壁の結露に困っている人必見!壁紙のカビに効く小ワザと予防方法

2021.4.30

壁の結露に困っている人必見!壁紙のカビに効く小ワザと予防方法

なんだかジメーッとするなと思ってふと窓を見てみると結露でびしゃびしゃ。
よく見てみると壁も結露で壁紙がべろんと剥がれている。

冬や梅雨の時期によく見られる悩ましい光景ですね。
この結露を放っておくと、壁にカビが生えてきてしまいます。

そうなってくると大変!
健康にも大きな被害が及ぼされてしまいます。

今回はそんな壁の結露によるカビの発生についてまとめました。

壁の結露でカビが…気をつけたいこんな症状

気温の下がる冬場などは、とくに壁に結露が発生しやすい季節です。
壁の結露を放っておくとカビが生えてきたりなどします。

とくに壁は、ガラスのように目に見えて水滴がつくような結露はあまりありません。
壁と壁紙の間や、断熱材の中など目に見えない場所が結露してしまうことが多いです。

また、お部屋と外の間の壁だけでなく、暖かいお部屋と寒いお部屋などのお部屋同士でも結露を起こすことがありますので注意が必要です。
        壁の結露でカビが…気をつけたいこんな症状

室内のカビが体に及ぼす悪影響

壁にカビが生えてしまうと、さまざまな悪影響が体に及ぼされてしまいます。
カビ自体が有毒なだけでなく、ほかの被害のきっかけにもなります。

アレルギー疾患のもと

カビの胞子を吸い込んだりしてしまうと、アレルギーを発症してしまったり、肺炎になったりしてしまいます。
カビ自体が人体に悪影響を与えます。

ダニの発生を誘発する

カビを食べにダニが発生してしまいます。ダニもカビ同様アレルギー症状を引き起こしたり、種類によっては噛まれたりします。
ダニは糞や死骸からでもハウスダストアレルギーを引き起こしてしまうので、一度発生してしまうと、しぶとく厄介な存在です。

食中毒を引き起こす

カビの影響が食品にまで及んでしまうと食中毒を引き起こしてしまう恐れがあります。
腹痛や下痢、吐き気やおう吐などが主な症状です。

部屋にカビが生えている環境は百害あって一利なし。
それを引き起こしてしまう壁の結露は早めに対策をした方がよいでしょう。
      室内のカビが体に及ぼす悪影響

結露の原因は空気中の水蒸気。温度と結露の関係

そもそも、壁の結露はどのようなメカニズムで起きるのでしょうか。
いったい、何があれほどまでに壁をびしょびしょにしてしまうのでしょう。

結露の原因は空気中の水蒸気です。
空気は温度によって含有できる水蒸気の量が決まっていますが、この含有量を超えてしまった分の水蒸気は水滴になってしまいます。

この含有量を超えてしまう原因は主に2種類あります。
ひとつは、空気の温度が下がってしまうことです。
空気は温度が高いと含有量が増え、低いと減ってしまいます。
窓ガラスや壁が結露してしまうのは、部屋の温度が高い空気が、外気によって冷えた窓ガラスや壁に触れることによって温度が下がってしまい、含有量が少なくなってそれまで含まれていた水蒸気が水滴として空気中から弾きだされてしまうという現象が起きているからです。

もうひとつは、そもそも水蒸気の量が多いことです。
石油ストーブなどの水蒸気を発する暖房器具や、加湿器などによって空気中の水蒸気の量が過剰になったとき、空気に含まれ切れない水蒸気が水滴になってしまいます。
ほかにも、お風呂や観葉植物、部屋干ししてある洗濯物など、水蒸気を発するものは意外とたくさん室内にあります。

壁に発生したカビを落とすのに効果的な方法

壁の結露によって発生したカビを見つけたら、即座に落とすことをおすすめします。
放置をすればするほど、体に悪影響ですし、カビも根を張ってしまって落としにくくなってしまいます。
ですが、実際に壁に発生したカビはいざとなると落とし方がわからないのも事実です。
市販のカビ取り剤は、お風呂場の壁などにはよいですがリビングなど壁紙が貼ってある壁には使用できません。

壁に発生したカビには「無水アルコール」が有効です。
無水アルコールは薬局やホームセンターなどで簡単に手に入ります。
カビが生えているところにスプレーし、きれいな布で優しく拭き取ります。
ゴシゴシと強くこすって壁紙を傷つけないようにしましょう。
      壁に発生したカビを落とすのに効果的な方法

壁の結露を防ぐには!実践できる小ワザを紹介

ここで、壁の結露を防ぐ小ワザをご紹介します。
一度カビが生えてしまうと大変ですので、日ごろから結露を防ぐよう心がける必要があります。

換気する

最も大事なことは「徹底的に換気をする」ことです。
窓を開けたり、換気扇を回したりしてこまめな換気を心がけましょう。
休みの日などは窓からお部屋やクローゼットの扉から全てあけっぴろげにすると、家中の湿気を追い出してやることができます。

家具を壁から離して置く

湿気は狭いところに溜まります。タンスや本棚などは壁から5センチメートル、冷蔵庫やベッドなどの湿気を放つ物は10センチメートルほど離して置くようにすると湿気が溜まりにくくなります。

そのほかにも、窓に断熱シートを貼ることや除湿機を購入するなど湿気対策は数多くあります。
      壁の結露を防ぐには!実践できる小ワザを紹介

断熱工事で壁の結露対策になることとは

住宅をリフォームして断熱工事をすることで、壁の結露対策になることもあります。
断熱工事は大きく分けて「内断熱」と「外断熱」の2種類があります。

このうち、外断熱の方は防湿性が高く、結露が起きにくくなるのが特徴です。
この断熱工事は結露を防ぐだけでなく、まさに「冬暖かく夏涼しい」の住環境を造ることができますが、内断熱に比べて費用が高くなってしまうことがネックです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
壁の結露は冬や梅雨の時期の悩ましい問題です。

放置して、カビが生えてしまうと住宅だけでなく人体にも深刻な悪影響を及ぼしてしまいます。
日ごろから結露対策を心がけることが大切です。

断熱工事の依頼をできる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「断熱工事」をご覧ください。

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