火災保険は盗難も補償される?どこまで補償されるのか解説します

2021.4.30

火災保険は盗難も補償される?どこまで補償されるのか解説します

盗難の被害は1年で約5,000件も起きています。「自分の家は大丈夫でしょ!」と根拠のない自身をもっている人は、明日にも盗難の被害にあってしまうかもしれません。盗難の被害が生活に支障をきたすほどの場合、新調や修理にかなりの負担がかかってしまうでしょう。

そんなときふと「保険って利かないのかな?」と思う人も多いのではないでしょうか。じつは、盗難の被害は火災保険で補償をしてくれる場合があります。

多くの家庭で加入している火災保険で補償してくれるなら、負担が軽減されて非常に助かりますよね。このコラムでは、火災保険を用いた盗難被害の補償についてと注意しておく点について簡単にご紹介していきます。

盗難にあったら、一度保険の見直しをしよう

生命保険や地震保険など、さまざまな保険があるなかで、火災保険で盗難の補償を受けることができます。「え?損害保険じゃないの?」と思う人もいるかもしれません。そもそも損害保険とは、災害や事故によって補償をしてくれる保険であり、火災保険も損害保険の一種なのです。

火災保険の補償の対象は、火災だけではありません。火災保険は火災を含めた災害や事故などから、家の建物や家の中にあるものを補償してくれる、いわば「家の生命保険」なのです。

盗難被害においては、建物の被害よりも家の中のものが重要になってくるのではないでしょうか。この盗まれたものは、もしかしたら火災保険で補償してもらえるかもしれません。

そのため、まずは手元の火災保険の証券で、家財が補償の対象になっているか確認しましょう。また、盗難にあっていない人も自分の家の火災保険はどうなっているのか、この機会に一度確認してみてもいいかもしれません。

火災保険で盗難被害はどこまで補償してもらえるのか

火災保険で盗難被害の補償をうけるときには、どのようなものが対象になるのでしょうか。火災保険の補償対象は主に、「建物の補償」と「家財の補償」の2つに分けることができます。

建物の補償

建物の補償では、家などの建物本体からその家が建っている敷地内にあるものを対象としています。例としては、家の窓や屋根、外に設置されているテレビのアンテナなどです。
また、「ドアの鍵が壊されてしまった」「家を荒らされて床が傷つけられた」というようなときにも火災保険の補償が適応されます。

家財の補償

家財の補償は、家の中にある生活に必要なものを対象としています。例としては机やベッド、タンスや衣服などです。
ほかにも、現金や預金通帳などが盗まれるものとしてあげられるでしょう。現金や通帳といったお金も「家財」の対象に含まれており、火災保険の補償対象となります。

また、車両保険の対象外とされている自転車や125㏄以下のバイクが火災保険の「家財」の補償対象に含まれています。ただし、家の敷地内に置かれていた場合に限られてしまいますので注意が必要です。

火災保険の補償金額に注意を

火災保険で盗難被害を補償してくれますが、契約した際の保険金額の上限までしか補償してもらえないことには注意しなければなりません。そのほかにも、個別に補償金額の上限が設定されている対象がいくつかあります。

現金や預金通帳

保険会社によって異なりますが、現金やそれに類するものは約20万円、預金通帳には約200万円の上限が設定されていることが多いです。

単体で一定の金額を超える価値のある品

保険会社によって異なりますが、約30万円を超えるものに対して約100万円の上限とされています。この補償は、契約したさいにプランに加入していたり、あらかじめ申告していたりしないと補償を受けることができないことがあります。

盗難被害にあわないためにできることとは

一度、自宅に侵入されてしまった以上、簡単に侵入できることが相手に知られていますので、そのままの防犯対策ではいけません。相手にとって「ねらい目」になってしまい、ほとぼりが冷めたころに再び盗難にあってしまうおそれがあります。

ふたたび盗難の被害にあわないためにも、まずは自宅のセキュリティを強化しましょう。昨今ではさまざまな防犯対策がありますが、まず挙げられるのは防犯カメラを設置することです。防犯カメラであれば、パッと目に付くので、盗難に対してかなりの抑止力を期待できます。また、録画によって家の状態が確認できるので、万が一盗難にあったときも行動や顔を確認でき、被害や犯人の特定が可能になります。

しかし、防犯カメラを設置しようとすると、購入や設置にかなりの負担がかかります。火災保険の盗難補償では、盗難の再発防止のために防犯カメラの購入・設置費用を一部補償してくれるものもあります。そのため、普通に設置するよりも負担をいくらか軽減することができます。

防犯カメラは、映せる範囲は決まっています。なるべく全体を見渡せるように設置する必要があるため、設置場所は非常に重要です。そのため、しっかりと業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

盗難の被害には、火災保険を適応することができる可能性があります。盗難にあった際には手元の証券で、火災保険で盗難の補償をしてくれるか確認してみましょう。しかし、補償金額には保険の内容や保険会社ごとに上限が決められているので注意が必要です。

盗難の再発を防ぐために、セキュリティを強化するなら防犯カメラの設置がおすすめです。購入や設置に負担がかかりますが、火災保険で費用を一部補償してくれる場合があります。

防犯カメラは広い範囲を映せるように置く場所が重要になるだけでなく、設置にも専用の工具が必要になります。そのため、防犯カメラの設置は業者に依頼することをおすすめします。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「防犯カメラ設置」をご覧ください。




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