ポケットWiFiでスマホ代は節約可能!料金比較・テザリングとの違い・接続方法も解説
在宅ワークや外出自粛をしていると、スマホで動画見たりゲームをする時間が増えてしまいますよね。
その結果、普段よりスマホの通信料が高くなったり通信制限に引っかかったりすることも増えてしまうのではないでしょうか。
「通信費を節約して出先でも動画やネットをいっぱい見たい!」という場合は、ポケットWiFiとスマホを一緒に使うのがおすすめです。
なぜなら、ポケットWiFiをスマホと併用することで、月々のスマホ代を安くできるからです。
さらにポケットWiFiを上手に選べば、下記の例のように毎月データ量もずっと多く使えるようになりますよ。
- LINEモバイル(格安SIM)の最安プラン+MONSTER MOBILE(ポケットWiFi)
月額合計:4,580円
月間データ上限:155GB - ドコモギガホ2(大容量)プラン
基本月額:7,980円
月間データ上限:60GB(ただしキャンペーンが終了すると上限30GB)
3大キャリアのスマホを少ないデータ容量プランの契約に変えて、ポケットWiFiを併用するだけでもネットを出先でたくさん使う人なら料金を節約できます。
しかし、格安SIMとポケットWiFiの組み合わせなら、さらに通信費を安くできますよ!
この記事を通してポケットWiFiとスマホで通信費をお得にする知識を学んでいきましょう。
- ポケットWiFi
MONSTER MOBILE……3大キャリア回線対応!縛りなしプランもありで手軽に使いたい人向け - 格安SIM
LINEモバイル……取り扱いSIMが3回線から選べるので、元のキャリアから乗り換えやすい
OCNモバイル ONE……ドコモ回線対応。MNP乗り換えでスマホが格安で買い替えられる!
目次
ポケットWiFiとスマホは併用するべきか?
端末ひとつでさまざまなことができるスマートフォン(スマホ)。
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアにはデータ容量が大容量となっているプランもあることから、大容量プランで契約している人も多いかもしれませんね。
結論をいうと、ポケットWiFiを契約すれば、スマホの大容量プランよりも通信費はお得になるんですよ!
スマホプランの月額料金を確認してみよう
ポケットWiFiを契約したほうが大容量プランよりも通信費がお得になる理由を知るためには、まずは3大キャリアのスマホプランの月額料金がいくらするのかを確認していきましょう。
キャリア名 | プラン名 | 月額料金 | データ容量 |
---|---|---|---|
ドコモ | ギガホ2 | 定期契約なし:7,150円 定期契約あり:6,980円 |
60GB(キャンペーン終了で30GB) |
ギガライト | 定期契約なし 1GB:3,150円~7GB:5,980円 |
最大7GB | |
au | auデータMAXプラン Pro | 5,480円 | 上限なし ※テザリングなどのデータ容量は合計30GBまで |
auフラットプラン20N | 5,500円~6,500 | 20GB | |
auフラットプラン7プラスN | 3,480円 | 7GB | |
ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN) | 1GB:1,980円~ ~7GB:4,480円 |
7GB | |
ソフトバンク | メリハリプラン | 8,480円 | 50GB |
ミニフィットプラン | 1GB:3,980円 ~5GB:7,480円 |
5GB |
どのキャリアを見てもわかりますが、データ容量の大きなプランは月額料金がほぼ6,000円以上と高額ですよね。
キャリアのスマホプランと比較すると、ポケットWiFiのほうがかなりお得に利用できるんです。
節約するならデータ容量追加料金も注意
「大容量プランで契約していないのに、毎月のスマホ代が高い」という人は、「速度制限解除のためにデータ容量(ギガ)の追加購入」をしていませんか?
キャリアによりデータ容量購入サービス名は異なりますが、データ容量1GBの購入に1,000円かかることに違いはありません。
つまり、通信速度制限解除のためだけにデータ容量追加をおこなうと、データ容量追加した回数×1,000円分月額料金が高くなっていくといえます。
ポケットWiFiとスマホを併用するメリット
では、ポケットWiFiとスマホを併用するメリットには何があるのでしょうか。
ポケットWiFiとスマホを併用するメリットには、次の5つが挙げられます。
- スマホ代を節約できる
- 通信制限にかかりにくくなる
- 外でも速度制限を気にせずWiFi通信が楽しめるようになる
- サービスによってはセットプランでスマホ代が割引になる
- スマホ以外の機器も出先でネットに繋げられる
このなかでも、通信費をお得にしたいと思っている人にとっては、4つ目が気になるのではないでしょうか。
ポケットWiFiとスマホのセットプランとして有名なのは、WiMAXの「auスマートバリューmine/ギガMAX月割」です。
auスマートバリューmineはauのスマホが最大で月額1,000円、ギガMAX月割はUQモバイルのスマホが月額500円ずっと割引されるWiMAXのセットプランになります。
ポケットWiFiの併用を考えるときは、セットプランの有無やお使いのキャリアのスマホが割引対象なのかも確認しておくと良いでしょう。
ポケットWiFiとスマホを併用するデメリット
一方、ポケットWiFiとスマホを併用するデメリットには以下の2点が挙げられます。
- 2種類の端末を持ち歩かなければならない
- スマホとポケットWiFiの通信費が別々に発生する
スマホとポケットWiFiの2台持ちは外出時に荷物を持ちたくない人とってはネックですよね。
また、ポケットWiFiを使うことでスマホ自体のバッテリーは長く持つようになりますが、充電の手間も増えてしまいます。
さらに、別々にスマホとポケットWiFiで別々に通信費が発生すると支払いの手間もかかります。
ポケットWiFiとスマホを併用するうえでは、機器の取り扱いと支払いが少し面倒になってしまう、という点に注意しましょう。
ポケットWiFiとスマホのテザリングを比較
「スマホ以外の機器をつなぐためならポケットWiFiじゃなくてテザリングでもいいのでは?」と思っている人もいますよね。
テザリングはとても簡単に利用できることが魅力ですが、スマホ以外の端末をしばしばネットにつなぐのであれば、おすすめの方法とはなりえません。
テザリングがおすすめとならない理由はいくつか挙げられるのですが、もっとも大きな理由としては次の2つの可能性があるためです。
- スマホが速度制限に引っかかってしまう
- 容量追加でかえってスマホ代が高くなってしまう
それでは、基本的なことから解説していきますね。
テザリングとは何?
テザリングとは、一言で説明すると、「スマホをWiFiルーターとして使用して、パソコンなどをネット接続する方法」のことです。
ちなみに、iPhoneでは「インターネット共有」と表現されます。
一口にテザリングと言っても、接続方式の違いで3種類に分けられます。
- WiFiテザリング……WiFiを使った無線通信によるテザリング。一般的に「テザリング」といえばこの接続方法を指す。
- USBテザリング……USBケーブルで接続しておこなう有線接続スタイルのテザリング。通信速度が速くなるが、複数端末の同時接続ができない。
- Bluetoothテザリング……Bluetoothを利用したテザリング。パスワード設定が不要なのが強み。
接続方式に違いはありますが、メリット・デメリットは次のようにまとめられるでしょう。
ポケットWiFiと比較したテザリングのメリット・デメリット
テザリングとポケットWiFiを比較すると、次のようなメリット・デメリットがあるといえます。
ポケットWiFi | テザリング | |
---|---|---|
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
テザリングの良いところは、スマホ1台あれば、すぐにインターネットを利用できることでしょう。
また、ドコモとauでは無料で使えるので、別途オプション料金を支払う必要がありませんそのため、手軽に使えることも魅力です。
しかし、良くない点としては、テザリングはスマホのギガを消費するので、スマホのデータ容量が圧迫され速度制限がかかる、いわゆるギガ死してしまいやすくなってしまうことが挙げられます。
さらに、テザリング時はスマホが常に通信状態となるので、バッテリーの消費も著しくなります。
バッテリー消費が著しいということは、回り回ってスマホのバッテリーパック自体の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
つまり、ちょっとしたネット利用をするだけならスマホのテザリングの利用が。
心ゆくまでネットを楽しみたいのであれば、ポケットWiFiの使用が、お財布とスマホのバッテリーパックに優しくなるといえそうですね。
なお、ポケットWiFiとテザリングについてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
接続方法
ポケットWiFiとスマホを併用するのであれば、気になるのはふたつの接続方法ではないでしょうか。
スマホとポケットWiFiの接続は次の手順で誰でも簡単にできますよ!
- スマホの設定アプリをタップ
- インターネット接続の管理画面で利用したいポケットWiFiのSSID(スマホの名前のようなもの)を選択
- パスワード入力画面に切り替わるので、対応するパスワードを入力
- 接続されたことを示すアイコンなどが表示されたら、接続完了!
パスワード入力の段階での入力ミスさえ気を付ければ、1分とかからずに接続完了までいけるでしょう。
そうはいっても、「ポケットWiFiのSSIDとパスワードってどこでわかるの?」という人もいるかもしれませんよね。
ポケットWiFiのSSIDとパスワードは画面ありの機種の場合は、設定表示画面などで。
画面なしの機種の場合は、本体に貼られているラベルテープなどで確認できますよ!
スマホ代を節約できるポケットWiFiは?
ポケットWiFiにはWiMAXやどんなときもWiFiなどさまざまなサービスがありますが、格安でデータをたくさん使いたいならMONSTER MOBILE(モンスターモバイル)がおすすめです。
月額料金 | 2,480円~ |
---|---|
契約期間 | 1年/縛りなし |
初期費用 | 3,000円 |
契約解除料(解約金) | 更新月:0円 1ヵ月目~12ヵ月目:9,800円 13ヵ月目~:3,000円 |
取扱機種 | U2s |
最大通信速度 | 下り:150Mbps 上り;50Mbps |
発送までの日数 | 最短即日 |
MONSTER MOBILEには1年契約プランと縛りなしプランがあります。
より安いのは1年契約プラン。1日あたりの容量2GB(月間62GB)のプランなら月々2,480円から利用可能です。
MONSTER MOBILEの1年契約プラン料金とデータ容量をまとめると次のとおりです。
プラン名 | 料金 | データ容量 |
---|---|---|
2G/DAY | 2,480円 | 1日2GB (月最大62GB) |
3G/DAY | 2,980円 | 1日3GB (月最大93GB) |
5G/DAY | 3,480円 | 1日5GB (月最大155GB) |
縛りなしプランの場合はそれぞれの月額に+500円となります。
ポケットWiFiの中でも1年契約のサービスは珍しいうえ、縛りなしプランも用意されているため手軽に使いやすいですね。
さらにMONSTER MOBILEはクラウドSIMというその場でもっともつながりやすい回線に自動的につながる通信システムがあります。
ドコモ、au、ソフトバンクの回線を利用しているので対応エリアが広くつながりやすい点も特徴ですよ。
スマホ料金は格安SIM乗り換えでさらに安くなる
ポケットWiFiとの併用でスマホ代が安くなるとはいえ、3大キャリアのスマホ料金自体は決して安いものではありませんよね。
「ポケットWiFiを使ってもキャリアのスマホ料金が安くない。もっとスマホ料金自体を安くする方法はないのか……」と考えているのであれば、格安SIMへ乗り換えもおすすめです
格安SIMとキャリアのポケットWiFi代込みの月額料金を比較
格安SIMへ乗り換えも選択肢になるといわれても。
「結局いくら安くなるの?」と思いますよね。
そこで、当編集部は3大キャリアとこの記事でご紹介する格安SIM2社をそれがだいじWiFi(月額3,250円)と併用した場合の月額料金を比較してみました。
比較結果はこちらの表をご覧ください。
キャリア名 | プラン名 | 月額料金 | 料金内訳 |
---|---|---|---|
ドコモ | ギガライト定期契約あり | 6,230円 | 2,980円(ギガライト1GB)+3,250円 |
au | ピタットプラン(新auピタットプランN) | 5,230円 | 1,980円(ピタットプラン1GBの月額料金) +3,250円 |
ソフトバンク | ミニフィットプラン | 7,230円 | 3,980円(ミニフィットプラン1GBの月額料金) +3,250円 |
LINEモバイル | 音声通話SIM 500MBプラン |
4,350円 | 1,100円(音声通話SIM500MBの月額料金) +3,250円 |
OCNモバイルONE | 音声対応SIM 1GB/月コース |
4,430円 | 1,180円(音声対応SIM1GB/月コースの月額料金) +3,250円 |
※この表はスライドできます
最安値のスマホ料金で求めたものの、3大キャリアはいずれも月額料金総額が5,000円以上してしまいます。
一方、格安SIMの音声対応SIMはどちらも4,000円代で収まっています。
つまり、ポケットWiFiとスマホを併用してさらに通信費全体の値下げも考えるのであれば、格安SIMへ乗り換えがおすすめといえるのです!
おすすめ格安SIM
ポケットWiFiにさまざまなサービスがあるように、格安SIMにもさまざまなサービスがあります。
とはいえ、「格安」と付くことから、「安かろう悪かろうなんてことないよね?」と不安に思って乗り換えをためらっている人もいるかもしれませんよね。
格安SIMでよく心配されるのが「ネットの通信速度」ですが、ポケットWiFiを使うことで混雑時でも通信速度の低下を抑えてネットが使えますよ。
ここでは、料金の安い人気格安SIM2社をご案内していきます。
- LINEモバイル……取り扱いSIMが3回線から選べるので今使っているキャリアから乗り換えやすい。
- OCNモバイルONE……ドコモ回線対応。人気のスマホが安く買える。
では、それぞれのポイントを押さえましょう!
LINEモバイル
料金プラン | 音声通話SIM | |||
---|---|---|---|---|
基本月額 | 1,100円(500MB) | 1,480円(3GB) | 2,200円(6GB) | 3,200円(12GB) |
データフリーオプション | LINEデータフリー(月額0円) SNSデータフリー(月額280円) SNS音楽データフリー(月額480円) |
|||
データフリーオプション備考 |
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|||
特典 |
(「最大2ヶ月0円~」と「夏のWプレゼントキャンペーン」は3GB以上のプランが対象) |
|||
通信速度 | 平均速度:23.73Mbps |
LINEモバイル : おすすめポイント |
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LINEモバイル がおすすめなのはこんな方 |
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LINEモバイルはLINEモバイル株式会社がサービス提供をする格安SIMです。
SNSサービスの会社の回線だけあって、SNSのデータ通信量を消費ギガ数にカウントしない、いわゆるカウントフリーのオプションが付いていることが魅力です。
また、LINEモバイルはドコモ・au・ソフトバンクの3回線それぞれのSIMカードを選べます。
スマホによっては対応していない回線のSIMもありますが、LINEモバイルは3キャリア回線のSIMを取り扱っているためどの大手キャリアからも乗り換えやすくなっています。
ちなみに、音声対応SIMで3GB以上のプランで契約するとお得なキャンペーンを適用可能ですよ!
OCNモバイルONE
料金プラン | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB |
---|---|---|---|---|---|---|
基本月額 | 1,180円 | 1,480円 | 1,980円 | 2,880円 | 4,400円 | 5,980円 |
月額備考 | OCN光利用者ならセット割で毎月200円割引 | |||||
通信速度 | 平均速度:39.24Mbps |
OCNモバイルONE : おすすめポイント |
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OCNモバイルONEがおすすめなのはこんな方 |
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OCN モバイル ONEはNTTコミュニケーションズ株式会社がサービスを提供している格安SIMです。
OCN モバイル ONEはスマホの人気機種を特別価格で販売するセールをたびたび開催しています。
そのため、人気機種を格安で買い替えたいと考えている人は、OCN モバイル ONEのセールを利用するのがおすすめです!
当編集部でも、OCNモバイルONEのセール情報には注目しているので、セール情報についてはこちらからご確認ください。
OCN モバイル ONEには「MUSICカウントフリー」という音楽配信サービス利用時のデータ通信量をカウントフリーとしてくれるオプションもあります。
スマホを利用して音楽をストリーミング再生することが多いという人は、OCNモバイルONEで契約して、MUSICカウントフリーオプションに加入するとのもありかもしれませんね。
まとめ
出先でネットをたくさん使う人は、毎月のスマホ代が1万円を超えてしまうことも多いはず。
スマホ代を節約するなら、データプランをもっとも安いものにしてポケットWiFiを持てばお悩みが解決。
さらに安さを求める人はスマホキャリアをドコモ、au、ソフトバンクから格安SIMに乗り換えることで毎月5,000円ほどお得になることも。
※筆者は実際にスマホをauからUQモバイルに乗り換えてスマホ代を7,500円→2,000円以下に節約成功しました!
この記事を参考に毎月のスマホ代や通信費をグッとお得にしてくださいね!
- ポケットWiFi
MONSTER MOBILE……3大キャリア回線対応!縛りなしプランもありで手軽に使いたい人向け - 格安SIM
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