水道料金が高いときにはチェックが必要です!その原因と節約する方法

2021.4.30

水道料金が高いときにはチェックが必要です!その原因と節約する方法

最近、不自然に水道料金が高い、といった経験はありませんか。月々にかかる水道代が高いことは、無視できるものではないですよね。じつは、水道料が高くなることには、使用量に限らずさまざまな理由があるのです。

本記事では、水道料金が高くなる原因や月々の水道代が決まる仕組み、さらには水道料金を安く抑える方法など、詳しく解説していきます。ぜひ疑問の解決のお役に立ててください。

水道料金が高い原因はコレかも

水道料金が高い原因はコレかも
水道料金が高い原因にはさまざまなことが考えられます。使用頻度だけでなく、水漏れやお住まいの地域によっても、料金に差はでてくるのです。

水漏れ

水道代があがってしまう原因のひとつとして、水漏れが関係している場合があります。これにより、普段使う水の量に加え、水漏れによる水道代が加算されてしまうことになってしまうのです。そのため、月々にかかる使用料の倍近く水道料金がかかるおそれがでてきます。

また、水漏れの原因が配管自体にあった場合、かかる料金はより深刻なものになってしまいます。理由として、配管が原因であれば、水漏れする量がとても多く、水道料金ははねあがってしまうことになるためです。

メーターの故障

水漏れ以外にも、水道の使用量を測るメーター自体が故障していることが、ごくまれにあります。水をそんなに使っていないのに急に値段がはねあがった場合、水道メーターの故障も疑ってみる必要があるでしょう。

この場合は、一度水道局に相談してみることをおすすめします。水漏れに関して調べることもできるうえ、水道メーターの故障によるものなのか、原因の特定が可能になるのです。また、水道メーターの点検・取り換えは行政が無料でおこなってくれるため、費用を負担することなく水漏れを解決することができます。

親メーター方式

マンションなどの集合住宅では、各区域に水道メーターをとりつけて個人の使用量を測るわけではありません。マンション全体の水道使用量を分割し、値段を決めることがあります。これを親メーター方式とよびます。このような親メーター方式によって、実際に使用している水道量よりも水道料金が高くなってしまうこともあるようです。

使用量に対してあまりに水道代が高い場合などは、大家や管理会社に確認することをおすすめします。

料金の値上がり

各自治体で水道代を値上げしていることがあります。水道代は、毎月使ったぶんだけ払うことに間違いはありませんが、わたしたちが普段水を使うには、水道施設の整備費用や人件費が必要になっているのです。これに加え、水道施設の老朽化により整備費用がかかっています。こういった理由から、水道代が値上げされることもあるのです。

近年は人口減少が原因で水全体の使用量も下がっているため、水道局側の収入が減少してしまっています。もしも急に水道料金があがってしまったら、料金明細を確認してみるとよいでしょう。基本料金や従量料金があがっていれば、値上げをされているかもしれません。

地域による差

お住まいの地域によって、水道料金はちがいます。都道府県の平均値はあるものの、同じ県内でも地域によっては、値段に幅があるのです。そのため、市区町村によっては、同じ使用料でも千円近く差がでることもあるようです。

引っ越してきた際に水道代が高いと感じたら、お住まいの地域の差によるのかもしれません。また、同居人の人数によっては、水道料金は大きくかわってきます。自分の地域による値段が知りたい方は、水道局のホームページで料金について確認することができるので、そちらを確認することをすすめします。

普通はいくらくらい?水道料金を確かめる方法

水道料金が高いと感じるときに料金がどのように決まっているのか、気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、料金の確認方法や平均の費用はどのようになっているのかみていきます。

水道料金の内訳と計算方法

普通はいくらくらい?水道料金を確かめる方法
水道料金は、基本料金と従量料金とで決まっています。基本料金は、住まいに引き込まれている水道管の口径によってちがうようです。

わたしたちが暮らす道路地中には、水を各家庭に送り出す大きな配水管があります。この大きな配水管の大きさを、口径としてあらわすのです。地域によって差はありますが、こちらは東京都23区での1ヶ月分の料金目安になります。

・13㎜ 860円
・20㎜ 1,170円
・25㎜ 1,460円
・30㎜ 3,435円
・40㎜ 6,865円

一方、従量料金とは、使用した水量によってかわるものであり、この2つの合算で水道料金は決まってくるのです。また、世帯人数によっては、水道料金は基本の料金だけでまかなわれることが多く、基本の料金にすでに一定の使用代金が入っていることが理由となっています。

水道料金の平均値

世帯人数や使用している水道管の口径などによって、水道料金はかわってきます。一人暮らしであった場合、使用する水量は8.0㎥程度とされています。

これにより、一ヶ月の平均値は、基本料金と従量料金で、世帯人数1人で約2000円程度の水道料金ということになります。たとえば、世帯人数4人であった場合、約6000円程度となり、世帯人数6人で約9000円程度となるようです。家族が増えれば増えるほどに、水道料金もお得になっていきます。

メーターをチェック

正確な水道料金の確認には、水道使用量を調べる必要があります。方法として、水道メーターをチェックするとよいでしょう。水道メーターは、戸建にお住まいであれば、道路からお住まいの建物付近の床部分、集合住宅タイプであれば、玄関横付近の小さな扉内にあることが多いです。

水道メーターに表示されている数字は、現在の水道使用料となります。前回の水道料金かメーターを覚えておき、今回の分と比べることでおよその料金を測ることができます。ほかにも、水道メーターをみることで、水漏れの確認もすることも可能です。

方法として、家の中の蛇口をすべて締め、水の流れを完全に止めておきます。その際、水道メーターの数字ではなく風車のように回転するパイロット部分が動いていたら、水漏れのおそれがあります。

理由として、パイロット部分は水の使用により回転しますので、水が使われていなければ、本来動いていないはずなのです。もしも、水漏れの量が少ない場合は、ゆっくりとパイロットが動いていますので、しばらく様子をみるとよいでしょう。

今すぐ実践!水道料金を抑える節約術

今すぐ実践!水道料金を抑える節約術
水道料金が高い、そんなときにできる節約術がいくつかあります。お風呂屋、洗濯、洗い物やトイレなど、さまざまな状況で役立つ節約テクニックを参考にしてみてください。

お風呂

お風呂も工夫次第で節約につながることがあります。一度ためたお湯は捨てずに再度沸かすことで再利用したり、お湯になるまでの水は浴槽にためて無駄にしないなど、ちょっとの工夫で水道料金を抑えることが可能です。

ほかにも、シャワーを普段からよく使う方は、シャワーヘッドを変えるだけでも、水道代を節約することができるかもしれません。節約用のシャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドに比べて穴の数が少なくなっていることで、使う水を抑えることができます

また、ホームセンターなどでも購入することができるうえ、種類によっては穴の数が少なくても、水圧を変えずに使用することもできるようです。

お洗濯

洗濯の際にお風呂の残り湯を使うと、洗濯に使う水を節約できます。理由として、お風呂の水を洗濯機の排水に再利用しますので、洗濯機内で水道水をあらたに使う必要がありません。また、可能な限り洗濯機の使用可数を減らすだけでも、水道代を安く抑えることができるでしょう。

洗いもの

洗いものをする際に、水道を流しっぱなしでおこなうと、それだけでも水道代は高くなってしまいます。節約するには、桶に水をあらかじめためておき、洗剤で洗った食器をそこに通していくのです。

これにより、余計な水を使うことを防ぐことができます。また、洗うまえに油汚れは拭き取っておき、使った茶碗を水につけておくだけでもお米は取れやすく、使う水道量に差がでてくるでしょう。

ほかにも、蛇口を節水用のシャワータイプに変えれば、少量の水で水圧を出すことが可能なようです。これにより少ない水で食器汚れも落としやすくなるなどのメリットもあります。

トイレ

トイレを使う際にも、大小きちんと使いわけることで、水道代の節約になります。当然ながら使われる水量に違いがあり、水道代もかわってくるのです。また、トイレットペーパーの使い過ぎは、結果的に汚物を流すために多くの排水を必要とします。そのため、トイレットペーパーを無駄に使い過ぎないことが大切です。

支払い方法

水道代を口座引き落としにすることで、お得になることがあります。水道局によっては、引き落としにすることで、割引してくれる場合もあるためです。

価格は100円程度と影響は少なく感じますが、年間で考えるとかなりの違いがでてきます。また、クレジットカード支払いにすれば、ポイントがつく可能性もありますので、よりメリットがあります。

減免制

お住まいの地域によっては、減免制を利用して水道代を抑えることもできます。さまざまな条件があり、高齢者の方や母子家庭の場合など、該当していれば申請することで減免される可能性があります。気になった方は、水道局ホームページで、一度確認してみるとよいでしょう。

もしも水漏れしていたら

もしも水漏れしていたら
もしも水漏れしていたら水道料金が高いと感じるだけでなく、お家に深刻な被害がでるおそれがあるので注意が必要です。また、集合住宅の場合、階下への影響も考えられます。水漏れによって水道料金が上がる以外に、どんな影響があるのかもみていきましょう。

カビや腐食の原因

水漏れによる湿度の上昇でカビが発生し、不快な匂いもでるうえ、屋内の壁天井などさまざまな部分にカビによる被害がでるおそれがあります。また、カビによる健康被害がおき、アレルギーなどを発症してしまうこともあるので注意が必要です。

ほかにも、水漏れによって木材が腐食してしまい、白アリなどの害虫が発生してしまうと、家を支える基礎部分に被害が及んでしまうおそれもあります。その場合にかかる修繕費用は、とても大きなものになってしまうでしょう。

階下への影響

もしも集合住宅にお住いの場合、階下への影響もでてくるおそれがあります。共用部分の水漏れが原因であれば、個人への損害賠償請求はありません。しかし、自室での水漏れが原因の場合、賠償請求されるなどのリスクをともなってしまいます。

漏水時の減免制度を受けるには早期修繕が必要

漏水したときの減免制度を受けるには、早期の修繕が大切です。これは、地域によってちがいますが、例として4ヶ月以内など、一定の期間内での修繕が減免制度を受ける条件のひとつとなっているためです。

また、減免制度は修理代の補助ではなく、漏水中の水道代の減額を対象としています。減免制度は、貴重な水源を守るために、早期の修繕をうながしています。そのため、一定の期間と、適用される条件を設けている場合が多いのです。故意に漏水を放置していた場合や修繕後に早期の申請がおこなわなければ減免はされません。

もしも水道代が高い原因が水漏れによるものなのかわからなくても、一度早めに業者に調べてもらうことをおすすめします。

まとめ

水道料金が高い原因にはさまざまな理由があります。個人の使用量に限らず、水漏れやメーターの故障、お住まいの地域によっても水道代はかわってくるのです。

水道料金の値上げや普段の水の使い方によっても、料金に差はでてくるでしょう。すぐに実践できる節約方法もいくつかあり、効果を実感することはむずかしいことではないのかもしれません。

また、水漏れは水道代があがるだけでなく、カビや害虫の発生につながってしまいます。集合住宅であれば、階下へ影響がでるおそれもあるため、早期の対策が必要でしょう。その際、浸水していた場合は、減免制度を受けることができるかもしれませんので、確認が大切です。

いずれにせよ、水漏れには料金だけでなく、さまざまなリスクをともないますので、早めに業者にお願いするのがいいかもしれません。業者であれば、適切な方法で対策をとることが可能でしょう。


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