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瓦屋根の葺き替えのタイミングは?工事方法や費用相場もご紹介します

投稿日:2020-07-28 更新日:2020-07-28

瓦屋根の葺き替えのタイミングは?工事方法や費用相場もご紹介します

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

瓦屋根から雨漏りが発生したり、屋根全体が大きくゆがんでいたりするのであれば、瓦屋根の葺き替えが必要です。屋根に雨漏りや破損があると害虫被害に遭いやすいうえ、ゆがんだ屋根の瓦が落下し大ケガを負う危険性があるためです。

今回のコラムでは、瓦屋根の葺き替えの方法や費用相場を解説します。また、スレートやガルバリウム鋼板など、工事費用をおさえられる瓦屋根以外の屋根材をご紹介しておりますので、費用コストを抑えたい方はぜひ本記事をお役立てください。

瓦屋根の葺き替えのタイミング

葺き替え(ふきかえ)とは元の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材へ付け替えることです。葺き替えはおもに耐用年数(寿命)が近くなった屋根材のリフォームや、大きく劣化した屋根を修理する目的でおこなわれます。そのため古くなった瓦屋根は、雨漏りなどのトラブルが発生する前に吹き替えることが大切です。

ここでは、瓦屋根の葺き替えをするタイミングについて解説していきます。

瓦の耐用年数は種類によって異なる

瓦はおもに「日本瓦」「セメント瓦」「スレート瓦」の3種類があり、それぞれ材質や特徴が違っているため耐用年数も異なっています。各特徴と耐用年数を以下にまとめましたので、参考にして自宅の屋根をチェックしてみてください。

瓦の種類と耐用年数まとめ
瓦の種類 耐用年数 特徴
日本瓦 50~80年 ・陶器で作られている
・ガラスのような層(釉薬)がある
・日に当たると釉薬が反射して光る
セメント瓦 30~40年 ・粘土で作られている
・塗装により表面にザラつきがある
・経年劣化により色あせる
スレート瓦 20~30年 ・粘土で作られている
・屋根に瓦特有の凹凸がない
・薄い板が何枚も重なっている

この耐用年数の範囲に当てはまる場合は、経年劣化による破損や雨漏りなどのトラブルが起きるリスクが高くなっています。そのため、瓦屋根の葺き替えを考えたほうがよいでしょう。また、日本瓦とセメント瓦は形が似ているため、自宅の屋根がどちらの瓦かわからない場合は上記の特徴に注目して判別してみてください。

なお、どちらも屋根材としては丈夫なほうなのですが、セメント瓦やスレート瓦のほうは耐用年数が比較的短めとなっています。とくにセメント瓦は1970~1980年代から広く普及した瓦屋根のため葺き替え時期が近くなっているという方も多いかもしれませんね。

劣化具合で判断しよう

先ほどご紹介した耐用年数(寿命)はあくまで“目安程度”のものとなります。なぜなら、瓦屋根のメンテナンス頻度や自宅の環境によっては、耐用年数よりも早く劣化してしまう可能性もあるためです。たとえば、瓦屋根の劣化の症状は以下のものとなります。

【瓦屋根の劣化症状】

  • 屋根にコケが生えている
  • 瓦が数枚ズレている
  • 瓦にヒビが入っている
  • 瓦が数枚なくなっている
  • 漆喰(しっくい)が崩れている
  • 屋根全体がゆがんでいる
  • 雨漏りがしている

上記の症状のうち、当てはまる項目が多い場合は瓦屋根の葺き替えを検討するほうがよいでしょう。劣化した瓦が落ちてくるなどのトラブルも考えられるため、早めの業者依頼が大切です。

また、項目にひとつでも当てはまる場合も、業者に依頼しておく必要があります。その場合、その劣化箇所の部分修理や瓦屋根全体のメンテナンスをしてもらうとよいでしょう。

葺き替えとカバー工法の判断基準は?

葺き替えとカバー工法の判断基準は?
瓦屋根の葺き替えと似たリフォーム方法に「カバー工法」というものがあります。カバー工法とは、既存の屋根のうえに新しい屋根材を上に取り付ける方法のことです。葺き替えと比べて屋根材の撤去をしないため、費用を抑えながら屋根を新しくすることができます。

反面、カバー工法により屋根が重くなるため、耐震性能が落ちやすくなる点に注意が必要です。また、カバー工法を施工するにあたって下記の条件を満たす必要があります。

【カバー工法をおこなう条件】

  • 平らな屋根であること(日本瓦・セメント瓦は不可)
  • 過去にカバー工法をしていないこと
  • 既存の屋根よりも軽いものを屋根材として選ぶこと

また、カバー工法は屋根をかぶせるという都合上、波のような形をしている日本瓦やセメント瓦に施工することができません。スレート瓦からの葺き替えを考えていて、上記の条件をすべて満たせるのであれば、カバー工法でのリフォームを判断してもよいでしょう。

葺き替えのメリットとデメリット

瓦の耐用年数が近づいている、劣化がひどくなっているといった場合は瓦屋根の葺き替えが必要です。葺き替えをおこなうと、見た目が美しくなるだけでない大きなメリットがあるのです。そこで、瓦屋根の葺き替えをする前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介しましょう。

葺き替えのメリット

瓦屋根の葺き替えをする最大のメリットは、家全体の耐久性を維持できることです。屋根の劣化がひどくなると、屋根だけでなく外壁や天井裏などに雨漏りや破損が広がってしまいます。そうなるまえに葺き替えをすることで、しっかりと家を守ることができるのです。

さらに、瓦屋根の葺き替え先として軽い屋根材を選べば、耐震性も向上するというメリットも。家の重量を軽くすることで、揺れが起きたときの負担を減らすことができます。

葺き替えのデメリット

瓦屋根の葺き替えで気になるデメリットは、既存の瓦の処分する費用がかかってしまうことでしょう。瓦の葺き替えで撤去する作業は手間がかかり、10万円以上することも多いです。しかし、撤去時に屋根をすべて取り外すことで屋根の損傷原因を詳しく調べられるため、この点はデメリットばかりではありません。

業者による葺き替えリフォームの費用相場をご紹介

ここでは、瓦屋根の葺き替えを業者に依頼したときの費用相場についてご紹介していきます。あわせて、工事の内容や工期についてもご説明しますので、依頼するときの参考にしてみてください。

葺き替えの費用相場

【内訳別の葺き替え費用相場(1㎡あたり)】
新しい屋根材の材料費:5,000~12,000円
防水シートの材料費:1,000~1,500円
古い瓦の撤去費用:3,000~5,000円
足場代:500~1,000円

代表的な内訳の項目別で、瓦屋根の葺き替え費用相場を上記にまとめました。葺き替え工事は、基本的に屋根の広さによって変わってきます。たとえば、一般的な30坪の住宅の場合、「30坪=約100㎡」なので上記の数字から100をかけたものがおおよその相場となるでしょう。

また、破損や雨漏りによる修理が必要な場合や施工現場の状況によっては、追加で費用がかかることもありえます。具体的にいくらかかるかを知りたい場合は、業者に現地調査を依頼して見積りをとってもらうようにしてください。

葺き替えの工事方法

葺き替えの工事方法
【葺き替え完了までの流れ】
1.作業に必要な足場を作る
2.古い瓦を撤去する
3.下地を貼り替える
4.防水シートを貼っていく
5.新しい屋根を取り付ける

瓦屋根の葺き替えはこの5つの手順に沿って、作業を進めていきます。工期については、古い瓦や下地などを撤去する時間や手間などがあるため、1週間~10日程度かかることも多いのです。また、雨漏りや劣化がひどいといった場合は、さらに葺き替え期間がかかる場合があるので覚えておきましょう。

瓦以外の屋根材や補助金制度で葺き替えコストを抑えられる?

瓦屋根の葺き替えは撤去費用がかかるため、どうしても費用が高くなりやすいです。とはいえ、できることなら葺き替えにかかる費用を抑えたいところでしょう。結論からいいますと、瓦屋根の葺き替えは屋根材選びや制度の利用などの工夫で費用を抑えられる場合があるのです。ここでは、屋根材の葺き替え費用を抑えられる手段について解説していきます。

瓦以外の屋根材でコストを抑えられる?

瓦以外の屋根材でコストを抑えられる?
瓦屋根の葺き替え費用を抑えたいときは、材料費が安い屋根材を選ぶのもひとつの方法でしょう。以下に、材料費が安い屋根材の特徴と費用相場についてまとめましたので、検討時の参考にしてみてください。

各屋根材の費用相場と特徴
屋根材 費用相場(1㎡あたり) 特徴
ガルバリウム鋼板 6,000~8,000円 ・耐用年数20~30年
・サビに強くて耐久性が高い
・メンテナンス費用が少し高め
スレート瓦 5,000~7,000円 ・耐用年数20~30年
・軽いため耐震性能が高い
・ヒビや色あせが起こりやすい
トタン 4,000~5,000円 ・耐用年数10~20年
・施工費用が安くて軽量
・劣化が起こりやすく遮音性も悪い

このように、施工費用が安くてもしっかりと家を守ってくれる屋根材も存在します。ちなみに、検討するのであれば「ガルバリウム鋼板」がおススメ。この表でいえば費用が高めですが、劣化しにくくて長い目でみてお得になりやすいです。

葺き替えリフォームで補助金制度の活用ができることも

瓦屋根の葺き替えでリフォームをする場合、条件次第では補助金制度を利用することが可能です。リフォームにおける補助金には「省エネリフォーム」「耐震リフォーム」の2種類があり、それぞれ交付される条件が異なっています。

補助金交付の可能性がある条件例
省エネリフォーム 耐震リフォーム
・屋根の断熱性を高める工事
・スレート瓦のアスベスト除去
・太陽光パネルを設置
・LED照明を設置
・自治体が指定する日付より昔の建物
・3階建て以上の木造住宅
・自治体での耐震診断で基準値以下が出た
・改修後の耐震基準値が1.0を上回った

上記のものはあくまで一例です。補助金制度の利用条件や交付されえる金額については、各省庁や自治体によって異なります。そのため、気になる方はお住まいの自治体などの窓口で確認してみるとよいでしょう。

まずは業者に現地調査を依頼しよう

コストを抑えるためには、まずは業者に現地調査を依頼して見積りを取ってもらい、どのような工事が必要になるのかなど現状を把握することが大切。見積りを出したうえで、費用がどうしても気になる場合は、安く工事できる方法はないか聞いてみるのもよいでしょう。

また、複数の業者に見積り(相見積り)を取ってもらい、そのなかで安い費用で葺き替えができる業者を選ぶのも、費用コストを抑えるコツ。もちろん、相見積りを取るだけでなく信頼できる業者であるかもしっかりチェックするようにしてください。

まとめ

瓦屋根の葺き替えは、「耐用年数に達した、近づいたとき」「経年劣化がひどくなってきたとき」がベストなタイミングです。なるべく早い段階で業者に依頼をして、家の耐久性が落ちてしまうまえに新しい屋根にリフォームしておきましょう。

また、瓦屋根の葺き替えは撤去費用がかかるため施工費用が高額になりやすい点にご注意ください。予算が厳しい場合は、費用コストを抑えるために「安い屋根材を選ぶ」「補助金制度を利用する」「相見積りを取る」といった手段を検討してみることが大切です。

もし、瓦屋根の葺き替えに依頼する業者選びに困ったり、費用の面で厳しいと感じた場合はぜひ弊社にご相談ください。弊社では、瓦屋根の葺き替えが得意な業者をご紹介するサービスをおこなっています。もちろん、費用についてのご相談も可能です。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2020-07-27 11:52:37
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