日常的に使用しているウォシュレットが故障してしまうと、不便で困ってしまいますよね。そんなウォシュレットの寿命は、どれくらいか知っていますか?
ウォシュレットが動かなくなったり、ノズルから異音がしたりする場合は、ウォシュレットの寿命が近づいている合図かもしれません。そのままにしておくと故障の原因になるおそれもあります。
この記事では、寿命が近づいてきたウォシュレットにみられる不具合や、ウォシュレットを長持ちされるための対策などについてご紹介します。ウォシュレットの寿命とあわせて、修理するべきか交換するべきかなどについてもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
寿命が近いウォシュレットにみられる不具合
ウォシュレットの寿命が近づいてくると、ウォシュレットにはさまざまな不具合が起こります。起こりやすい不具合についてみていきましょう。
ウォシュレットが動かない
ボタンを押してもウォシュレットが作動しない場合は、コンセントにプラグがさされているかどうかを確認しましょう。プラグがさされていて表示のランプがついているのに作動しないときは、漏電しているおそれがあります。表示のランプ自体がついていない場合は、機械の故障が考えられます。
ノズルに異常がある
ノズルを出し入れするときに異音がすることがあります。また、ノズルの出し入れができないときや、ノズルから水が出てこないときもあります。これは、ノズルに汚れがつまることによって起こる不具合です。
この場合は、ノズルを手で引き出して汚れを取り除きましょう。汚れを取り除いたあともうまく作動しない場合は、ノズルの故障が考えられます。
温水が出ない
温水が出ないときには、コンセントや電源を入れなおしてみましょう。コンセントや電源を入れなおすことで温水が出るようになることもあります。それでも温水が出ない場合は、温水を作る部分の故障が考えられます。
水漏れが起こる
水漏れが起こっているときは、どこから水漏れが起こっているかを確認しましょう。パッキンやナットなどの消耗品の経年劣化で水漏れを起こすことが多いですが、ウォシュレット本体の故障も考えられます。自分で修理をすると水漏れが悪化してしまうおそれがあるので、水漏れの修理は業者に依頼したほうがよいでしょう。
ウォシュレットの寿命は約7年~10年
ウォシュレットを設置して何年経ちますか?ウォシュレットの寿命は、一般的に7年~10年といわれています。この期間よりも長く使用している場合は、不具合が発生する可能性が高くなります。
ウォシュレットも家電製品のひとつです
ウォシュレットも家電用品のひとつです。テレビや冷蔵庫と同様、経年劣化といって、時間が経つにつれて劣化をしていきます。
ウォシュレットの場合、多くのメーカーでは製造終了後6年ほどで部品の生産が終わってしまいます。そのため、その期間を過ぎて不具合が起きた場合は、修理ができなくなってしまうおそれがあります。
修理と交換、どちらがいい?
まだ使い始めて間もない状態のウォシュレットであれば、修理がおすすめです。メーカーの保証期間内であれば、修理費用が安くなることもあるためです。メーカーによって保証期間や保障内容が異なるので、保証書などを確認してみるとよいでしょう。まだ寿命まで数年ある場合は、修理後そのまま使用することが可能です。
寿命が近い場合は、修理ではなく新しいものへ買い替えるほうがよいでしょう。古いウォシュレットの修理には費用がかかり、部品がなく修理ができないこともあります。また、寿命が過ぎると故障しやすいため、修理しても別のところが故障するおそれもあるためです。
ウォシュレットの交換はいいことだらけ!?
最近のウォシュレットは、節電や節水などの省エネ機能が充実しています。ノズルの自動掃除機能や汚れがつきにくい加工をしてあるものもあり、衛生的で経済的です。
故障した部分の部品を交換・修理して使い続けることも可能ですが、ウォシュレットの寿命が近いのであれば、新しいものに交換するほうがおすすめです。
ウォシュレットをなるべく長持ちさせるには
ウォシュレットの寿命は7年~10年といわれていますが、少しでも長く使用できるようにするためには、日ごろの掃除が大切です。
ウォシュレットは使用しているうちに汚れが付着し、その汚れの蓄積が劣化にもつながります。ノズルの掃除を定期的におこなうことで、汚れによる劣化を遅らせることができるのです。
ノズル出口の掃除をする
ノズル出口は週1回程度を目安として掃除をするとよいでしょう。水で湿らせた柔らかい布やスポンジになどに、中性洗剤をしみこませ水拭きをします。
中性洗剤の変わりに、クエン酸を小さじ1と水200ミリリットルを混ぜたクエン酸スプレーや、ノズル専用のクリーナーを使用することも効果的です。乾いた布や硬い布などを使用すると、ノズル部分が傷つくおそれがあるので注意しましょう。
ノズルシャワーの掃除をする
2週間に1回程度、ノズルシャワーの掃除もしましょう。ノズルお掃除のボタンがある場合は、ボタンを押してノズルシャワー出します。ボタンがない場合は手動で引き出しましょう。
ノズル出口と同様、水で湿らせた柔らかい布やスポンジになどに、中性洗剤をしみこませたもので水拭きをします。汚れがひどいときは、トイレットペーパーをノズルシャワーに巻き、先ほど紹介したクエン酸スプレーを吹きかけ数分放置しておくと、汚れが落ちやすくなります。
それでも汚れがひどい場合は、業者にクリーニングの依頼をするとよいでしょう。汚れをそのまま放置しておくと、故障の原因にもなります。
まとめ
ウォシュレットの寿命をなるべく長持ちさせるためにメンテナンスをしていたとしても、寿命が近づいてくるとさまざまな不具合が起こることがあります。
ノズルに異常が現れたり、水漏れしたりする場合は、修理や交換が必要となります。使用しているウォシュレットの使用年数によって、修理するか交換するかを決めたほうがよいでしょう。
迷ったときには、業者に見積りを依頼し、費用によって決めるのもひとつの方法です。業者であれば、不具合の原因を特定することができます。修理や交換までしっかりとおこなってくれるため、業者に依頼するメリットは高いといえるでしょう。
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