生活110番辞典 家の修理

安易なDIYは危険?【ケース別】雨漏りの最適な応急処置のまとめ

雨漏りは放っておくと家全体を傷めてしまうため、一刻も早い対処で被害を最小限にとどめる止めることが大切です。DIYが流行している昨今では、ホームセンターでは便利な雨漏り修繕グッズも品ぞろえが豊富です。DIYで雨漏りを修繕できたら、費用をかなり抑えられますから試してみたくなりますね。でもだからといって、すべての雨漏りの修理を自分で行おうとするのは違うかもしれません。

もちろん小さな雨漏りであれば、個人で修繕が可能ですが、一時的によくなったように見えても、違う雨漏り場所の出現の原因となってしまったり、より大きな雨漏り被害が出やすくなってしまう可能性が高まることもあるのです。

個人で行える雨漏りの応急処置は、どこまでが適切なのでしょうか?雨漏り修繕のためのDIYグッズであっても、応急処置に使えるものがあります。適切な雨漏りの応急処置を施して、被害を最小限に食い止めていきましょう。
そこで、今回は知っているようで知らないケースごとの雨漏り応急処置方法についてまとめていきます。

賃貸マンション・アパートで雨漏りした時の応急処置法|【ケース1】

まずは管理会社へ連絡しましょう

マンションやアパートでの雨漏りは戸建住宅よりも判断が難しく、対応が遅れがちです。水が天井から落ちてきているといっても必ずしも雨漏りとは限らず、上の階からの水漏れであることも考えられるためです。

また水漏れであった場合は、室内に損害が生じたときに保険が下りることもあるのですが、雨漏りだと保険の対象から外れてしまうことが多いのです。雨漏りが疑われる場合はまず、賃貸管理会社に連絡をすることが大切です。

雨漏りを絶対に放置はしないこと

雨漏りを放置したままにしておくと、善管注意義務違反に問われる可能性があるといいます。
「原状回復をめぐるトラブルとガイドイラン」が国土交通省によって公表されていますが、同ガイドラインにて、賃借人は物件や設備にある程度注意を払って使用する義務があることや、修繕が必要となった場合には賃貸人に通知する必要があるという内容が含まれています。そのため雨漏りを故意に放置しておくことはこの義務を違反しているとみなされてしまう可能性があるということです。善管注意義務違反に問われた場合には、損害賠償を請求されるかもしれません。

初期対応としての応急処置

雨漏りの被害を大きくしないために雨漏りの初期対応として応急処置を行いましょう。その際、以下の方法が有効です。

・タオルで拭く
・新聞紙を詰める
・バケツなどで雨水を受け止め床が濡れることを防ぐ

当たり前の雨漏りの応急処置方法だと思われるかもしれませんが、安易に個人で直そうとしてしまうと思わぬ落とし穴にはまってしまことがあります。例えば再発した雨漏りがいよいよひどくなり、いざプロに依頼をした時に問題が起こることがあります。またDIYの痕跡が工事を難しくしてしまうというケースは多いと言います。こうなれば当然ながら修繕費用がかさんでしまうのは避けられません。
アパートやマンションにお住いの方は、自身での雨漏り修繕に慎重になっておいた方がいいでしょう。

パテで隙間を埋める

マンションやアパートにおいては、天井・窓枠だけでなく、豪雨や台風で雨漏りをしやすい場所があります。例えばエアコンの配管を通す穴(スリーブ)の部分などは雨漏りする可能性が高い場所です。

このスリーブ部分から雨漏りをしている場合には、穴埋めに使用するパテ材で塞ぐことが有効です。パテ材は、濡れていてもよく接着できますので、賃貸物件でも問題ありません。また水にも強くて剥がしやすいという特性があり、応急処置として手軽に使用できるでしょう。

屋根裏の雨漏り応急処置法|【ケース2】

屋根裏からの雨漏りは天井に大きなシミができ始め、大雨の日に天井から水が落ちてきてはじめて「雨漏りしている?」と気が付つけるものです。雨漏りが戸建住宅の2階で起きているとすれば、まず屋根に問題があると考えましょう。経年劣化の影響で屋根にできた隙間から雨漏りが発生し、屋根裏に水滴が落ちているという可能性は極めて高いものです。

そこでブルーシートとガムテープを使用して雨漏りしている箇所を覆って雨の侵入を防ごうと考えてしまうのですが、これはあまりおすすめできる応急処置法とはいえません。なぜなら濡れた屋根に登るのは非常に危険であるばかりか、苦労が大きい割に雨漏りを防げないことも多いからです。広範囲にブルーシートをかぶせても予想外の場所から雨漏りが発生している場合もあるため、雨漏りを防ぐことは難しいといえます。
そこで応急処置としては、以下の方法がおすすめです。

吸水シートを使った雨漏り応急処置


Photo by Amazon

給水シートは吸水バッグとも呼ばれています。ホームセンターでは、防災用品コーナーに置いてある商品です。雨漏りをしている屋根裏に敷くだけで吸水してくれるので被害が大きくなるのを遅らせることができます。

ただし、屋根裏の場合において注意しなくてはならないことがあります。給水シートが大量の水を吸って重たくなってしまうと、天井板が抜けてしまうのです。大型サイズでは、20リットルまで吸水できるタイプもありますが、屋根裏で使用するものなので5リットル以上吸水するシートを使うのは慎重になった方がいいでしょう。また防水シートの下に、薄めの受け皿を敷くことも必要です。

室内の雨漏り応急処置法|【ケース3】

室内の雨漏りに対する応急処置も他の雨漏り対策と基本的には同じです。

・新聞紙やぞうきんなどを水が漏れている場所に詰める
・パテで隙間を埋める
・バケツや桶で雨水を受け止めて床へ水が落ち続けることがないように対処する
・吸水シートを利用して、たまった水を捨てる時間の間隔を延ばす

しかし室内の雨漏りはどこから発生しているのかわかりにくく、応急処置を施すのが難しいです。室内で雨漏りしているといっても、外壁が傷ついて雨水が侵入し、柱や壁の中に通っている配管を伝って想像もしなかったような場所が原因となっていることも多いのです。DIYで室内から雨漏りを塞いでしまうと、さらに違う場所への被害につながってしまう可能性があります。
上記の応急処置を施したら、速やかに雨漏りのプロへ相談するのが得策です。

壁の雨漏り応急処置法|【ケース4】

壁の雨漏りは個人での対応が難しいですが、プロに修理の依頼をしても業者が来てくれるまでの間、持ちこたえなければなりません。
外壁から雨漏りがしているとはっきりしている場合は、亀裂が入っている部分を補修しておくことで被害を小さくできる可能性が高まります。

補修隙間テープを使った雨漏り応急処置

Photo by Amazon

補修したい箇所ごとに適したテープが販売されているので、個人での補修でも簡単に使用できます。瓦屋根用・トタン屋根用・波板屋根用の補修隙間テープがありますので、補修したい場所に合わせたタイプを使うことが大切です。

また補修隙間テープには下記の3つの種類があります。

・ブチルゴム系の防水テープ
厚手のテープで、黒いゴムでできている

・アルミ素材
厚みは薄く、シルバー色や屋根色のものがあります。

・ブチルゴム系+アルミ素材
アルミ素材にブチルゴム系を重ねたテープです。

雨漏りの箇所やまわりの材質によって適切な種類を選択してください。

補修隙間テープの使用方法

まず補修隙間テープを貼る部分は、しっかりと汚れをふき取りってください。ゴミだけでなく、錆びやホコリも残さないようにふき取ることが使用の上で大切です。貼り付けを始める場所は、低いところから行います。
テープのカットにはカッターナイフを使用しましょう。補修箇所にテープを軽くあてがったら、ヘラを使ってテープの内部にある空気を抜きながら密着させます。ヘラはテープを傷つけないようプラスチックでできたものがいいでしょう。重ねて張ることで、耐久性が上がります。

まとめ

なにより雨漏りの修理費用を最小限に抑えるには、プロに相談し、早めの対策で解決できることが一番の費用の節約となります。雨漏りの応急処置として大切なことは、被害の大きさを最小限に止めることができ、それ以上の損傷を招かないような対処を行うことです。

また素人判断によって、劣化した部分をさらに傷めてしまったりすることがないよう、適切な応急処置を選びましょう。

最新記事

0120-949-986