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水洗トイレのしくみはどうなっている?タンクと便器のたまり水の役割

投稿日:2019-10-09 更新日:2019-10-15

水洗トイレのしくみはどうなっている?タンクと便器のたまり水の役割

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

みなさんが毎日使っている水洗トイレですが、しくみまではご存知でない人も多いでしょう。水洗トイレは昔から開発が続けられており、時代とともに新しいタイプのものも発売されてきています。

この記事では基本的な水洗トイレのしくみをご紹介します。しくみを理解することで、トラブルを防ぐこともできますので、参考にしてみてください。

まずは水洗トイレの種類を見分けてみよう

水洗トイレは、いくつかのタイプに分けることができます。水洗トイレのしくみを知る前に、まずはどんな種類や違いがあるのかをみていきましょう。

①洋式・和式の違い

まずは水洗トイレの種類を見分けてみよう
洋式と和式は、節水や掃除のしやすさなどに違いがあります。

洋式トイレは商品が開発されていく中でどんどん節水されていく傾向にあります。しかし、和式トイレは水の勢いのみを利用して流すため、どうしても水の使用量が多くなり、節水が難しくなります。

とはいえその分、水を多く使う和式トイレは洋式トイレより詰まりにくいとされています。ただ、和式トイレは床に埋め込んでしまうので、万が一詰まった場合は修理が難しく、新しいものと取り換えなければなりません。

掃除のしやすさでみれば、和式トイレのほうが便利といえます。和式トイレは構造がシンプルなため掃除がしやすいのに比べて、洋式トイレはさまざまなパーツが組み合わさっているので、細かいところまで掃除するのが難しいです。

しかし和式トイレには、洋式トイレより便器の槽が浅いため、悪臭がのぼってきやすいというデメリットも。また、洗浄するときに水が跳ねやすい、などの違いもあります。

②洗浄機能の有無

日本の洋式トイレには、温水洗浄便座が家庭から公共施設まで、多くの場所で普及しています。この温水洗浄便座を設置するには、トイレの中にコンセントが必要です。また、洗浄シャワー用の水を止水栓から分岐用の金具を使って給水しなければなりません。

③タンクの有無と大きさ

以前までは便座に大きなタンクがついているタイプのトイレが主流でしたが、近年ではタンクレストイレ、というタイプも増えてきました。

これまではトイレはタンクの中にためた水を、レバーを回すことによって排出し、便器の中を流すのが一般的でした。しかし、このタンクレストイレは水道管と直結させることで、タンクに水をためる必要をなくしました。

タンクレストイレは水道管と直結しているため、連続で水を流すことができるという利点もあります。一方、タンク付きのトイレは、タンク内に水がたまるまで水が流せません。

ただし、タンクレストイレはご自宅の水道管の水圧によっては設置ができない場合があります。それは水圧が低いとトイレの詰まりの原因になるからです。機種によって最低水圧が違うため、購入する際はよく確認することが必要です。

また、一般的なタンクよりサイズを小さくした、フラッシュタンク式というタイプもあります。こちらについては、後ほど詳しく解説していきます。

水洗トイレのタンクはどのような構造?

それではまず、水洗トイレのしくみについて、タンクからご紹介していきます。タンクとは、便器を洗浄するためのものです。

なぜトイレタンクが設置されているのか

水洗トイレのタンクはどのような構造?
タンクの中にたまった水は、レバーを回すことで便器へと流れ落ちます。このとき一度に大量の水を流すことによってできる勢いを利用して、便器内を洗浄しているのです。

一方、タンクレストイレはというと、水圧を使って便器内を洗浄します。そのため、トイレが詰まらないようにしっかりと流すため、機種ごとに最低水圧が設定されているのです。

また、低水圧対応ブースターというものが内蔵されているタンクレストイレも開発されています。このブースターは、トイレを使っていない間に水圧を蓄積して、水圧が低めのところでも利用することができるようになります。

タンクの水がたまるしくみ

トイレはレバーを回すことによってタンク内のフロートバルブが開き、排水弁から水が流れ落ちるしくみです。また、水が流れるとボールタップという部品についた浮き球が下がることによって、給水口が開きます。そして給水を始め、再度フロートバルブが閉まることで水をためはじめるのです。

水がある程度たまってくると、浮き球は水面と一緒に上昇してきます。浮き球が上昇すると給水口はふたたび閉じられ、給水が終わります。こうして、毎回一定量の水を、タンク内にためているのです。

万が一、給水が止まらなくなったときのために、オーバーフロー管というものもタンク内にあります。これはタンクから水があふれてしまわないように、給水しすぎた水がこの管を通じて便器に流れるようになっています。

もしも水が止まらなくなったら

トイレの水が流れつづけるようになったら、タンク内の部品が故障や劣化している可能性が高いです。一旦、トイレの止水栓を閉めて、水の流れを止めましょう。止水栓は基本的に、給水管とのつなぎ目にあります。その後は業者に依頼して、タンク内の修理をしてもらうことをおすすめします。

水道水の勢いも利用する「フラッシュタンク式」について

フラッシュタンク式とは、タンク式とフラッシュバルブ式の両方のよいところを併せもった洗浄システムです。フラッシュタンク式をご説明するにあたって、まずはタンク式とフラッシュバルブ式について紹介していきます。

タンク式はこれまでご紹介してきた通りの、一般的にもよく利用されているタイプを指します。対してフラッシュバルブ式は、公共施設でよく採用されているタイプです。

フラッシュバルブ式は水圧を使って洗浄するため、タンクに水をためる必要がありません。また、連続して流すこともできます。ここまで聞くとタンクレストイレのようですが、大量の水を一気に流すため、一般的な住宅にとりつけられているものよりもさらに大口径の給水管が必要です。

そして、フラッシュタンク式はタンクから出る水の勢いと、フラッシュバルブ式の水圧の、両方を使って洗浄するシステムです。フラッシュタンク式のタンクは通常のものより3分の1ほどの大きさのため、コンパクトで、水をためる時間も短くなります。また、フラッシュバルブ式のような大口径の給水管でなく、タンク式と同等の口径で設置できるため、ご家庭でも使用できます。

なぜ水洗トイレの便器には水がたまっているの?

便器をみると、必ず水がたまっているはずです。これにもちゃんと理由があります。ここでは、水洗トイレのしくみについて、便器を解説していきます。

理由①水によってにおいの逆流を防ぐため

なぜ水洗トイレの便器には水がたまっているの?
便器は、排水管とつながっています。排水管は水と一緒に排泄物を流すところなので、汚れがつきやすく、においもあるでしょう。そんな排水管とつながった便器からにおいが流れてくることを防ぐために、水がたまっているのです。

理由②便器に汚れをつきにくくするため

便器が乾いた状態だと、排泄物の汚れがつきやすくなってしまいます。しかし、水がたまっていることによって、便器に汚れがつきにくくなります。

便器にたまる水の量は決まっている!

便器の下はS字を横にしたような形の排水路が作られています。この横にしたS字の左側が、便器から見えている水がたまった部分です。そしてここでたまる水の量は、横にしたS字の右側の高さによって決まります。この部分を「せき」と呼びます。

この便器にたまった水位がいつもより高かったり低かったりする場合は、トラブルが起きているかもしれません。詰まりなどの可能性もあるので、早めに対処したほうがよいでしょう。

もしも水が流れなくなったら

万が一なんらかのトラブルで水が流れなくなった場合は、バケツなどにたくさん水を汲み、勢いをつけて便器に流し込むことで、便器を洗浄することができます。ただし、この方法はあくまで応急処置なので、何度も続けていると、さらにトラブルが増えかねません。こちらも至急、修理を呼びましょう。

水洗トイレのトラブルを防ぐためには

部品の劣化以外のトラブルは、注意してトイレを使用していれば防ぐことができます。

水の量を自分の判断で変えるのはNG!

トイレの水の節約として、タンク内にペットボトルを入れる、止水栓を少しだけ閉めて水の量を調節するなどの方法を聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、水洗トイレはそのしくみから、詰まらずにしっかり排水されるよう、タンク内で水の量が調節されています。

自己判断で勝手に水の量を変えてしまうと、詰まりの原因となる危険性があるので、おこなわないようにしましょう。

水に溶けにくいものは流さないようにする

排水路はそこまで広くないため、水に溶けにくいものや溶けないものを流してしまうと、詰まってしまうことがあります。また、水で溶けるトイレットペーパーでも、一度に大量に流すと、溶けるのに時間がかかってしまい、詰まりの原因になります。

トイレが詰まってしまうと、そこから水漏れなどの被害に拡大することがあり危険です。集合住宅などにお住まいの場合、詰まりが起きた場所によってはほかの住人の部屋から水漏れが発生することもあり、損害賠償を請求されてしまうことも考えられます。

トイレを流すときは、十分に注意しましょう。

異物を流してしまったら「取り出す」

万が一異物を落としてしまった場合、そのまま流してしまうと排水管のどこかで詰まってしまう危険性が高いので避けましょう。次のような方法で取り出せないか、試してみてください。

【1】排水桝を遮る
排水桝は建物の外にあり、下水道へとつながる管の途中に設置された、掃除や点検をしやすくするためのものです。ここを遮っておけば、下水道に流れてしまうことを防げます。

【2】止水栓を閉め、手で取れないか試してみる
次に、異物がさらに流れてしまわないように、止水栓を閉めましょう。その後、ゴム手袋をつけた手で取れないか試してみてください。流れていってしまったように見えても、異物によってはせきで引っ掛っていて、手で取れることもありますので、一度確認してみましょう。

【3】ラバーカップを使う
手でも取り出せなかった場合は、ラバーカップを使いましょう。ただし、ラバーカップを使うと、場合によってはさらに奥へと流されてしまう危険性があります。また、固い異物が便器に当たって故障したりすることもあるため、なるべく使わないで対処することが望ましいです。

まとめ

水洗トイレには和式と洋式、温水洗浄便座の有無、タンク有無などの種類の違いがあります。ご家庭の水洗トイレのしくみは、タンクに水をためて、水が落ちる勢いを利用して便器を洗浄するタイプが一般的です。

とはいえ近年では水道管と直結し、水圧を使って洗浄するタンクレストイレもよく見かけるようになってきました。また、小型化したタンクと水圧の両方で洗浄するフラッシュタンク式という、新しいトイレも販売されています。

便器にはにおいの逆流や汚れの付着を防止するために水がたまっています。これは排水路にある「せき」によって水位が決まっているため、水位が変わった場合は、トラブルが起きている危険性があります。

また、そんなトラブルを防止するためには、水の流れる量を自己判断で変えてしまったり、水に溶けにくいものや異物を流したりしないことが大切です。もし、トイレでトラブルが起きてしまった場合は、すぐに業者に依頼して修理をしてもらいましょう。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2019-10-15 09:44:55
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みなさんが毎日使っている水洗トイレですが、しくみまではご存知でない人も多いでしょう。水洗トイレは昔から開発が続けられており、時代とともに新しいタイプのものも発売されてきています。この記事では基本的な水洗トイレのしくみをご紹介します。しくみを理解することで、トラブルを防ぐこともできますので、参考にしてみてください。
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