ペットを剥製にするのってどうなの?そのメリットや方法とは……

2021.4.30

ペットを剥製にするのってどうなの?そのメリットや方法とは……

ペットが亡くなった後に、生きたままの姿にしたいと、剥製にする選択をする方も増加傾向にあります。寂しさを紛らわすことができ、ペットロスに陥るのを防いでくれるはずです。

具体的に、剥製にすることにはどのようなメリットがあるのか、はっきり理解している方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、ペットを剥製にするメリットについてご紹介します。

ペットを剥製にするのはあり?なし?

ペットが亡くなり、供養してしまうと死を実感してしまうものです。目の前から姿がなくなることで、大きな喪失感に襲われてしまうでしょう。

ペットを剥製にするということは、かわいそうだという意見をもっている方もいると思います。しかし火葬や埋葬には、定められた法律がありむやみにどこにでも供養できるというわけではありません。

遺骨を保管するときも、カビが生えないように手入れを怠らないようにする必要があります。剥製にするという選択は、周りで供養する場所がない方や、保管の方法に困っている飼い主に有効な手段となる可能性があるのです。

ペットの剥製葬とは

ご自宅で飼っていたペットが亡くなった後も、姿をそのまま残しておきたいと希望する方も増えてきました。埋葬や火葬などで手厚く供養する方法をありますが、剥製にして保管するという選択肢もあるのです。

生きていたころと同じ姿で保存でき、亡くなってすぐに火葬してしまうのはかわいそうだとお考えの方に適している供養方法です。一般的には、ペットが亡くなった後に冷凍保存し、遺体を業者に送ります。

剥製が完成した後で、飼い主のもとにペットの剥製が送られるという流れです。

      ペットの剥製葬とは

ペットを剥製にするメリット

ペットを剥製にすることには、どのようなメリットがあるのか、具体的に説明していきます。

寂しさを感じにくい

突然ペットが亡くなってしまうと、精神的に大きなダメージを受けてしまうおそれがあります。ペットロスと呼ばれる精神疾患に陥ることもあります。症状には個人差があり、長引くこともあるのです。

しかし、ペットを剥製にしてそばに置いておくことで、寂しさを感じにくくする効果が望めます。

生前の生きていた姿で保存できる

火葬して保存したいと思っても、仏壇を置くスペースがないという場合があるのではないでしょうか。そのようなときも、剥製であるなら置きやすくなるかもしれません。

生前生きていた姿で保存することで、まだペットと離れたくないという方も安心できるはずです。

      ペットを剥製にするメリット

ペットを剥製にするデメリット

ペットを剥製にすることには、メリットもありますが反面デメリットも挙げられます。剥製にすることで逆効果になってしまうこともあるため、しっかり確認していきましょう。

費用は高め

ペットの剥製は、非常に精巧にできているものもあり作成には技術を要するものです。そのため作成の費用が比較的高い傾向にあります。

もし剥製葬を希望しているのであれば、ご自宅のペットの場合は、具体的にどのくらいの費用がかかるのかを事前に業者に確認することが大切です。

忘れられなくなる

生前の状態で保存することが可能ですが、決して生き返っているわけではありません。寂しさを紛らわすつもりが、いつまでも姿が残っていることで忘れられなくなってしまうおそれがあります。

ペットを亡くしたときの悲しみは、個人差があり場合によっては剥製にしない方がよいこともあるのです。

      ペットを剥製にするデメリット

ペットの剥製の作成方法

一般的な剥製の作り方は、内臓などを取り出し、適切に防腐処理をしてから合成繊維などを詰めて作られます。躍動感がしっかり出るようにおうとつがあるのが特徴です。頭、手足などの部分はペット自身のものであり、生きている状態と遜色のない仕上がりを得ることができるでしょう。

また、通常のペットの剥製とは異なる作り方で、フリーズドライ製法というものがあります。内臓や脂肪を取り除くまでは同じですが、肉や骨はそのまま使用し、体内の水分を取り除いていくのです。

通常の剥製よりも長期間保存することが可能な反面、少し生前の姿と違って見える可能性があります。とくに目は、基本的に義眼を使用するため顔が違って見えるという印象を受けるかもしれません。

ペットの剥製の保存方法

防腐処理はしてあるものの、ペットの剥製は適切に保存することが大事です。また、扱い方もなるべく優しく取り扱い普段はケースに入れておくのがいいでしょう。

保存場所は、高温多湿の環境を避け直射日光が当たらない場所を選ぶことが大切です。水分をしっかり抜いている状態であるため、水に濡らしてしまうのもいけません。手入れをするときも、水拭きは避けるのが賢明です。

      ペットの剥製の保存方法

ペットの剥製を頼む際の注意点

剥製葬を業者に依頼するときは、基本的にペットを冷凍保存状態にしてから業者に送ります。冷凍は、なるべく早い方がよく亡くなった直後に行うことが重要です。

腐敗が進行した状態で送ってしまうと、剥製の製作が困難になってしまうおそれがあるため、注意しましょう。もし剥製葬を検討していのであるなら、あらかじめ段取りを確認し、いつでも冷凍保存ができる準備を整えておくのがおすすめです。

      ペットの剥製を頼む際の注意点

ペットの剥製を作る費用の相場

ペットを剥製にするためにかかる費用は、動物の種類に応じて大きく変動します。犬の場合は、犬種によっても費用が変わるためしっかり理解を深めることが大切です。以下におおよその料金をまとめましたので、目安として覚えておくといいでしょう。

トイプードルやミニチュアダックスフント、ポメラニアンなど比較的人気が高い小型犬種は、一律でまとめられていることが多く170,000円ほどの料金とされています。

柴犬などの中型犬になると、300,000円ほどの料金に跳ね上がり、大型犬はさらに高額になるでしょう。ただし、幼犬の剥製であるなら、多少費用が少なくなる可能性があります。

基本的には、種類問わず200,000円ほどの費用がかかる場合が多いです。犬同様幼体の剥製は費用が低くなることもあります。

その他の小動物

フェレットやリスなどの小動物の剥製は、100,000円以内で製作できるはずです。ただし、どのようなポーズの剥製を作るかで料金が変動し、作成時間も変わってくるでしょう。

送料などを含んだ場合も想定しておくことをおすすめします。

      ペットの剥製を作る費用の相場

ペットを剥製にする以外のペットを残す方法

ペット葬儀は、サービスが充実していますので、ペットを剥製にする以外にも、思い出を
残す方法あります。

遺骨をアクセサリーにする

火葬後に遺骨を引き取る選択をした場合、自宅で保管する、自然豊かな地へ散骨するなど自由に選ぶことが可能です。

遺骨の取り扱い方法の一つとして、骨を加工し専用のケースに入れることでペンダントやブレスレットなどの装飾品として残すことができます。姿形は違っても、いつでもそばに感じることができペットロスの対策としても効果的です。

まとめ

ペットは、火葬や埋葬するだけではく剥製にしてしまうという方法もあるのです。ペットの剥製は、腐食した状態では作ることができないので、遺体の保存状態には十分注意が必要になります。

また、人によっては寂しさを倍増させてしまうおそれもあるため、最適な方法かどうかをよく考えてから選択しましょう。寂しさが紛れない場合は、しっかり葬儀を行うことも大事ではないでしょうか。

ペット葬儀を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ペット葬儀」をご覧ください。

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