ペットロスの克服は焦らずゆっくりと。症状と向き合いかた、予防策

2021.4.30

ペットロスの克服は焦らずゆっくりと。症状と向き合いかた、予防策

「ペットロス」は時間をかけて、ゆっくりとのり越えていくことがおすすめです。ペットはいまや家族の一員となっています。大切な家族を失った大きな悲しみを、かんたんにうち消すなんてことはとても難しいのです。また、無理に克服しようとするとペットロスの症状が悪化するおそれもあります。

しかし、生活していくにあたり、ずっと悲しんでいるわけにもいきません。そこで当記事では、ペットロスの症状から、向き合いかた、悪化を予防する方法をご提案いたします。

「自分はひどいペットロスになるのでは……」とおそれている人、「家族や友人がペットを亡くして深く落ち込んでいるため、心配している」という人、ペットロスについて興味がある人はぜひご覧ください。

多くの飼い主がペットロスになる

ペットロスとは、「ペットを亡くした悲しみ」をさしています。犬や猫など、ペットとして飼われる動物のほとんどが、人間よりも寿命が短いです。そのため多くの飼い主は、ペットの最期を看取ることとなります。

ペットを亡くした悲しみは大きく、ペットロスに悩むことは珍しいことではありません。しかしその悲しみが大きくなることで、こころやからだに異常や問題が生じると「ペットロス症候群」と呼ばれる状態になる場合があります。

ペットロスによる「こころ」の変化

ペットロスで人のこころは、どのように変化していくのでしょうか。こころの変化は人それぞれ違いがありますので、ここではこころの変化の傾向を解説いたします。ペットロスにより、こころを支配する負の感情を以下にてまとめてみました。

・ペットを亡くした「悲しみ」
・大切なものを失った「喪失感」
・健康管理やもっと遊んであげればよかったという「罪悪感」や「後悔」
・自分のせいで死なせてしまったと、自らに対する「怒り」

上記のほかにも、ペットの死を受け入れることができず混乱したり、悲しみが大き過ぎるためにこころを守ろうと事実を否定したりといったケースがあります。悪化すると、うつ病にまで発展することもあるそうです。

ペットロスによる「からだ」の変化

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こころが変化することにより、からだにもいくつか変化が生じることがあります。からだにでる変化も人によって異なりますが、「食欲の低下」や「ペットのことを思い出して、夜眠れなくなる」ケースが多いです。

人によっては、「過食」をすることで悲しみを乗り越えようとする場合もあります。栄養不足、栄養過多、睡眠不足、どれもからだによいことではありません。

栄養や睡眠が足りず、集中力が低下すると失敗が増え、イライラすることも増えるでしょう。そうなってしまうと、ペットロスから立ち直ることはおろか、負のスパイラルから抜けだすことが難しくなります。

悪化するとどうなるの?

症状が悪化すると、心身の不安定から仕事にいけなくなったり、生活に支障がでたりすることがあります。自分やまわりにいる人では、改善に向けた対処ができなくなるかもしれません。

その際には、病院やカウンセラーの力を借りて、こころとからだの回復を目指します。相談する人がいないときは、ひとりで抱え込んで悪化する前に、専門の医師やカウンセラーに相談してみることがおすすめです。

ペットロスとは時間をかけてゆっくりと向き合おう

早く立ち直ろうと思うと、かえって回復までに時間がかかったり、症状が悪化したりといったケースがあります。そのため、ペットロスをのり越えるには、焦らないことが重要です。

「楽しい思い出」も「亡くした悲しみ」も、どれも大切なものですので、ゆっくり受け入れていきましょう。以下にて、ペットロスに悩んだ人たちが、悲しみをのり越えるきっかけとなった出来事をまとめてみました。

ペットロスをのり越える方法
・自分と同じような状況である人と悲しみを共有する
・ペットを亡くした経験のある人の意見を聞く
・思い出の品をひとつひとつ確認して整理する
・悔いの残らない供養をおこなう
・新しいペットをむかえる

新しいペットをむかえることで、悲しみが軽減できるのではないかと、考える人は多いのではないでしょうか。上記にあるとおり、たしかに新しいペットを飼うことで、ペットロスをのり越えた人もいます。

しかし、大きな悲しみを抱えた状態で無理に新しいペットを飼うと、症状が悪化することもあります。そのため、だれにでもおすすめできる方法とはいえません。新しいペットをむかえるときは、タイミングを見計らうことがとても重要です。

ペットロスのときにいわれたくない言葉

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ペットロスの相談をすると、さまざまな意見や声を聞くこととなるでしょう。そのなかから、「ペットロスの人にかけてはいけない言葉」をいくつかご紹介いたします。

何気なくかけた言葉でも、相手のこころの状態によっては、さらに悲しませたり、怒らせたりしてしまう場合があります。そのため、ペットロスの人と意見を交換しあうときや相談するときは、言葉選びに注意が必要です。

ペットを亡くした人がいわれたくない言葉のなかには、「なにが原因で病気になったのだろう」や「どうして早く気がつかなかったのか」、「つぎのペットを飼うとよい」などがあります。

とくに、病気や死因を探るような話題は、飼い主が自分を責めてしまうきっかけとなりますので、悪気がなかったとしても上記のような言葉をかけないようにしましょう。

「後悔」のきもちが強いと症状が悪化するおそれがある

ペットの死により、「もっと遊んであげればよかった」「体調の変化に気がついていれば‥…」など、自分を責める飼い主は多いです。どうすることもできない後悔がほとんどであるなか、「ペットの形見を残さなかったことへの後悔」は、未然に防ぐことが可能です。

形見は、ペットロスを和らげる効果があるとされています。家庭によって、ペットの形見のかたちはさまざまですので、自分が大切に残しておきたいものを、形見とするのがおすすめです。

形見とは?形見の種類について

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形見に決まったかたちはありません。そのため、遺骨だけでなく、写真や毎日使っていたお皿、気に入っていたおもちゃ、首輪なども形見となります。ほかにも、毛やひげ、爪を残しておくと、形見として保管するだけでなく、アクセサリーとして加工して、肌身離さず持ち歩くことも可能です。

遺骨を残したいときは火葬施設選びに注意

遺骨を手元に残したい人は、火葬方法をしっかりと確認してください。なぜなら、火葬施設によって火葬方法が異なるので、依頼先によっては「遺骨を返してもらうことができない場合もある」ためです。

火葬方法はおもに、「合同火葬」、「個別一任火葬」、「個別立会火葬」の3つから自分にあっている供養方法を選択します。合同火葬では、複数のペットの火葬をいっしょにおこなうので、遺骨が返されません。そのため、返骨を希望する場合は、個別一任火葬、または個別立会火葬を依頼することがおすすめです。

個別一任火葬・個別立会火葬は、合同火葬と違い、個別に火葬をおこないます。個別一任火葬では、火葬と供養を業者スタッフに一任することが可能です。ペットのご遺体をスタッフにあずけ、火葬と供養を終えた遺骨を受け取るというシステムとなっています。

個別立会火葬では、火葬と供養をおこなっている場面に立ち会うことができます。火葬されているのを見るのはツライという人は、個別一任火葬がおすすめです。火葬・供養しているところも見届けたいという人は個別立会火葬がおすすめとなっています。

また施設によっては、供養と飼い主に対するカウンセリングを併設しているところもあります。火葬施設を選ぶときは、火葬や供養、返骨以外にもどのようなサービスがおこなわれているのか、確認してみるとよりよい依頼先を選ぶことができることでしょう。

悲しみはひとりで抱え込まないで……

しっかりと供養を済ませ、形見を整理しても、悲しみがぬぐえないことがあります。安心してペットロスの相談ができる人がいないときや専門の人に相談したいときは、相談窓口を利用したり、カウンセリングを受けてみたりすることがおすすめです。

納得のいく火葬施設やペットロスの相談窓口を自分で探し出すことが難しいときは、弊社までご相談ください。弊社では、お客様の状態にあった業者を厳選し、ご紹介するサービスをおこなっております。また、弊社への通話やメールには費用は一切かかりませんので、お気軽にご利用ください。

まとめ

ペットロスに悩むことは、決して珍しいことではありません。ペットを大切に想えば想うほど、失った悲しみはさらに大きくなることでしょう。悲しみを無理に消そうとする必要はありません。ペットロスとは、時間をかけてゆっくりと向き合っていきましょう。

だれかに相談したいときは、ペットロスを経験した人と話しをすると、よりよい意見を聞くことができるかもしれません。悲しみののり越えかたには、人それぞれ違いがあります。自分にあった向き合いかたで、ペットロスをのり越えていくことがおすすめです。

悲しみののり越えかただけでなく、供養のしかたもご家庭によって違います。よりよい供養をおこなうことも、悲しみを大きくさせない方法のひとつです。どのように火葬や供養をしたらよいのかわからない人は、ぜひ弊社のサービスをご活用ください。

悲しみは深くなれば深くなるほど、こころやからだにまで影響を与えることがありますので、お客様の抱えている問題解決にお役立てください。


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