これまで多くの時間を共に過ごしてきた大切なペットと最後のお別れをするときは、その後どのようにして供養していくのかまでなるべく考えることをオススメします。大切なペットをうしなったばかりで、多くのことを考えられるほど精神的に余裕がないかもしれませんが、供養の仕方によってはお別れの方法に注意しなければならないからです。
ここでは、大切なペットを手元で供養する方法や、その際の注意点などをご紹介いたします。また、手元供養をおこなっていくために、どういったお別れの方法を選ぶべきかについても解説いたしますので、ぜひお役立てください。
目次
ペットを手元で供養する方法
大切なペットをうしなってしまった場合、『遺骨を手元で供養していく』『ペット霊園に埋葬する』といった供養方法があります。ここでは、大切なペットを手元で供養していく方法について、3つご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
1.ペット用の仏具を準備して供養する
ペット仏具というものが、ネット通販などで販売されています。人を供養する際に使う仏具と似て、ペット仏具には『香炉』『花立て』『ろうそく立て』『供物皿』『水入れ』の5点がワンセットとなっています。さまざまな色や素材のものがあるため、ペットに一番合うものを選ぶとよいでしょう。
5点の道具の使い方は、人の場合と変わりません。香炉でお香を焚き、花立てにはみずみずしい草花を供えましょう。供物皿には、ペットの大好物だったものを供えてあげるとよいです。遺骨の入った骨壺と遺影の前に置いて使いましょう。
2.遺骨の一部を骨壺に入れて供養する
火葬後に遺骨が納められる骨壺は大きいため、自宅に持って帰って手元供養しようとしても、置く場所に困ることがあります。そういったときは、分骨用骨壺を使うとよいです。
分骨用骨壺は、その名のとおり、遺骨の一部だけを入れるための小さな骨壺になります。納骨のために使われる骨壺と比べて小さいため、場所に困ることはありません。また、フタがネジ式になっており、密閉性が高いため、遺骨の天敵である湿気の侵入も防げます。
先述したペット用の仏具と、この分骨用骨壺を併用する方法も、オススメです。分骨用骨壺は色や素材・サイズも豊富であるため、ペットらしい色などで選ぶとよいでしょう。
3.ペットアクセサリーにして供養する
遺骨をほんの少しだけ納めることができるアクセサリーを、ペットアクセサリーといいます。キーホルダーやペンダントとして気軽に身につけて供養することが可能です。遺骨に樹脂加工を施してアクセサリーの一部にしたり、遺骨から人工ダイヤモンドをつくったりします。やり方は数多くあるため、専門の業者に「こういったものはつくれないの?」と尋ねてみるとよいでしょう。
ペットの骨壺を自宅で保管するときは湿気に注意しましょう
遺骨は湿気に弱いです。湿気のあるところで、なにも対策しないで保管していると、カビが生えてしまうおそれもあります。ここでは、遺骨を自宅で供養する際におこなってほしい湿気対策を2つご紹介いたしますので、ぜひお役立てください。
【対策1】吸湿剤を中に入れる
骨壺の中に吸湿剤を入れることで、遺骨にカビが生えることを防ぐことができます。吸湿剤とは、シリカゲルとも呼ばれるものです。骨壺に入るようなサイズの吸湿剤は、ホームセンターやネット通販で購入できます。大切なペットの遺骨を守るためにも、ぜひ購入して使いましょう。
【対策2】骨壺をテープで密閉する
骨壺に少しでも隙間があれば、そこから湿気は侵入します。そのため、フタと本体の境目にテープを貼りましょう。すでにご紹介した吸湿剤を骨壺の中に入れてから、テープを貼ることによって、より効果的な湿気対策になります。
ただし、ガムテープは使わないようにしましょう。ガムテープを貼ってしまうと、吸湿剤を新しいものへ交換するために剥がしたとき、骨壺に粘着成分が残ってしまうおそれがあるからです。使うテープは、養生テープやマスキングテープなどにしましょう。
遺骨を手元で供養する場合は火葬後に返骨してもらう必要があります
大切なペットを手元で供養するためには、火葬を終えたときに遺骨を返してもらわなければなりません。しかし、火葬の方法によっては、返骨がおこなわれない場合があります。ここでは、返骨されない火葬方法と返骨される火葬方法について、解説いたします。ペットを手元で供養したいときは、返骨される火葬方法を選びましょう。
返骨されない火葬方法
合同火葬といわれる方法をおこなった場合は、返骨されることはありません。合同火葬とは大勢のペットを一緒に火葬する方法だからです。すべてまとめて遺骨は骨壺に納められ、火葬をおこなった業者と提携しているペット霊園に納骨されるケースが多いです。
また、自治体の中にはペットの火葬をおこなっているところもありますが、こちらも基本的には返骨してもらえません。ただし、地域によっては相談すれば返してもらえる場合もあります。自治体で火葬してもらえないかと思ったときは、遺骨はどうなるのかなど、知っておきたいことは事細かに相談してから、依頼するようにしましょう。
返骨される火葬方法
個別火葬と訪問移動火葬であれば、遺骨は手元に戻ってきます。個別火葬と訪問移動火葬は、ペットを1匹ずつ火葬する方法だからです。ペットを手元で供養していたい場合は、個別火葬または訪問移動火葬を選びましょう。
ただし、ペット葬儀業者の中には、個別火葬であっても、返骨をしないプランを設けているところもあります。返骨してもらいたい場合は、業者に依頼するときにその旨をちゃんと伝えてからプランを決めましょう。不明な点があれば打ち明けて相談することが大切です。
まとめ
大切なペットを手元で供養する方法は、さまざまなものがあります。ペット用の仏具を置いて供養したり、遺骨を使ったアクセサリーにして身につけたりする方法が一般的なものです。ただし、このような方法で手元供養をおこないたい場合は、火葬方法を選ぶ際に注意しなければいけません。なぜなら、火葬方法によっては、返骨されないからです。
遺骨を返してもらいたいときは、個別火葬または訪問移動火葬をおこなってもらいましょう。これらの火葬方法では、多くのペット葬儀業者が返骨をおこなっています。ただし、業者によっては、個別火葬でも訪問移動火葬でも返骨をおこなわないプランを設けているところもあります。そのため、依頼する前に返骨してほしいことを必ず伝えましょう。
ペット葬儀のことでなにかお悩みがございましたら、ぜひ弊社にご連絡ください。大切なペットとどのようにして最後のお別れをおこないたいのか、遺骨をどう供養していきたいのかをお話しいただければ、ご要望を叶えるのに最適な業者をご紹介いたします。
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