賃貸で雨漏りしたときにすべきこと!修理費用の負担は大家さん?

2021.4.30

賃貸で雨漏りしたときにすべきこと!修理費用の負担は大家さん?

賃貸で雨漏りしていたら、まず大家さんや管理会社に連絡をしましょう。賃貸での雨漏りは誰に責任があるのか気になるかと思いますが、責任者は原因によって異なるため一度調査をしてもう必要があるのです。

この記事では、賃貸で雨漏りしたときにしていただきたい3つのことについてご紹介します。原因別で異なる責任者についてもお教えしますので、何から手をつけたらいいのか分からないという方はぜひ参考にしてみてください。

賃貸で雨漏りしたときにすべきこと

賃貸で雨漏りが発生したらしていただきたいことが3つあります。

雨漏り箇所の写真や動画を撮る

雨漏りが発生した際には、どの場所でどのように雨漏りをしているのか、証拠に残すことが必要です。借主の場合だと雨漏りの状況を大家さんや業者さんに伝えなければならないため、写真や動画で証拠を撮っておくことをおすすめします。

また、大家さんの場合も、どの部屋のどの部分で雨漏りが起こったのかを記録して、雨漏りの二次被害を防ぐ必要があります。どの部分で修繕をおこなったのかを記録しておきましょう。

応急処置をおこなう

天井から雨漏りしていたら、バケツなどを下に置いて応急処置をおこないましょう。

準備するもの
・バケツ
・雑巾
・ビニールシート
応急処置の手順
1.雨漏りしているところにビニールシートを敷く
2.ビニールシートの上にバケツを置く
3.バケツの中に雑巾を入れる

バケツの中に雑巾を入れることで、落ちてきた雨水が飛び散るのを防ぐことができます。ビニールシートが無ければ、ゴミ袋を切って敷くのもおすすめです。

賃貸の管理会社に連絡をする

賃貸で雨漏りが発生した場合、まずは大家さんや管理会社に連絡をする必要があります。連絡を怠って被害が拡大してしまうと、損害分を請求できなくなることもあります。

また、マンションやアパートの上の階が原因と考えられる雨漏りの場合に、自分一人で上の階の人と話をしに行くのはやめましょう。自分だけで訪問すると修理や確認の協力が得られにくいこともあります。

また、感情的になってトラブルに発展することもあるので、話をする場合は大家さんや管理会社を通すようにしましょう。

賃貸の雨漏りは誰に責任があるの?

賃貸で起こる雨漏りは大家さんや管理会社に責任があることが多いです。しかし、原因によっては自分や上の階に住む人の責任になることもあります。それぞれの責任について詳しく見ていきましょう。

大家さんや管理会社に責任がある場合

建物の老朽化により雨漏りしてしまった場合、基本的に責任は大家さんや管理会社にあります。また、雨漏りではなく建物内部の配管から水漏れしてしまった場合も大家さんや管理会社が賠償責任を負わなければいけません。

台風などの自然災害により雨漏りしてしまった場合は、大家さんや管理会社が加入している「火災保険」によって支払われることがあります。

大家さんや管理会社に責任があるなら家賃を値下げしてもらえる?
家賃の交渉はそもそも雨漏り関係なくおこなうことができるため、話し合いによっては値下げしてもらえることもあるかもしれません。しかし、必ず値下げしてもらえるというわけではないので、交渉次第であることを覚えておきましょう。
雨漏りや水漏れにより引越しをする場合、引越し費用を負担してもらえる?
なかなか雨漏りに対応してもらえず引っ越しをする場合、大家さんや管理会社に引っ越し費用を一部負担してもらえる場合があります。ただし、この場合も話し合いによるため、必ずしも費用を負担してくれるとは限りません。

借主責任がある場合

借主の不注意により水漏れを起こしてしまった場合、修理にかかる費用は基本的に自己負担になります。契約時に加入している火災保険に「借家人賠償責任保険」がついていないか確認しておきましょう。借家人賠償責任保険があれば、修理費用を補償してもらえるかもしれません。

借家人賠償責任保険とは、簡単にいうと大家さんや管理会社に支払わなければいけない損害費用を補償してもらえる保険のことをいいます。賃貸を契約する際に火災保険とセットで加入していることが多いです。

また、マンションやアパートの賃貸に住んでいると、下の階にまで被害が広がってしまうことがあります。そのような場合も借主の責任になりますので、火災保険に「個人賠償責任保険」がないか確認しておきましょう。個人賠償責任保険があれば補償してもらえることがあります。

個人賠償責任保険とは、近隣住民に損害を与えてしてしまったときの損害費用を補償してもらえる保険のことをいいます。こちらも火災保険とセットで加入していることが多いです。

上の階に住む人に責任がある場合

上の階に住んでいる人の不注意により水漏れが発生してしまった場合、基本的に責任は上の階の人になります。しかし、天井から水漏れしているからといって、必ずしも上の階の人が起こした水漏れとは限りません。

天井から水漏れする原因は人為的な過失以外にも、建物内の配管の故障なども考えられます。まずは原因を突きとめる必要がありますので、大家さんや管理会社に相談してみましょう。

賃貸の雨漏りや水漏れでよくある原因

賃貸で雨漏りする原因は、経年劣化によるものが多いです。また、水を流しっぱなしなどの不注意により水漏れしてしまうこともあります。アパートやマンションの賃貸で多い原因と戸建の賃貸で多い雨漏り・水漏れの原因をそれぞれご紹介します。

アパートやマンションの賃貸で多い原因

・屋上の防水シートの劣化
・配管の劣化や破損
・外壁のひび割れ
・洗濯機ホースが外れていた
・水が使用できない場所で水を使った
・トイレに流してはいけないものを流した

アパートやマンションの建物内で水を使用してはいけない場所で水を使用してしまった場合に、壁や床から水がしみ込んでしまって雨漏りが発生してしまうことがあります。この場合は、人為的な雨漏りと判断されてしまい、大きなトラブルになる可能性があります。トラブルが大きくならないために早めに大家さんや管理会社に報告・相談しましょう。

戸建の賃貸で多い原因

・屋根材の剥がれやひび割れ
・ベランダやバルコニーの劣化
・2階のキッチン、お風呂場などの排水溝つまり
・水道管の破裂

戸建の雨漏りや水漏れする原因はアパート・マンションと似ている部分が多いです。戸建だと「周りに迷惑をかけないからすぐに連絡しなくてもいいや。」と考える方もいるかもしれません。しかし、放置すれば建物の劣化カビの発生に繋がるおそれがあるので早めに連絡をしましょう。

賃貸で雨漏りや水漏れをさせないために注意したいこと

アパートで雨漏りをさせないためには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。まず、大切なのがキッチンやトイレを詰まらせないようにするということです。不適切なものを流して、詰まらせると水漏れを起こす可能性があります。水を流しっぱなしにしないよう注意しておくことも大切です。

水漏れが起こっている場合は、水漏れした場所を特定してすぐに水を止めることで、さらなる被害を防ぐことができるでしょう。雨漏りや水漏れしそうな箇所は点検し、必要であれば補修をおこなうことも雨漏りや水漏れを防ぐためには大切です。

まとめ

賃貸の建物から雨漏りする原因が建物の老朽化だった場合、基本的に大家の責任となり、修理や補償をしてもらえます。しかし、自分が原因で水漏れした場合や、雨漏りが起きている箇所を放置していた場合は責任が転じることもあります。この場合、修理費用を負担しなければいけなくなるかもしれません。

雨漏りを発見したり、雨漏りの可能性を感じたりしたら、早めに大家さんや管理会社に連絡をしましょう。被害状況を写真や動画を残すのも忘れないようにしてください。

アパートやマンションでの雨漏りは上の階の人が原因ということもありますが、トラブルを避けるためにも自分だけで話をしに行ったりせず、大家さんや管理会社を通すようにしましょう。


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