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防水工事のシーリングはなぜ必要?外壁等への工事手順にそって解説

投稿日:2020-07-23 更新日:2020-08-18

防水工事のシーリングはなぜ必要?外壁等への工事手順にそって解説

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

建物の外壁や窓枠のすき間を埋めて雨水の侵入を防いでいるシーリングは、工事から10年経ったらリフォームを検討したほうがよいでしょう。シーリングは10年ほどで劣化をしてしまうためです。

今回は防水工事のシーリングについて、工事手順や費用相場について解説をします。早めにシーリング対策をおこなうと建物の寿命を延ばせますので、ぜひ本記事をご参照しながらご検討ください。

外壁や窓枠におこなわれるシーリング工事とは?

シーリングは別名コーキングともよばれるもので、建材の接合部をシーリング材で埋める工事です。たとえば、外壁やサッシの継ぎ目などに使われます。シーリングにはおもに次の3つの役割があります。

・雨水の侵入を防ぐ
設置した建材のすき間を埋めて、建物の内部に雨水が侵入するのを防ぎます。

・衝撃を吸収する
地震などにより建物がゆれたときに、シーリングが建物を守ってくれます。シーリングの伸縮性によって、建材同士がぶつかったりゆれの圧力によってヒビや割れができたりするのを防止するのです。

・接合部をスムーズに見せて建物の美観を保つ
建物はさまざまな建材を使って建てられています。外壁とサッシなど違う種類の組み合わせでもすき間なく施工するために、シーリングがおこなわれているのです。すき間がない接合部は、建物の外観を美しく見せてくれます。

シーリング工事をおこなう目安は工事から10年後

既存のシーリングが10年経つころになったら、工事を検討しましょう。材料によってことなるものの、シーリングの耐用年数は約5~10年といわれているためです。

シーリングにヒビ、割れ、はがれが見られるときも、シーリングをおこなう目安です。とくにバックアップ材やボンドブレーカーが見えている状態は危険です。

バックアップ材とは、シーリングの伸縮性を高めるためのポリエチレン発泡素材で、シーリングの下地材に使われます。ボンドブレーカーも同じく下地材ですが、マスキングテープのような形状です。接合部が浅すぎてバックアップ材が取り付けられないときに使います。

シーリング工事はなぜ必要?放置すると高額な費用が発生することも

シーリング工事はなぜ必要?放置すると高額な費用が発生することも
シーリングの耐用年数を過ぎたときや劣化がみられたときは、すぐにシーリングの工事をしましょう。シーリングの劣化を放置しておくと、次第に建物全体の劣化につながるかもしれません。劣化したシーリング材は伸縮性を失い、地震などの建物のゆれに追随できずにひび割れやすき間ができてしまいます。このすき間から雨水が侵入して、雨漏りの原因になります。そして雨漏りから建物を守るという機能を果たせなくなるのです。

シーリングが多少は劣化しても防水層(防水シート)が守ってくれるため、ただちに雨漏りが発生するわけではありません。しかしシーリングがまったく機能しなくなると、防水層にまで雨水がどんどん入り込み、防水層が損傷していずれ雨漏りが発生してしまうのです。

防水層の工事は外壁を撤去するなど、大がかりな工事になりますので、修理費用が高額になるかもしれません。シーリング工事を定期的におこなったほうが、コストを抑えられるでしょう。

使用する材料はおもに2種類

防水工事のシーリングに使われる材料は、「1成分型」と「2成分型」の2種類があり、固まる仕組みが違います。さらにそれぞれ「シリコン」「変成シリコン」「アクリル」「ポリウレタン」の材質にわかれています。

【硬化方法】
・1成分型 
すべての成分を混合済みのシーリングです。プッシュボトルやチューブの容器に入っているものが多く、施工面積が小さいシーリングはおもにこちらの材料が使われます。空気中にある水分に反応して固まる「湿気硬化型」と、溶材や水が揮発して乾燥することによって固まる「乾燥硬化型」があります。

・2成分型 
主剤と硬化剤を混ぜてから、化学反応を起こして固まる「反応硬化型」です。ほとんどシーリングに使われることはなく、広い面積の防水工事に使われます。

【材質】
・シリコン 
耐水性や耐熱性が高いため、キッチンや浴室など火を使う場所や水回りのタイル、建材のつなぎ目の補修に使われます。耐用年数は約10年です。

・変成シリコン 
変成シリコンは、上から塗装ができますので、シリコンと同じく水回りの補修のみではなく、外壁や板金仕上げにも使われます。耐用年数は約10年です。

・アクリル系 
耐水性がありますので、お風呂などの水回りの補修に使われます。しかし、比較的伸縮性が低いため耐用年数は5年と短めですので、あまりリフォームでは使われないようです。

・ポリウレタン
外壁の補修などに使われます。耐用年数が5年ほどと短めのため、塗装とセットで使われます。

打ち替えと打ち増し、どちらにすべき?

シーリングの工法は、打ち替えと打ち増しの2種類があります。打ち替えは古いシーリングを取り外して新しく取り替えてしまう方法で、打ち増しは古いシーリングはそのまま、その上に重ねてシーリングを充填する方法です。

基本的にはシーリング工事は打ち替えをおこないますが、建材の構造によっては打ち増しを採用することもあります。たとえば、サッシにはシーリングの下に防水テープが貼ってある場合が多く、既存のシーリングを撤去すると防水テープをはがしてしまうため打ち増しをおこなうこともあります。

防水工事のシーリングの手順を解説!

ここでは、業者がどのように防水工事のシーリングをおこなうのか、手順をご説明します。工事期間はどのシーリング材を使っても、約3~5日で終了します。

1.打ち替え工事のときは、既存シーリングを撤去します。
2.新しくシーリングをきれいに設置するために、既存のシーリングがあった部分を清掃しておきます。
3.バックアップ材、またはボンドブレーカーを設置します。
4.シーリング材がはみ出して汚れないように、保護したい部分はマスキングテープを設置します。
5.プライマーという下地材を塗ります。
6.シーリングを充填します。業者によるシーリング工事は、コーキングガンという専用の器具を使って注入します。
7.シーリング材の表面が均一になるようにヘラでならします。
8.シーリングが完全に乾く前にマスキングテープをはがしたら、シーリングは完了です。

高所のシーリング作業は足場組み立てが必要なことも

高所のシーリング作業は足場組み立てが必要なことも
シーリング工事をする場所が2階以上の高い場所であるときは、業者は足場を組んで作業をおこないます。そのときは金属のぶつかる作業音が建物周辺までひびくことがあるかもしれません。ご近所とのトラブルを防ぐためにも、前もってリフォームをおこなうことをお知らせしておきましょう。

シーリング工事を依頼するときに注意したい点や業者の費用相場

シーリングは建物の寿命を延ばすためには、大変重要な工事です。適切な工事をおこなってもらうためにも、ここでは優良な業者選びのポイントや費用相場をご紹介します。

シーリング工事は材料や工法によって費用相場がことなる

業者によるシーリング工事の費用相場は次の通りです。シーリング材によってことなりますし、また、打ち替えをするか打ち増しをするかによっても違います。

1メートルあたりのシーリング費用相場

  • アクリル……約500円~700円
  • ポリウレタン……約600円~800円
  • シリコン……約800円~1,000円
  • 足場が必要なとき……約1,000円(1平方メートル(約0.5畳分)あたり)

信頼できる業者選びのポイント

適切な工事をおこなってくれる業者かどうかのチェックポイントは次の3点です。

・見積りの段階で材料や工法について丁寧に説明をしてくれる
シーリング工事の見積書は、アクリル系シーリングなどむずかしい専門用語がならびます。わからないときは見積書をもらった時点で、業者に説明をしてもらいましょう。丁寧に説明してくれると信頼ができますし、実際にシーリング工事に熟知している業者であるといえるでしょう。

・悪天候のときは工事をおこなわない
業者に工事を依頼する前に、悪天候のときは工事をおこなわないかどうかを確認しましょう。通常雨が降っているときは、シーリング工事はおこないません。施工前に水分が残っている部分があると、きれいに設置ができないためです。

・防水施工技能士の資格がある
国家資格の防水施工技能士は、防水に関する技術と知識をもつ作業員です。このような有資格者に施工を依頼できると安心でしょう。

コーキングについては、機能はもちろんのこと、見た目の美しさも求められますので、熟練の技術をもつ業者に依頼したいものです。防水施工技能士の受検資格は、1級は実務経験7年以上、2級は実務経験2年以上が求められますので、経験が十分といえるでしょう。

外壁塗装とセットでおこなうとコストカットが可能

外壁塗装とセットでおこなうとコストカットが可能
シーリングと外壁塗装の耐用年数は同じ約10年ですので、セットでおこなわれることも多いようです。同時におこなうと足場の組み立てが1度で済むので、リフォームを総合的に考えるとコストカットできるでしょう。

まとめ

防水工事のシーリングについて、工事をおこなうべきかどうかの判断方法や業者の工事方法をご説明しました。もしシーリング工事から10年を過ぎていたら、将来の雨漏りなどのリスクを防ぐためにも、リフォームをおこなうことをご検討ください。

材料はそのまま使える1成分型と、主剤と硬化剤を混ぜる2成分型の2種類があります。また、打ち替えと打ち増しの2種類の工法がありますが、通常は打ち替えをおこなうことがほとんどです。

軽度のヒビ割れなどがみられる程度であれば、シーリング工事は1メートルあたり1,000円前後で済みます。当分は大がかりな屋根工事や外壁工事が必要なくなるので、リフォームの費用を抑えられるでしょう。

建物の寿命を左右する大事なシーリング工事の業者をお探しでしたら、ぜひ弊社にお手伝いをさせてください。建物の状況によって適切な工事ができる業者を、全国の加盟店から選定させていただきます。どんなささいなお困りごとでもかまいません、まずはコールセンタースタッフに詳細をお聞かせください。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2020-08-18 14:39:13
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建物の外壁や窓枠のすき間を埋めて雨水の侵入を防いでいるシーリングは、工事から10年経ったらリフォームを検討したほうがよいでしょう。シーリングは10年ほどで劣化をしてしまうためです。今回は防水工事のシーリングについて、工事手順や費用相場について解説をします。早めにシーリング対策をおこなうと建物の寿命を延ばせますので、ぜひ本記事をご参照しながらご検討ください。
シェアリングテクノロジー株式会社

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