地震のレベルにはどんなものがある?地震の強さと規模を解説します

2021.4.30

地震のレベルにはどんなものがある?地震の強さと規模を解説します

テレビをつけていると、時折「緊急地震速報」が流れてきますね。番組の最中にアラームが鳴り、画面に地震情報が表示される、というのは、日本に住んでいる多くの方が目にする光景だといえます。

ところで皆様は、「震度」「マグニチュード」「地振動レベル」の意味をご存知でしょうか。ニュースでよく聞く単語ですが、その意味や違いについて、深く考えることは少ないかもしれません。

「単語を知ってはいるけど、名前やレベルごとの具体的な違いはわからない……」という方も、なかにはいらっしゃることでしょう。

そこで本コラムでは、地震のレベルによって起こる被害や、その概要についてご説明します。

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地震のレベル①地震動レベル1・2

さきほど「震度」や「マグニチュード」がよく知られているとお話ししましたが、もうひとつ、地震のレベルをあらわす用語として「地震動」というものがあります。「地震動」とは、文字通り「地震による振動」のことをさします。

地震動は1と2の2段階のレベルがあり、「地震動レベル1」では発生する確率が高い一方で規模が大きくない揺れをさします。こちらに分類されるのは、ほとんどの建物が損傷しない程度の小さな地震です。

「地震動レベル2」では、発生する確率は低いものの、起こった場合は大きな被害が予想される揺れをさします。こちらでは、建物への損傷もありうる大きな地震も含まれます

住居などに設定される「地震動レベル」には、明確な指標がでていません。しかし道路や橋、高層ビルといった重要建築物においては、レベル2の地震動を受けても人命に支障が出ないつくりにすることを目標とされています。

 

地震のレベル①地震動レベル1・2

地震のレベル②マグニチュード

マグニチュードというのは、地震が起きたときの震源の規模そのものをさします。地震が起こった地点を震源とし、その震源がどれくらいの強さで揺れたのかというものです。

地震の揺れの強さは震源から離れるほどに弱くなっていき、地震のレベルも当然弱まっていくものですが、マグニチュードは震源そのものの強さを表しているので、距離が離れていてもマグニチュードの値が変わることはありません。

マグニチュードは最大で12まで存在し、数値があがっていくことに大きな被害が見込まれます。2から3までは微弱な地震として扱われることが多いですが、4から5、6ほどの地震になると「けっこう揺れた」と感じる人が増えてきます。

さらに7や8以上になってくると、災害レベルの大地震になることが多くなります。例として、阪神淡路大震災や東北地震の場合は、マグニチュード7~9という非常に高い数値が観測されました。

また、マグニチュードの強さは、場合によってはわずか0.5の差だけでも十分な大差になります。
マグニチュードの値が比較的小さい場合でも、地表から近い位置に震源があったとき、揺れが大きくなることがあるのです。
「マグニチュードの値が小さければ大丈夫」と思われがちですが、数値が小さくても油断禁物といえるでしょう。

地震のレベル③震度

「震度」とは、地震が起きた場所ごとの揺れの強さをいいます。たとえば震源から近く揺れも強かった場所は、マグニチュードも震度も高いですが、震源から遠く揺れも弱かった場所では、震度は低く観測されます。

震度のレベルは0~7まであります。国内で頻繁に起こる小さな地震は多くが震度0~3あたりに分類され、震度4~震度5弱になると、ものが揺れるほどになることが多いです。

さらに強い地震のレベルになると、家具が倒れたり歩くことが難しくなったりするほどの強さになります。震度6強をこえた場合、耐震性の低い家は倒壊することもあります。

最大震度7の地震には、過去に起きたさまざまな大規模地震災害が含まれています。一般住宅だけでなくビルや道路などの崩壊、電気や水道などのインフラが完全に停止するといった被害が大いに考えられる震度です。

また、震度が高くなくても、場所によっては地盤沈下や地割れなどが起こるケースもあるので、震度が高くなければ安全とは限りません。

地震のレベル③震度

地震のレベルは発生しないとわからない……普段から対策を

地震のレベルによってどれほどの被害になるのか、大体のイメージが出来ている方もいらっしゃることでしょう。しかし、地震は実際に発生しなければ、そのときの揺れの強さがどれほどなのかがわからないといわれています。

かなり大きな揺れになった場合、思うようには動けないというケースも多いそうです。地震による建物や家具の倒壊だけでなく、過去の地震災害のなかには火災や津波といった二次災害が起こった場合も多くあります。

災害が起こったときに素早く対応ができるよう、普段から対策をしておくのも手段のひとつです。「防災用品を完備しておく」「耐震性の強い家にリフォームした」「避難先を把握しておく」などさまざまな地震対策があるので、地震がいつ来ても大丈夫なよう、準備しておくのをおすすめします。

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まとめ

「マグニチュードの強さ=震度」にはならず、震源の深さや、震源からの距離によって、揺れの被害は変わってきます。地震にもレベルごとに強さや被害があり、実際に地震が起きなければ、どれほど大きな揺れが来たのかわからないこともあるでしょう

また、地震の被害では、揺れはもちろんのことですが、振動によって引き起こされた火災などの二次災害も被害の大きな要因です。揺れが収まったからもう安全、とは限らないといえます。

そして、すぐに安全な場所へと避難できるように、日ごろから安全対策を考えておくことが必要です。避難ルートと避難先の把握や、家の耐震工事も、安全対策のひとつでしょう。

「自分の家が大きな地震に耐えられるか心配」「耐震工事をしたいけど費用がわからない」そんな心配を抱えている方は、一度業者に問い合わせて相談してみることをおすすめします。

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