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プロパンガスとオール電化│それぞれのメリット・デメリット!

投稿日:2019-12-12 更新日:2020-01-23

プロパンガスとオール電化

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

もしもあなたが「プロパンガス」か「オール電化」にするかで迷っているのなら、プロパンガスを利用することをおすすめします。

一般的に、使用料はプロパンガスより電気のほうが安いですが、オール電化にするには高額な初期費用がかかってしまいます。

また、湯沸かしを夜間にまとめておこなえるオール電化では、夜間の電気代が安いプランを契約することで給湯のコストを削減できますが、そのぶん昼間の電気代は割高です。ライフスタイルによっては、必ずしも光熱費がお得になるわけではありません。

一方のプロパンガスは「料金が高い」というイメージをもたれがちですが、じつはプロパンガス会社によって価格設定が大きく異なります。つまり、契約する会社をしっかりと選べば、かなりお得になる可能性を秘めているのです。

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「費用」と「使いやすさ」総合的に判断すればプロパンガスのメリットが大きい

都市ガスが対応していない地域にお住まいの方の中には、「プロパンガス」を使うか、それとも「オール電化」にするかで迷っている方もいるのではないでしょうか。

初期費用や光熱費、プロパンガスとオール電化のそれぞれの特徴を総合的に比べれば、プロパンガスを利用することがおすすめです。

プロパンガスとオール電化、両者を比較するには毎月の光熱費だけでなく、給湯器の購入・設置費用、維持費、安全性や利便性など、さまざまな面から考える必要があります。

なぜプロパンガスがオール電化よりお得になるのか、費用の比較とあわせて具体的なメリット・デメリットもご紹介していきます。

「初期費用」はオール電化よりプロパンガスのほうが安い

プロパンガスもオール電化も、給湯設備の購入費用や設置工事費などの初期費用が必要です。それぞれ必要になる費用を見ていきましょう。

プロパンガスの初期費用

プロパンガスの新規設置にかかる費用の相場は約30万円~です。

新たにプロパンガスを導入する場合には、「ガス管」や、プロパンガスに対応する給湯器・コンロなど「ガス機器」の購入と設置工事が必要になります。

ガス機器は選ぶ機種によって価格が大きく違ってきますが、ガス給湯器は工事費込みで20万円前後、ガスコンロは2万円前後の商品が一般的でしょう。配管もガスボンベからガス機器までの距離などで変わりますが、10万円前後~で施工が可能なようです。

ただし、プロパンガス導入時にかかる初期費用は、ガス会社に一時的に負担してもらうことも可能です。(無償貸与契約)

費用を負担してくれたガス会社と10年~15年の期間を定めて継続して契約を結び、月々のガス代とあわせて設備費を支払います。「契約途中での解約には料金が発生する」などの注意点もありますが、初期費用を分割払いにできる便利な仕組みです。月々の支払額の設定は適切かをきちんと確認して賢く利用しましょう。

また、現在プロパンガスを利用している方であれば、配管工事費などの初期費用は必要ありません。月々のガス代を安くすることができるなら、オール電化への変更で新たな設備購入や工事にお金をかけるより、引き続きプロパンガスを利用したほうがお得ですよね。

プロパンガス代を安くする方法については、のちほど詳しくご紹介します。

オール電化の初期費用

オール電化にリフォームするには、電気機器の購入費用と電気工事費をあわせて約60万円~の初期費用がかかり、100万円を超えることもあります。オール電化にするために必要になるおもな機器と工事は以下のとおりです。

  • 給湯器やIHクッキングヒーターの購入と設置工事
  • ブレーカー・漏電遮断器・引込線などの交換工事
  • 電圧を上げる配線工事

選ぶ機器や工事内容によって価格に開きがありますが、電気給湯器は工事費込みで40万円前後、IHクッキングヒーターは3万円~10万円程度の商品が売れ筋のようです。

また、電気給湯器は維持費や修理費が高額になりがちなことも覚えておかなければなりません。部品交換などの簡単な修理で数万円、電子回路などの修理では10万円を超えることもあります。そして、10年~15年で寿命を迎えた給湯器は、また数十万円をかけて購入する必要があります。

また、これらの機器を使用することで増加する消費電力に対応するために「ブレーカー」「漏電遮断器」「引込線」などの交換工事や、電圧を上げる配線工事などが必要になります。

「光熱費」は夜間に給湯すればオール電化のほうが安い

初期費用ではプロパンガスに軍配が上がりますが、月々の光熱費ではどうでしょうか。結論からいえば、夜間の安い電気を使えばオール電化のほうがお得です。

また、オール電化にした場合、基本料金を一本化できるというメリットもあります。月々の光熱費は、使用量にかかわらず必要な「基本料金」と使用量に応じて支払う「従量料金」で構成されています。プロパンガスを利用する場合には電気も併用することになるため、プロパンガスと電気のふたつの基本料金を支払います。しかし、オール電化なら電気の基本料金だけでよいのです。

光熱費について、もう少し掘り下げて比較してみましょう。

給湯にかかるコスト

家庭で使用するエネルギーのうち、給湯が占める割合は大きいです。エネルギー使用量全体の7割以上が給湯であるということも珍しくなく、ここをいかに節約できるかが光熱費削減の鍵になるでしょう。

単純な使用料だけ見ても、同じ量のお湯を沸かすのにかかるコストは、プロパンガスより電気のほうが安くなる傾向があります。そしてさらに、電気には夜間の電気料金の単価を安くしたプランがあるのです。オール電化で「貯湯式」の給湯器を設置している場合、このプランを利用すれば電気代をグッと抑えることができます。

貯湯式とは、タンクに溜めた水をまとめて沸かしておき、そこから給湯するというものです。湯沸かしを夜間の安い電気でおこなうことで、給湯にかかるコストを大きく削減することができるでしょう。

ただし、夜間の電気代が安いプランを契約している場合、昼間の電気代は2~3倍になることもあるため注意が必要です。夜間に沸かしておいた湯では足りなくなり、日中に湯沸かしをおこなってしまうと、プロパンガスよりコストが高くなってしまうこともあります。

調理にかかるコスト

夜間に沸かして溜めておける給湯と違い、調理は日中におこなうことがほとんどです。夜間電力を安く使えるプランで契約したオール電化では、料金単価の高い時間帯に調理をおこなうことになります。すると、プロパンガスと同程度のコストか、場合によってはプロパンガスのコストを上回ることもあるのです。

オール電化であっても、昼間も安くエネルギーを使いたいというのであれば、「太陽光発電」と併用するという手もあります。とてもエコですし、余った電力は買い取ってもらえるため魅力的ですが、太陽光パネルの設置にかかる費用が100万円~200万円と高額なのが難点です。

太陽光発電の導入は月々の光熱費だけで決めてしまっては、結果的にお得にならないこともあります。初期費用に発電量、家庭での電気使用量と余った電気の買取価格、発電システムの耐久年数なども考慮して、慎重に検討することをおすすめします。

プロパンガスも電気も価格が変動する

プロパンガスは「石油」や「天然ガス」を原材料として作られています。一方の電気も、石油や天然ガスを燃料とした「火力発電」によって生み出されたものが多く供給されています。そのため、原油価格の変動がプロパンガス代や電気代にも大きく影響するのです。

また、電気は2011年の東日本大震災によって価格が上昇したということも考慮するべきでしょう。

いくつかある発電方法の中でも、2010年までは「原子力発電」が占める割合が増え続け、日本全体の発電量の4分の1程度になっていました。しかし、震災を機に発電の多くを原子力に頼ってきた状況が見直された結果、電気料金は震災前に比べて値上がりしているのです。

震災直後を思えば話題にあがることも少なくなりましたが、原子力発電に対する明確な答えがいまだ出ていない日本では、ひとりひとりが「節電」の意識をもつことが求められます。オール電化の導入を検討するのなら、これらの現実についても考えることが必要なのではないでしょうか。

プロパンガスとオール電化のメリット・デメリット

プロパンガスとオール電化には、初期費用や光熱費のほかにも異なる特徴があります。両者の料金面以外のメリット・デメリットを以下にまとめてみました。

プロパンガスとオール電化のメリット

メリット
プロパンガス オール電化
  • 日本全国どこでも利用できる
  • 災害時の復旧が早い
  • 人にも環境にもやさしい
  • 日本全国どこでも利用できる
  • 災害時の復旧が早い
  • 火を使わないから安全
  • 空気が暖められない

供給エリアが限られる都市ガスとは違い、プロパンガスもオール電化も、日本全国どこでも利用することができます。

また、どちらも災害時の復旧が早い傾向があります。ただし、被害状況や地域によって大きな差があるため、一概にはいえないかもしれません。

事実、2011年の東日本大震災では、災害発生後1週間での復旧率は電力がトップでしたが、全面復旧に一番早く辿り着いたのはプロパンガスでした。つぎに早かったのは都市ガスで、電力が全面復旧するのには3ヶ月を要してしまったのです。

東日本大震災後インフラ復旧推移

※引用元:資源エネルギー庁

復旧に時間がかかったのはごく一部の地域だったとしても、その一部に該当してしまえば大変です。オール電化であれば、電力復旧までの期間は給湯や調理、冷暖房などのすべての機能が使えなくなってしまうことを覚悟しておかなければなりません。

その点、プロパンガスは電気も併用するため、どちらか一方でも復旧すれば給湯や調理が可能になるというメリットがあります。電気が復旧すれば電子レンジや電気ケトル、ガスが復旧すればガスコンロや給湯器、というように臨機応変に対応することが可能なのです。これは、ひとつのエネルギーに頼る場合に比べて災害に強いといえるでしょう。

エネルギー自体の特徴として注目すべき点に、プロパンガスはクリーンエネルギーだということがあります。「ガス」と聞くと汚れた空気をイメージしがちですが、プロパンガスは燃焼時のCO2排出量が少なく、燃焼後にも有害物質が発生しないのです。プロパンガス自体も、窒素は含まれていませんし、硫黄の含有量も少ないです。

一方のオール電化はエコなイメージがあるかもしれませんが、発電方法によってCO2の排出量や熱効率に違いがあり、地球環境への影響は必ずしも小さいとはいえません。しかし、火を使わないため火災のおそれがないというメリットがあります。IHクッキングヒーターで調理すれば空気が暖められることがないため、夏場のキッチンでも快適でしょう。

プロパンガスとオール電化のデメリット

デメリット
プロパンガス オール電化
  • 火災・一酸化炭素中毒・ガス爆発などのおそれがある
  • ガスボンベの保管場所が必要

 

  • IHクッキングヒーターに合わせて調理器具も買い替えが必要
  • 給湯器のタンク内に溜めたお湯の水質が心配(貯湯式)
  • 湯切れをおこすことがある(貯湯式)
  • 水圧が低い場合がある(貯湯式)
  • 給湯器の低周波騒音で体調不良やご近所トラブルになることがある(貯湯式)

プロパンガスを使う際には、火災や一酸化炭素中毒などに十分注意しなければなりません。ただし、「使用中は目を離さない」「換気扇を回す」などの基本的なことを守っていれば、安全に使用できるのではないでしょうか。

プロパンガスのもうひとつのデメリットは、ガスボンベの保管場所が必要になることです。ガス使用量が少ない家庭であっても、予備のボンベとあわせて2本設置するのが基本です。直射日光が当たらず、近くに火器がない場所に、ボンベ2本分のスペースを確保しなければなりません。

オール電化は火を使わず安全なのはよいのですが、現在お使いの鍋やフライパンがIHクッキングヒーターに対応していない場合、買い替えなければなりません。材質や鍋底の形によって使えるもの・使えないものがあるので、よく確認しましょう。

オール電化では、とくに貯湯式の給湯器に関するデメリットが多いようです。貯湯式の給湯器のお湯は長時間タンクに溜められているため、そのままでは飲用に適さない場合がほとんどです。一度煮沸するようにしてください。

また、タンクの貯水量以上のお湯を使用してしまうと、途中で湯切れをおこして給湯できなくなってしまいます。タンクが空の状態からお湯を沸かすのには時間がかかってしまうため、タンクの容量は慎重に選んだほうがよいでしょう。

そして、機種によっては水圧が低くなってしまうというのも難点です。貯水式の電気給湯器を導入する際には、水圧も確認しておきましょう。

夜間に湯を沸かす場合には、低周波騒音が問題になることがしばしばあります。低音の振動によって睡眠不足に陥ることや、ご近所から騒音の苦情が入って給湯器を買い替えなければならなくなることもあります。貯水式の電気給湯器を設置する際には、隣家との距離や自宅の寝室との位置関係なども考慮しましょう。

ここまでは、プロパンガスとオール電化のメリット・デメリットを比較してきました。プロパンガスと都市ガスの違いについても知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。
プロパンガスを比較│熱量や注意点などを詳しく知ろう!

プロパンガスがお得なのは「適正なガス会社と契約」することが前提!

オール電化の高額な初期費用や維持費、使い勝手や災害時のリスクを考えると、やはりプロパンガスを利用することをおすすめします。ただし、プロパンガスがオール電化よりもお得になるのは適正な価格で利用することが前提です。

プロパンガスはガス会社が自由に価格設定をおこなえるため、自社の利益重視で不当に高い価格設定をおこなっているガス会社も存在するのです。

以下の記事では、プロパンガスの価格決定の仕組みや、高いガス代への対処方法を紹介しています。プロパンガス代についてより深く知りたい方はぜひ目を通してください。
プロパンガスが高い!効果バツグンの対処法

戸建住宅ならプロパンガス会社を乗り換えたほうが断然お得!

戸建住宅にお住まいで高いプロパンガス代を支払っているという方は、ガス会社の乗り換えをおこないましょう!良心的な価格でプロパンガスを提供してくれる会社を選べば、ガス代グンと安くなるはずです。

高額なリフォーム代をかけてオール電化にしなくても、今の設備のまま光熱費を大幅に下げることができるなら、プロパンガス会社の乗り換えをおこなわない手はないですよね。

新築はプロパンガス会社を比較して契約するべき!

新居にプロパンガスを導入する場合には、複数のプロパンガス会社をきちんと比較して選ぶことが大切です。同じ量のガスを使用していても選ぶ会社によってガス代が数千円~1万円単位で変わることもあり、長年使い続ければその差は膨大なものになります。

初期費用や使用料の設定をよく確認して、お得に利用できるプロパンガス会社と契約しましょう。最初にかかる費用を抑えるために「無償貸与契約」を結ぶのであれば、毎月のガス代への上乗せ額も確認しておく必要があります。

分譲マンションでもプロパンガス会社の乗り換えは可能

分譲マンションでも、プロパンガス会社の乗り換えは可能です。ただし、ほかの住民の賛同や管理組合の承認を得る必要があります。まずは、プロパンガス会社の変更で今よりいくらお得になるのかを調べて、住民会などで提案してみてはいかがでしょうか。

一方、分譲マンションでのオール電化への変更は、電気容量の問題や給湯設備・配管の都合上、難しい場合がほとんどです。分譲では気軽に引越しもできないでしょうから、やはりプロパンガス会社を乗り換えて料金を節約することをおすすめします。

エネピでお得にプロパンガスを使おう!

良心的な価格設定の会社と契約すれば、プロパンガスはオール電化よりお得になります。でも、「ガス会社をどうやって選べばよいかわからない!」という方が大半なのではないでしょうか。料金表を明示していないプロパンガス会社も多いなか、ご自分で1社1社調べて回るというのはとても大変ですよね。

そこでおすすめしたいのが、プロパンガス情報サイトの「エネピです!

なんと、お住まいの地域やプロパンガスの使用状況などを打ち込むだけで、料金診断を無料でしてくれるという優れものです!まずは今よりいくらお得になるかだけでもシミュレーションしてみましょう。

さらに、エネピでは複数のプロパンガス会社の料金比較も簡単にできます。全国に2万社以上もあるというプロパンガス会社の中から、エネピがあなたにぴったりの会社を数社ピックアップ!厳選された中から好きな会社を選べます。

エネピで料金比較をして、環境にやさしく災害に強いプロパンガスをお得に使いましょう。

オール電化よりエネピで乗り換え

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2020-01-23 15:01:42
https://www.seikatsu110.jp/reform/rf_propane/179527/
家のリフォーム
もしもあなたが「プロパンガス」か「オール電化」にするかで迷っているのなら、プロパンガスを利用することをおすすめします。一般的に、使用料はプロパンガスより電気のほうが安いですが、オール電化にするには高額な初期費用がかかってしまいます。また、湯沸かしを夜間にまとめておこなえるオール電化では、夜間の電気代が安いプランを契約することで給湯のコストを削減できますが、そのぶん昼間の電気代は割高です。ライフスタ...
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