給湯器の交換費用はいくらぐらい?交換の目安や給湯器の選び方など

2021.4.30

給湯器の交換費用はいくらぐらい?交換の目安や給湯器の選び方など

お風呂やキッチンなど、私たちの生活に温かいお湯は欠かせません。そんな温かいお湯をすぐに出せる給湯器は、私たちの生活を支える大切なものだといえます。

しかしその給湯器が寿命を迎えてしまったり、故障したりした場合はどうしても給湯器の交換をしなければなりません。

もしも給湯器を交換したら費用はどれくらいかかるのでしょうか。そこで今回は給湯器の交換目安や費用、給湯器の選び方や、給湯器を交換する際の業者を選ぶポイントについてご紹介します。

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給湯器の寿命は10年が目安

温かいお湯を提供してくれる給湯器ですが、その寿命は一般的に10年とされていて、給湯器の製品ラベルにも「設計標準使用期間10年」と明記されています。これは、各メーカーが標準的な使用条件のもとで、安全に利用できる期間を定めたものです。

たとえ10年間給湯器に異常がなくても、そのまま使い続けていると、突然発生した異常から重大な事故につながる可能性が出てきます。

「給湯器の交換費用がどれくらいかがわからないし、今は異常がないから…」と放置せず、給湯器を使用して10年経過しているのであれば、交換を検討してもよいでしょう。

よくある給湯器の故障サイン

給湯器の寿命は10年だとお話ししましたが、給湯器に異常や故障が発生した場合は使用期間に関わらず交換しなければならないケースも出てきます。

もしも給湯器に異常や故障が発生した場合、給湯器の点検を業者に依頼して、原因を突きとめなければなりません。

この章では、給湯器のよくある異常や故障サインについてご紹介します。

給湯器のリモコンがきかなくなった

リモコンで給湯器が操作できなくなることがあります。このようなときは、リモコンか給湯器のどちらかに問題があるかもしれません。

お湯が熱くなったり、ぬるくなったりするなど温度が一定しない

お湯が熱い、ぬるいなど温度が安定しなくなることがあります。この異常の原因は、給湯器を保護しているフィルターの詰まりや、スイッチの接触不良、もしくは温度センサーが故障している可能性などがあげられます。

・給湯器から大きな音がする
・給湯器自体が煤(すす)で汚れている
・給湯器から煙が出る

上記3つの異常については、酸素の供給不足で不完全燃焼を起こしている可能性があります。放置していると、一酸化炭素の発生など非常に危険な事故が起こりますので、すぐに給湯器修理の業者に相談してください。

給湯器の交換にかかる費用相場

それでは、実際に給湯器を交換すると費用相場はどれくらいなのでしょうか。

本体価格

給湯器の本体価格は、給湯器の機能によって変わります。大まかに分けると、オート機能の場合41~43万円、フルオート機能の場合44~45万円程度とされています。

工事費用

基本的に給湯器の交換費用などの工事費は、3~5万円程度が相場とされています。給湯器の大きさなどで交換費用が変わることはほとんどありません。ただし、給湯器の設置場所や設置方法が通常と異なる場合、工事費に追加料金が発生することもあるそうです。

      給湯器の寿命は10年が目安(異常がない場合も交換を推奨)

給湯器を選ぶポイント

それでは新しい給湯器を買う際には、どの給湯器を選んだらいいのでしょうか。この章では、給湯器を選ぶポイントについて解説させていただきます。

給湯器を選ぶときは、「給湯器の種類」と「給湯器の大きさ(号数)」が重要なポイントになってきます。まず、ご家庭でよく使われている3種類の給湯器を紹介していきます。

ガス給湯器

給湯器内の配管に流れる水を、ガスの火で温めてお湯をつくるタイプの給湯器です。必要なときに必要な量のお湯がすぐにできるので水圧の勢いがなくなりません。ですが、すぐにお湯を用意できる分、光熱費も高くなってしまいます。

電気給湯器

給湯器内のタンクに水を貯めて、電気によってお湯を作成し保温するタイプの給湯器です。お湯は深夜につくられるので、ガスと比較すると光熱費がそれほどかかりません。

ですがタンクのお湯が少なくなるとお湯の勢いがなくなったり、深夜以外にお湯が作成されて電気代が割高になったりすることもあります。タンクのお湯がなくなると、新しいお湯ができるまでお湯が使えない「湯切れ」という現象が発生します。

ハイブリット給湯器

大量のお湯が必要なときはガスを使い、それほどお湯が必要でないときはタンクのお湯を使用するのがハイブリット給湯器です。

状況に応じてガスと電気を使い分けるので、ランニングコストは一番優れている給湯器といえます。しかし他の給湯器と比べると、給湯器を設置する際に費用が高くなってしまいます。

次に給湯器の大きさを示す号数について解説していきます。「号数」とは、水温+25℃のお湯が1分間に出る量(L)のことを指します。号数が大きいと使えるお湯の量が増えると覚えておきましょう。

一般家庭に普及している給湯器の号数は16号~28号までありますが、給湯器の号数は普段使用するお湯の量が選ぶ際のポイントになります。

キッチンやシャワーの2つが同時に使われる4人以上の家族はたくさんのお湯を貯めることができる24号がおすすめです。

お湯を違う場所で同時に使うことはあっても、量が少ない2人家族は20号、一度に複数個所で使用することが少ない単身世帯なら16号がおすすめといわれています。

号数の大きさで給湯器の交換費用はほとんど変わりませんが、給湯器の設置場所によっては設置費用が高くなるので注意しましょう。

       給湯器の交換にかかる費用相場

業者の選び方と費用を抑えるコツ

給湯器を選ぶポイントのほかに、給湯器修理の業者を選ぶのにも重要なポイントがあります。給湯器修理の業者を選ぶうえで重視したいポイントは、以下の3つです。

スピード

給湯器にトラブルが発生した場合は、対応のスピードが重要になります。給湯器のトラブルはお風呂に入ろうとする夜に発生する場合が多いです。そのため対応スピードが早く、すぐに駆けつけてくれる業者だと給湯器のトラブルを早く解決することができます。

実績

給湯器修理や交換を依頼する際は、その業者がどれほど工事を受注してきたかも重要です。過去の受注件数やレビューなどに注目して、信頼できる業者を選びましょう。

アフターフォロー、保証はしっかりしているか

給湯器を設置したあとに、不具合が発生することも考えられます。そのような事態にもしっかり対応してもらえるよう、アフターフォローや保証がきちんとしている業者を選びましょう。

給湯器の交換や修理を業者に依頼するときには、以上のポイントが重要になります。また給湯器を交換するときは、あらかじめ複数の業者に相談して見積もりをとってから決めると、給湯器交換などの費用を比較できるので給湯器の費用を抑えることができます。

給湯器を選ぶときのように業者選びにもじっくりと時間をかけ、複数の業者から見積もりをとり、ご自身が後悔しないように給湯器と業者を選んでください。

      業者の選び方と費用を抑えるコツ

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まとめ

私たちの生活に欠かせない給湯器ですが、寿命といわれる10年が経過したら給湯器を交換したほうがよいということがわかりました。また自分たちの状況に合った給湯器を選ぶことが給湯器の交換費用を抑えるうえで重要になります。

けれど給湯器は種類や号数だけでなく、機能も多岐にわたるのでご自身で給湯器を選ぶ判断ができない場合もあります。

そんなときはぜひ給湯器の業者に相談してみましょう。ご家庭にぴったりの給湯器がみつかるかもしれません。

給湯器修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「給湯器修理」をご覧ください。

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