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屋上防水工事3種類!それぞれの費用やメリット・デメリットを紹介

投稿日:2019-12-26 更新日:2020-07-02

屋上防水工事をするならアスファルト防水|防水工事の種類や工法

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

屋上や屋根は建物を雨風から守るものです。そのため、屋上には防水工事が施されていますが、年月とともに劣化しメンテナンスが必要になります。劣化が進んで雨漏りなどのトラブルが起こる前に防水工事をおこないましょう。

屋上の防水工事には、アスファルト防水・シート防水・塗膜防水の3種類があり、それぞれ違った特徴があります。どのような工事がよいかは人にとって異なるので、3種類の防水工事の特徴を知って自分がよいと思う工法を選択しましょう。

また、防水工事を依頼できる業者はたくさんあります。業者選びに困ることがないよう信頼できる業者の選び方もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

耐久性で選ぶならアスファルト防水がおすすめ!

アスファルト防水とは、道路にも使われるアスファルトを使用した方法です。シートにアスファルトをしみ込ませたアスファルトシートを組み合わせた防水性の高い施工方法で、シートを2層以上に重ねて防水層を作り耐久性も高めます。

アスファルト防水3つの工法
熱工法
熱したアスファルトの液体を地面に撒き、その上にシートを貼る方法です。冷えるとアスファルトの層が硬化し、防水層を作ります。

常温工法
その名の通り、熱を加えず使える粘着層がコーティングされたシートを貼る方法です。臭いや煙が発生しないので、環境に優しいという特徴があります。

トーチ法
アスファルトシートに熱をかけることで下地と溶接する方法です。

耐用年数 20~30年ほど
費用相場 5,000~8,000円(1平方メートルあたり)
工期 5~7日

※掲載料金は消費税を含んでおりません。(2020年6月時点)

アスファルト防水は耐久性が高く、耐用年数が長いのが特徴です。古くて安価なものは耐用年数も短くなりますが、質の高いものであれば長く使えます。そして、耐久性が強いことから基本的にメンテナンスが必要ありません。

耐久性が高い理由

アスファルト防水に向いている建物

アスファルト防水の耐久性が高い理由は2つあります。ひとつはアスファルトシートの水密性です。アスファルトシートを何層にも重ねることで強力な防水層が作られ、水が入るのを防ぎます。そしてもうひとつはシートの素材です。シートは合成繊維の不織布を合わせていて、ひび割れがしにくいようになっているのです。

アスファルト防水向きの建物

使用するシートが大きいので、面積の広い場所への施工が適しています。ビルやマンション、学校、病院、大型のショッピングモールなどの屋上におすすめの工法です。

アスファルト防水にするときの注意点

熱工法やトーチ工法は火器を使用することになるため、木造建築に施工することはできません。施工予定の場所が木造の場合は、常温工法や別の防水方法を選択する必要があります。

また、熱工法でアスファルト防水をおこなう際は、アスファルトを撒くため煙と石油のような独特なニオイが発生します。近所に建物があるときには迷惑となってしまうおそれがあるので注意が必要です。

さらに、熱したアスファルトを用意するには釜やバーナーなどが大掛かりな設備が必要となります。そのため、最近ではニオイの出にくいトーチ法や、設備の必要がない常温工法での施工が多くなっているようです。

短い日数で仕上げたいならシート防水がおすすめ!

シート防水とは、塩化ビニールやゴムでできたシートを使用する方法です。耐久性は高めですが、施工が難しいため業者選びが重要なポイントになります。

シート防水の2種類の素材
塩化ビニールシート
仕上がりが美しく、衝撃や摩耗に強い耐久性のあるシートです。基本的に品質が安定しているという特徴があります。

ゴムシート
伸縮性がある軽量なシートです。安価ですが耐用年数は短くありません。ただし、シートに厚みがあまりないので、衝撃に弱いです。

耐用年数 10~15年
費用相場 4,000~7,500円(1平方メートルあたり)
工期 2~4日

※掲載料金は消費税を含んでおりません。(2020年6月時点)

素材や使用環境によって変わりますが、比較的安価であるにも関わらず耐用年数は短くないので、費用対効果のよい防水工事の方法といえるでしょう。また、ビルやマンションなどの広い屋上でも短期間で工事ができるのが特徴です。

工期が短い理由

シート防水で使用するシートは既製品なので、厚みが一定で場所ごとのムラができません。そのため、比較的細かい調整がいらず工期を短くすることができるのです。また、接着剤などが乾くのを待つだけなので、ひとつひとつの作業にかかる時間が短いのも工期が短くなる理由のひとつになります。

シート防水向きの建物

防水工事の基礎知識

障害物の少ない屋上への施工が適しています。形の決まっているシートを使用するため、広い場所でも安定して施工が可能です。また、ある程度耐久性もあるので、屋上緑化を検討している場合にもおすすめです。

シート防水にするときの注意点

隙間なくシートを貼るには高い技術が必要です。実績のある業者に依頼する必要があるので、業者選びが難しいかもしれません。

また、複雑な形に対応することができないので、障害物が多い場合は別の方法で防水工事をおこなったほうがよいでしょう。

見た目重視なら塗膜防水がおすすめ!

塗膜防水とは、アスファルト防水やシート防水のようにシートを敷くのではなく、液体を何重にも重ねて防水加工する方法です。

2種類の塗膜防水
ウレタン防水
ウレタン樹脂の液体を使う方法で、国内で半数近くを占めているといわれる防水工法です。屋上だけでなく、ベランダなどの面積の小さい場所への施工にも広く使われています。

FRP防水
ガラス繊維強化プラスチックを活用した方法です。こちらもベランダなどにも広く使われています。強度があり、人の出入りが頻繁にある場所に適した素材です。

耐用年数 10年ほど
費用相場 4,000~7,000円(1平方メートルあたり)
工期 4~5日

※掲載料金は消費税を含んでおりません。(2020年6月時点)

費用は安めですが、ほかの方法に比べて耐用年数が短いので、早めにメンテナンスが必要になるかもしれません。工期は長くもなく短くもなくといった期間ですが、FRP防水の場合は1~2日で終わることもあります。

きれいに仕上がる理由

塗膜防水の特徴には見た目の美しさがあります。それは、使用する素材が液体なのでつなぎ目ができないというのが大きな理由です。

ほかの防水工事では素材などの違いはありますが、どちらもシートを使用します。そのため、どうしてもつなぎ目ができてしまうのです。屋上に人が出入りする機会が多く、見た目の美しさを重視する場合は、塗膜防水を選択するとよいでしょう。

塗膜防水向きの建物

液体ゆえにさまざまな形状の場所に対応することができるため、基本的にどのような場所でも施工可能です。ビルやマンションの場合は、貯水槽や室外機など障害物になるものが多いことも考えられるので、そういった場合に適した工法といえるでしょう。

塗膜防水にするときの注意点

大きさや形の決まったものを使用するわけではないので、ムラなく施工するためには実績のある業者への依頼が必要になります。

また、防水層の耐用年数は決して短くありませんが、表面のトップコートは5~6年ほどでメンテナンスが必要になります。ほかの2種類に比べて短いスパンでメンテナンスをおこなう必要があるので、こまめに管理できる自信がない方は別の方法を選択したほうがよいかもしれません。

ちょっとした補修はDIYできるかも

防水工事は、基本的に素人がおこなえるものではありません。雨漏りなどのトラブルがすでに発生している場合やひび割れなどの目に見える傷みがある場合は、早めに業者に連絡して対応してもらうのがおすすめです。

しかし、塗膜防水の場合は自分でおこなうという選択肢もあります。防水用の塗料はホームセンターなどで購入することができるので、あとはラベルや取扱説明を読みながら、分量を間違えないように注意して屋上に防水材を塗っていくだけです。

ただし、塗料に水が入ってしまったり量を間違えたりすると、うまく硬化しないなどのトラブルが発生するおそれもあります。そのため、自分で防水作業をする際は、細心の注意を払っておこないましょう。

DIYでできるのはあくまでもちょっとした補修程度の作業です。大きなトラブルなく、長く安心して過ごせるような工事を希望する場合は、すぐにプロに相談しましょう。

防水工事ができる業者

防水工事を依頼できる業者はたくさんありますが、専門とするものや得意なことが業者によって異なります。ここでは4つの業者について解説しますので、それぞれの専門性とどのような施工を依頼するのに向いているのかを確認していきましょう。

防水の専門業者

屋上・バルコニーなど屋外の防水だけでなく、トイレや浴室など室内の防水工事をおこなっている専門業者です。ハウスメーカーなどから委託を受けていることもよくあります。防水工事全般に対応しているので、状況に応じて適した施工方法を提案してくれるでしょう。

ハウスメーカー

建物を建てるときに依頼したハウスメーカーやそのほかの近くのハウスメーカーにも、防水工事を依頼することが可能です。施工場所にあった防水工事の業者を手配してもらうことができます。以前かかわったことのある担当者がいる場合は、信頼関係ができているということもあるので、安心して依頼できるのではないでしょうか。

塗装店

外壁や屋根の塗装を専門としている業者で、リフォーム店から委託を受けることもあります。バルコニーなどの小さい規模の防水工事を得意とし、ウレタン防水などの施工をおこないます。

しかし、基本的に請け負っている施工は塗装に特化しているので、アスファルト防水やシート防水は対応できない場合が多いです。そのため、表面の塗装が剥がれた程度の劣化の際に依頼するのがよいでしょう。

リフォーム会社

防水工事だけでなく、リフォーム全般を受け付けてくれます。気になる点を見てもらい、複数個所の工事をしてもらうことも可能です。その際は、施工場所に合った業者を手配してもらうことができます。屋上防水だけでなく、ほかにも気になることがあるという場合は、リフォーム会社への依頼がおすすめです。

信頼できる防水工事業者の選び方

業者の種類がわかったところで、防水工事を依頼するのに信頼できる業者の選び方をご紹介します。以下の4つのポイントに注目して、納得のいく業者を見つけましょう。

実績がある

ひとことで防水といってもさまざまな施工方法があります。依頼したい施工内容が決まっている場合は、その方法での施工実績のある業者に依頼すれば、ノウハウがあるため安心して工事を任せることができるでしょう。

見積りをしっかりしてくれる

施工費用を安くしたいときは相見積りがおすすめ

防水工事は、屋上の状態や形状、広さによって費用が異なります。見積りを取ることで施工の際にいくらかかるのか明確な費用を把握することができますので、しっかり調査したうえで見積りを作成してもらいましょう。

そして、見積書は費用の妥当性やどのようなことに費用が使われているのかなどを依頼者が理解できるようなものである必要があります。材料費や人件費など、内訳が細かく記載されていることを確認してください。もしも不明点などがある場合は、正式な依頼をする前に業者に質問して説明を受けるようにしましょう。

アフターフォローの充実

施工後の保証など、アフターフォローがあるのか確認することも大切です。防水工事は適切におこなえば、短期間で不具合が出るものではありません。業者によって保証内容や保証期間は異なりますが、自社のサービスに自信のある業者であれば、保証がついていることが多いでしょう。また、業者が倒産などによりなくなったときの保証方法が記載されているのかも確認しておくとより安心です。

説明が適切

工事の専門用語は専門家でなければわかりません。そんななかで分かりやすく説明をしてくれるかどうかは重要なチェックポイントになります。

うまくコミュニケーションが取れない場合には、思うような工事をしてもらえないということも考えられます。納得できるまで相談し、真摯に答えてくれる業者を選びましょう。

施工費用を安くしたいときは相見積りを取ろう

ハウスメーカーやリフォーム会社などに依頼すれば、自分ののぞむ施工方法の業者を手配してもらえることがあります。しかし、仲介者が入ることになるので、施工費とは別に手数料が必要です。安く済ませたいという方には不向きな選択でしょう。

施工費用を抑えたいときは、みずから専門業者に連絡して、見積りを取るのが一番です。また、一社からの見積りでは相場と比べての妥当性しかわかりません。そのため、複数の業者に見積りをしてもらう「相見積り」をおこなうことをおすすめします。

複数の業者に見積りをしてもらうことで相場を把握できるだけでなく業者の保証などをチェックすることができるのです。見積りの際に業者の方と関わることにもなるので、業者の人柄や対応を確認することもできるでしょう。

そして、相見積りをおこなうなら、見積り無料のところがおすすめです。弊社では、無料で見積りをおこなっている業者をご紹介することができます。費用や人柄、保険などを含めて依頼先を検討するために、ぜひご活用ください。

まとめ

屋上の防水には大きく分けて3つの施工方法があり、アスファルト防水は耐久性の高さ・シート防水は工期の短さ・塗膜防水は見た目の美しさなどそれぞれに特徴があります。

どれも屋上の防水工事に適した工法ですが、費用や工期が異なるため、なにを重視するかによって、適切な工事の方法は変わってくるでしょう。本コラムでご紹介した特徴を参考にして、自分に適した方法で防水工事をおこなってください。

また、施工業者を選ぶときには、業者の種類や作業内容などを考えて依頼する必要があります。費用を抑えたいのであれば、複数の業者から見積りを取ることも必要でしょう。業者によって施工費用や工期は異なります。相見積りで比較検討してよりよい業者を選びましょう。

ただし、工費が安いからといって納得できるとは限りません。人柄や説明が適切であるかなど、費用とは関係のない部分もしっかりチェックすることが大切です。弊社では、施工業者を紹介することが可能です。見積りのご相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

(この記事は2020年7月1日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
編集者:ふみ
昔から住宅展示会が大好き、理想の内装を追い求めるのが趣味。読者の目線に立ったコラムを作っている。

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2020-07-02 10:04:40
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