自分で作れるシステム修復ディスク!windows7の復旧もこれで大丈夫

2021.4.30

自分で作れるシステム修復ディスク!windows7の復旧もこれで大丈夫

パソコンに不具合が発生したときに、どうにか自分で修復する方法はないかとお探しではないでしょうか。そのようなときは「システム修復ディスク」を使用して様々なトラブルに対処することができるのです。問題を発見する際にも役立ち、Windowsをお使いの方にとって有能なディスクになります。

今回は、システム修復ディスクを使ってWindows7を復旧する方法を確認していきましょう。

システム修復ディスクとは

パソコンを使用していて何かトラブルが発生したときに、問題の解決、トラブルシューティングをするために役立てることができるものです。

CD-R、DVD-R型のメディアであり、ディスクドライブに挿入して使用します。システム修復ディスクを使うと、スタートアップ修復やシステムの復元を行うことが可能です。

Windowsが起動しなくなったときでも、システム修復ディスクを使うことで対処することが可能で、初期状態に戻すといったこともできます。パソコンを購入したときに付属しているわけではないので、自分で手順を踏み新しく作成しなければなりません。

また、システム修復ディスクをWindows7で作成した場合、起動しなくなったときにシステム回復ツールを活用してパソコンの修復を行うことが可能です。
また、修復ディスクと同じ使用目的があるもので、メモリメディアの回復ドライブというものがあります。こちらはWindows7以降のOSなら使用することが可能です。

作成をする手間はありますが、一度作ることができれば比較的簡単に使用でき、あまりパソコンの知識が豊富になくても利用しやすいというメリットがあります。システム修復ディスクが傷付いてしまうと使うことができなくなってしまうおそれがあるため、作成したら安全に保管しておくようにしましょう。
      システム修復ディスクとは

システム修復ディスクとリカバリディスクの違い

『システム修復ディスク』と『リカバリディスク』は、どちらも回復ドライブの種類に分類されます。ただ、それぞれ少し違いがありますので、明確に理解することが大事です。

そのためには、リカバリディスクがどういったものなのかを知る必要があります。以下でリカバリディスクの特徴について見ていきましょう。

リカバリディスクとは

リカバリシステムを備えたメディアになり、パソコンを出荷当初の初期の状態に戻す役割を果たします。内蔵ハードディスクドライブのリカバリ領域でも同じことを行うことが可能です。内部から行うハードディスクとは反対に、外部からリカバリを行うことができるのがリカバリディスクとなります。

ハードディスクに内蔵されているのなら必要はないように感じるかと思いますが、トラブルが発生したときは内部にアクセスできないおそれがあるのです。そのようなときでも外からアクセスをすることができ、初期化してトラブルを解決できる可能性があります。

システム修復ディスクとの違い

システム修復ディスクでもリカバリを行うことができるのですが、パソコンが出荷された状態のイメージをシステムがもたないため、実行できないことがあるのです。リカバリディスクは、システム自体が独自のリカバリイメージを持っているため、ハードディスクの状態に左右されず強制的にリカバリを行うことができます。

どちらも修復やトラブルシューティングトラブルの役割を果たしますが、リカバリディスクは不具合を解決するために最終手段と認識しておくのがいいでしょう。システム修復ディスクとリカバリディスクは、どちらもユーザーがパソコンを購入した後に作成することが多いです。

ただシステム修復ディスクは、Windows7以降のOSを使っているとUSBメモリ方式のメディアを使用する機会が増えるでしょう。その場合使用する機会も限られるかと思いますが、万が一のトラブルに備え用意しておくことをおすすめします。
          システム修復ディスクとリカバリディスクの違い

システム修復ディスクをwindows7で作る方法

実際にシステム修復ディスクをどのように作ればいいのかを解説していきます。システム修復ディスクをWindows7で作る方法に焦点を当てていきますので、作成の際の参考にしてみてください。

①空のディスクを用意する

書き込みが可能なCD-RまたはDVD-Rを用意します。Windows7以降のOSならUSBメディアを使って作成することができますが、Windows7の機能では書き込むことができません。そのためCD-Rなどのメディアを準備する必要があります。

②コントロールパネルを開く

ディスクを挿入する前にパソコンの操作を行っていきます。まずはコントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」の中から「バックアップの作成」を選択しましょう。

コントロールパネルからでも開くことができますが、スタートメニューの「すべてのプログラム」、「メンテナンス」からでも作成に入ることが可能です。

③手順に沿ってシステム修復ディスクを作成していく

いずれかの方法でメニューを選択していき、「システム修復ディスクの作成」という項目をクリックします。

ドライブを選んでディスクを挿入します。「ディスクの作成」という項目が出たら、クリックして作成工程に入っていきます。

④作成したディスクを使って起動してみる

ディスクへの書き込みは、長くても数十分ほどで完了するはずです。
終わったら一度ディスクを取り出し、正しく使えるか起動してみましょう。何か不具合が見られる場合、作成がうまくいかなかったおそれがあります。もう一度作り直すか、一度業者に相談するなどの対処が必要です。
       システム修復ディスクをwindows7で作る方法

システム修復ディスクでwindows7を復旧する方法

作成したシステム修復ディスクでWindows7のトラブルに対処する方法を説明します。せっかく作ってもトラブル時に正しく使えなければならないため、事前に確認していつでも不具合に対処できる準備をしておきましょう。

①ディスクを入れてからパソコンの電源の入れる

システム修復ディスクは、パソコンの電源が入った状態でドライブに挿入しても起動しません。修復を行うためには、ディスクを入れてパソコンを再起動、または電源を切った状態でディスクを挿入し、電源を入れます。正しく起動すると、黒いウインドウ画面が表示されるはずです。

ウインドウが表示されたら適切な手順で進める

はじめに「Press any key to boot from CD or DVD… 」というメッセージが表示されたら、何でも大丈夫なのでキーを押します。

先の画面へ進むと、今度は「Windows is loading files…」というメッセージ出てくるはずです。そのまま進むと言語の選択肢が出るので、日本語を選択しさらに先へ進みます。

回復オプションを選択してトラブルに対処する

「システム回復オプション」というウインドウが表示されたら、「Windowsの起動に伴う問題の修復用の回復ツールを使用します。」にチェックを入れて次の工程へ進みましょう。

すると複数のツールが表示されるので、パソコンのトラブル解決に必要なツールを選択します。ウインドウ上にも使用目的がある程度記載されていますが、以下で情報をまとめました。

スタートアップ修復

ファイルが破損してしまったときや不具合がみられる場合、またはWindowsが起動しなくなってしまったというときに使用するシステムになります。再起動を行って解決することもありますが、それでも直らないときにはシステム修復ディスクを使ってスタートアップ修復を行うようにしましょう。
 

システムの復元

コンピューターの問題を修正するシステムであり、データファイルに影響を与えることなく行えるのが特徴です。復元ポイントは自動で作成されており、必要なら自分で作るということもできます。
 

システムイメージの回復

システムイメージを作成したときの状態にWindowsを戻す作業です。作成時点でハードディスクに存在しないファイルやアプリなどは削除されてしまうため注意しましょう。
 

Windowsメモリ診断

トラブルシューティングのように、Windowsにどこか異常がないかどうかを診断するシステムになります。システム修復ディスクはトラブルを探るためにも効果を発揮するのです。

選択すると「今すぐ再起動して実行」か「次回のコンピューター起動時に実行」を選ぶことができます。診断はある程度時間がかかることが予想されますので、すぐに無理な場合は次回起動時を選択するのがいいでしょう。
 

コマンドプロンプト

様々なコマンドをウインドウに打ち込んで、データの修復をすることができる「コマンドプロンプト」に移行します。別途で修復のためのコマンドを自分で打ち込んでいく必要があるので、やや上級者向けの作業です。
      システム修復ディスクでwindows7を復旧する方法

システム修復ディスクでwindows7を復旧できなかったら

もしシステム修復ディスクでもWindows7の不具合が直らないときに考えられる手段をご紹介します。ウイルスバスターやその他のデータ修復システムでも、いつでも完璧に直せるとは限りません。その際の選択肢としていくつかの対処方法を持っておくことが大切です。

ウイルスの検査と駆除をする

パソコンがコンピューターウイルスに感染していると、システム修復ディスクを使用しても解決するのは困難でしょう。もし修復ディスクで直らなかったときは、一度自分のパソコンがウイルスに感染していないかどうかを点検する必要があります。

ウイルス診断ソフトを活用し、原因を探りましょう。ウイルスが見つかった場合は、ウイルス対策ソフトなどを使用してしっかり駆除することが大切です。その後で再びシステム修復ディスクを使ってトラブルを解決します。

また、解決した後もウイルスに感染しないよう対策をすることを忘れてはいけません。最新のソフトに更新しておく、怪しいメール、サイトは開かないなどを徹底することが重要です。

パソコンの点検を行う

パソコンの部品が故障していることが原因だった場合も、システム修復ディスクでは解決しないかもしれません。

その場合は部品交換が必要です。とくに数年以上使い続けているという場合、部品が経年劣化していることも想定できます。システムを修復するということは難しいので、まずは部品を交換するのがおすすめです。

パソコンの部品にはそれぞれ寿命があり、日々の扱い方で寿命が変化します。ホコリなどが内部に蓄積しないよう常に気を配るのも、立派なトラブル対処法といえます。

コマンドプロンプトを使用して修復する

システム修復ディスクを使っても直らないときは、やや高度な技術が必要になりますがコマンドプロンプトを活用してシステムの修復を行うことも可能です。自分でコマンドを打ち込んで修復、または問題を発見する方法になります。

ただし、コマンドプロンプトを駆使しても直らないことがあるので確実な方法だと認識しないようにしましょう。

パソコン修理を依頼する

どうしても修復できないときは、パソコン修理のプロに相談して修理してもらうというのが賢明でしょう。むやみにパソコンを触るとデータを破損させてしまうおそれがあり、間違って大切なデータを削除してしまうということが考えられます。

パソコンの不具合は症状が様々であるため、原因をしっかり突き止めてから行わなければ完璧な解決に至らないことが多いです。そのためパソコン修理業者に依頼するほうが、トラブルを解決できる可能性が上がるでしょう。

ただ、業者を選ぶ際はなるべく慎重にならなければなりません。単に費用が安い業者がよいとは限りませんので、自分が一番信頼できる業者を選択することが大切です。業者にまかせると、システム修復ディスクを自分で使用するより費用もかかります。

そのためなるべく自分で解決したいというお考えの方も多いでしょう。しかし、事態が悪化すると最悪の場合パソコン本体の買い替えが必要になるおそれがあります。間違った方法で修理を行う前に、適切に修理できる業者にまかせることをおすすめします。
      システム修復ディスクでwindows7を復旧できなかったら

まとめ

Windowsの不具合を修復するために役立つのがシステム修復ディスクです。システムの復旧だけではなく、トラブルを検知する目的で使うこともできます。基本的には自分で作成する必要があるため、いざというときのために作っておくのがおすすめです。

ただし、システム修復ディスクを使ってもすべての問題を解決できるわけではありません。ときにはパソコン自体が劣化しているのが原因となっていることもあります。そのようなときに、自分で解決できないと思ったらパソコン修理のプロに相談して、データに安全な方法で修復してもらうのが最善ではないでしょうか。

パソコン修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「パソコン修理」をご覧ください。

パソコントラブルを解決

パソコン修理のプロが迅速対応

※対応エリアや加盟店によって変わります

パソコンが動かない!ウイルスに感染したかも?インターネットにつながらない!そんなパソコントラブルお任せください!Windows・Macどちらも対応いたします!

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

古いパソコンもお任せください!あらゆる修理を承ります。

パソコン修理 8,800円~
パソコン修理のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

パソコン修理の記事アクセスランキング

パソコン修理の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧