愛犬のペットが虹の橋で待っている?皆に勇気を与えた『虹の橋』とは

2021.4.30

愛犬のペットが虹の橋で待っている?皆に勇気を与えた『虹の橋』とは

亡くなったペットが行く『虹の橋の話』をご存知ですか?「虹の橋」は実在する場所ではありませんが、世界中の動物愛好家やペット愛好家の間で語られているお話です。
現在ペットを飼っている方、過去に飼っていた方、動物が好きな方。そんなすべての人々に、虹の橋のことを知っていただきたいので、こちらでご紹介していきます。

愛犬のペットが虹の橋で待っている詩とは

ペットを飼っている人の中には、『虹の橋の詩』のことを知っている方も多いのではないでしょうか。
ここでいう虹の橋とは、亡くなったペットが行く場所だとされています。虹の橋のたもとには美しい楽園があり、亡くなったペットは虹の橋で飼い主と再会する日を待っているという内容です。

ペット、とくに犬や猫など寿命の長いペットを亡くすと、一緒にいた時間が長い分、飼い主の心に深い傷を残す場合があります。中にはペットロス症候群を引き起こし、なかなか悲しみから立ち直れない人もいます。

そんな悲しみに沈む人々に希望を与えたのが、この詩でした。亡くなったペットたちはいなくなってしまったのではなく、魂となって幸せに過ごしながら自分を待っている。そう考えることで、ペットロス症候群から救われた人は数多くいます。

この詩の作者は不明ですが、はじめはアメリカで広まったものがそのうち世界中に広まり、日本でも多くの動物愛好家の中で知られているようです
      愛犬のペットが虹の橋で待っている詩とは

虹の橋:第1部

虹の橋の詩は3部構成になっており、それぞれで虹の橋とはどういった場所なのか、ペットは虹の橋でどのようにすごしているのかが描かれています。
第1部では、虹の橋がどれほどの楽園で、ペットたちがどれほど幸せに暮らしているのか語られています。

ペットを病気や事故で前触れもなく亡くしてしまい、後悔している人もいるはずです。しかしこの虹の橋では、生前体が不自由だった子も、年をとって動けなかった子も、けがをしていた子も、みんな健康で元気に走り回っていると語られています。生前持っていた病気やけがはすべてなくなり、水も食べ物もたくさんあって、毎日暖かく幸せに過ごしているのです。

病気や事故でペットを亡くした飼い主は、とくに自分を責めてしまいます。けっしてそれが避けられないことであっても、苦しみながら亡くなっていったことを思い出しては、今でも苦しんでいたらどうしようと不安に思うのです。
しかしこの詩は、そのような考えで思い悩んでいた人々に希望を与えました。亡くなる間際はもしかしたら苦しかったのかもしれません。でも虹の橋でならもう、平気なのです。

第1部では、ある日虹の橋に飼い主が現れるところが描かれています。虹の橋のたもとでは、ペットたちは幸せに毎日暮らしながら、飼い主を待っていたのです。
この世を去った飼い主の魂は、虹の橋で待っているペットを迎えに行きます。やっと再会した飼い主とペットが、一緒に虹の橋を渡っていくところで第1部は終わります。

この世で飼い主が生きている限り、亡くなってしまったペットと会うことはできません。ペットを亡くした飼い主たちは、会えないことをわかったうえでもう一度会いたいと嘆きますが、いつか飼い主が命を全うすれば、自分も虹の橋にペットを迎えに行くことができる。そう解釈することで、いつかまた会えるという希望を飼い主たちに与えたのです。
      虹の橋:第1部

虹の橋:第2部

第2部では打って変わって、少し暗い語り出しです。
ペットたちは生前、飼い主からたくさんの愛情を受ける場合がほとんどですが、中には捨てられたり虐待などのひどい仕打ちを受けた子もいます。そもそも「飼い主」という存在さえいなかった子たちも多くいます。

第1部で語られていることからすると、このようなさみしい子たちにはお迎えが来ないということになってしまいます。しかしこの虹の橋の詩はペットだけでなく、飼い主がいない動物たちにも希望を与えるのです。

第2部では、生前愛情を受けることができず苦しんだ動物にもお迎えが来るという希望、また、生前同じように苦しんだ人間を待っている子がいるという希望の、どちらをも与えています。

第2部は、飼い主のいるペットだけが虹の橋へ行けるのではなく、生まれてきた動物たちは皆虹の橋で幸せに暮らすことができ、平等にパートナーがいるということが語られています。

虹の橋:第3部

第3部では、虹の橋の入口にある「雨降り地区」のことについて描かれています。
虹の橋は常に晴れ渡り草原が広がり、幸せなところです。しかし。一部だけ冷たい雨が降り続けている場所があり、そこから出られない動物たちがいるとのことです。

その冷たい雨とは、亡くなったペットを思って地上で悲しんでいる飼い主の涙だと描かれているのです。ペットを亡くしてしまったら、飼い主はしばらくのあいだ悲しみに暮れる日々を過ごすでしょう。毎日泣いて暮らしてしまうかもしれません。

そんな飼い主たちが、泣いてばかりではいけないと思い直すために、この第3部はあります。
飼い主が涙を流せばその分、虹の橋にいるペットに雨となって降り注いでしまいます。飼い主が悲しんで泣いているあいだはずっと、ペットは雨降り地区から出られないというのです。

ペットを亡くして悲しむ飼い主に、周囲の人間は「泣いてばかりいてはあの子も悲しむよ」と励まそうとするでしょう。しかし、その言葉だけではどうしても立ち直れなかった人もいるはずです。

この詩によると、自分が涙を流せばその分、ペットが虹の橋の雨降り地区で冷たく寒い思いをしてしまうのです。これを聞いて、ペットにこれ以上つらい思いをさせたくない、暖かいところへ連れて行ってあげたいと、悲しみを断ち切るために前向きに考え直す飼い主も多いのです。
      虹の橋:第3部

虹の橋が伝えたいこと

大好きなペットを亡くした経験がある人は、この詩を読むと少なからず心に刺さる部分があると思います。

本物の虹の橋というものを見たことがある人は、おそらくこの世界にはいません。しかしこの詩は、虹の橋でペットが本当に待っているのかどうかではなく、ペットを亡くした飼い主たちに、自分がペットを深く愛していたことを忘れないでほしいという願いが込められているのではないでしょうか。

亡くなったペットとはもうこの世界では会えないかもしれませんが、飼い主がペットを愛した日々はなくならないということを、この詩は私たちに伝えたかったのでしょう。

まとめ

作者不明の虹の橋の詩ですが、この詩はペットロスに苦しむ多くの飼い主たちを今でも支え続けています。
また、虹の橋でペットが飼い主を待つと語っている宗教は存在しません。宗教でないからこそ、全世界の人に受け入れられ続けているのかもしれません。

もし、今ペットを亡くして悲しんでいる人がいたら、ぜひこの詩を教えてあげてほしいです。きっと心の支えになり、前を向くきっかけになってくれるでしょう。

虹の橋の全文が載っている動画です。虹の橋の詩を知らない方は、見てみてください。

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