地震発生!家の中で安全な場所とは?閉じ込められた場合の対処方法も

2021.4.30

地震発生!家の中で安全な場所とは?閉じ込められた場合の対処方法も

みなさんは地震が起きた際どのように行動するか、自分なりのマニュアルを考えたことはあるでしょうか。2011年に発生した東日本大震災は記憶に新しく、改めて地震のおそろしさを感じた方も多いかと思います。いつ来るか予想が難しい地震に備え、自分の命はもちろん、大切な家族を守るために十分な知識を持っておく必要があります。

ここからは、地震が家にいる時に発生した場合、まずは家の中でどこが安全であるかお話します。地震発生時にとるべき行動、また万が一閉じ込められてしまった場合などについて詳しく述べていきます。

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家の中で安全な場所はどこ?

地震発生時には、まず初動を感じる方が多いといわれています。初動とは、大きな揺れがくる前に感じられる小刻みな揺れのことをいいます。この初動は、震源に近い場所ほど時間が短くなるため、迅速な判断力が必要です。

もし地震が家にいる時に発生した場合、どこへ逃げたらよいかわからずパニックになることは防ぎたいですよね。そのためにも、家の中で安全な場所をしっかりと確認しておかなければなりません。固定していない家具やガラスの多い場所などは必ず把握しておきましょう。

初動や大きな揺れを感じた際には、まず周囲の状況を把握します。自分が今どこにいるのか判断し、事前に確認しておいた安全な場所に避難します。このように、自分の中で避難場所をしっかりと決めておくことで、落ち着いて行動や判断ができる可能性が高くなります。

家の中での安全な場所として、窓やガラスが少なく、落下物や転倒物が周りにない場所ということは、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。それに加え、意外にも玄関などは、構造上柱が多く建っているためセーフティーゾーンだといわれています。

家の中で安全な場所はどこ?

事前対策が重要!地震から家族を守るには

自分の家の安全な場所を把握すると共に、自宅で発見した危険な場所は、地震が発生する前に対策しておきましょう。事前対策といわれてもさまざまなものがありますが、すぐにできる簡単なものもあります。

先ほど自宅での安全な場所についての話でも述べたように、窓や転倒物の近くは非常に危険です。割れた窓ガラスによる怪我や家具の転倒による窒息死など、過去の巨大地震では最も多い被害の1つです。もし自宅の安全対策が不十分だと感じているならば、今すぐに地震対策を家の中の出来る箇所から始めていきましょう。

代表的な対策としては、家具や落下物の固定や窓ガラスの飛散防止などがあります。現在では、転倒防止プレートや家具転倒防止器具などの耐震グッズは、ホームセンターやネットなど様々な場所で手に入れることができます。

今十分な対策をしておくことで、家族を危険から守ることができるのならば対策しないわけにはいきませんよね。休日などに家族で出かけた際に、耐震グッズを購入することで、子供の地震対策についての教育にもなるのではないでしょうか。

万が一家の中で閉じ込められてしまったら

地震が家にいる時に起こった際、みなさんがおそれていることとして「家の中に閉じ込められる」ということがあるのではないでしょうか。とっさにトイレやお風呂に逃げ込み、気づいたらそこから出られないという状況は想像しただけでもゾッとしますよね。

もし家の中で閉じ込められてしまった場合、まずは落ち着いて状況に応じた行動をとる必要があります。まず始めに、二次被害に巻き込まれないよう、脱出経路を確保することが第一優先です。自分の周りをよくみて、外へ出られそうな箇所を見つけそこから脱出しましょう。

もし自分の周辺に外への脱出口が見当たらない場合は、近くにいる人に助けを求めなければなりません。大きな声や音をだしたり、夜間の場合は懐中電灯を点滅させるなど、周りに自分の居場所を知らせます。そのため、懐中電灯や笛、非常食なども備蓄しておくことも重要です。

万が一家の中で閉じ込められてしまったら

耐震リフォームが必要な家の特徴とは

家の家具を固定するなど、事前に対策をして地震から家を守ることは、家族の命を守ることに繋がります。しかし、建物の老朽化などによりこれらの対策だけでは不十分な場合もあり、家には耐震リフォームが必要なケースもあります。

耐震リフォームとは、耐震診断などによりその建物が大きな地震に耐えられないと判断された場合に行われるものです。耐震リフォームが必要となった場合、家の柱や土台などを交換・補強し、必要な柱や壁などを追加してそれぞれの家の問題点を解消していきます。

自分の家に耐震リフォームが必要かどうかを判断する際に、おすすめしたいのは、専門家による耐震診断を受けることです。しかし、まずは自分で確認したいという方は、一つの目安として「建物が昭和56年以降に建てられたかどうか」を参考にしてみてください。

昭和53年に発生した宮城県沖地震の教訓から、耐震基準の法律が見直されました。新耐震基準では、より耐震強度が高い家を作るよう義務づけられています。そのため、それ以前に建てられた家は耐震リフォームが必要な可能性が高いということです。

心配ならまずは耐震診断を受けよう

まずは自分の家のどこが危険でリフォームするべきかを理解する必要があります。そこで目安となるのが「耐震診断」です。

耐震診断とは、建築基準法に基づき、その建物の耐久性を確認するつまり地震に家が耐えられるかどうかを診断するものです。近年多発している地震の影響により、業者への耐震工事の申し込みが急増し、自治体によっては補助金が使える場所もあるようです。

平成12年には耐震診断の基準が緩和され、より安心や安全が保障されるようになりました。人生で一番高い買い物だといわれている家を地震によって奪われないために、耐震診断を受けるか迷っている方は、今すぐ専門の業者に相談することをおすすめします。

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まとめ

いつ来るか予想するのが難しいのが巨大地震です。今自分たちにできることはなにか、できることから行動に移すことで、被害を未然に防ぐことのできる可能性が高くなります。
日ごろから、家族や地域の方と地震対策について話すことで、互いに意識を高め合うことも対策の1つです。

家具の固定などとは違い耐震診断や耐震リフォームについて、調べたり申し込んだりすることが、少し大がかりで手間がかかると思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この一歩を踏み出すことで、後の大きな後悔のタネを事前に取り除くことができるのです。

地震から家、そして最愛の家族を守るために積極的に対策を進めていきましょう。わからないことや自分たちではできないなら、業者に依頼することも有効な手段です。

耐震工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「耐震工事」をご覧ください。

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