭を防ぐほかに、虫などの侵入を防ぐ役割があります。
排水管に原因がある可能性もある
ゴミ受けやワンに問題がない場合は、排水管に原因がある可能性があります。排水管の破損なども、下水の臭いが上がってくる原因になりやすいので、破損している場合は交換しましょう。
またシンク下の排水管は、油汚れがたまりやすい場所です。油汚れも、悪臭の原因になるので、掃除をして清潔な状態を保ちましょう。排水管は、重曹とお酢を使うことで、掃除することができます。掃除の方法は以下の通りです。
【掃除の方法】
〇準備するもの
重曹・お酢・60℃程度のお湯
〇作業の流れ
1.重曹とお酢のほかに、60℃程度のお湯を準備します。臭いが気になる排水溝の周辺に重曹をふりかけていきます。
2.重曹をふりかけたところに、お酢をふりかけていきます。お酢は、重曹に対して倍の量をふりかけます。「お酢:重曹=2:1」であることを覚えておきましょう。
3.お酢をふりかけると、泡立ってきます。その状態で、30分ほど放置して、汚れを浮かせます。重曹は、固まりやすいので、一度に大量の量を使わないようにしましょう。
4.30分放置したあとは、お湯をかけ流していきます。重曹やお酢が残らないように、しっかり流します。手軽にできるお手入れなので、定期的におこなうとよいでしょう。
どうしても悪臭が消えないときの対処法
掃除をしたりシンク下に防臭キャップを設置したりと、対処をおこなっても、悪臭が消えないときがあるでしょう。そんなときは、排水ホースが破損しているかもしれません。排水ホースが破損していると、その部分から悪臭が漏れているおそれがあります。
破損による悪臭は、穴やヒビを塞ぐことで解決することができます。またほかにも、ホースの繋ぎ目に隙間があると、そこから悪臭が漏れてきます。パッキンの劣化が考えられるので、パッキンの交換をおこないましょう。
これらの悪臭対策をしても解決しないときは、業者に相談してみてもよいです。またシンク下に、防臭キャップを自分で取り付けられない場合も、業者に相談してみましょう。
プロに任せることで、スムーズに防臭キャップを取り付けてもらえます。自分でやってみてダメだと思ったら、弊社の加盟店がサポートしますので、気軽にご相談ください。
まとめ
シンク下の悪臭の原因は、排水口の汚れや雑菌の繁殖、下水の臭いが上がってきていることが原因で起きています。
シンク下は、防臭キャップというグッズを使うことで、悪臭を抑えることができるので、お悩みの方は試してみましょう。解決することがむずかしい場合は、業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、シンク下の悪臭を解消してくれます。弊社に登録されている加盟店が、迅速に対応いたします。
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