【水道代が高い!】主婦のお悩みを解決するための原因と対処法まとめ

2021.4.30

【水道代が高い!】主婦のお悩みを解決するための原因と対処法まとめ

もしあなたが自宅に届いた請求書を見て「水道代が高すぎる!」と感じたならば、考えられる原因は以下の4つです。

・水の使いすぎ
・水道代が高い地域に住んでいる
・漏水している
・水道メーターが故障している

 

原因が4つのどれに当てはまるかは、ご家庭の状況により異なります。そのため、まずは全国の水道料金の平均値データをもとにあなたの家の現状を把握し、状況に応じて適切な対処法を考えていきましょう。

また、もし水道代が高くなっている原因が水回り設備からの漏水であれば、二次被害を防ぐためにもすみやかな対処が必要です。その際は弊社生活110番までお電話ください。

 

あなたの水道代は高い?安い? 全国の水道代の平均を紹介

自分以外のご家庭が毎月どのくらいの水道代を支払っているのかをご存知でしょうか?ほかのご家庭が支払っている水道代の目安がわからないと、自分の家の水道代が高いのか安いのか比較することもできませんよね。

そこで、まずは全国の水道代の平均値を世帯員数別に見てみましょう。

世帯員数 使用水量(※) 全国(県庁所在地)水道代平均
1人 8.2立方メートル 1,045円
2人 15.9立方メートル 2,303円
3人 20.4立方メートル 2,980円
4人 24.3立方メートル 3,697円
5人 28.5立方メートル 4,450円
6人以上 33.9立方メートル 6,283円

※上表の数値は、以下の条件のもとに47都道府県の県庁所在地の水道代平均を独自に算出したものです。

・世帯員数別1ヶ月あたりの平均使用水量(平成28年東京都水道局調査結果参照)に地域ごとの水道料金を掛け合わせて計算
・下水道料金は含まない
・消費税は含まない
・メーター使用料がある場合は含む
・計算後に小数点以下を切り捨てた金額を表示
・同じ市内に「上水道」と「簡易水道」のどちらもある場合には上水道のみを対象とする
・想定口径 1人世帯:13mm 2人~5人世帯:20mm 6人以上の世帯:25mm

 

いかがですか? もし「全国平均よりも高い!」という場合は、あなたの家の水道料金を高くしている原因があるはずです。これより下の部分では、水道料金が高くなるさまざまな原因と対策方法について紹介していますので、ぜひこのまま読み進めてみてください。

また、「全国平均よりも安い!」「おおむね全国平均と同じぐらい」という場合でも、一概にお宅の水道料金が安いとはかぎりません。なぜなら、水道料金は各自治体が独自に定めているものであり、住んでいる地域ごとの格差が大きいからです。

もし毎月の請求額が全国平均と同等であっても、もともと水道料金が安い地域にお住まいの方であれば、地域の平均から見て高い料金を支払っている可能性もあるのです。このように、水道料金は地域ごとの格差が大きいという性質上、上記の平均金額はあくまで目安程度にお考え下さい。

ちなみに、表には1か月分の水道代平均額を記載していますが、水道代を2か月分まとめて請求している自治体も多いので、比較する際は注意が必要です。

水道代平均額についての詳細や、県庁所在地47都市別の平均金額についてはこちらの記事をご覧ください。

水道代の平均|地域別・人数別大解剖!一人暮らしで高くなる原因は?

 

水道代が高くなる原因(1)水の使いすぎ

「水道代が毎月高くて困っている」「同じ地域に住むほかの家庭と比べても高い気がする」という場合は、ご家庭で水を使いすぎていることが原因かもしれません。自分では無駄づかいをしているつもりがなくても、普段の生活のあちこちで無意識に大量の水を流している可能性があるのです。

たとえば、ご家族で「お風呂で体を洗っている間もシャワーは出しっぱなし」「ふたりで住んでいて、ひとりはお風呂をシャワーで済ませ、ひとりは浴槽に湯を張っている」などの習慣が定着していませんか?

東京水道局による『一般家庭水使用目的別実態調査』(平成27年度)によると、家庭での水使用量のうち、お風呂が40パーセントを占めています。製品により差はありますが、一般的にシャワーは15分間流しっぱなしにすると約180リットル、およそ浴槽1杯分と同等の水を流していることになります。

もし毎日浴槽に湯を張り、さらにシャワーを15分間使用しているなら1日の入浴だけで浴槽2杯分の水を使っている計算です。同居人数が多ければ水の使用量はさらに多くなります。

 

水は使用量が増えると単価が高くなる!

水の使いすぎで注意したいのが、水道料金は多くの場合、総使用量が多くなるほど、水1立方メートルあたりの単価が高くなるということです。

水道料金は普通「基本料金(水の使用量にかかわらず必要な料金)」「従量料金(水の使用量に応じて加算される料金)」の合計で計算されます。

しかしこのとき、従量料金は一定でなく、水使用量が多い利用者の料金が割高になるように設定されているのです。このような料金の加算方法を逓増方式(ていぞうほうしき)といいます。

 

逓増方式(ていぞうほうしき)の具体例~愛知県名古屋市の場合 ~

逓増方式の例として、愛知県名古屋市の水道料金を取り上げてみましょう。

名古屋市のホームページによると、※口径13ミリのご家庭2か月分の水道料金(下水道料金を除く)は以下のようになります。

※口径とは?
各家庭に水を引き込む水道管の内側の直径のことで、水道メーターのフタに記載されています。口径が大きくなればなるほどいちどに使用できる水の量が増えます。

 

口径13ミリ
基本料金
(税込)
1㎥あたり従量料金(税込)
1~12㎥ 13~20㎥ 21~40㎥ 41~60㎥
1,350円 0円 10.80円 166.32円 228.96円

※引用:名古屋市上下水道局 上下水道料金について(最終閲覧日2019年8月19日)

表を見ていくと名古屋市にお住まいの方で、2か月間の水使用量が12立方メートル以下の方は従量料金がかからず、基本料金のみの請求となります。

2か月間の使用量が13~20立方メートルの方は、1立方メートル当たりの従量料金が10.80円となります。つまり20立方メートルの水を使用した場合の従量料金は86.4円、1円未満は切り捨てで86円です。

しかし、2か月で21立方メートルを越すと、水1立方メートル当たりの単価は166.32円になります。このとき、40立方メートルの水を使用した場合の従量料金は以下のように計算されます。

 

12立方メートルまで:0円×12㎥=0円
13~20立方メートル:10.80円×8㎥=86.4円
21~40立方メートル:166.32円×20㎥=3,326.4円
40立方メートル従量料金合計:0円+86.4円+3,326.4円=3,412.8

 

1円未満は切り捨てで、40立方メートル分の従量料金は3,412円となります。20立方メートルまでの使用量86円と比較すると、従量料金の負担がぐっと増えているのがわかりますよね。

 

上水道料金が上がれば下水道料金も上がる!

さらに、下水道が整備されている地域では水道料金とあわせて「下水道料金」の支払いが必要です。下水道料金も逓増方式の「基本料金+従量料金(超過料金)」で計算されますが、上水道を多く使うほど下水道に流す水の量も増えるため、請求金額が高くなってしまいます。

このように、水の使いすぎは単なる使用量の問題ではなく、水の単価が上がるという点でも、水道料金が高くなる大きな原因になりえるのです。

 

水の使いすぎへの対策

水道代が高い原因が水の使いすぎであれば、料金を下げる方法は「節水する」しかありません。先ほども触れたとおり、水道料金は「水を多く使うことで1立方メートル当たりの単価も高くなる」仕組みです。

そのため、現状で水の使用量が多い家庭ほど、少しの工夫で大きな節約効果が生まれやすくなります。まずは水を多く流してしまいやすいお風呂の使い方や、食器洗いの方法などを見直してみましょう。

また、節水タイプのシャワーヘッドを取り付けるなど、便利なグッズを活用することでも、水の使用量を減らすことが可能です。

自宅でできる節水方法については、こちらの記事をご覧ください。

水道代の節約方法を徹底指南!簡単に試せる&効果的なテクを大公開!

 

水道代が高くなる原因(2)地域の水道料金が高い

「節水を心がけているのに水道代が安くならない」「ほかの地域から引っ越してきたら急に水道代が高くなった」という場合は、そもそもお住まいの地域の水道代が高いことが考えられます。

「水道代は公共料金なんだから、どこの地域もそんなに変わらない」なんて思っていたら大間違い!じつは、同じ量の水を使用したとしても、水道代が安い地域と高い地域では料金が約7~8倍も異なることがあるのです。

その理由は、水道料金が「独立採算制」という制度で運営されていることにあります。独立採算制とは簡単にいえば、自治体に納められる税金への依存を最小限とし、市民から支払われた水道使用料をおもな財源として水道事業を運営するということです。

水道事業には、人件費や水道設備の管理維持費、水を浄化するための薬品代など、さまざまな費用がかかります。その一方で、地形や水源の豊富さ、水道設備の運営状況などにより、水道事業の維持に必要な費用は自治体ごとに異なります。そのため、地域ごとに水道料金の差が生まれてしまうのです。

 

水道料金が高くなりやすい地域の特徴

水道料金が高く設定されやすい自治体には以下のような特徴があります。

・水源の確保が難しい
・水源の水質が悪い
・地形などの要因で水道設備の新設、管理に多くの費用がかかる
・水道の供給を受ける人口が少ない

 

もともと豊富で水質のよい水源が近くにある地域と比べ、十分な水源が確保できない地域ではダムを建築したり維持したりするための費用が必要です。

水源の水質が悪い場合は浄水設備の運営や浄化のための薬品代もかかります。起伏が激しく水道管を設置しにくい地形なども、水道料金を高くする要因のひとつです。

また、水道の供給を受ける人口が少ない地域では、水道設備維持のために必要な費用を少ない人数で支えなくてはならないため、水道料金が高くなりがちです。逆にいえば、大都市では水道を利用する人口が多いため、ひとり当たりの水道料金の負担は比較的少なくて済みます。

 

地域の水道料金が高いことへの対策

地域の水道料金は自治体によって定められているため、残念ながら個人の力で値下げすることは難しいといえます。

「どうしても水道料金が高すぎる」と感じる方で、現在お住まいの家から引越しが可能な方なら、水道代が安い地域に引越すことがもっとも効果的な対策といえるでしょう。その際は、引越し先を決める前に水道料金のリサーチをおこなうことをおすすめします。

 

水道代が高くなる原因(3)漏水

「生活習慣は変わっていないのに、ここ最近急に水道代が高くなった」という場合は、水回り設備のどこかで漏水が発生している可能性があります。漏水が起きると、自分ではまったく水を使っていなくても、家のどこかでは毎日24時間水が流れ続けている状態になります。

水道代の請求は通常2か月に1回ですから、もし2か月近く漏水を放置し続けていたら、数万円~十数万円もの高額請求になってしまうこともありえます。

さらに原因が漏水であった場合、怖いのは水道代の請求だけではありません。漏水を放っておくと、漏れた水によって壁や床、家の建材が水濡れの被害に遭ってしまう可能性があるのです。

壁や床の修繕にはもちろん費用がかかりますし、水漏れによって建材が濡れた状態の家は、湿った木を好むシロアリの標的にもなりやすくなります。また、マンションやアパートの場合、漏れた水が下階の住人の生活に被害を与えると、損害賠償などのトラブルのもとになることもあります。

漏水は水道代以外にもたくさんのリスクをもたらすおそろしい症状なのです。

 

漏水しているかどうかを調べる方法

家の中で漏水が発生しているかどうかを簡単に確かめる方法があります。「すべての水使用を止めて、水道メーターの動きをチェックする」ことです。

まずは、自宅にある水道メーターを調べてみましょう。水道メーターは、戸建て住宅の場合は玄関前や玄関脇などの地面に埋め込まれています。マンションやアパートでは、ドアの横にあるメーターボックスの中に、ガスメーターなどと一緒に設置されていることが多いです。

戸建て住宅の場合は、地面にある水色のプラスチックの蓋や、茶色っぽい鉄の蓋が目印です。

水道メーター

外蓋を開けて、さらに中にある円形の蓋を開けると、水道メーターを見ることができます。

水道メーターのフタ

漏水を調べるときに注目するのが、左下にある小さな赤い部品です。これは「パイロット」と呼ばれる部品で、水を使用することによって動く仕組みになっています。

思い当たるすべての水使用を止めた状態でパイロットの動きを確認し、パイロットが動き続けているならば、家の気づかない場所で水が流れ続けているということがわかります。逆にいえば、パイロットに動きがない状態ならば、水道代が高い原因は漏水ではないということです。

ちなみに、メーターの上部にある4桁の数字は水使用量を表しており、検針の際にはこの数字が記録されます。この数字は月ごとにリセットされることはなく、これまでの使用量の累計ですので、表示されている数値と前回の検針値の差で使用量をもとめることができます。

 

漏水が疑われるときの対策

漏水が疑われる場合、できるだけ早く業者に連絡し、点検と修繕を依頼することが大切です。賃貸物件にお住まいの方は、自分で業者を手配する前に必ず物件の管理者に相談し、指示をあおぎましょう。

その際、「どの業者に依頼すべきかわからない」という方は、弊社生活110番までご連絡ください。

漏水が発覚して焦っているときに、ご自身で数ある水道業者のホームページをひとつずつ調べるのは大変ですし、ホームページを見ただけではどの業者がよい業者なのか判断しにくいですよね。

生活110番は、お困りの症状や事情を丁寧にお聞きしたうえで、あなたのお住まいの地域で迅速に対応できる適切な水道業者を手配するサービスです。

 

漏水による高額な水道料金は減免を受けられる可能性がある

すばやく業者に漏水を修理してもらうことができたとしても、漏水に気づくのはたいていすでに高額な水道料金が発生してしまった後です。

少しの増額であれば「仕方ない」と思えるかもしれませんが、もし数万円~数十万円も請求されてしまったとしたら?よほど裕福でない限り、黙って泣き寝入りなんてできませんよね。

そんなときに利用したいのが、各自治体による「水道料金の減免制度」です。減免の条件は自治体により異なりますが、指定の条件を満たせば漏水による水道料金の一部の支払いが免除されます(自治体により、減免制度を実施していない場合があります)。

うまく利用できれば、支払う金額をぐっと減らすことができるかもしれない制度です。ぜひお住まいの自治体に確認のうえ、申請してみましょう。

漏水にともなう水道料金の減免についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

水道料金の減免申請は水漏れ修理後に!手続きの流れを覚えておこう

 

水道代が高くなる原因(4)メーター異常

ごくまれなケースではありますが、「生活習慣は変わっていないのにここ最近急に水道代が高くなった」「水を止めてメーターを確認したが、漏水している様子はない」という場合は、水道メーターが故障している可能性があります。

水道メーター自体が故障していては、どれだけ節水に取り組んでも、業者に水漏れを点検してもらっても効果はありません。まさに本末転倒ですよね。

ただし、水道メーターは計量法という法律によって8年ごとに交換することが義務づけられていますので、それほど頻繁に起きる事例ではないといえるでしょう。

それでも、ここまで紹介した(1)~(3)のいずれの原因にも当てはまらないという場合は、メーター故障を疑うほかありません。いちど各自治体の水道局か、賃貸物件の場合は管理会社に相談して調べてもらいましょう。

 

水漏れを疑ったら、生活110番にご連絡ください!

水道料金が高いことでお悩みのあなたは、ここまで紹介してきた原因(1)~(4)のうちどれに当てはまりましたか?

水道料金が高い原因にはさまざまなものが考えられます。まずは自分の状況から、原因がどこにあるのかをしっかり突きとめ、適切に対策することが水道料金ダウンへの近道です!

また、あなたの家の水道代が高い理由が漏水ならば、あまりゆったり構えてはいられません。以下の記事でも解説しているように、正しい手順で迅速に対応する必要があります。

水漏れ修理はこれで安心!水漏れの対処方法や水道料金が高くなる理由

水漏れを放置すれば、24時間無駄な水が流れることで余計な水道代がかかってしまいますし、床下や建材に水がシミて大きな二次被害につながることもあります。

漏水が疑われる場合は、生活110番までお問い合わせください。

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