雪見障子の外し方にはポイントがある!障子紙の外し方についてご紹介

2021.4.30

雪見障子の外し方にはポイントがある!障子紙の外し方についてご紹介

みなさん、最近は雪がたくさん降ってきて雪景色も見えるになってきましたね。ですが外は寒く凍えそうです。そんなときに、家から雪景色を見てみたくはありませんか?
ちょうどぴったりな雪見障子というのがあるのです。

この雪見障子越しから見たら雰囲気があり、より一層雪景色がキレイにみえるでしょう。
さてこの雪見障子ですが、外し方に少しコツがいるようです。
そのコツは別に難しいものではありませんので、雪見障子の外し方をご紹介したいと思います。

雪見障子とはどんな建具?

雪見障子

雪見障子という障子を聞いたことはあるでしょうか?見たことがあったとしても名前がわからない人がいるかもしれません。雪見障子とは、通常の障子の下の半分がガラスではめ込まれており、その名の通りに下のガラス部分から部屋の中からでも外の雪景色を見ることができるようになっている障子です。

名前もキレイでよい響きですし、障子を閉めていても中から外が見えるのは気持ちがいいですね。部屋に雪見障子を使うとなんだか部屋が広々と見え、スタイリッシュで雰囲気がガラッと変わります。畳のある和風な部屋にとても似合いますね。でも、この雪見障子の外し方はどんな風にするのでしょうか。

雪見障子を外すときの3つのポイント!

雪見障子の外し方に苦戦した人がいるのではないでしょうか。雪見障子を外すときに、あげたときに滑り落ちてこないようにバネで桟の溝に押しつけられていますが、意外にコツがいります。雪見障子のバネは、深い方の溝に付いています。また破れないように外すのも結構緊張してしまう、この雪見障子の外し方の3つのポイントをご紹介します。

1.左右の枠をみて溝の深さを確認し、どちらの溝が深いか見ます。

2.上下できる障子を少し上に上げて、先ほど確認した深い方の溝にぐっと押しつけます。そうするとバネが伸び、障子が桟の溝に深く入ります。

3.反対側の溝から障子が外れるので取り出すことができます。

このようにコツさえつかんでしまえばとっても簡単なのです。

雪見障子の張り替え方

雪見障子の外し方を上記の章で紹介しましたが、今度は障子の張り替え方を説明したいと思います。障子の張り替え方ですが、障子の張り替えのプロに依頼をする方法もありますので、面倒くさいと思う方や自分じゃ難しくてできないという方は依頼してみるのもいいですね。

古い障子紙を剥がす

準備するのが、スポンジです。タオルとかハケでもいいでしょう。スポンジに水を含ませ、紙の上から桟に沿って湿らせていきます。(ここでのポイントはスポンジにたっぷり水を含ませ、桟まで水が浸透するようにすること)

5分から10分後にふやけているうちに、端から丁寧にゆっくりとはがしてきます。ここで注意しないといけないのは、放置する時間をあまりにあけすぎてしまうと、また張り付いてしまいますので気を付けてくださいね。はがれにくいところは、もう一度ぬらして湿らしてください。

そして残ってしまった紙やのりは、雑巾やいらない古い障子の紙を濡らして、キレイに拭き取ってください、はがし終わった障子の戸はよく乾かしましょう。

新しい障子紙の張り方

障子戸を新聞紙やシートを敷いた上に寝かせて障子戸の上に障子紙を広げ、位置を決めます。
その際に、障子紙がずれないように仮止めをするといいでしょう。(セロハンテープやマスキングテープなど)

位置が決まったら、桟にのりをつけます。のりをつける際に障子紙が邪魔になるので巻いておくといいでしょう。内桟から外枠の桟にのりを付けます。ここでのポイントが、縦と横の桟が交わる部分、枠の一段低くなった部分には気持ち多めにつけるといいでしょう。

次に紙を貼りましょう。ここで巻き戻していた障子紙を引っ張りながら、静かに転がしながら貼り付けていきます。貼り付けていくときにのりが付くように桟の上で軽く手で押さえてくださいね。貼り終えたら余った障子紙を切断して、貼り終えた側にも仮止めをして固定します。この状態でのりの付着しているところが半乾きになるまで乾燥させます。

次に紙を切っていくのですが、濡れていると切りにくく、完璧に乾くと切った紙がはがせなくなりますので気を付けてください。そして定規を障子板の内側からあてて切り、白く乾いたところをのりしろと一緒になるように切断すると終わりです。

仕上げに障子板を立てかけて、しわやたるみがないようにまんべんなく霧を吹きかけておけば、ピンッと張りのある障子ができあがります。また切断した障子紙などは不要なのですぐにゴミに捨てて、余った障子紙とのりは何かあったときのために保管しておきましょう。補修用として残しておくのもいいかもしれません。

雪見障子と似た特徴をもつ「猫間障子」との違い

猫間障子と雪見障子はとても似ています。詳しくいうと猫間障子とは下半分がガラスではめ込まれており、その上で取り付けられている障子が上げ下げできるものです。

猫間障子

雪見障子とは上げ下げできる障子がなく、上半分が障子で下半分がガラスではめ込まれているだけのものとなります。ですが雪見障子の方が世間的に呼ばれている名前なので、いざ業者に依頼した際に業者とお客様との認識の違いでよく間違われるときがあります。

せっかく依頼するのに間違えていたら悲しいですし、注文する際には注意してください。ネットでも雪見障子(上げ下げ障子)とされているのは、その方が伝わりやすりからかもしれないですね。雪見障子の外し方や雪見障子で困り、業者に依頼する際に聞いてみるとよいでしょう。

まとめ

ここまで雪見障子のことを話してきましたが、雪見障子の手間はかかりますがコツさえつかめばすぐに外せます。雪見障子を使ったことがない人も、雪見障子を自宅に取り入れて、今までとは違った雰囲気を味わってみるのもいいかもしれません。

家など雪見障子を管理する際に、ご自身で雪見障子を全てできたらいいですが、なかなか面倒くさかったりします。それだけでなくご自身で障子を取り替えたりしたときに、障子がくたくたのしわしわで上手にできなかったり、雪見障子の外し方に困ってしまったりします。そういうときには障子のプロにお任せするのをおすすめします。

こだわりの仕上がりに!

お客様に合わせた張り替えをご提案!

※対応エリアや加盟店によって変わります

材料費と作業費込みの分かりやすい価格設定でお客様にあった張り替え方法をご提案します。素材にこだわりたいといったことも可能ですので、一度ご相談ください!

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

畳、襖、障子、網戸など様々な張り替えに対応しています。

畳・襖・障子張り替え 2,600円~
畳・襖・障子張り替えのおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

畳・襖・障子張り替えの記事アクセスランキング

畳・襖・障子張り替えの最新記事

カテゴリ別記事⼀覧