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基礎のひび割れは危険なサインかも!?その見極めと補修方法について

投稿日:2019-07-30 更新日:2019-07-31

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

一軒家にみられる劣化には、外壁のひび割れや屋根のズレなど、さまざまな症状があります。外壁や屋根といった場所は雨風にさらされているため、劣化しやすいですが、何か異常があれば気づきやすい部分でもあるのです。しかし、家の土台となる基礎にひび割れといった劣化が起きた場合、普段目にすることがないため気づきにくくなっています。

この記事では、基礎にひび割れが起きた場合の危険性やひび割れの種類、危険かどうかを知る検査の仕方、補修方法まで詳しくご紹介していきます。基礎のひび割れがもたらす危険性を知り、対処法がわかれば、深刻な被害を回避できるかもしれません。

基礎のひび割れの危険性について

一軒家にお住まいの方のなかには、庭の手入れなどをしているとき、家の基礎にひび割れをみつけることもあるでしょう。しかし、あまり気にせず見逃してしまう方も少なくはないようなのです。そのまま放置していると、家が倒壊してしまうような問題が出てくるかもしれません。
基礎のひび割れの危険性について

基礎のひび割れには危険なものとそうでないものがある

一軒家にかかわらず、どんな建物にも基礎があり、少なからずひび割れのような劣化はみられるものです。そのため、基礎にひび割れが起きているからといって、必ずしも危険というわけではありません。もちろん時間が経過することで、危険なひび割れになることもあります。迫った危険がないひび割れであれば、定期的に状態の確認をしておくとよいでしょう。

基礎のひび割れが危険な場合に考えられるリスクとは

建物を支える重要な役割を担っている基礎に、深刻なひび割れが起きてしまえば、さまざまな危険性が考えられます。重大な危険でいえば、建物の倒壊です。基礎に深刻な劣化が起きれば、建物はあっという間に崩れてしまうでしょう。

また、基礎にひび割れが起きることで、建物が傾いてしまうこともあります。ひび割れを原因として、建物内部のさまざまな場所に劣化が生じ、建物全体が傾いてしまうのです。さらに建物が傾くことで、めまいや頭痛といった健康被害を受けるおそれもあります。このような事態を避けるためには、早期発見・対処することがなにより大切です。

そもそも基礎のひび割れはなぜできてしまうのか

基礎にひび割れができる原因には、経年劣化や自然、人為的なミスなど、さまざまな要因が考えられます。経年劣化であれば、どんなにメンテナンスをおこなっていたとしても、時間とともにひび割れなどの劣化が起きてしまうものです。

雨や風、雪といった自然災害によっても、基礎の劣化は進み、ひび割れなどができてしまいます。自然が原因となっている場合も、避けようのないことではありますが、メンテナンスをしっかりすることで劣化の進行を遅らせることは可能です。

また、基礎に使われている材料が化学反応することや施工時の人為的ミスなどによっても、ひび割れができることもあります。これらを原因としてひび割れた場合、なるべく早く発見し対処することが重要です。予測できない原因となるので、基礎に問題が起きていないかを定期的に確認しておくと重大な問題になる前に発見することができるでしょう。

基礎のひび割れの種類

基礎のコンクリートのひび割れは、幅や深さ、ひび割れの種類によって、危険性を判断をすることができます。基礎にひび割れをみつけたとき、正しい対処ができるようにしておきましょう。

基礎のひび割れのおもな種類

基礎や外壁、屋根にみられるひび割れには、いくつかの種類があります。補修を業者に依頼するときにも、ひび割れの種類を知っておくと、スムーズに状況説明することができます。

クラック……基礎や外壁、屋根などにみられるひび割れ全般のこと
ヘアクラック……幅0.3mm以下、深さ4mm以下で構造部分に影響のないひび割れ
構造クラック……ヘアクラックよりも大きいひび割れ、構造に原因があり問題がある可能性が高い

危険性の低いひび割れ

基礎のモルタルのひび割れがヘアクラックのようであれば、基本的に迫った危険性はないようです。このような、塗膜だけにみられる、ほとんど気づかないくらい細いといったひび割れであれば、自分で補修することもできます。
基礎のひび割れの種類
ただ、ヘアクラックであっても問題ないかを正確に判断することは難しいため、注意してください。また、どんなに小さなひび割れであっても、劣化していることには変わりありません。問題ないからといって放置するのは、やめておきましょう。

危険性の高いひび割れ

ヘアクラックであっても危険なひび割れである可能性はありますが、判断しやすいものは構造クラックです。カラースケールという、ひび割れの大きさを測る専用の道具を使うと、クラックの種類を簡単に判断することができます。

上記にもあったように構造クラックが起きていると、建物の構造に問題があり、雨漏りなどの被害を出す可能性が高いのです。また、構造クラックほどのひび割れになると、自力での補修は難しいため、すぐにでも業者に確認・補修してもらいましょう。

また、基礎のひび割れが真横に伸びている場合にも、注意が必要です。このひび割れは、建物自体に問題があることが原因となっている可能性があり、業者に確認してもらう必要があります。ほかに、基礎を縦に割るようなひび割れがあるときも、深刻な問題がある危険性が高いです。

ひび割れが危険かどうか見極めるための検査について

基礎のひび割れを目視しただけで、危険かどうかを判断することは難しいです。ぱっと見で問題ないと判断してしまい、のちに大きな被害を受けてしまうおそれもあります。ひび割れの危険性を自力で調べるときは、適した方法でおこないましょう。

ひび割れのチェックは外側と内側両方おこなう

ヘアクラック以上のひび割れは、基本的に構造クラックになります。そのため、必ずしも表面にだけに、ひび割れがあるということではありません。基礎のひび割れには、表面だけでなく裏側まで続いている場合もあるのです。

このようなひび割れを、貫通クラックともいいます。こういった見逃してしまいそうなひび割れを確認するために、外側と内側の両方を確認するようにしましょう。また、ヘアクラックのように細いひび割れが縦に縦断して入っている場合にも、念のため業者に確認してもらうことをおすすめします。

設計図を確認してひび割れ原因を予測

設計図を使ってひび割れを予測するには、多少は専門的な知識が必要になるので、すべての方が使える方法ではないでしょう。ただ、どういった場所を確認する必要があるか、といったことを確認するができます。
ひび割れが危険かどうか見極めるための検査について
そのため、設計図が手元にあるのなら、それを見ながらひび割れを確認していくとよいです。また、業者に補修を依頼した際には、設計図があることでスムーズに作業が進むかもしれません。

検査は基本的に見る・測る・叩くでおこなっていく

ひび割れの危険性を正確に知るには、本来は専用の機材が必要になります。しかし、自力で確認しようと考えている方のほとんどは、機材を持っていることないでしょう。そのため、自力で判断するには、見る・測る・叩くことで、確認するのが確実といえます。

見て測って判断する場合は、ここまでに説明してきた通りです。叩いてひび割れの状態を確認する場合、音に注目してください。あまり響かないような音であれば、基礎の内部に問題はないでしょう。

しかし、逆に軽い音がする場合には、注意が必要です。軽い音がするということは、なかに空洞部分がある可能性があり、深刻なひび割れが起きているかもしれません。専門の道具や知識のない方が内部を確認することはできないので、業者に確認してもらいましょう。

基礎のひび割れを補修する方法

ヘアクラックのような幅0.3mm以下で深さが4mm以下のようなひび割れであれば、自力で補修することもできます。しかし、正しい方法で補修しなければ、問題を解決することはできません。基礎のひび割れを補修するためにも、正しい方法を確認しておきましょう。

おもな基礎の補修方法3つ

基礎のひび割れを補修するには、おもに3つの方法が使われます。ここで紹介する方法のなかには、専用の器具が必要になるものもあるので、できる範囲で準備するようにしてください。作業に不安を感じたり、道具をそろえられなかったりする場合は、無理をせず業者に依頼しましょう。

アラミド繊維シートの貼り付け……アラミド繊維という非常に丈夫で伸縮性に優れる素材が、シールになったものをひび割れ部分に貼り、その上から塗装する補修方法

Uカットシール工法(Vカットシール工法)……コンクリートをカットできる専用のカッターを使って、割れ目の部分をU型かV型にカットし、ひび割れの奥までしっかりと補修する方法

ピックス工法……ひび割れているところに樹脂などを挿入できる専用の道具を差し込み、時間かけてひび割れ部分を埋めていく補修方法

自分でできる基礎の補修の範囲とその方法

ヘアクラックのように塗膜だけにひび割れが起きている場合は、塗装などで補修できるため、比較的簡単に解決できるでしょう。道具をそろえることができれば、アラミド樹脂シートの貼り付けもできるかもしれません。

しかし、外壁遺体がひび割れているような場合は、構造クラックでなくても業者に依頼したほうがよいでしょう。ひび割れの補修が不十分な場合に起きる危険性を考えると、自力での作業はおすすめできません。

基礎のひび割れの見極めは難しい…耐震診断をする手も

基礎のひび割れが危険なものなのか、自分で判断するのは難しいものです。素人の判断で危険はないと判断した場合でも、業者の方からみれば、かなり危険な状況なことも考えられます。また、建物の耐久性も気になるという場合、耐震診断を受けてみてはいかがでしょうか。

耐震診断なら基礎以外の不安点も確認できる

耐震診断では、基礎や屋根、外壁に至るまで建物の耐久性に関わる、あらゆる場所を診断してもらうことができます。なにより耐震性だけでなく、劣化原因や補強箇所まで知ることができるのです。そのため、耐震性にも大きく関わる基礎にひび割れがあるようなら、耐震診断はとくにおすすめです。

耐震診断は補助金が出ることもある

耐震診断を受けるためには、もちろん費用がかかります。相場としては、10~20万円ほどになるようです。しかし、耐震診断では助成金を利用することができるため、負担なく耐震性を知ることができるかもしれません。
基礎のひび割れの見極めは難しい…耐震診断をする手も
助成制度の内容は自治体によってことなり、場合によっては全額助成してくれることもあるようです。耐震診断の詳しい内容が知りたい方は、一度お近くの自治体で確認してみるとよいでしょう。

まとめ

基礎にひび割れをみつけたら、まずは大きさを測り、ひび割れの種類を見極めましょう。そこからひび割れの危険性が判断でき、どういった対処をしていくか決めることができます。しかし、慣れていない方が正確にひび割れの状態を判断することは難しいため、注意が必要です。

基礎のひび割れがヘアクラックのような軽度であれば、塗装など自力で補修することもできます。ただ、ひび割れが構造クラックであるのなら、自力で対処しようとせず、業者に確認・補修してもらうようにしてください。

また、耐震性を維持するためには、基礎の状態は重要になります。基礎にひび割れがあるようなら、耐震診断を受けて耐震性を確認しておくと安心でしょう。耐震診断には、助成金制度を利用することもできるので、一度お近くの自治体で確認しておくのがおすすめです。

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この記事を書いた人
編集者:いさむ
家のことはなるべく自分でなんとかしたい、という思いからさまざまなDIY方法について学んできた。最近は壁紙張り替えなど、家のリフォームにも興味が出てきている。

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2019-07-31 16:34:28
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