防犯カメラの設置費用は?相場やランニングコストの内訳をご紹介

2021.4.30

防犯カメラの設置費用は?相場やランニングコストの内訳をご紹介

防犯カメラを設置したいものの費用が気になってしまい、なかなか購入することができない……ということはありませんか?

防犯カメラの設置にはカメラ本体の費用と設置するための費用がかかります。ほかにも維持費として電気代やハードディスクの交換にかかる費用など、ランニングコストも気になるところです。

しかし防犯カメラはほかの家電製品に比べ、消費電力が少なく電気代は安く済みます。また、費用をおさえたいというときにはダミーの防犯カメラを使用するという方法もあります。

今回は防犯カメラの設置費用やダミーカメラ、また助成金についてご紹介します。

防犯カメラの設置費用の前に目的を決めよう

防犯カメラの設置には費用がかかりますが、設置するというときには目的をはっきりとさせることが大切です。防犯カメラを設置する人には店舗のオーナーや住宅のセキュリティをしっかりとしたいという方がいます。

とくに商業施設では一括して館内や施設の様子を監視できるので、利便性のためにも防犯カメラを設置するということもあります。

このように防犯カメラを設置するというときには設置する目的を決めておくと効果を発揮します。設置費用を検討する前にどのような目的で設置するのかを明確にし、性能や機能を調べてどの機種にするかを選ぶといいかもしれません。

防犯カメラを設置することで事件を未然に防ぐという効果や、万が一というときに証拠として映像を提示することができるというメリットがあります。いざというときに効果を発揮させるためにも防犯カメラに求める目的、性能を知っておくといいかもしれません。

防犯カメラの設置費用の相場

防犯カメラ設置工事
項目 料金
家庭用防犯カメラ 10万円~15万円
業務用防犯カメラ 25万円~30万円

防犯カメラの設置費用はどのくらいなのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。防犯カメラの設置には大きく2つの費用がかかります。

1つは機材の費用です。これはカメラ本体の価格を指します。
もう1つは設置費用です。設置するためには業者に頼むということが多いでしょう。自分ですべて設置するという場合、設置費用はかかりませんが専門の知識が必要となります。

家庭用の防犯カメラを設置するという場合、平均で設置費用が約15万円かかるといわれています。設置費用だけでこれだけかかってしまうのか、と驚いた方もいらっしゃるかもしれませんが、企業などに設置する場合はもっと高くなります。

企業に設置するという場合、撮影距離や性能の関係で1台あたりの設置費用が約30万円かかるといわれています。

防犯カメラの設置を専門とする業者は多くあります。設置費用をおさえたいという場合はより多くの設置業者から見積りをするといいかもしれません。

防犯カメラのランニングコスト

防犯カメラの設置には費用がかかりますが、ランニングコストにはどのような費用がかかるのでしょうか?ランニングコストとは導入した後に必要となる維持管理費や管理費用、運用コストなどを指します。

▼電気代

防犯カメラには電源が必要です。電源は電気からとっているため、月々に電気代がかかります。電気代は一般的な家電製品とは変わりありませんが、防犯カメラだけでなくレコーダーやルーターなどにも電気が必要となります。

一般家庭を対象とした、平均的な使用頻度の場合の一例を紹介します。カメラ本体の消費電力が月々に約50円~、レコーダーが月々約320円~、両者あわせても年間約4,400円で済む計算と予想されます。※ご家庭の使用環境によっても変わります。

防犯カメラは電気代が安いといわれていますが、それは消費電力が少ないからです。冷蔵庫などは安全稼働するのに数百ワット消費します。対して防犯カメラは安全稼働するので数ワットで済みます。そのため防犯カメラは年間の消費電力が少なく、電気代も安く済むといわれています。

▼ハードディスク代

防犯カメラで撮影した映像を保存する場合、ハードディスクを使用する場合が多いでしょう。そのような場合は数年に1度ハードディスクを交換します。交換する場合、約35,000円かかるといわれています。

▼レンタル料金

賃貸住宅や団地などで、共同で高性能の防犯カメラを設置するときにレンタルやリースを利用するということがあります。長期間利用する場合は料金が安くなるという傾向がありますが、平均して月々約8,000円~15,000円かかることが多いようです。

▼インターネット料金

ネットワークカメラ(IPカメラ)を設置するという場合は、インターネット会社と契約して月々にインターネット料金を支払う必要があります。有線でつないでいるという場合は、安く済む場合もあります。しかし会社によって料金は異なるので確認しましょう。逆にインターネット環境がすでにととのっている場合は別途料金が発生するということは基本的にありません。

防犯カメラのランニングコスト

防犯カメラの設置費用を抑えるためにダミーカメラも選択肢に

防犯カメラの設置費用をおさえるための方法として、ダミーカメラを検討するということも挙げられます。

ダミーカメラは偽物のカメラで、映像を撮影するということはできません。しかし、見た目が本物の防犯カメラそっくりで、カメラの存在を意識させることによって事前に空き巣などを防ぐことができるという検証デーがあるそうです。

ダミーカメラは本物のカメラと比べて初期費用や維持費もおさえることができます。安いものでは約2,000円~購入することができ、高いものでも約15,000円で済むといわれています。

近年は防犯カメラの製作会社が自社製品そっくりのものをつくるということもあるようで、よりリアルになっているものも増えています。またハウジングという屋外に設置する際のカメラのカバーが、本物の防犯カメラに使用されるものと同じものでつくられるということもあるようです。

しかし、ダミーカメラを設置する際は、ダミーであると気づかれないように設置方法にも注意が必要です。そのひとつの例として配線の設置が挙げられます。配線がついていないものだと、電源がひかれていないものとしてすぐにダミーだと気づかれる場合があります。

また配線の接続が不自然な場合や、配線の行き先があやしい場合はダミーだと疑われることもあるので注意しましょう。

防犯カメラの設置費用は助成金がでることも

防犯カメラの設置費用には助成金がでることがあります。地域の防犯対策の環境づくりを補助するためのものとして、自治体が実施しているものです。助成金が出るかは地域によって異なるので確認するといいでしょう。

対象となるのは自治区や商店街振興組合、分譲マンション管理組合、貸駐車場所有者や管理者などとなっている場合があります。また、一世帯あたり1万円までと制限している場合、交付の申し込み期間を設けているということもあるので、自治体に確認しましょう。

まとめ

このように防犯カメラの設置費用にはさまざまな費用がかかることがあります。近年は防犯カメラも自動追尾機能やインターネット接続など、高性能なものが増えています。また高画質のものも登場しており、本体価格も高くなっています。

費用をおさえるためにはダミーカメラを使用するという方法もあります。映像は撮影できませんが、警戒心を見せる程度の用途の場合はダミーでもいいかもしれません。

また本物を使用したいという場合はランニングコストをおさえて、自治体の助成金を利用するということも可能です。助成金については各自治体に確認しましょう。設置をお考えの場合は業者に相談すると安心です。

防犯カメラ設置を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「防犯カメラ設置」をご覧ください。

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