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トイレタンクの構造はどうなっている?稼働する仕組みについてご説明

投稿日:2019-09-27 更新日:2019-10-09

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

普段から何気なく使っているトイレ、実際どのように造られているのか気になることもありますよね。現在はタンクレストイレも流行ってきていますが、タンクの付いているトイレでは、水を流すための大切な仕組みがタンク内に施されています。

そこで、今回はトイレタンクの構造についてご紹介します。タンク付きのトイレは、タンクレストイレと比べて電力を必要とないというメリットがあります。

そのため、停電や故障したときでも、トイレタンクの構造さえ知っていれば簡単に修理ができるのです。ぜひこの記事を参考にして、トイレタンクの構造を知り、万が一の事態に備えましょう。

トイレタンクの水が流れて止まるまでの仕組み

トイレのタンクは、おもに水を流したり、止めたりするための役割を担っています。また、水を流した際に、新しく給水するための機能も備えているのです。そのため、トイレを稼働させるためにさまざまな部品が備わっています。

以下ではトイレタンクの構造と部品の仕組みについてご紹介します。

トイレタンクの水が流れて止まるまでの仕組み

どうしてトイレにタンクが付いているの?

トイレのタンクは、排水口に水を流すための設備です。排泄物を流すための勢いのある水を出すには、タンクのなかに水がたまっている状況が必要になります。しかし、水道からの圧力が、水を流すのに十分なものであれば、タンクなしのトイレでも流すことができます。

トイレタンクの仕組み①レバー動作とともにフロート弁が開く

トイレを流すときにひねるレバーは、タンク内にあるフロート弁につながっています。フロート弁とは、水が便器に流れる出口をふさぐカバーです。レバーをひねることによって開閉し、水を流したり、止めたりすることができます。

トイレタンクの仕組み②浮き球が下がりポールタップが開く

水を流せば、タンク内の水が便器に流れるため、タンク内の水位は低くなります。水位が下がったとき、タンク内にある「浮き球」という部品の位置も下がります。浮き球が下がると、浮き球に連動したボールタップというパイプの栓が開放されます。このパイプは水道管とつながっているため、栓が開くと水がタンク内に流れてきます。

トイレタンクの仕組み③タンクの水位とともに浮き球が上がる

ボールタップを通じてタンク内へと給水されると水位が上昇します。水位が上昇すると浮き球も上がるため、連動してボールタップの栓も閉じ、水が止まるのです。このような一連の流れで、常にトイレタンク内の水は一定量に保たれているのです。

トイレタンクの仕組み④万が一水が止まらなかったときは

トイレのボールタップや浮き球が破損していると、給水が止まらないことがあります。水が止まらなかった場合、タンク内にある「オーバーフロー管」というタンク内の中心にある管が水を排出します。オーバーフロー管は、タンク内の水位が一定の高さ以上になったとき、水を便器に排出する機能があるのです。

トイレタンクの種類と構造の特徴

トイレタンクの種類は大きくわけて2つあり、それぞれ構造や特徴が違います。以下は2種類のトイレタンクの構造についてご紹介します。

手洗い管の付いているトイレタンク

手洗い管とその容器が付いている、トイレタンクのことをさします。トイレの手洗い管は、タンクのなかでボールタップとつながっており、タンク内の水位が下がると同時に連動して水を流します。そのため、ボールタップがタンク内に給水している間は、手洗い管からも水が出てくるのです。

フラッシュタンク式

トイレタンクの種類と構造の特徴

フラッシュタンク式とは、先ほどご説明した手洗い器つきタンクと比べると、タンクが半分ほどしかない小型のタイプです。タンク内に貯めている水と、水道管から引き上げる水を同時に流すことで、いちどに流す水量や、勢いの強さを増やしています。

また、水道水からの水圧で勢いよく水を流すため、使用する水の量が少なく済み、節水になるのです。さらに、タンク内に貯める水も少なく済むため、次に流せるようになるまでの時間も短縮できます。

タンクの給水が止まらなくなったときの対処

タンク内の部品が故障していたり、不具合を起こしていたりすると、タンクの給水が止まらなくなる場合があります。水漏れ防止のためにオーバーフロー管が付いていますが、給水が続くと水道代がかさんでしまうため、トイレタンクの構造を踏まえて早めに対処をしましょう。

トイレタンクの種類と構造の特徴

トイレのタンクはどう開ける?

タンク内を調べる際、タンクの蓋を開けて調べましょう。まずはトイレの蓋を少しだけずらし、手洗い管の真下についている「ナット」というネジをゆるめます。ナットがゆるんだら、手洗い管を外して蓋を開けましょう。

ただし、蓋を置くときは、落下の危険がない床に置いておくことをおすすめします。蓋の多くは陶器でできているため、落下すると割れる危険があるのです。

浮き球を上げることで水は止まる

タンク内を調べるときは、浮き球を先に検査してみましょう。なぜなら、浮き球の位置が下がり、ボールタップの栓が開くことによって給水されるからです。そのため、浮き球がどこかに引っかかって、栓が開いたままになっていないかを調べる必要があります。

浮き球を上げても止まらないとき

浮き球を上げても水が止まらないときは、ボールタップの劣化や破損が考えられます。ボールタップに異常がある場合は、止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めることで、ボールタップに給水される水そのものを止めることができるのです。止水栓はボールタップにつながっているパイプ上の壁や床付近にあるはずです。

水を止めた後は一度タンク内の点検を

水を止めたら、タンクのなかに異常がないかを調べてみましょう。浮き球がタンク内の部品に引っかかったり、破損したりしているおそれがあるためです。また、レバーやフロート弁に異常がある場合もあるため、故障や破損がないかをチェックしましょう。

トイレタンク内の修理・交換はどうおこなえばいい?

トイレタンクの構造上、部品にひとつでも異常があると、水が出続けたり、止まったりします。部品が故障している場合は、買い替えて修理をしましょう。そこで、以下ではタンク内の部品の修理・交換方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

レバーの修理

レバーを引いても水が出なかったり、水が出続けたりする場合は、レバーが故障しているおそれがあります。故障していたら、新しい部品に買い替えましょう。

交換する際は、まず止水栓をひねって水の供給を止め、タンク内の水を抜きます。次に、レバーとつながっているタンク内側のナットをひねり、フロート弁につながる鎖と一緒に外しましょう。ナットとは、ゆるやかな角がついたリング型の固定金具です。

ナットが外れれば、外側のレバーも外すことができます。レバーを外したら、新しいレバーを取りつけましょう。取り外したナットや鎖も組み直したら、レバーをひねり、いちど水が流れるかどうかチェックします。

フロートの修理・交換

フロート弁の故障が考えられるときは、レバーのときと同じように止水栓をひねり、水を止めます。止水後、タンク内の水を抜いたら、フロート弁を確認しましょう。

フロート弁は、レバーと鎖でつながっています。レバーとつながった鎖に引っ張られることで、フロート弁は開いたり閉まったりします。しかし、鎖が劣化して切れたり、部品に引っかかったりすると、フロート弁が開いたままになり、水が流れ出てしまうのです。

そのため、フロート弁が開いている場合は、鎖に異常がないか確認しましょう。鎖が切れていたら、新品を用意して取り替えます。鎖は基本的に手で簡単に外せるため、特殊な工具は不要です。鎖がタンク内のどこかで引っかかっている場合は、手で外すことで解決できます。

ボールタップの修理・交換

ボールタップの修理をする場合も、止水をしてタンク内の水を抜きます。ボールタップは水道管とつながっているため、まずはタンクと水道管の接続部分を見つけましょう。

接続部分の外側にはナットが取りつけられているため、モンキーレンチを使ってナットを外します。ナットをすべて外したら、ボールタップも引き抜きます。引き抜いたボールタップがサビついていたり、破損していたりした場合は、新品と交換しましょう。

ボールタップには2つのネジが付いているため、まずはネジを外して浮き球を取り外します。次に、新品のボールタップを用意し、2つのネジで浮き球とつなぎましょう。つなぎ終わったら、水道管とつなぎ直し、元通りにしたら完了です。

浮き球の調整・交換

浮き球が破損していたり、亀裂が入ったりしていると、浮き球のなかに水が入って、正常に機能しなくなります。そのため、浮き球が水中に沈んでいたり、なかに水が入ったりしている場合は、新品に取り替えましょう。

先述で説明したように、止水してからタンク内の水を抜きます。水を抜いたら、ボールタップについた2つのネジを外し、浮き球を取り外します。次に、新品の浮き球をセットし、ネジをつけましょう。

オーバーフロー管の交換

オーバーフロー管が壊れていると、破損部分から水が流れ出ることがあります。そのため、破損したオーバーフロー管は買い替えましょう。

止水栓を閉めてからタンクの水を抜き、トイレタンクの下についているナットを、モンキーレンチで外します。そうすると、タンクがトイレから外せるようになります。タンクを外したら、底にあるオーバーフロー管の下部を外しましょう。外すときは、ウォータープライヤーという工具を固定し、管を回転させる形でゆるめることができます。

下部を緩めたら、オーバーフロー管を引き抜き、新しいものを取りつけましょう。取りつける際は、オーバーフロー管をタンクの下から入れます。新品のオーバーフロー管をつけたら、下部をしめて固定しましょう。

オーバーフロー管を固定したら、取り外したタンクをもとに戻します。タンクを再び取り付けたら、レバーと連動する鎖の長さを確認してみましょう。レバーを引くことで、フロート弁が持ち上がる高さであれば、排水が可能なのです。鎖の長さを整えたら、止水栓を開けて水を流してみましょう。問題なく流れれば完了です。

故障箇所が特定できない・修理に不安がある場合は業者に依頼を

故障している箇所がわからなかったり、作業が難しそうに感じたりしたら、業者に依頼をしましょう。業者には修理の経験や専門の知識があるため、自力でおこなうよりも確実に修理ができるのです。

また、自力で修理をすると、作業に1日かかる場合があります。しかし、作業に慣れた業者のほうがスムーズにできるため、短時間で終わらせることができるでしょう。

トイレタンク内の修理・交換はどうおこなえばいい?

まとめ

トイレタンクは、水圧で水を流し、給水する役割をもっています。そのため、トイレタンクの構造は、さまざまな部品で構成されているのです。

しかし、部品がひとつでも故障すると、水が流れなくなったり、とめどなく水が出てきたりすることがあります。最終的には水道代がかかったり、水漏れが起こったりするなどのトラブルにも発展するため、早めに対処をしておきましょう。

トイレタンクのなかを調べるときは、上部の蓋を外して、内部をチェックします。その際、あらかじめ水の出どころである水道管の止水栓をひねっておき、水の供給をストップさせましょう。水を止めておくことで、水が出すぎるのを防げるでしょう。

水を止めたら、タンク内の水を抜いて部品をチェックし、必要に応じて交換します。ただし、交換が難しいと思ったら、業者へ相談してください。自力で無理に交換しようとすると、新しい部品が破損する危険があるのです。そのため、専門的な知識と技術のある業者に任せたほうが確実といえるでしょう。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2019-10-09 10:28:19
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