トイレの収納もおしゃれに!人気のトイレ収納術をご紹介
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日々の生活のなかで一度は使うトイレ。その収納はおしゃれかつ機能的なものを目指したいものです。とくに家にお客様を迎えるとなると、トイレで生活への印象が変わるといってもいいかもしれません。
今回はさまざまなトイレのおしゃれな収納術をご紹介していきます。
棚を活用する収納
トイレには棚が作りつけられている場合も多いでしょう。しかし、そのまま物を置くと雑な印象を受けかねません。そのため、カゴなどを使って物の整理を行い、おしゃれと使いやすさを兼ね備えてみてはどうでしょうか。
また、収納が足りない場合は突っ張り棒で棚を増設する手もあります。この際もただ増設するのではなく、隠すための工夫を加えることでよりおしゃれに仕上がることでしょう。
棚は高さを調整して、そこにあったものを配置することで見た目と効率性を高めることができます。また場所を固定することにもつながるので、わかりやすく整理して収納を行うことができます。
この棚も備え付けの棚ですが、便器があるため扉が付けられません。扉がないとほこりが溜まりやすくなるのですが、床から少し上げることによってほこりの侵入を防ぐ工夫を行っています。
壁に突っ張り棒を1本だけ設置し、壁と一緒に支える形でトイレットペーパーの保管に利用しています。トイレットペーパーは消費しやすいため予備の保管場所を取りますが、空中に浮かせる形で保管することによってスペースを有効利用できるでしょう。
突っ張り棒を利用した増設棚を設置した例です。作り付けの棚に合わせて配置・色を合わせることで空間になじませています。突っ張り棚は取り外しも楽にできるため、賃貸住宅で収納を増やす目的に使いやすいです。
同じく突っ張り棒を利用した棚の増設ですが、軽いバルサ材を横板として取り付けることで棒の目隠しにしています。突っ張り棒は無機的な印象を与えることもありますが、こうして目隠しを作ることで空間になじませ、棚をおしゃれに仕上げるひと工夫になります。
こちらは目隠しとして布を敷くことで、柔らかな印象に仕上げています。布は種類が豊富で、かつ柔らかく加工しやすいため、下に敷いてトイレ収納のおしゃれさを演出するのには向いているといえるでしょう。
収納かごを使う場合、棚の大きさとぴったり合ったサイズはシンプルで美しく感じます。事前に棚の幅と奥行きを測っておき、かごのサイズを選ぶ参考にするとよいかもしれません。ハンドメイドが好きな方は自作に挑戦するとぴったりとしたサイズを目指すのに効果的でしょう。
壁を活用する収納
トイレの壁はそのままでは収納として使いにくいですが、ウォールシェルフなど「見せる収納」を意識することで、おしゃれな収納として活用することができます。壁を活用してトイレ収納をおしゃれにするにはこの、「見える」ことを前提とした収納するものの選択も大切になってきます。
トイレットペーパーを横にして保管しやすいよう、くぼみをつけた収納を取り付けた例です。トイレットペーパーを横にすると円形であることが強調され、それを積むことでおしゃれに演出できます。
同じく横に保管している例ですが、ハンモック風にぶらさげることで収納というよりもインテリアの一種として取り入れることができるようです。ひもはトイレットペーパーの丸みに対応しやすいのも安定させるコツでしょう。
使用の邪魔になりにくいところにウォールシェルフを取り付けることで、スペースを有効に活用することができます。こうした部分は「見せる収納」となるため、中身をどうきれいにまとめるかがポイントになってくるでしょう。
その他の収納アイディア
換気のため、トイレには窓がある場合が多いでしょう。そのサッシ部分を利用して収納に利用してしまうというのもひとつのアイディアです。また、「そもそも収納するものを少なくする」という考えかたもあります。
窓サッシ部分に余裕があり、物が置けることを活用して収納にする例です。窓サッシに物を置くのは目立つので、物が多いとごちゃごちゃする可能性もあります。そのため、置くものは絞り込む必要があるでしょう。
窓を開けることはないと割り切り、突っ張り棒を使って収納スペースへと変えてしまった例です。突っ張り棒だけでもトイレットペーパーのような軽いものなら支えることができるため、収納スペースがまったくないようなときには活用してみるのもひとつの手でしょう。
置くものを必要最低限に絞り込めば、収納スペースも少なくて済みます。床に物を置くと煩雑な印象を受けやすいので、極力置かないようにするとすっきりとしたトイレに近づくでしょう。
収納スペースをあえて作らないことでシンプルさを強調し、おしゃれなトイレにつなげている例です。床置きのものを最低限にし、掃除用品はトタン製のボックスに収納することで見えにくくしています。
幼児用の補助便座は場所を取りがちですが、突っ張り棒とS字フックを利用することでシンプルかつ邪魔にならないよう保管できる例です。また、トイレを「楽しい空間」へと演出することでおしゃれなトイレにつなげている例でもあります。
100均グッズを利用した収納例
100均グッズは取り替えることに抵抗が少ないことから、本来の用途と違った形での利用や加工がしやすく、壊れたり汚れたりするトイレには使いやすい製品といえます。デザインに凝ったものも多く、トイレの収納をおしゃれに演出するのには使いやすいでしょう。
普段使いでは抵抗がないかもしれませんが、来客があったときにはトイレにスリッパを用意することが多いでしょう。そのため棚の扉の裏に100均グッズのタオルかけを取り付けることで、スリッパを収納しておく活用例です。
突っ張り棒は100均グッズとしても市販されているため、本数を用意することは難しくありません。ただ追加棚に比べると重さへの耐久力はないので注意が必要です。トイレットペーパーなら軽いので、突っ張り棒2本で斜めに保管するぶんには問題ないでしょう。また100均グッズなら汚れてもあまり気にならないため、床置き用の保管グッズとしても使えます。
まとめ
トイレは普段の生活をより快適に過ごしやすくする鍵になってきます。ただ物を置くだけでなく、トイレ収納もおしゃれさを意識してみることで、日常生活に少なからず影響を与えるかもしれません。
そのためにまず、手が付けやすい100均グッズから利用してみるのもいかがでしょうか。
収納棚の増設など、トイレリフォームを依頼される際は
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「トイレリフォーム」をご覧ください。