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屋根の葺き替えやアスベストの有無に合わせたリフォーム工事の方法

投稿日:2020-08-14 更新日:2020-08-14

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

もし屋根にアスベストが含まれていたとしても、葺き替えができない、ということはありません。しかし、アスベスト屋根の葺き替えには少々デメリットもあります。

それは、アスベストの撤去作業は通常の葺き替えよりも少々高額になってしまうケースが多いこと。その理由はアスベストの危険性にあるのです。

このコラムではそんな屋根葺き替えとアスベストの関係性について解説していきます。ほかにもリフォームにかかるコストについても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

屋根のアスベストは撤去しなければ安全?

屋根の葺き替えを、アスベストが含まれているからといってすぐに考える必要はないでしょう。なぜなら、屋根にアスベストが使われていてもそれだけでは害はないからです。

アスベストは繊維状で、これを吸い込むことで人体には悪影響を出ます。ところが、アスベストを含んでいる屋根はセメントによってしっかりと固められています。そのためよほど劣化が酷い状態にならなければ、アスベストが飛び散ることはほぼないのです。

しかしながら、撤去時には業者の方に危険がおよびます。それは、セメントで固められている屋根を壊すときにアスベストが飛び散るから。このことからも、アスベスト屋根を葺き替えする際には安全性を確保する必要があり、そのぶん工事費用も高額になりがちです。

それでもやはりアスベスト対策をおこないたいという方は、後述の「アスベスト屋根の4つのリフォーム方法」をご覧ください。葺き替えだけでなく、低コストで済む工事方法もあります。

また、アスベストが入っている屋根なのかまだわからない、という方は次章で解説します。

屋根にアスベストを含有するか調べる方法

アスベストを含む屋根材は、2004年ごろより前に使われていました。ただし、この年数はあくまでも目安にしかなりません。そのため、屋根の葺き替えでアスベストが含まれているのか知りたい場合は詳しく調べる必要があるでしょう。

ここでは、正確にアスベストの有無を判断するための方法を解説していきます。

屋根材や商品名で調べてみる

屋根材は大きく分けると、おもに以下の3つが挙げられます。

・スレート屋根 (セメントと繊維を混ぜて作った平らな屋根材)
・瓦
・金属

この中でアスベストを含んでいるおそれがあるのが、「スレート屋根」・「粘土瓦以外の瓦」・「セメント瓦」など。商品名や品番がわかるのであれば、それがアスベストを含んでいるものなのかネット上で調べることが可能です。

もし新築時の資料やネット検索でわからなければ、下記のホームページなども利用して一度確認してみましょう。

・日本石綿協会
・石膏ボード工業会
・国土交通省
・ロックウール工業会

屋根材の劣化具合で判断する

屋根材にアスベストを含有している屋根は、耐久性は高いという特徴があります。

アスベスト入りの屋根材は、15~20年過ぎても経年劣化でひび割れする、という症状がほとんどみられません。しかしながら、アスベストが含まれていない屋根材では10年ほどすると、ひび割れやかけ、剥がれなど劣化してくるものが多いのです。

そのため、アスベストの有無は屋根の劣化具合でも、ある程度判断することが可能でしょう。

アスベストを含有していない屋根ならリフォームはいらない?

アスベストを含有していない屋根であった場合はリフォームが必要ないのかというと、そうではありません。劣化の放置は屋根材の飛散などにも繋がりますし、最悪雨漏りの原因になってしまうことも。

アスベストを含有していなければ、葺き替えをする場合高額な撤去代がかからないというメリットがあります。そのため劣化や破損がみられた場合は、早めになんらかのリフォームをおこなっておくことをオススメします。

アスベスト屋根の4つのリフォーム方法

アスベスト屋根は撤去しなければ安全性は高い、とはいっても、どうしても葺き替えたいという方も多いでしょう。葺き替えるとなると費用が気になりますが、じつは葺き替えよりも安く済む方法があります。損をしてしまわないよう、以下を参考にしてみてください。

具体的な費用や業者の選び方が気になる方は、「屋根リフォームの費用相場・業者選びの方法を解説」もぜひ参考にしてください。

方法【1】葺き替え

葺き替えとは、屋根材を新しいものと交換する方法です。今後もその家に住み続けたいのであれば、この方法がよいでしょう。そんな葺き替え工事のメリットは以下のようなものが挙げられます。

・屋根の安全性・耐久性が上がる
・下地の異常までしっかりとチェックができる。

ただ前述したように、ほかの方法よりもやや高額になりがちです。しかも、アスベストが含まれる屋根の葺き替えをするときには業者に資格が必要となります。

アスベストを含有している屋根の履き替えに対応できる業者は、そこまで多くありません。そのため、業者を探すのが面倒になってしまう可能性もあるでしょう。

方法【2】カバー工法

カバー工法とは今ある屋根材の上に、防水シートと軽い屋根材を重ねて貼っていく工事方法のことです。重ねた屋根材の分重くはなりますが、解体工事をおこなわないため廃材が出ず、葺き替えよりも費用を抑えることが可能です。

また耐久性のよい屋根材にすることで、20年以上もつ屋根にすることもできます。そのため、下地までは劣化していないような場合はこの方法がよいでしょう。

方法【3】塗装

スレート屋根の劣化を抑えるために、再塗装をおこなう方法です。色褪せや塗装の剥がれがあるものの、雨漏りや割れなどがない場合にはこの塗装が有効です。

この塗装を選ぶ場合、どんな塗料を使うかによって費用には差があります。もし、広い範囲を高い塗料で塗装した場合は高額になるおそれがあります。

また築20年以上の場合は塗装では対処しきれないことが多いため、ほかの方法を選んだほうがよいでしょう。

方法【4】メイクアップ工法

メイクアップ工法とは、既存の屋根材に同じ形の屋根材をかぶせる方法です。

カバー工法とよく似ていますが、メイクアップ工法は防水シートを張らない点が特徴的。修理すべきところは塗装や板金などの応急処置に済ませ、屋根材を置くという工事方法でおこないます。

カバー工法と同じく軽い屋根材をのせるため、古い屋根材の撤去が必要ない点が大きなメリット。廃材も出ないので、比較的安価かつ、短い期間でリフォームが完了しやすいでしょう。

屋根リフォームの費用相場・業者選びの方法を解説

屋根のリフォームをおこなう場合の費用相場は以下の通りです。

・葺き替え:約70万円~180万円
・カバー工法:約60万~150万円
・塗装:約700円~5,000円/1平方メートル
・メイクアップ工法:約60万~150万円

ただし上記でご紹介した費用はあくまでも相場です。リフォームする範囲や使う材料などによっても違いがあります。そのため、詳しい金額は見積りをとって、直接業者に確認することをオススメします。

業者選びのコツ

業者を選ぶときには、自分が信頼できる業者にお願いすることが大切です。この信頼できる業者を選ぶときには、以下のようなことに注意して選ぶとよいでしょう。

・相見積りをとる

いくつか業者をピックアップし、費用を比較することで相場を知ることが可能です。また見積りをとることによって、どのような材料を使うのか、どのような方法でリフォームするのかなども比較することができます。

・保証に注目する

もしリフォーム後になにか不具合が出たとき、保証があれば追加の費用がかからないこともあります。そのため、やはり保証のある業者のほうが安心できるでしょう。

ただし業者によって保証の内容は異なることもあるため、見積り段階で認識のずれがないようしっかり話し合っておくことが大切です。

・アスベスト撤去資格

アスベストを撤去する業者には、石綿作業主任という国家資格をもった人が必要です。ただし、石綿作業主任さえいれば誰でもアスベストが扱える、ということではありません。アスベストを扱う人は、別に石綿取扱作業従業者という資格が必要なのです。

業者選び・依頼の際は、「アスベストを含有しているかもしれない」ということを事前に業者に伝えておきましょう。そうすれば対応できない業者に依頼してしまうこともなくなり、自分も業者も無駄な時間を使わなくて済みます。

まとめ

屋根にアスベストが含まれていたとしても、葺き替えができないわけではありません。しかしながら、屋根の葺き替えでアスベストが含まれていると工事の際、業者の方に危険がおよぶことから費用が高くなりがちです。

もし、ほかのリフォーム方法でも屋根の修理ができるのであれば検討してもよいでしょう。

この際、自分が信頼できる業者を選ぶことが大切です。相見積りをとったり、保証の有無を確かめたりすれば、よりよい業者を見つけやすくなります。また、依頼の際にはアスベストを含有している屋根であることをあらかじめ業者に伝えておくとスムーズです。

これらを意識すれば、ご自宅の屋根にあった修理方法で屋根を生まれ変わらせることができるでしょう。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2020-08-13 11:57:45
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