外れてしまうとトラブルに!洗濯機の給水ホースの取り付け&交換方法

2022.9.22

外れてしまうとトラブルに!洗濯機の給水ホースの取り付け&交換方法

洗濯機には、水を送り込むための給水蛇口が付いています。洗濯機を使用するには必要なものですが、ときに給水用ホースが外れてしまうこともあるのです。洗濯機の給水用ホースが外れてしまうと、床が水浸しになったり、下の階の天井から水漏れしてしまったりする危険性があります。

この記事では、洗濯機の給水蛇口で起こるトラブルや水漏れなどの事故が起こらないための予防法などをご紹介します。正しい給水蛇口の取り付け方がわかれば、水漏れ被害のリスクも抑えることができるでしょう。

もしも洗濯機の給水用ホースが外れてしまうと…

いつの間にか洗濯機の給水用ホースが外れてしまうことがあります。そうすると、洗濯機で使われるはずの水がふき出してしまうのです。ここでは、洗濯機の給水用ホースが外れたときに起こるトラブルについて紹介しますね。

①床が水浸しになってしまう

もしも洗濯機の給水用ホースが外れてしまうと…
洗濯機の給水用ホースが外れてしまうと、周辺の床が水浸しになってしまいます。もし床が木造だった場合、床に広がった水がどんどん浸透していきカビや腐食の原因になってしまうでしょう。また、ワンルームマンションのように廊下や玄関の一角に洗濯機が設置されている場合は、廊下全体に水が広がってしまうおそれもあるのです。

②下の階の天井にも深刻な被害が…

給水用ホースから床に広がった水が浸透して、下の階からポタポタと水漏れ起こってしまうことがあります。下の階の天井には照明などの電気製品が取り付けられているため、電気が漏れ出す漏電現象が起こってしまうかもしれません。

また、水漏れの下に家電製品などがあれば、同じように漏電の危険性があります。洗濯機の給水用ホースが外れると自分の部屋だけでなく下の階にまで被害を及ぼしてしまうことを頭に入れておきましょう。

③水道料金も大幅に上がってしまう

もし家を留守にしているときに給水用ホースが外れてしまった場合、水は常に出ている状態になります。気づくのが遅ければ遅いほど、水道料金は大幅に上がってしまいます。通常通り洗濯機を使用した場合と比較してみましょう。

【通常通りに洗濯機を使用した場合の水道料金】
・1回の洗濯で必要な水の量は約106リットル=水道代約26円
・1回の洗濯でかかる時間:40~50分ほど

【洗濯機の給水用ホースが外れてしまったときの水道料金】
・通常の洗濯時間と同じ50分ほど出しっぱなしにした場合とする
・給水用ホースから出る水の量は、毎分あたり15リットル(1立方メートル=1000リットルとする)

15リットル×50分=750リットル

106リットルあたり26円として、
750リットル÷106リットル=7.07……×26円≒182円

このように見てみると洗濯機の給水用ホースが外れてしまった場合は、普通に洗濯するときの約7倍の水道料金がかかってしまうのです。

取り付けてはいけない種類も!?給水用蛇口について

取り付けてはいけない種類も!?給水用蛇口について
給水用蛇口にはさまざまな種類がありますが、洗濯機の給水用蛇口として取り付けるとリスクがあるものもあります。給水用蛇口の取り付けで失敗しないように、知識をつけておきましょう。

共通の継手(ジョイント)を取り付ける場合が多い

給水用の蛇口には、同じ継手が使われることが多いようです。継手とは、ネジなどを使って給水用蛇口に取り付け、ホースとつなげるようにする部品です。ただし、取り付けた際のネジがゆるかったり、ななめに取り付けてしまったりすると給水用蛇口から外れてしまう危険性があるため、注意しましょう。

ホースが取り付けられるタイプへの交換がおすすめ

給水用蛇口には、ワンタッチで給水ホースが取り付けられたりオートストッパーが付いていたりするものがあります。ワンタッチタイプのものは、蛇口にホースを取り付ける部品がすでに付いているので、簡単にホースを取り付けることができます。そのため、継手の取り付けで失敗することはありません。

また、オートストッパーとは、給水ホースが何らかの原因で外れてしまったときも水が止まる仕組みになっているものです。オートストッパー付きのタイプであれば、万が一給水ホースが外れても水漏れすることがないので、安心です。

自在水栓や万能ホーム水栓は水漏れ・破損の原因になる!?

蛇口部分が左右に動かすことができる自在水栓や、昔からよく見る蛇口の向きを上下に動かすことができる万能ホース水栓は、注意が必要です。蛇口が左右や上下に動かして向きを変えられる反面、その蛇口の可動部分から水漏れが起こるおそれがあるのです。

また、自在水栓や万能ホーム水栓などは勢いよく水が出てしまうことが多く、水を止める際には水圧による衝撃が加わります。そのため、水圧によってホースや継手がはずれてしまうことがあるのです。もし自宅の給水用蛇口が自在水栓や万能ホース水栓であれば、ワンタッチタイプやオートストッパー付きタイプに変えることも検討してみてもよいでしょう。

給水用蛇口の先端を洗濯機用に変えよう!方法と注意点・準備する道具

給水用蛇口を洗濯機用に変える前に、必要なものを準備しておきましょう。ジョイントを取り付ける場合と蛇口の先端ごと交換する場合のそれぞれの準備物を紹介しますね。
給水用蛇口の先端を洗濯機用に変えよう!方法と注意点・準備する道具
【ジョイントを取り付ける場合の準備物】
・洗濯機用のジョイント
・小さめのプラスドライバー(ジョイントのネジに合ったものを使用します)

【蛇口の先端ごと交換する場合の準備物】
・洗濯機専用の蛇口の先端
・モンキーレンチ(蛇口の先端を止めているナットを回すために使用します)

ジョイントを取り付ける場合の手順

まず、ジョイントを取り付ける手順について紹介していきますね。手順は以下のとおりです。

【ジョイントを取り付けるときの手順】

  1. ジョイントについている4本のネジをプラスドライバーでゆるめます。
  2. 4本のネジ下に付いている締め付け用のボディも回すとゆるむので、ゆるめておきます。
  3. ジョイントのネジが付いているほうの穴を、蛇口に通しましょう。
  4. ジョイントが蛇口に対して水平になるように、4つのネジを締めてください。
  5. ネジが止まったら締め付け用のボディを回して固定します。

蛇口の先端ごと交換する場合の手順

次に、蛇口の先端を洗濯機用に交換する方法です。手順は以下のとおりになります。

【蛇口の先端ごと交換するときの手順】

  1. 蛇口の先端とハンドル部分の部品の間にあるナットを、モンキーレンチで回します。
  2. 蛇口に付いている先端を取り外し、新しい洗濯用の蛇口の先端に交換します。
  3. 再びナットを締め直して固定します。
  4. ジョイントが蛇口に対して水平になるように、4つのネジを締めてください。
  5. 水を出してみてナット部分などに水漏れがなければ、交換は完了です。

作業の注意点

蛇口にジョイントを取り付ける際は、ネジの締めすぎに注意しなくてはなりません。ネジがゆるいと水漏れの原因になりますが、きつく締めすぎると蛇口に穴があいてしまうおそれがあります。ジョイントのネジを締めるときは、7~8割ほどの力を加えておこないましょう。

蛇口の先端ごと交換する際は、水道全体が回ってしまわないようにしっかり押さえておこなわなくてはいけません。蛇口の先端を止めているナットを回すと、蛇口全体に力が加わり本体が回ってしまうことがあります。

蛇口本体が回ると、給水管と蛇口の隙間から水漏れが起きてしまうことが考えられます。しっかり手で本体を押さえてからナットを回すようにしましょう。

自分で洗濯用の蛇口に交換する自信がない方は、業者に依頼しておこなってもらうことをおすすめします。業者に依頼すれば、自分では難しい交換作業も迅速におこなってくれます。
生活110番では、全国各地にたくさんの業者が加盟しています。お客様のご希望に合った業者をご紹介させていただき、丁寧に対応させていただきます。24時間365日電話受付していますので、いつでもご相談ください。

洗濯機使用後は蛇口を閉める習慣を!

洗濯機使用後は蛇口を閉める習慣を!
洗濯機の給水蛇口で起こる水漏れトラブルは、日頃から蛇口を締める習慣をつければ水漏れのリスクを防ぐことができます。給水用ホースが外れたときも大きなトラブルにならないように、普段から予防をしておきましょう。

オートストッパーが付いていても油断は禁物!

万が一給水用ホースが外れてしまったときに水が出ないようにしてくれるオートストッパーも、安心してはいけません。オートストッパーが作動してくれるのは、給水蛇口から給水用ホースが外れた場合のみと限られています。

もし何らかの拍子に洗濯機側の給水用ホースが外れてしまった場合は、給水ホースの先から水が漏れてしまいます。また、給水用ホースに亀裂などが入って水漏れした場合も、オートストッパーは作動してくれません。

「オートストッパーが付いているから大丈夫」と油断せず、洗濯機を使用した後は蛇口を締めるようにしましょう。

見た目で開閉がわかる蛇口を選ぼう

蛇口が開いているのか、締まっているのか一目で確認できるものに交換するというのも、水漏れを防ぐことにつながります。三角やクロス状のハンドルでは、蛇口が開いているのか閉じているのか一目で確認することができないので、手で回してみる必要があります。

しかし、レバータイプのハンドルの蛇口にすれば、レバーが上・下、右・左になっていることで蛇口の開閉を確認することができます。そのため、蛇口の締め忘れも少なくなるでしょう。

簡単に既存のハンドルを取り外して、レバータイプのものに交換できるものもあるので、水漏れを防ぐためにも交換を検討してみることをおすすめします。

まとめ

洗濯機の給水用ホースが外れると、床が水浸しになってしまったり下の階まで被害が及んでしまったりします。また、普通に洗濯機を使用するときに比べて、7倍もの水道料金がかかってしまうのです。

さらに、洗濯機の給水蛇口のジョイントなどの取り付けミスなども水漏れの原因です。水漏れのリスクを防ぐためにも、オートストッパー付きのものなどに交換しましょう。

万が一水漏れが起こって自分では直せない場合は、業者に依頼して直してもらってください。業者に依頼すれば、すぐに駆け付けスピーディーに直してくれます。普段から洗濯機での水漏れトラブルが起こらないように、使用後は給水蛇口を締めるように心がけましょう。

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