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防水工事とは?|種類・作業の流れ・業者依頼のコツまで解説!

投稿日:2020-06-29 更新日:2020-06-29

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

ベランダや屋根、はたまた屋上など、雨水の影響を受ける場所は多岐にわたります。建物を守るために、『防水工事をしようかな』と検討されている方も多いのではないでしょうか。

そんな防水工事を考えるのであれば、まずは防水工事に用いる『防水材の種類』に注目してみましょう。防水工事を施す場所(ベランダ・屋上など)や建物(一軒家・アパートなど)に応じて、最適な防水材は異なります。

それぞれ特徴やメリット、工法も異なりますのでしっかり確認していきましょう。

この記事ではそんな防水工事の種類や特徴の解説はもちろん、費用から業者依頼のコツまで詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください!

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防水工事の種類|状況別に適した防水材を選んでみよう

防水工事の種類|状況別に適した防水材を選んでみよう

防水工事を依頼する際、重要になってくるのは『防水材の種類』です。防水材とは、文字通り水の侵入を防ぐ材料のこと。数種類あるこの防水材はそれぞれ違った特徴があります。

自分の状況に合わせてどれが適しているか、まずは選んでみましょう。

防水材 単価相場(1㎡辺り)
塗膜防水(ウレタン) 4,500円~7,000円
塗膜防水(FRP) 5,000円~8,000円
シート防水 3,000円~7,000円
アスファルト防水 6,000円~8,500円

※単価はあくまで相場です。業者・条件次第で費用は大きく変動します。

ウレタン防水の特徴

塗膜防水はその名の通り、液状の防水材を塗っていくことで防水するタイプの工事。中でもその名の通り『ウレタン』と呼ばれる樹脂を利用するこの工事には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

◎メリット

・ベランダや屋上など場所を選ばず施工しやすい
・比較的費用が安め

×デメリット

・下地の形状によっては施工の難易度が高い
(ムラができると薄くなった部分が弱くなってしまう)
・耐用年数がやや短い(約10年)
・やや高頻度での保護塗料(トップコート)の塗り直しが必要(5年に1度)

ウレタンはやや施工のしやすさやメンテナンス性には欠けるものの、その安価さや手軽さから人気の防水材となっています。

FRP防水の特徴

FRP防水はウレタン同様、塗膜防水の一種です。ガラス繊維を含有した軽く、固い素材なので、人の立ち入りが多いベランダはもちろん、屋上駐車場などの防水にもよく利用されています。

◎メリット

・ウレタン同様、場所を選ばず防水できる
・比較的軽く、また衝撃に強い
・耐熱性が高く、サビ・腐食にも強い

×デメリット

・その固さゆえ伸び縮みに弱い(木造住宅には不向き)
・ウレタンに比べるとやや高くなりがち
・ウレタン同様トップコートの塗り直しが必要(5年に1度)

FRPはその頑丈さ・扱いやすさから近年非常に人気の防水ですが、伸縮性にとぼしいというデメリットもあります。木造住宅では割れやすいなど、使える家屋・環境は少々限られますのでしっかり業者と相談しておきましょう。

シート防水の特徴

シート防水は、防水性能のあるシートを敷き詰めていくタイプの工事です。この工事にはおもに、塩化ビニルシートが用いられます。比較的アナログなこの方法です。まずはメリットとデメリットを見ていきましょう。

◎メリット

・比較的安価
・塗膜防水よりも長持ちしやすい
・比較的短期間で完了しやすい
・雨天でも工事できる

×デメリット

・複雑な形状の下地(床)には施工しにくい
・シートの継ぎ目ができるため、そこからはがれやすい
・衝撃にやや弱い

安価かつ長持ちするシート防水ですが、塗料と違って凸凹などに対応しにくいという欠点もあります。手軽に広く防水したい、というのであれば、この防水方法も適しているといえるでしょう。

アスファルト防水の特徴

アスファルト防水は、防水シートに高温のアスファルトを塗り、補強していく工事を指します。この防水は歴史が長く、その高い防水性能からさまざまな場所にて多く利用されてきました。

そんなアスファルト防水には、おもに3つの工法があります。

  • 熱工法
  • トーチ工法
  • 冷工法

これらの詳しい解説は、次で説明していきます。

防水工事の工法|防水材によって異なる施工方法の違い

防水工事の知識としてもっておきたい情報は、防水材についてばかりではありません。ここではそんな防水材をどう設置・施工していくか、その『工法』について解説していきます。

アスファルト防水特有の工法

前述した3つの工法、「熱工法」・「トーチ工法」・「冷工法」は、以下のような特徴があります。

・熱工法
その場で熱して溶かしたアスファルトを、防水シートに重ねていく工法です。この方法は耐久性を高く保てるのが大きなメリットで、防水性能・耐用年数もかなり高いものとなります。

ただしアスファルトを熱する際に、強い匂い・煙が出てしまうという大きなデメリットもあります。またアスファルトの取り扱いは難しく、施工できる業者も限られてくるでしょう。

・トーチ工法
この工法は、すでにアスファルトを含有している特殊な防水シート(改良アスファルトルーフィング)をバーナーなどで熱しつつ、施工していく方法となります。

メリットは何といっても、匂いが比較的抑えられるところ。熱工法と違い、大型機器の持ち込みが必要ないのもうれしいポイントです。ただしトーチ工法の施工は熱工法以上に難易度が高く、施工できる業者もより少ない傾向にあります。

・冷工法
常温工法とも呼ばれるこの工法は、前述の改良アスファルトルーフィングを張り合わせ、重ねていく方法です。上記の2つはまったく異なり、熱を使わずに施工していくため匂いや煙などのデメリットを大きく抑えることができます。

少々防水層の形成に時間がかかるというデメリットもありますが、シートを重ねることによる重量の増加も挙げられます。アスファルトを塗るだけだった2工法に対して、重みの増すこの冷工法では施工場所や建物全体の強度が求められるでしょう。

密着工法の特徴

密着工法は、その名の通り防水材を直接下地に貼り付ける方法です。塗膜の場合はそのまま塗り付け、シートの場合はそのまま貼り付ける、比較的イメージしやすい工法になります。

◎メリット

・比較的安価・短期間で施工できる
・施工後が比較的軽量なので、屋上での施工もOK

×デメリット

・下地の劣化・破損による影響を受けやすい
・比較的ヒビ・ふくれなどが発生しやすい

絶縁工法の特徴

絶縁工法は密着方法の逆、下地に触れさせない方法のこと。おもに塗膜防水に利用されます。

◎メリット

・下地が劣化・破損しても防水層に影響がない
・防水施工が密着工法よりも長持ちしやすい

×デメリット

・車両や多人数での歩行など、『重歩行』ができない

デメリットは少ないですが、やや衝撃に弱い点はデメリットといえます。

機械的固定工法の特徴

この工法は、おもにシート防水にて利用される方法です。この方法では専用の機器を用いて、下地にシートを固定していきます。

◎メリット

・下地の劣化・破損などによる影響を受けにくい
・施工期間が短く、安価に施工できる

×デメリット

・人が歩行する場所には適していない

メリット・デメリットとしては、絶縁工法に近いものがあります。この点、状況・要望にあわせて業者と話しあっておきましょう。

防水工事の流れ|状況別の例をご紹介!

ここでは、実際の防水工事がどのような流れ・期間で施工されていくかの一例を簡潔に解説していきます。もちろん依頼内容によって方法や工期は変わりますので、これはあくまで一例としてご参照ください。

ベランダの防水工事の一例(塗膜防水・絶縁工法)

ベランダの防水工事の一例(塗膜防水・絶縁工法)

下記では、ベランダに防水工事を施す際の一例をご紹介します。

1.まずはベランダ周辺を片付け、洗浄機などで掃除する(古い防水層があれば撤去)
2.亀裂などがあれば補修・処理していく
3.事前に排水溝・脱気筒(防水層内の湿気を逃がす役割)を取り付けておく
4.排水溝・脱気筒ともに塗膜防水材で保護する
5.ベランダ全体に塗膜防水材を塗っていく
6.トップコート(保護塗料)を塗る
7.しっかり乾燥したら防水工事完了

細かい作業でいえばまだまだ専門的な工程がありますが、大まかに表すと以上のような流れになります。工期はベランダであればおおよそ2~4日程度、長くとも1週間程度で完了することが多いでしょう。

屋上の防水工事の一例(シート防水の張り替え)

屋上をシート防水にて工事していく場合は、以下のような流れになります。

1.防水効果の劣化したシートを撤去
2.洗浄機で汚れを掃除していく
3.下地のヒビなどを補修する
4.シートを密着させる役割をもつ“下塗り(プライマー)”を施す
5.新品の防水シートを貼りなおす
6.シートの上から防水塗料・トップコート(保護塗料)を塗る
7.完了

屋上のような広い範囲の防水工事は、工期もおよそ1週間。工法や広さなど、状況によってはそれ以上に長くなることもあります。とくに足場を組む必要がある屋根などの場合は、1か月以上かかるケースもあるため注意が必要です。

このような工事の過程に関しては、実際の現場次第で大きく変わります。業者に依頼する際には、事前に確認を取っておくとよいでしょう。

防水工事やメンテナンスの依頼は『漏水・雨漏り被害前』がベスト!

「まだ雨漏りしていないけど、防水工事しようかどうか……」という方も多いかと思いますが、防水工事は被害に遭ってからでは間に合いません。なぜなら、うかうかしていると余計に工事費用がかかってしまうからです。

防水工事自体、少々高額な費用がかかるものですが、まして雨漏りなどしてしまうと追加で数十万円もの修理費用がかかることも……そのため防水工事やそのメンテナンスは、定期的に依頼しておく必要があるのです。

劣化している? 防水メンテナンスの目安

劣化している? 防水メンテナンスの目安

どんなに頑丈な家屋でも、どんなに完璧な防水工事をしていても、いずれ劣化するときは訪れます。もし下記のような症状が見られたら防水加工が劣化している可能性もあるので、一度チェックしておきましょう。

  • ベランダ、屋上の排水が上手くいっていない
  • 防水シートが浮いている・波打っている
  • 表面がひび割れたり、色褪せたりしている

など……

これらは家屋の防水性・排水性の劣化を意味しているケースが多いです。

防水は材料や施工環境にもよりますが、だいたい10年~20年ほどで劣化していくとされています。少しの劣化から水が入り込み、雨漏りの原因となってしまうこともありますので、不安な方は一度業者にメンテナンスしてもらうことをオススメします。

防水工事のお悩みはプロに相談|業者依頼の大切なポイント

防水工事のお悩みはプロに相談|業者依頼の大切なポイント

防水工事をしてもらう、となるとやはり気になるのはその費用かと思います。しかし、前述したようにどの工法にするか、またどのような建物・広さに施工するかによって、その費用は大きく変動します。

防水材ごとの単価は前述にて解説した通りですが、実際の工事となるとかかる費用はさまざまです。もちろん業者も、どんなやりかたが最適かは一度現場を見てから決めることが多いでしょう。

まずは一度相談・現場を見てもらって、話しだけでも聞いてみるとよいでしょう。もちろん費用が気になる方は、見積りを取ってみるのもオススメです。

見積りでは接客対応・保証の有無もチェック!

見積りの際に確認したいのは、費用ばかりではありません。業者の対応に関しても、しっかり確認しておくことが大切です。

防水のプロでもなければ、防水工事のことに関しては何も知らないことが多いです。そんな一般のお客に対しても、分かりやすく・納得して工事を依頼できるような説明をしてくれる業者なら安心ですね。一度相談・調査をしてもらったときは、この対応に注目してみましょう。

また、前述したように防水加工というものは年々劣化していくもの。定期的なメンテナンスは必須なので、これに対応してくれる業者なら安心です。この際、雨漏りが発生したときの保証が何年あるか、などについても詳しく聞いておきましょう。


防水工事業者へのご依頼を検討中であれば、ぜひ当サイト・生活110番をご活用ください。

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もちろん見積りや相談だけ、というご要望も可能です。無料電話窓口は24時間受付対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!

まとめ

防水工事のキホンは、『防水材』と『工法』にあります。

防水材 単価相場(1平米あたり) 耐用年数
塗膜防水(ウレタン) 4,500円~7,000円 約10年
塗膜防水(FRP) 5,000円~8,000円 約10年~12年
シート防水 3,000円~7,000円 約15年~20年
アスファルト防水 6,000円~8,500円 約20年

※単価はあくまで相場です。業者・条件次第で費用は大きく変動します。

それぞれ絶縁工法や密着工法などはもちろん、アスファルト防水の場合は『熱工法』や『トーチ工法』など、さまざまなものがありました。どの工法が最適なのか、という点に関しては現場の状況に応じて変化していくので、まずはプロの業者と相談してみると確実でしょう。

当サイト・生活110番では、全国・24時間受付対応でお近くの業者をお探しするサービスを展開しております。もちろんお電話によるご相談は無料、いつでもご要望に最適な業者を選定・ご紹介いたします。

見積りなどのご依頼ももちろん大歓迎です。防水工事についてのお悩みがある方は、いつでもお気軽にご相談ください!

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2020-06-26 14:40:19
https://www.seikatsu110.jp/repair/rp_lhr/202398/
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